マンション管理士のおすすめ通信講座ランキング|人気6社の費用・合格実績を徹底比較
2024.12.04 通信講座の比較PR
マンション管理士の資格取得を目指す方にとって、どの通信講座が最適かを選ぶのは重要なステップです。マンション管理士は独学で簡単に取得できるほど難易度が低い訳ではありませんので、一発合格を目指すなら通信講座は必須といえるでしょう。
この記事では、人気の6社の通信講座を厳選し、その費用や合格実績を徹底比較しました。それぞれの講座の特徴やサポート内容を詳しく解説し、学習効率を最大限に高めるためのポイントも紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
マンション管理士の通信講座を選ぶときのポイント
まずは、マンション管理士試験合格に向けて通信講座を選ぶ際、どのようなポイントに注目した方が良いのか解説していきます。本契約後のギャップに困らないよう、しっかりと調べたうえで決めるようにしましょう。
- 無料体験講座をいくつか受講してみる
- フォロー体制が強く、合格特典や返金制度があると安心
- 管理業務主任者試験合格を一緒に目指せるか確認する
- 講義内容と受講料を比較してみる
- 割引制度やキャンペーンの有無をチェックする
無料体験講座があった場合、できるだけ利用してみましょう。講義の流れや難易度、講師陣の話し方やスピード感、テキスト教材のレベルや理解のしやすさを知ることができるからです。体験したからといって契約しないといけない制約もないため、安心してください。
勉強のモチベーション維持のために、サポート面・フォロー体制が充実しているのも重要です。質問制度や添削課題、カウンセリングなどがあると心強いですね。合格特典で受講料の全額返金を行っているサービスもありますので、気になる人は対応しているコースや適用条件をしっかりと確認してみましょう。
意外と重要なのが、「管理業務主任者試験の合格を一緒に目指せる」というものです。マンション管理士試験とのダブル受験を考えている人も多く、需要もあるためダブル受験を目指したコースを提供しているサービスもあります。それぞれ個別で受講するよりもリーズナブルですよ。
マンション管理士のおすすめ通信講座ランキング6選
ここからは、マンション管理士試験合格に向けておすすめの通信講座を6サービス紹介していきます。上記の選び方を参考にしつつ、気になったサービスがあれば無料講座などを申し込んでみましょう。
アガルート
料金目安 | 【2025年度合格目標】 マンション管理士試験入門カリキュラム(フル):87,780円 マンション管理士試験入門カリキュラム(ライト):65,780円 マンション管理士試験中上級カリキュラム(フル):87,780円 マンション管理士試験中上級カリキュラム(ライト):65,780円 |
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受講期間の目安 | 6ヵ月~ |
サポート体制 | ・導入オリエンテーション ・オンライン質問サービス ・各種動画コンテンツ ・毎月1回のホームルーム など… |
合格実績 | 令和5年度合格率:42.64% |
特典・キャンペーン | ・最大20%OFFの各種割引制度 ・全額返金の合格特典 |
特徴
- 全国平均4.22倍の合格率で合格実績業界No.1
- 経験豊富な講師陣が対応してくれる
- 講義動画の見直しや質問制度などサポート面も優秀
- 試験出題カバー率85.59%だから必要な知識を網羅的にインプットできる
- 全額返金の合格特典がある
アガルートは、全国平均の4.22倍の42.64%という高い合格率を誇る通信講座です。経験豊富な講師陣が講義を行っているため、口コミでも「分かりやすい」と評判でした。使用するテキストも視覚的に理解しやすいよう工夫されており、初学者でも安心して始めることができます。
講義動画はタブレットやスマホなどのマルチデバイスに対応しており、1チャプター10分~40分ほどで区切られています。そのため、ちょっとした移動時間でも見返すことが可能です。少しでも時間を有効活用したい人は、8段階ある倍速再生の利用も検討してみましょう。
講師が過去10年分の過去問を分析し、重要度の高いものを優先的に学習することができるので効率的に合格を目指すことができます。サポート面も質問制度など充実しており、現在であれば最大20%OFFの割引制度があります。フルを選択すれば合格特典で受講費を全額返金することもできますので、不安な人はライトよりフルの方をおすすめします。
もう一つの魅力としては、マンション管理士試験と同時に管理業務主任者の資格を取得できるコースを用意している点です。両方取得していれば転職などに有利ですし、スケジュール通りに進めば1年での資格取得も狙えます。
フォーサイト
料金目安 | マンション管理士スピード合格講座:43,800円 バリューセット1(マンション管理士 +管理業務主任者):57,800円 |
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受講期間の目安 | 3ヵ月~ |
サポート体制 | ・e-ラーニング ・質問制度 ・全額返金保証制度 |
合格実績 | 2023年度合格率:36.6% |
特典・キャンペーン | ・資料請求5,000円割引 ・教育訓練給付制度 |
特徴
- 2023年度合格率36.6%と全国平均の3.62倍を達成
- 最短3ヶ月でのマンション管理士試験合格を目指せる
- e-ラーニングシステムでどこでも勉強可能
- 教育訓練給付制度で受講料の20%が支給される
- バリューセットによっては全額返金制度が適用
フォーサイトは、2023年度合格率36.6%を達成した通信講座です。独自のe-ラーニングシステム「ManaBun」を導入しており、スマホなどのデバイスからテキストを読む、講義動画を視聴する、確認テストを受けるなど、さまざまな勉強法を選択できます。講義動画自体も1区切り15分以内となっているため、ストレスを感じにくいです。
使用するテキストの評価も高いです。フルカラーテキストのため視覚的に理解しやすく、2023年度合格者による満足度は84%を記録しています。無駄な知識は省き、合格するために必要な知識だけが記されているのも評価されているポイントと言えるでしょう。
これといって大きな割引制度やキャンペーンは提供されていませんが、教育訓練給付制度に対応した講義となっています。合格後には受講料の20%が支給されますので、総合的に見るとリーズナブルな受講料と言えるでしょう。
コースはマンション管理士試験合格に特化した「マンション管理士スピード合格講座」がありますが、管理業務主任者の資格を同時に取得できるバリューセットもお得でおすすめです。バリューセット2は少し高くなりますが、不合格時には全額返金制度を受けられるなど安心感があります。
資格の学校TAC
料金目安 | 【マンション管理士本科生】 Web通信講座:110,000円 DVD通信講座:121,000円 |
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受講期間の目安 | 6ヵ月~ |
サポート体制 | ・質問メール ・i-support(インターネットフォローシステム) ・自習室利用 ・重複受講制度 など… |
合格実績 | 合格者累計マンション管理士:634名 |
特典・キャンペーン | ・再受講割引制度 ・受験経験者割引制度 ・入会金10,000円免除 など… |
特徴
- マンション管理士の累計合格者数634名
- 通信講座はWebとDVDを選択可能
- 受講料は110,000円と少し高めだが割引制度あり
- オリジナルテキストで合格のノウハウを学べる
- Web講義をお試しで受講できる
TACは、これまでに634名ものマンション管理士試験合格者を輩出してきた通信講座です。口コミでは充実したサポート面が高い評価を得ており、インターネットフォローシステムの「i-support」を活用すれば、質問メールの送信や各種テストの成績確認、受講生同士で使える掲示板の閲覧ができます。
教材はTACオリジナルです。過去問を徹底的に分析し、どのような内容を優先して覚えるべきなのかが一目で分かります。もし法改正があったとしても、すぐに対応して知識の上塗りをしてくれるのです。初学者はもちろんのこと、学習経験者でも短期間での合格を目指すことができるでしょう。
通信講座はWebとDVDがあり、Webの方がどこでも勉強できるうえに受講料も安いです。ただ、他の通信講座と比較すると少し高めの設定になっていますので、各種割引制度や入会金免除など適用できるものがあれば申請すると良いでしょう。
TACでは体験Web受験の提供もしています。契約後と同様の環境で基本講義を受けることができ、テキストの中身やWeb講義フォローを体験可能です。体験Web講義をお受けたからといって必ず契約する必要もありません。気になった人は遠慮なく申し込みしてみましょう。
ユーキャン
料金目安 | 67,000円 |
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受講期間の目安 | 7ヵ月~ |
サポート体制 | ・質問制度(1日3問) ・添削指導(12回) |
合格実績 | 10年間の合格者:2,200名以上 |
特典・キャンペーン | ・教育訓練給付制度 |
特徴
- 誰もが聞いたことのある知名度の高いサービス
- 過去10年間で2,200名以上の合格者を輩出
- 業務主任者試験とのダブル合格を目指せるカリキュラム
- 添削指導で苦手分野も解決しやすい
- 教育訓練給付金制度で給付金を受け取れるチャンスがある
ユーキャンは、テキスト中心で進めていく通信講座です。講義動画などはほとんどありませんが、質の高い添削指導はユーキャンならではと言えるでしょう。誰もが聞いたことのあるサービスという知名度の高さも安心感を支える一つの強みです。
ユーキャンのおすすめポイントは、「マンション管理士試験だけでなく、管理業務主任者試験のダブル合格を目指せる」という点です。これはマンション管理士試験のみのコースがないということに加え、最短7ヶ月でダブル合格できるように効率化されているからです。
専門知識がまったくない初学者でも始めやすいように、テキストはイラストや図解を多く採用。イラストを確認しながら文章を読むことで、効率的に知識を定着させることができるでしょう。テキストは全部で5冊ありますが、苦に感じることなく続けられるのも強みですね。
LEC
料金目安 | 【初学者コース】 Web:99,000円 DVD:121,000円 【上級コース】 |
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受講期間の目安 | 6ヵ月~ |
サポート体制 | ・インターネット質問サービス「教えてチューター」 ・お試し講座あり |
合格実績 | 非公表 |
特典・キャンペーン | ・早得キャンペーン ・各種割引制度 ・教育訓練給付制度 など… |
特徴
- WebとDVDを使った通信講座
- 受講料は高いがキャンペーンや割引制度がある
- 初学者でも安心して合格を目指せるコースあり
- 契約前にお試し講座の受講がおすすめ
LEC東京リーガルマインドは、初学者から経験者まで安心して合格を目指せる通信講座です。ベテラン講師が講義を担当していますので、本試験で頻出される問題傾向や、合格へのノウハウを徹底して教えてくれます。口コミでも分かりやすいと評判でした。
通学講座はインターネットを介したWebと、DVDを使った映像講義があります。どちらにもメリットはありますが、コスパも良くいつでも勉強できるWeb講義の方がおすすめです。初学者コースの場合、全47回のため時間を確保できる人は6ヶ月以内での試験合格も目指せます。
講義内容としては、まず「合格講座」で基礎知識のインプットから始めます。インプットできた知識を定着させるために、「一問一答集」を使ってアウトプットも同時に行うのが基本の流れです。その他にも過去問を解いたり、「実践演習総まとめ講座」にて解答まで導く力も養っていきます。
スタディング
料金目安 | マンション管理士合格コース:29,500円 マンション管理士/管理業務主任者合格コース:38,500円 |
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受講期間の目安 | 6ヵ月~ |
サポート体制 | ・学習フロー確認 ・勉強仲間機能 |
合格実績 | 非公表 |
特典・キャンペーン | ・Wライセンス応援割 ・合格お祝い制度 ・5,500円OFFキャンペーン(2024年12月26日まで) など… |
特徴
- スマホなどのデバイス機器ですべて完結する
- 講義動画も10分前後と短いためスキマ時間も活用できる
- 受講料が他の通信講座と比較してリーズナブル
- 割引制度やキャンペーン、合格特典もある
スタディングは、すべてパソコンやスマホなどのデバイス機器で完結する通信講座です。テキストはもちろんのこと、問題集・過去問演習、講義動画の視聴もすべて対応しているため、移動時間や休憩時間などのちょっとしたスキマ時間で効率的に勉強することができます。
とくに講義動画は10分前後で一区切りとされており、ダラダラと視聴するだけの時間を極力減らす工夫がされています。初学者でも短期間で合格を目指せるのは、こういった効率の良い勉強法を研究し、それを昇華したうえで受講者に提供しているからなのです。
動画講義でインプットを行った後はすぐに基本問題や過去問でアウトプットをして、知識を定着させられるようにカリキュラムが組まれています。ガイドに従うだけで最適な順序で学習できるようになっているため、「今日は何を勉強しよう」と迷う心配もありません。
そして、受講料の安さもスタディングの特徴と言えるでしょう。マンション管理士試験合格コースだけであれば29,500円ですし、管理業務主任者試験とのダブル合格コースは38,500円です。サポート面は他の通信講座よりも少し心許ないですが、モチベーション維持を自分でできる人はコスパで優れるスタディングがおすすめです。
マンション管理士の人気6社を徹底比較
費用 | 受講期間目安 | サポート体制 | 合格率・実績 | 返金制度 | 管理業務主任者とのダブル受験 | |
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アガルート | 入門カリキュラム:65,780円~ 中上級カリキュラム:65,780円~ |
6ヶ月 | ・導入オリエンテーション ・オンライン質問サービス ・各種動画コンテンツなど |
令和5年度合格率:42.64% | あり | 可能 |
フォーサイト | スピード合格講座:43,800円 バリューセット1(マンション管理士 +管理業務主任者):57,800円 |
3ヶ月 | ・e-ラーニング ・質問制度 ・全額返金保証制度 |
2023年度合格率:36.6% | あり | 可能 |
資格の学校TAC | 【マンション管理士本科生】 Web通信講座:110,000円 DVD通信講座:121,000円 |
6ヶ月 | ・質問メール ・i-support(インターネットフォローシステム) ・自習室利用 ・重複受講制度など |
合格者累計マンション管理士:634名 | なし | 可能 |
ユーキャン | 67,000円 | 7ヶ月 | ・質問制度(1日3問) ・添削指導(12回) |
10年間の合格者:2,200名以上 | なし | 可能 |
LEC | 【初学者コース】 Web:99,000円 DVD:121,000円 【上級コース】 |
6ヶ月 | ・インターネット質問サービス「教えてチューター」 ・お試し講座あり |
非公表 | なし | 可能 |
スタディング | マンション管理士合格コース:29,500円 マンション管理士/管理業務主任者合格コース:38,500円 |
6ヶ月 | ・学習フロー確認 ・勉強仲間機能 |
非公表 | なし | 可能 |
マンション管理士の試験内容と合格率・難易度
ここからは、マンション管理士の試験について詳しく解説していきます。合格率や難易度も解説していますので、受験する際の目安にしてみてください。
マンション管理士の試験概要
申し込み期間(郵送) | 2024年8月1日(木曜日)~2024年8月30日(金曜日) |
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申し込み期間(Web) | 2024年8月1日(木曜日)~2024年9月30日(月曜日) |
受験料 | 9,400円 |
試験日 | 2024年11月24日(日曜日) |
合格発表日 | 2025年1月5日(日曜日) |
郵送の場合は約1ヶ月間、Webの場合は約2ヶ月間が申し込み期間となっています。郵送の場合は当日消印有効ですが、余裕を持って申し込むようにしてください。
もし合格した場合は、合格書とマンション管理士登録申請書・誓約書が届きます。この登録を終えないとマンション管理士として活動できないため、忘れずに申請するようにしましょう。
受験資格
マンション管理士は国家資格ですが、受験資格などはありません。学歴・年齢・実務経験など気にすることなく、誰でも受験できます。
試験内容
試験科目・出題範囲は以下のように決められています。
試験科目 | 主な内容 | 出題傾向 |
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法令関係の出題 | マンション管理に関する法令と実務について | 「区分所有法」と「標準管理規約」が中心に出題される。他の3つの科目と比較して出題数が多いのが特徴。 |
会計・管理実務の出題 | 管理組合の運営の円滑化に関係すること | マンション管理組合の運営や管理組合の会計などが中心に出題される。そこまで難しい科目ではないとされている。 |
設備系の出題 | マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関係すること | 設備系法令を中心に出題される。範囲が広く、完璧に解くとなると多くの専門知識が必要な科目。 |
ンション管理適正化法の出題 | マンション管理適正化の推進に関する法律について | マンション管理に関するルールを中心に出題される。過去問を解くことで得点しやすい。 |
①:法令関係の出題
マンション管理に関する法令や実務に関する知識を問われます。マンションに関係する基本的ルールである「区分所有法」、マンション管理に関係する見本的なルール「標準管理規約」が中心となって出題されます。その他にも、民法や宅建業法、不動産登記法などが出題されるケースも多いです。
実際に起きたトラブル、裁判所が出した判例などから出題されることもありますので、そういった部分も理解したおく必要があります。他の3科目と比較して出題数・配点が多いため、ここでいかに点数を取れるかが勝負になるとされているため重要科目とも言えるでしょう。
②:会計・管理実務に関係する出題
マンション管理組合の運営や苦情対応、訴訟とその判例、管理組合の会計に関する知識が問われます。他の科目と比較して出題数が少ないため、ここに多くの時間を使って高得点を狙う必要はないとされています。もちろん点数が取れるに越したことはありませんが、そこまでこだわらなくても良いかもしれませんね。
③:マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関係する出題
マンション設備、都市計画法、建築基準法、維持保全のような設備系法令が中心に出題される科目です。消防法や住宅品質確保法のような法律まで出てくることもあり、出題範囲は他の科目と比較して広いと言えます。マンションに関する基礎知識を頭に入れて過去問を繰り返し解くことで、確実に得点できるようにするのが重要です。
④:マンション管理適正化の推進に関する法律
マンション管理士、マンション管理士会社、管理業務主任者が厳守すべきルールを定めた法律について問われます。用語の意味や定義、マンション管理士について問われる知識は必須です。過去問を分析することで点数を稼げる科目でもありますので、暗記するだけでなく意味の説明もできるように理解度を深めておきましょう。
マンション管理士の合格率・難易度
マンション管理士試験の合格率は以下のようになっています。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年 | 11,158 | 1,125 | 10.1% |
令和4年 | 12,209 | 1,402 | 11.5% |
令和3年 | 12,520 | 1,238 | 9.9% |
令和2年 | 12,198 | 1,045 | 8.6% |
令和元年 | 12,021 | 991 | 8.2% |
平成30年 | 12,389 | 975 | 7.9% |
平成29年 | 13,037 | 1,168 | 9.0% |
平成28年 | 13,737 | 1,101 | 8.0% |
平成27年 | 14,092 | 1,158 | 8.2% |
平成26年 | 14,937 | 1,260 | 8.4% |
これだけ合格率が低いのにもいくつか理由があります。1つが「相対評価」であること、そして「名称独占資格」であることが挙げられます。名称独占資格とは、マンション管理士資格を持つ者以外がそれを名乗ること、似たような名称を使用することが禁止されている資格のことです。
つまり、マンション管理や運営に関わる資格はマンション管理士のみであり、それだけレベルの高い受験者が多く集まるのです。そんな中から上位陣がプロフェッショナルとして認められ合格しますので、納得の合格率といったところでしょう。
合格点(相対評価)について
マンション管理士試験の合格点は固定ではありません。35~40点くらいが合格点になる傾向にあり、マンション管理士試験は50問のため7~8割の正答率が必要になります。では、例年の合格点について少し見てみましょう。
【マンション管理士試験の合格点推移】
年度 | 合格点※( )内は5問免除者の合格点 |
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令和5年 | 36点(31点) |
令和4年 | 40点(35点) |
令和3年 | 38点(33点) |
令和2年 | 36点(31点) |
令和元年 | 37点(32点) |
このように、マンション管理士試験の合格点は毎年異なります。その理由が、『相対評価』によって合否を決めているからです。相対評価とは、特定の範囲内に収まっている成績上位者を合格にする方法のことを指します。そのため、35点という年もあれば40点という年もあるのです。
ちなみに、合格点自体は合格発表その日まで提示されません。そのため、合格発表日まで緊張が続く人もいます。その緊張を簡単に解くことはできませんが、緩和させるためにも自己採点してみましょう。例年の合格点をクリアしていれば、ある程度自信を持って合格発表日を迎えることができます。
マンション管理士の通信講座でよくある質問
最後に、マンション管理士の通信講座でよく挙げられる質問についてQ&A形式で解説していきます。
Q. 管理業務主任者とのダブル受験はすべき?
将来のことや転職のことを考えると、管理業務主任者とのダブル受験はおすすめです。それ以外にも、以下のような理由からダブル受験をおすすめします。
①:試験範囲が近い
マンション管理士試験と管理業務主任者試験は、約8~9割が同じ試験範囲となっています。そのため、マンション管理士の勉強で得た知識を、管理業務主任者試験で活かすことができるのです。
各試験の試験範囲
科目 | マンション管理士試験 | 管理業務主任者試験 |
---|---|---|
民法・その他法令 | 約6問 | 約10問 |
区分所有法等 | 約12問 | 約6問 |
標準管理規約 | 約8問 | 約8問 |
マンション管理適正化法 | 5問 | 5問 |
管理実務 標準管理委託契約書等・会計 | 約4問 | 約9問 |
建築・設備 | 約15問 | 約12問 |
試験範囲自体はほぼ同じですが、立場の違いから「民法・その他法令」「区分所有法等」「管理実務 標準管理委託契約書等・会計」に関しては求められる比重が異なる点は覚えておきましょう。
②:試験日が近い
マンション管理士試験と、管理業務主任者試験の試験日は以下のようになっています。
・管理業務主任者試験:例年12月の第一日曜日
つまり、マンション管理士試験の1週間後に管理業務主任者試験が行われるのです。マンション管理士試験の知識が定着したまま管理業務主任者試験に臨めるため、ダブル受験をおすすめしたいのです。
③:勉強時間がそこまで多くない
マンション管理士試験の勉強時間は500時間くらいが相場となっています。所有者であれば600時間になることもあり、1日2時間勉強しても9ヶ月はかかる計算です。一方の管理業務主任者試験の勉強時間は300時間前後とされており、マンション管理士試験の半分ほどで済みます。そのため、ダブル受験でも負担が大きくならないのです。
④:ダブル受験を目的とした講義が多い
マンション管理士試験講座を提供している通信講座は、ほとんどの場合で管理業務主任者試験講座も提供しています。別々のケースもありますが、ダブル受験を目的とした一括コースがあることも珍しくありません。受講料もバラバラよりも一括コースの方が安いので、もし少しでも気になるなら一括コースがおすすめです。
・マンション管理士:住民側の立場になって助言する
マンションの管理・維持が主な仕事内容です。マンション管理者・区分所有者の相談、アドバイスや指導、援助なども行います。住民がどのようなことを思っているかを具現化し、適切な対処でトラブル解決を目指します。
・管理業務主任者:管理会社側の立場になって管理業務に関わる
マンション管理のマネジメント業務に携わる仕事です。管理受託契約に関する説明、受託した管理業務の進捗状況の確認などを行います。
Q. マンション管理士は独学でも合格できる?
マンション管理士試験は非常に難易度が高い試験ですが、独学での合格も不可能ではありません。しかし、独学に向かない人もいます。
独学が向かない人
- 自分に合った教材を見つけるのが苦手な人
- 学習スケジュールを立てるのが苦手な人
- 自己管理をする自信がない人
独学最大の敵は、自分に合った教材を自分で見つけないといけない点です。YouTubeなどでおすすめしている教材など探す方法はいくつかありますが、実際に勉強してみたいと合っているかは分かりません。購入した後に「この教材だと頭に入らない…」というケースも珍しくないのです。
そして、学習スケジュールを自分で決め、それを守る必要があります。つまり、自己管理が徹底した人でないと独学は難しいと言えるでしょう。
一方の通信講座の場合、厳選された教材が送られてきますし、学習スケジュールもしっかりと管理してくれます。金銭面では独学が優秀ですが、確実に合格したいなら通信講座の方がおすすめです。
Q. 費用が安いマンション管理士の通信講座はどこ?
今回のランキングから抜粋すると、以下の3サービスがリーズナブルでおすすめです。
講座名 | 受講料 | 割引制度 |
---|---|---|
スタディング | マンション管理士合格コース:29,500円 マンション管理士/管理業務主任者合格コース:38,500円 |
・早割応援キャンペーン(5,500円OFF) ・Wライセンス応援割 ・合格お祝い制度 など… |
フォーサイト | マンション管理士スピード合格講座:43,800円 バリューセット1(マンション管理士 +管理業務主任者):57,800円 |
・資料請求5,000円割引 ・教育訓練給付制度 |
アガルート | マンション管理士試験入門カリキュラム:65,780円~ マンション管理士試験中上級カリキュラム:65,780円~ |
・各種割引制度 ・合格特典 |
純粋なコスパだけを考えた場合、スタディングが圧倒的だということが分かります。マンション管理士の単体講座であれば29,500円、管理業務主任者講座とのW受講でも38,500円です。合格お祝い金制度もありますので、総合的なコスパはさらに良くなると言えるでしょう。
フォーサイト、アガルートは純粋な受講料だけを比較するとスタディングには及びません。しかし、講義内容やサポート体制の充実度は上と言えるでしょう。キャンペーンや割引制度もありますので、コスパとクオリティを両立させたいならフォーサイト、アガルートがおすすめです。
Q. マンション管理士試験の勉強はいつから始めるべき?
初学者の場合、600~700時間ほどの勉強時間が目安とされています。
仕事や家事をしながらだと考えると、1日に取れる勉強時間も限られてしまうでしょう。そのため、11月末に行われる試験日あたりから始めて下さい。そうすれば、1日2時間程度の勉強で合格を目指すことができます。
経験者の方で、法律関連の知識をある程度持っている場合、試験日の半年前(5月~6月)くらいから勉強を始めるのがおすすめです。もし宅建氏や管理業務主任者、行政書士のような国家資格を持っている人でも、余裕を持って半年前から始めるようにしましょう。