受験資格なし!誰でも受験できるが、難易度が高い国家資格ランキング

2024.11.06 資格に関するコラムPR

受験資格なし!誰でも受験できるが、難易度が高い国家資格ランキング

国家資格と言えば、大学卒業や実務経験など受験資格があるイメージが強いかもしれませんが、受験資格がない誰でも受験できる国家資格もたくさんあります。国家資格を取得していれば、就職や転職で有利になったり、資格手当がもらえるなどメリットがあります。

この記事では、受験資格がなく、比較的難易度の高い国家資格を紹介しています。これから就活する人や転職・キャリアアップを考えている人はぜひ参考にしてみてください。

受験資格がない国家資格の比較一覧

※この表はスクロールできます。
資格名 難易度 活かせる職種・就職先 必要な勉強時間 試験スケジュール
行政書士 ★★★★★ ・法務事務所
・弁護士事務所
・一般企業
800~1,000時間 例年11月頃
宅地建物取引士 ★★★ ・不動産業界
・金融業
・建設業
200~500時間 例年10月頃
中小企業診断士 ★★★★★ ・コンサルティング会社
・会計事務所
・税理士事務所
・金融機関
800~1,000時間 1次:例年8月頃
2次:例年10月頃
口述:例年1月頃
土地家屋調査士 ★★★★★ ・測量会社
・建設会社
・土地家屋調査士事務所
1,000~1,500時間 筆記:例年10月頃
口述:例年1月頃
ファイナンシャルプランナー(2級) ★★ ・金融業界
・不動産業界
・税理士事務所
・公認会計士事務所
150~300時間 例年1月・5月・9月
マンション管理士 ★★★ ・不動産会社
・マンション管理会社
500時間 例年11月頃
管理業務主任者 ★★ ・不動産会社
・マンション管理会社
300時間 例年12月頃
通関士 ★★★★ ・通関業者
・運送会社
・倉庫会社
・貿易会社
400~500時間 例年10月頃
測量士 ★★★ ・測量会社
・建設コンサルタント会社
・不動産会社
300~500時間 例年5月頃
ITパスポート ★★ ・事務職
・IT企業の営業職
・Web関連の仕事
100~180時間 通年(月2回~)
危険物取扱者 ★★ ・ガソリンスタンド
・ドライバー
・製薬会社
・化学工場
乙種:40~60時間
丙種:20~30時間
年2回以上
都道府県による
電験三種 ★★★ ・ビル施設管理
・電気保安法人
・発電所
1,000時間 年2回
上期:7~8月
下期:2~3月
電気工事士(第二種) ★★ ・電気工事会社
・鉄道工事会社
・建設会社、工務店など
200時間 年2回
上期:4~5月
下期:9~10月

受験資格なしで取得できる国家資格一覧です。難易度や必要な勉強時間は初学者と学習経験者とで変わってきますので、あくまで目安としてください。国家資格は年1回開催の資格が多いため、試験日から逆算して学習スケジュールを立てることが重要です。

短期間で効率よく資格取得を目指すなら通信講座の利用を検討してみても良いでしょう。人気資格は市販のテキストが充実していますが、マイナーな資格はテキストが少ないこともありますし、実技試験がある資格だと教材に道具セットがついているので実技試験対策も行うことができます。

難易度高め!受験資格のないおすすめ国家資格9選

受験資格がなく、誰でも受験できるおすすめ国家資格を9つ紹介します。難易度は簡単すぎず、就職や転職に役立つ資格をピックアップしています。

行政書士

合格率・難易度 合格率:11~15%
難易度:★★★★★
受験料 10,400円
試験実施回数 年1回(例年11月頃)
取得のために必要な勉強時間 800~1000時間
資格を活かせる職業・就職先 ・法務事務所
・弁護士事務所
・一般企業など

行政書士は官公署に提出する書類の作成や提出手続きの代行、相談業務を行うなど法律の専門家です。8士業の1つである行政書士ですが、年齢や学歴など特別な受験資格はなく、誰でも受験を受けることができます。

国家資格の中では難易度の高い資格になりますが、取得後の就職先は多く、一般企業の法務部や総務部や法務事務所、弁護士事務所などでも活躍できるでしょう。また、将来的には独立や開業も見込める魅力的な資格です。

一般的な勉強時間は800~1000時間、期間としては1年程度かかるので、できるだけ早く短期間で取得したい人は通信講座がおすすめです。通信講座では最短4ヶ月~6ヶ月程度で合格を目指せるカリキュラムが組まれています。

行政書士のおすすめ通信講座は「行政書士の通信講座おすすめランキング!10社の費用・合格実績も徹底比較」を参考にしてみて下さい。

宅地建物取引士

合格率・難易度 合格率:15~17%
難易度:★★★
受験料 8,200円
試験実施回数 年1回(例年10月頃)
取得のために必要な勉強時間 200~500時間
資格を活かせる職業・就職先 ・不動産業界
・金融業
・建設業

宅地建物取引士(宅建士)は非常に人気の高い国家資格で、宅建業法に定められた業務を行う不動産取引の専門家です。重要事項の説明など宅建士にしか行えない独占業務があり、1つの事務所において従業員5人につき1人割合で宅建士を配置する義務があるため、需要も高いです。

就職先としては不動産業界が代表的ですが、金融業や建築業でも活躍できます。合格率は15~17%、国家試験の中ではやや難しい部類に入りますが、しっかりと勉強すれば独学でも合格を狙えます。短期合格を目指すなら通信講座がおすすめで、安いところだと14,960円~受講でき、最短3ヶ月で合格を目指せます。

宅建士のおすすめ通信講座については「宅建の通信講座おすすめランキング5選|費用が安くて、一発合格を狙う方向け」を参考にしてください。

中小企業診断士

合格率・難易度 合格率:3~8%
難易度: ★★★★★
受験料 1次試験:14,500円
2次試験:17,800円
試験実施回数 年1回(1次:例年8月頃、2次:例年10月頃、口述:例年1月頃)
取得のために必要な勉強時間 800~1,000時間
資格を活かせる職業・就職先 ・コンサルティング会社
・会計事務所
・税理士事務所
・金融機関

中小企業診断士は経営コンサルタントとしての唯一の国家資格で、企業の経営状況を診断し、アドバイスを行います。具体的には、経営戦略の策定や財務分析、人材管理、マーケティング支援など多岐にわたります。

就職先としては経営コンサルタント会社、金融機関などがあります。中小企業だけでなく、大企業への転職にも有利になる資格ですので、取得して損はないでしょう。また、独立して活動する人も多いです。試験の難易度は高く、一次試験・二次試験に合格したのち、実務補習を受ける必要があり、合格率は全体で10%前後とされています。

独学合格には膨大な勉強時間が必要であるため、資格取得を目指すなら通信講座がおすすめです。中小企業診断士のおすすめ通信講座は「中小企業診断士の通信講座おすすめランキング|人気10社の費用・合格率を徹底比較」で紹介しています。

ファイナンシャルプランナー(2級)

合格率・難易度 合格率:学科40~55%、実技55~70%
難易度: ★★
受験料 11,700円(学科:4,200円、実技:4,500円)
試験実施回数 年3回(例年1月・5月・9月)
取得のために必要な勉強時間 150~300時間
資格を活かせる職業・就職先 ・金融業界
・不動産業界
・税理士事務所
・公認会計士事務所

ファイナンシャルプランナーは個人や企業の資産運用、保険、年金、税務、不動産などのライフプランに関するアドバイスを行う専門家です。家計管理、資産形成、相続対策などお金に関するあらゆることを支援します。

ファイナンシャルプランナーには3級~1級までありますが、就職や転職に役立てるには2級以上の取得がおすすめです。

就職先としては保険会社、証券会社、銀行などの金融機関が多く、独立開業する人もいます。さらにキャリアアップや将来的に独立や開業も視野に入れている人は2級取得後に1級取得を目指すとよいでしょう。1級になると難易度はぐっと高くなりますが、その分活躍の場も広がります。

FP3級の受講料が完全無料の通信講座もありますので、「FPの通信講座おすすめ8社を徹底比較! FP2級・3級を目指す方向け」を参考にしてみて下さい。

マンション管理士

合格率・難易度 合格率:7~9%
難易度:★★★
受験料 9,400円
試験実施回数 年1回(例年11月頃)
取得のために必要な勉強時間 500時間程度
資格を活かせる職業・就職先 ・不動産会社
・マンション管理会社

マンション管理士はマンションの管理組合に対して管理運営のアドバイスを行い、法的なトラブルの解決や管理計画の策定をサポートする国家資格です。具体的には、管理規約の見直しや修繕計画の策定、会計や法律に関する助言を行います。

就職先は管理会社や不動産会社、コンサルティング会社が多く、独立して活動することも可能です。法令やマンション管理に関する幅広い知識が求められるなど試験範囲が広く、難易度の高い資格ではありますが、取得後は需要があるので長期的に働ける仕事です。

キャリアアップには管理業務主任者や宅建士とのWライセンス取得もおすすめです。

マンション管理士の試験概要や難易度については「マンション管理士のおすすめ通信講座ランキング|人気6社の費用・合格実績を徹底比較」で詳しく解説しています。

電気主任技術者(電験三種)

合格率・難易度 合格率:全科目10%前後、科目ごと30%前後
難易度:★★★
受験料 7,700円
試験実施回数 年2回(上期:7~8月、下期:2~3月)
取得のために必要な勉強時間 1,000時間程度
資格を活かせる職業・就職先 ・ビル施設管理
・電気保安法人
・発電所

電気主任技術者には第三種・第二種・第一種があり、第三種(電験三種)は受験資格なしで誰でも受験することができます。主な仕事内容は電気設備の保守、点検、管理を行い、安全な運用を確保することです。工場やビルなどの高圧電気設備の運用監督、異常時の対応、設備の維持管理などを行います。

就職先としては製造業の工場、ビルメンテナンス会社、電力会社、自治体などが多く、需要が高いので、体力に自信がある人は取得して損はない資格です。キャリアアップを目指す人は三種取得後、二種や一種の取得を目指すとよいでしょう。

試験概要や短期合格の方法については「電験三種の通信講座おすすめ8社を徹底比較!費用や難易度、受験資格まとめ」で詳しく解説しています。

電気工事士(第二種)

合格率・難易度 合格率:学科50~60%、技能60%程度
難易度:★★★
受験料 9,300円
試験実施回数 年2回(上期:4~5月、下期:9~10月)
取得のために必要な勉強時間 200時間程度
資格を活かせる職業・就職先 ・電気工事会社
・鉄道工事会社
・建設会社、工務店など

電気工事士とは、電気設備の工事や取扱の際に必要な国家資格です。第一種と第二種があり、取り扱う電気設備の範囲や仕事内容に差があります。第一種は受験資格がありますので、第二種について解説していきます。

電気工事士の主な仕事は建設電気工事や鉄道電気工事です。就職先も電気工事会社や設備管理会社、鉄道工事会社、建設会社などが一般的です。試験は筆記試験に加えて実技試験もあります。通信講座なら技能試験の勉強に必要な練習教材の提供もあるため、効率よく合格を目指せるでしょう。

おすすめ通信講座については「第二種電気工事士の通信講座おすすめ8社を徹底比較!費用や合格率まとめ」で紹介しています。

通関士

合格率・難易度 合格率:10~15%
難易度:★★★★
受験料 3,000円
試験実施回数 年1回(例年10月頃)
取得のために必要な勉強時間 400~500時間
資格を活かせる職業・就職先 ・通関業者
・物流会社
・倉庫会社
・貿易会社

通関士は、税関を通過するために必要な通関業務を代行する仕事です。具体的には、輸出入貨物の申告書作成や通関手続き、関税や消費税の発生の有無の審査などを行います。

就職先は通関業者や商社、物流会社、航空・海運会社が中心です。貿易や関税に関する広範な知識が求められるため、試験の難易度は非常に高いですが、近年輸出入の件数が増えていたり、難易度が高く通関士の人手不足ということもあり、取得さえすれば就職先に困ることはないでしょう。

通関士は市販のテキストがそれほど充実していないので、通信講座の利用がおすすめです。「通関士の通信講座おすすめランキング8選!安い費用で一発合格を目指す人向け通信講座」も参考にしてみて下さい。

危険物取扱者

合格率・難易度 合格率:乙種60~70%、 丙種50%前後
難易度:★★
受験料 乙種:5,300円
丙種:4,200円
試験実施回数 年2回以上 ※都道府県による
取得のために必要な勉強時間 乙種:40~60時間
丙種:20~30時間
資格を活かせる職業・就職先 ・ガソリンスタンド
・ドライバー
・化学工場
・製薬会社

危険物取扱者は、消防法で定められた危険物を取り扱う際に必要な国家資格で、ガソリンや酸化剤、引火性物質などの危険物を取り扱う場合は、必ず危険物取扱者の資格が必要になります。危険物取扱者試験には甲種・乙種・丙種の3種類があり、乙種と丙種は受験資格がなく、誰でも取得することができます。

就職先はガソリンスタンドやタンクローリーのドライバー、化学工場や製薬会社などがあります。ガソリンスタンドには必ず甲種か乙4種の有資格者を配置する義務があるなど需要も高い資格です。難易度もそれほど高くないのでおすすめです。

国家資格は4種類に分けられる

国家資格は「業務独占資格」「名称独占資格」「設置義務資格」「技能検定」の4つに分類されます。

業務独占資格

業務独占資格とは、その資格を持つ者だけが独占的に特定の業務を行うことができる資格です。資格がない人がその業務を行うことは法律で禁止されており、違反すると罰則が科せられます。

代表的な業務独占資格
  • 司法書士
  • 医師
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 公認会計士
  • 社会保険労務士(社労士)など

名称独占資格

名称独占資格とは、有資格者以外はその名称を名乗ることを認められていない資格です。資格を持たない者がその名称を使用することは違法ですが、業務そのものを行うことは可能です。

代表的な名称独占資格
  • 保育士
  • 介護福祉士
  • 保健師
  • マンション管理士
  • 理学療法士など

設置義務資格

設置義務資格(必置資格)とは、特定の事業を行う際に法律で設置が義務づけられている資格です。例えば、不動産会社は必ず5人につき1人以上の宅建士を置かなくてはいけないという設置義務があります。

代表的な設置義務資格
  • 管理業務主任者
  • 危険物取扱者
  • ケアマネージャー
  • 宅地建物取引士(宅建士)
  • 通関士
  • 電験三種など

技能検定

技能検定とは「働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度」と定義されています。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」を名乗ることができます。

ファイナンシャル・プランニングや建築大工など全部で132職種の試験があります。技能検定一覧は「技能検定職種一覧(厚生労働省)」を参考にして下さい。

参考:文部科学省

国家資格で一発合格を目指す人におすすめの勉強法

国家試験の勉強法には市販のテキストを購入する独学と、通信講座を利用する、予備校に通う方法の3つがあります。一発合格を目指すなら通信講座の利用がおすすめです。国家資格は専門用語が多く、独学で勉強するには膨大な勉強時間とモチベーションの維持が必要です。予備校も一発合格にはおすすめですが、費用が高いのと時間に縛りがある点でおすすめできません。

通信講座は自分のライフスタイルに合わせて学習でき、試験合格までの学習スケジュールを立ててくれるので効率良く学習が進められます。講義動画やテキスト、試験予測問題集が充実していますし、サポート体制も整っているので試験合格まで徹底的にサポートしてくれます。

通信講座で資格を取得するならアガルート

アガルート通信講座

出典:アガルート
取得できる国家資格と受講料 ・行政書士:151,200円~
・宅地建物取引士(宅建士):44,820円~
・マンション管理士:53,820円~
・土地家屋調査士:148,000円~
・電験三種:130,680円~
・中小企業診断士:98,000円~
・ITパスポート:7,678円
サポート体制 ・質問制度
・学習導入オリエンテーション
・毎月1回のホームルーム
キャンペーン・割引制度 合格特典(合格お祝い金or全額返金)
※取得できる国家資格は受験資格がないものを挙げています

アガルートは国家資格の講座が多く、高い実績と合格率を誇る通信講座です。プロの講師陣の講義がとにかくわかりやすいので、初学者でも安心して受講できます。講義動画とテキストを併用した学習とスキマ時間を有効活用したスマホ学習で効率よく学習が進められます。

2023年の合格実績を一部例にあげてみると、行政書士は56.11%(全国平均の4.01倍)、宅建士は64.8%(全国平均の3.77倍)と全国平均3~4倍の高い合格率をたたき出しており、それだけ講師陣のレベルが高く、テキストや講義動画が充実していることがわかります。

そして、アガルートを選ぶ最大のメリットは合格特典があることです。対象のコースに入会し試験に合格した場合は合格特典として受講料を全額返金してくれます。受講料は安い講座でも5万円近くしますし、資格によっては10万円を超える講座もありますが、合格すれば実質無料です。

わかりやすい講義・テキストと充実したサポート体制で、モチベーションが下がることなく合格までしっかり導いてくれるおすすめの通信講座です。

公式サイトへ