自社開発の社内SEはなぜ勝ち組や楽すぎと言われるのか?社内SEに向いている人やうまく働くコツについて
2024.09.26 エンジニア転職PR
あなたは、自社開発の社内SE(システムエンジニア)は楽すぎ、勝ち組、と聞いたことがありますか?実際に働いたことがない方からすると、本当にその通りなの、そう言われる理由が知りたいと思います。そこで本記事ではその理由について説明したり、社内SEの魅力や、高待遇で転職するコツを詳しく説明します。また、現役エンジニアだけでなく未経験者でもチャレンジできる方法や、フルリモートができるかどうかについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそも社内SEはなぜ「楽すぎ」「勝ち組」と言われることがあるのか
社内SEは楽すぎ、勝ち組というイメージをもっている方もいると思いますが、なぜそう言われるのかについて説明します。
そもそも自社開発の社内SEとSIerのSEの違い
自社開発社内SEに対して楽すぎ、勝ち組というのは客先常駐型のSEから見たイメージであることが多いです。客先常駐のSEは、自分が所属する企業ではなくクライアントの企業へ常駐して働きます。それに対して社内SEは、自分が所属する企業のシステムに関わります。客先常駐の場合、クライアントから厳しい納期を迫られたり、常駐先が頻繁に変わるとその都度人間関係が変わるため大変に感じる人が多いです。また、勤務場所以外の大きな違いとしては勤務形態にあります。社内SEは自分が所属する企業の社員ですが、客先常駐SEは自分が所属する企業とクライアント間で何らかの契約が結ばれ、その契約形態により常駐先での動き方が変わってきます。主に請負契約や準委任契約、派遣契約などがあります。契約内容によって動き方が変わる心配がないのも社内SEの嬉しいポイントです。
実際の仕事内容と業務環境
社内SEの実際の業務は、システムの運用管理、ネットワークの維持、セキュリティ対策、新規サービスの開発など多岐にわたります。基本的に自分の経験を活かせるポジションで働くことが多いですが、意思表示をすれば自分がやってみたい業務をできる可能性もあります。また、大規模な企業では、プロジェクトマネジメントや新システムの導入支援など、高度な技術と管理スキルを身につけるチャンスもあります。
業務環境としても、フルリモートを取り入れている企業や、社内専用の福利厚生が充実している企業が多く、働きやすい環境が整っています。理想の業務環境が整った企業を選ぶことで、さらに「楽すぎ」「勝ち組」の実感が得られるでしょう。
人間関係の構築のしやすさ
社内SEが「楽すぎ」「勝ち組」と言われる理由には、人間関係の構築のしやすさもあげられます。仕事をする上で人間関係の悩みはつきものですが、客先常駐SEであれば常駐先が変わる度に関係構築をしなければなりません。
これに対して、社内SEであれば頻繁にプロジェクトが変わることは少なく、安定した人間関係の中で業務に集中できるため、「楽すぎ」と感じやすいのです。また、様々な部門と連携してプロジェクトを進める機会も多く、一度うまく人間関係を構築すると、社内でのキャリアアップにも繋がりやすいです。このような理由から、特に客先常駐SEは社内SEを「勝ち組」と見なすことが多いでしょう。実際に働いたことがない方も、社内SEがなぜ良いイメージを持たれているのか参考にしていただければと思います。
また社内SEの平均年収は557万円とSierよりも高いというデータも出ています。
プレッシャーの少なさ
社内SEが楽すぎ、勝ち組と言われる理由の一つには、外部からのプレッシャーの少なさも挙げられます。SIerのSEとは異なり、社内SEはクライアントに直接サービスを提供する立場ではなく、自社のシステムやプロジェクトに専念します。そのため外部からの厳しい納期や成果物に対するプレッシャーを感じることが少ないです。SIerのSEの場合、クライアントからの要求が急に変わったり納期の短縮を求められたりと、予測不可能なプレッシャーにさらされることが多いですが、社内SEは比較的業務が予測可能でスケジュール通りに進めやすい環境です。このような安定した環境で働けることが楽すぎと感じられる要因であり、過度なストレスを避けて自分のペースで働けることが勝ち組と評価される理由につながります。
残業の少なさ
社内SEが楽すぎ、勝ち組と言われるもう一つの理由は、残業の少なさです。社内SEは自分のペースで業務を進めることができ、社内の業務フローに沿って計画的に作業を行えるため、急な仕様変更やクライアントからの追加要求による作業負担が少ないことが特徴です。SIerのSEの場合クライアントの都合で突発的な対応が求められることがあり、結果として長時間の残業に繋がりやすいです。しかし、社内SEは社内のプロジェクトに集中できるため、そうした急な変動に振り回されることが少ないのです。また、社内SEの業務は通常のオフィスワークに近い形態をとることが多く、仕事とプライベートのバランスを取りやすい環境が整っています。プロジェクトの進行具合や作業内容を予め見通すことができるため、予定外の長時間労働が発生しにくく、規則的な生活リズムを保ちやすいのも魅力です。このような働きやすさから、社内SEは「楽すぎ」と感じられ、「勝ち組」として見られることが多い職種となっています。
ヘルプデスク業務の対応
社内SEが「楽すぎ」「勝ち組」と言われる一因には、ヘルプデスク業務が組み込まれている点もあります。社内SEはシステム運用や保守に加え、従業員からの問い合わせに対応することが多く、この業務は比較的落ち着いて行えるため「楽すぎ」と感じられることが多いです。とはいえ、ヘルプデスク業務ではトラブルシューティングやITサポートを迅速に行うスキルが求められるため、業務の幅が広がり、社内での人間関係構築にも役立ちます。この業務を通じて社内の他部門と関わる機会が増え、調整力やコミュニケーション力が向上するため、キャリアアップにもつながります。これらの要素が社内SEが「勝ち組」と評価される理由の一つとなっています。
自社開発の社内SEに向いている人の特徴とは?
社内SEは楽すぎ、勝ち組と言われたり良いイメージを持っている人も多いですが、誰もが社内SEに向いているとは限りません。社内SEに向いている人の特徴についてお話しします。
技術的なスキル以外にも秀でている人が向いている
社内SEに向いている人の特徴は、技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力もあることです。客先常駐SEにもコミュニケーションは求められますが、社内SEは特に様々な部門と連携し、スムーズなプロジェクトの推進が求められるため、調整力や協調性が求められます。技術的な問題解決だけでなく、ユーザーの要望を正確に把握し、適切な対応ができることが求められます。しかし、開発に専念したい場合は、PLやPMがいるプロジェクトにアサインされれば開発に専念することも可能です。
社内SEに向いている人の特徴は、技術的なスキル以外にも業務に関係がある知識やスキルを積極的に学習できる人です。SIerと異なり、技術的なことだけを任されるのではなく、社内の他部門からシステム開発を依頼された際に、どのような問題があり、何に困っているかを理解する必要があります。その時に、部門に関するドメイン知識や、関連するスキルも興味を持って学習しなければなりません。与えられた仕事に関して技術のみしか興味が持てないといった方より、幅広く何事も興味を持って取り組める人が向いています。
プロジェクト全体に関わりたい人は社内SE向き
社内SEに向いている人の特徴として最後に挙げられるのは、プロジェクト全体に関わりたい人です。
社内SEは要件定義などの企画段階から、設計、開発、リリース後の運用・保守まで一気通貫で関わることができるため、プロジェクトの全体像を把握しながら仕事を進めたい方には理想的な環境です。上流工程に関与することでプロジェクトの方向性や成果に直接影響を与える重要な役割を担うため、自分の意見やアイディアを反映させたい人にとっては非常に魅力的です。また、上流工程から関わることで技術だけでなくビジネスの理解を深めることができ、プロジェクト全体を見渡す視野が広がります。このような包括的な関与が「勝ち組」と言われる理由の一つであり、技術者としての成長やキャリアアップに繋がることが多いです。社内SEはただ開発するだけでなく、企業全体の戦略に関わるポジションとして組織の中で大きな影響力を持つことができます。
以上のように、社内SEに向いている人には特徴があります。紹介した社内SEに向いている人の特徴に当てはまる人は、社内SEへ転職してみるのも良いかもしれません。今回紹介したのは特徴ですので、実際に自分のこれまでのスキルを活かせるかどうかも重要です。求人や企業をよく調べ、今後のキャリアを踏まえた最善の選択をしましょう。
社内SEに向いてると感じた人は転職エージェントを利用することをオススメ
事業会社の社内SEの求人サイトはたくさんありますし、事業会社ごとにそれぞれ直接募集等もしています。誰もが知っている事業会社の求人に憧れる気持ちはわかりますがその分事業会社側もエンジニアを集めやすいため、労働環境としては特に良いわけではなかったり様々です。
社内SEに転職したいと思う人はまず自分がどのような働き方をしたいかを明確に決めるべきです。事業会社の内部でしっかりとそのサービスに関わりたい、誰もが知っているアプリやサービスを支えたい、そのためには多少勤務条件が悪くても構わないという方も居ると居ますが、当サイトをご覧になっているユーザーは労働環境良くできるだけ高給をもらいたいという方が多いのではないでしょうか。
そんな時に便利なのが転職エージェントです。転職エージェントはそもそも利用するのに1円もお金がかからないことに加えてそれぞれ担当の転職エージェントが一人ついてくれます。その担当者に素直に「給料が高くて労働時間短い事業会社紹介してください」と言えば各エージェントは内部事情に詳しいので忖度なしに答えてくれます。内定後の給与交渉や現在の職場の退職サポートまで全て無料で対応してくれるので使わない手はありません。
そこで紹介する会社はエンジニア専門転職サイトのギークリー。転職エージェントはリクルートやビズリーチなど有名な会社がたくさんありますが、エンジニアが転職する際はエンジニア専門の転職エージェントを使う以外あり得ないです。ギークリーやレバテックはエンジニア転職ばかりを担当しているエージェントが親身になって転職相談から求人紹介までおこなってくれる強い味方です。転職を決める前段階の転職しようかなー、くらいの段階で登録しておいてすぐに動ける準備をしておくのをオススメします。
エンジニアが利用したい転職エージェントNO1のレバテックキャリア
逆に社内SEに向いていない人の特徴と傾向について
社内SEではただたんにプログラミング技術が優秀な人が活躍できるわけではありません。コミュニケーションスキル等政治的要素が苦手な人は社内SEはあまり向いているとは言えません。また自己管理能力が必要になりますのでとにかく無心にコードと向き合いたい人にとっては社内SEという労働環境は苦痛になってしまうかもしれません。ですが客先常駐でのSlerですとプロジェクトごとに常駐先が変わったりしますのでその都度関係構築が必要になってりしますし、社内SEの場合は一度関係構築を築けた場合は割と長く同じ環境で続ける事ができるので、人見知りですが親しくなった人と話す事は苦痛ではない、という方は社内SEに向いていたりします。
事業会社の社内SEへの転職を希望する人が多い理由とは?
実は事業会社の社内SEへ転職を希望する方が増えています。その主な理由について、事業会社の社内SEの仕事内容や、条件や労働環境、事業会社ならではのメリットなどを解説していきます。
事業会社の社内SEの仕事内容が魅力的だから
事業会社の社内SEは、システムの運用・保守、トラブルシューティング、ユーザーサポートが主な業務です。また、新しいシステムやツールの導入、既存システムの改善、社内プロジェクトの技術支援など、幅広い業務を担当します。これにより、システム全体の安定性を確保しつつ、業務の効率化を図ります。特に、業務プロセスの改善や自動化を推進する役割が重要です。これにより、SEは多岐にわたるスキルを習得し、技術の深さと幅広さを兼ね備えることが求められます。
事業会社の社内SEは、一般的に給与水準が高く、福利厚生が充実していることが多いです。特に、大手企業では給与やボーナスが安定しており、長期的なキャリア形成がしやすい環境が整っています。
さらに柔軟な働き方ができる企業も増えており、リモートワークやフレックスタイム制度を導入する企業も多く、ワークライフバランスが取りやすい点も「楽すぎ」と言われる要因となっています。最新の技術やツールを活用できる環境が整っているため、スキルアップの機会にも恵まれています。
事業会社ならではのメリットとは
事業会社で働く社内SEは、安定した労働環境やキャリアパスが一貫している点が大きなメリットです。また、企業内の各部門との連携が多く、広範囲の業務経験を積むことができます。これにより、技術的なスキルだけでなく、マネジメントやプロジェクト推進の能力も身につけることができます。さらに、社内でのキャリアアップの機会が多く、異動や昇進を通じて新たな挑戦ができる環境が整っているため、「勝ち組」と感じやすいです。長期的なキャリアビジョンを描きやすく、安定した職場でスキルを磨き続けることが可能です。
社内SEあるある3選
・IT便利屋さんとして扱われるケースが多く業務範囲が広くなる
・アップデートや大きな障害が発生しない限り業務量は比較的落ち着いている
・休暇を自由に取りやすい
これは実際に私が社内SEを経験した感想なのですが、私は8年ほど前に大きな食品加工会社の社内SEとして常駐して働いておりました。その工場の在庫管理や棚卸管理のシステムを主に担当にしていたのですが、工場で働かれている方はITリテラシーが低い人が多く、ハンディタイプを使用するシステムだったのですがそもそもハンディの使い方がわからない方に使い方から説明したり、入力方法を現場まで教えに行ったりと本来のエンジニアの仕事とはかけはなれた仕事をする事が1日に何回もありました。またIT詳しいという理由で別の部署の方からエクセルの使い方を教えて欲しいと頼まれたりすることも多々。
しかし業務量としては比較的落ち着いており、開発からローンチが終わった後はバグがないか等の確認がメインの仕事となっておりキチンと作動さえしていれば特に毎日ガリガリとコードを書く必要もなく安定的な労働環境でした。また休暇も自由に取りやすいのでゆったりと働きたい私にとってはかなり働きやすい環境でした。
社内SEの求人が増えている背景について
社内SEに転職はしたいけど、求人がどれぐらいあるのか気になる人も多いのでは無いでしょうか。実は近年社内SEの求人は増加傾向にあります。その背景や、現状について解説していきます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
社内SEの求人が増加している背景に、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進があります。企業はデジタル技術を活用して業務プロセスの効率化や新しいビジネスモデルの構築を目指しており、これに対応するためのIT人材が求められています。DXは企業の競争力強化に直結するため、多くの企業が積極的に取り組んでいます。特に、システムの内製化を進める企業は、社内SEの採用を急務としています。自社内での開発を進めることで、柔軟性を持ちながら迅速な対応が可能となり、ビジネスの成長を支える重要な役割を果たしています。
システム内製化の増加
社内SEの求人が増加している背景には、システム開発を外部委託から内製化に切り替える企業が増えていることが挙げられます。内製化することで、開発のスピードや品質を向上させ、コスト削減を図ることができます。これにより、企業内でのシステム開発や運用を担当する社内SEの需要が高まっています。DX化の加速やビジネスの柔軟性を高めるために、自社でエンジニアを抱える企業が増えており、長期的なコスト削減や迅速な対応が可能となる点が大きな魅力です。自社のシステム開発をSIerやベンダーに丸投げしていた企業も、内製化のメリットを見直し、積極的に社内SEの採用を進めています。
クラウドサービスの普及
社内SEの求人が増加している背景には、クラウドサービスの普及により、企業は柔軟かつ効率的にITリソースを利用できるようになったことが挙げられます。クラウド環境の管理や運用を担当するための専門知識を持つ社内SEの需要が高まっています。クラウドサービスの導入や最適化をサポートする社内SEの役割は重要であり、企業はクラウド技術に精通した人材を積極的に採用しています。クラウドの利用により、企業はインフラコストの削減やスケーラビリティの向上を実現し、競争力を高めることができます。これにより、クラウドサービスの導入を支える社内SEの求人が増加しています。以上の背景から社内SEの求人は増加しています。これまで社内SEへの転職を検討したことがあるけどいい求人がなかったという方は、このタイミングで再度探してみると良いかもしれません。
社内SEでフルリモートの求人も存在する?
社内SEでの転職を考えている方で、フルリモートができればさらに楽すぎで、勝ち組だと思う方も多いのではないでしょうか。そこで、社内SEでもフルリモートで仕事ができる求人があるのかを解説していきます。
フルリモート求人の増加背景やメリットデメリットについて
社内SEの求人の中には、フルリモートで働くことができる求人も増えてきています。新型コロナウイルスの影響で、企業は急速にリモートワークの導入を進め、リモート環境での業務遂行が可能となりました。その際フルリモートに慣れて出社を嫌うエンジニアが増えたため、企業もそれに合わせるかたちでフルリモートを許可しています。コロナも収まり段々と出社に戻しつつある一方で、週もしくは月に数日の出社のみで、あとはリモート勤務を許可する企業も増えています。そのため、フルリモートかどうかは事前に求人をよく確認しておきましょう。
社内SEフルリモートのメリットとは
フルリモートの最大のメリットは、通勤時間の削減とワークライフバランスの向上です。リモートワークにより、通勤のストレスがなくなり、その時間を有効活用できるため、「楽すぎ」と感じる要素の一つです。例えば、朝の時間を自己学習やスキルアップに充てることができるため、技術の向上に役立ちます。また、家庭との両立がしやすくなるため、プライベートの時間を大切にしながら働くことができます。さらに、リモート環境で働くことで、自宅の快適な環境で仕事ができるため集中力が高まり、生産性が向上します。地理的な制約がなくなるため、都市部から離れた場所に住んでいる場合でも、優れた技術を持つ企業で働くことが可能となります。
社内SEフルリモートのデメリットについて」
フルリモートのデメリットとして、コミュニケーションの不足やチームの一体感の低下が挙げられます。リモート環境では、対面でのコミュニケーションが難しくなり、業務上の誤解や情報の伝達ミスが発生しやすくなります。社内SEとして、システムの運用やトラブルシューティングを行う際には、迅速な情報共有が重要であるため、コミュニケーションツールの活用や定期的なオンラインミーティングが不可欠です。
また、自宅での自己管理が難しく、仕事とプライベートの区切りがつけにくく、長時間労働になりがちな点も「楽すぎ」とは言い切れない部分です。リモート環境での自己管理能力や、効率的に仕事を進めるためのタイムマネジメントスキルが求められます。
フルリモート求人の探し方
フルリモート求人を探す際には、専用の転職サイトやエージェントを利用することが有効です。レバテックやギークリーなどのエージェントは、フルリモート可能な社内SEの求人を多く取り扱っており、希望に合った求人を見つけやすくなります。これらのエージェントを活用することで、自分に合った求人を効率的に探すことができます。また、リモートワーク特化の求人サイトも活用しましょう。これにより、幅広い選択肢の中から最適な求人を見つけることができます。
SE未経験からでも社内SEになることはできる?
この記事を読んでいる方の中で、そもそもSEが未経験でも社内SEになることはできるのか気になる方もいると思います。そこで、未経験でも社内SEになることはできるかについて解説していきます。
社内SEは未経験から転職するにはかなりのハードルがある
未経験から社内SEへの転職は難しい面もありますが、不可能ではありません。未経験からプログラミングスクールへ行き就職をする方などが増えているため、全く何の知識や準備もなく未経験から社内SEへ転職することは難しいです。ただし、プログラミングスクールへ行くだけでなく、近年では無料で学習ができる方法が増えており、YouTubeやサイトで勉強も十分にできます。なのでまずは自分で学習をしてから社内SEへの転職を目指しましょう。
そもそも社内社外問わずエンジニアには向き不向きがある
SE未経験から社内SEへなりたい方に知っておいてほしいことは、エンジニアには向き不向きがあるということです。SEに限ったことではありませんが、顕著に出やすい職種と言えるでしょう。コードに関して言うと、空白が1つあるだけでエラーとなって動かない言語もあるため緻密さが求められたり、エラーが頻繁に出るため問題を解決する能力も求められます。そのため、まずは自己学習をして成果物を作成するところまではやってみるべきです。とはいえ向いている人であっても、最初から自分一人で勉強することはモチベーションが保たないこともあるので、プログラミングスクールなどでメンターがいる環境で勉強することをおすすめします。
社内SEに転職したい場合はエンジニア専門の転職エージェントを活用しよう
SE未経験から社内SEへの転職をしたい場合は、転職エージェントを活用することでスムーズに進められることがあります。前職と業界も職種も違うという状況で転職活動を行うのはハードルが高く、業界に精通している人から情報収集をすることが必要です。転職活動はいかに情報を知っているかで結果が大きく変わるため、転職エージェントを活用して効率的に転職を進めましょう。転職エージェントは自分に合った求人を紹介してくれるだけでなく、応募書類の添削や面接対策など、転職活動を網羅的にサポートしてくれるため、未経験でも安心できます。
SE未経験から社内SEへ転職することの難しさについて説明しました。
正直簡単ではありませんが、自己学習を行ったり、転職エージェントをうまく活用することにより、楽すぎ、勝ち組と言われる社内SEへなれる可能性は大いにあります。業界、職種未経験でも諦めずに頑張りましょう。
最後に社内SEのデメリットについて
社内SEは「楽すぎ」「勝ち組」だと思う人もいる中で、実際にはいいことばかりではなくデメリットもあります。社内SEに高待遇で転職したい人はデメリットも事前に知った上で、納得のいく転職ができるようにしましょう。社内SEとして働くデメリットを3つ紹介していきます。
キャリアの幅が狭くなる可能性がある
社内SEは、企業内のシステム開発やネットワークの管理を主な業務とするため、特定の技術や環境に特化したスキルが身につきます。企業の中には、自社独自の技術を用いて開発を行っている場合もあります。しかし、事業会社などでは新たなサービスを展開するための開発を行うことも多く、新規開発では上流工程から開発まで関わることができる可能性もあります。新規開発の経験は多くの企業で重宝されることが多く、市場価値が高くなります。社内SEで企業をうまく選ぶことができればキャリアの幅が狭くなるリスクは防ぐことができるでしょう。
最新技術に触れる機会が少ないことがある
社内SEは、既存のシステムやネットワークの安定運用を重視するため、最新の技術やトレンドに触れる機会が限られることがあります。CTOの好みで技術選定をすることも珍しくなく、モダンな技術を取り入れることに抵抗がある企業も中にはあります。しかし、近年では自社内開発でもモダンな技術をスタンダードにしていこうとする動きが多く見られます。特にスタートアップやベンチャー企業は最新技術を取り入れた開発を好む傾向にあるため、社内SEの求人をよく見て、モダンな技術を採用している企業かどうかはよくチェックしておく必要があります。
社内のIT予算やリソースに依存する可能性がある
社内SEとして働くデメリットの最後は、企業のIT予算やリソースに依存する可能性があることです。そのため、予算が限られている企業では本当に必要なツールや技術であっても、予算の関係で導入を見送られる場合があります。しかしこれは社内SEに限らず、SESで常駐型で働く際にも同じことが起こり得ます。また、予算内でいかに技術を使い良い開発ができるかは、どの企業からも求められるスキルです。限られた予算内でプロジェクトをうまく進められれば、次に転職する際の成功体験として話すことができるため、プラスに捉えて頑張りましょう。
このように、社内SEに転職すると良いことだけではなくデメリットもあります。しかし、事前に求人や企業のことをよく調べることにより、回避できるデメリットが多いです。自分でよく調べることはもちろん、企業に詳しい転職エージェントと緻密に擦り合わせるなどしてうまくデメリットを回避しましょう。
いくら頑張っても社内での評価をあげにくい可能性
社内SEの業務内容としては既存のシステムの保守管理運用がメインとなり、売上金額等のわかりやすい評価指標が存在しないため、どれだけ業務をこなしても直接評価につながりにくいというデメリットもあります。
雑務や細かなサポート業務が多く目立ちにくい一方で、労力を要することもあります。しかしその反面、業務を安定的にこなしていれば一定の評価を得ることは可能であり、成果を求められるプレッシャーが少ないため楽すぎと感じられることもあります。雑務が多いことで業務の多様性が増す一方で、評価が得られにくいという点はストレスとなりうるため、社内SEのキャリアを考える際にはこのバランスを理解しておくことが重要です。
社内SEは勝ち組?楽すぎ?に対するまとめ
社内SEは安定した労働環境や高待遇なことなど多くのメリットがあり、多くのエンジニアにとって魅力的なキャリアパスです。さらに、フルリモートの求人もあるため柔軟な働き方を求める人にとっては理想的な選択肢です。ただし、キャリアの幅が狭くなる可能性や最新技術に触れる機会が少ないといったデメリットも十分に理解した上で転職する必要があります。また、未経験者でも自己学習を行いスキルを身につけたり、エージェントを活用することで、社内SEへ転職することは十分に可能です。自分に最適な求人を見つけ、キャリアアップを目指しましょう。