高校生は塾に行くべき?大学受験に向けた塾選びと入塾のタイミング
2025.03.21 高校生教育PR

中学生の時と比べて、高校生の学習範囲と科目は各段と増え、専門的な知識も必要になります。学校の授業だけでは理解できず、定期テストでも満足いく結果を得られないことも多いです。その一方で、大学受験を考えている場合は学校の授業だけでは足りないケースも珍しくありません。
そこでおすすめなのが、予備校・学習塾に通うことです。学校の成績向上や定期テスト対策だけでなく、大学受験対策も効率的に進めることができます。しかし、「本当に自分に塾は必要なのか?」「いつから通うべきなの?」という疑問を持つこともあるでしょう。
この記事を読めば、塾に行くべき人・向いている人と、入塾のおすすめタイミングを知ることができます。記事の後半では、塾の選び方のコツやおすすめ学習塾も紹介していますので、気になった方は最後まで読んでくださると幸いです。
目次
高校生はいつから塾に通うべき?
入塾が早いに越したことはありませんが、部活やスポーツに力を入れている場合は、ギリギリまで専念させてあげたいと思いますよね。
進路や今の成績によって変わるため、あくまで目安にはなりますが、塾を考えた方がいいタイミングについて解説していきます。
学校成績の向上や苦手科目克服の場合
学校の成績向上や苦手科目の克服を目的としている場合、基本的にどのタイミングで塾に通い始めても問題ありません。なぜなら、決められた学習カリキュラムがないからです。
そのため、以下のようなタイミングで入塾を検討してみると良いでしょう。
- 学校の授業についていけていないと感じた時
- 定期テストの点数や順位に満足がいかなかった時
- 赤点に近い苦手科目が見つかった時
- 各学年の2~3月になった時(先取り学習ができる)
このように入塾するタイミングは複数ありますが、大事なのは「お子さまとしっかりと相談して決める」というものです。成績を向上させてあげたい、良い大学に入学させてあげたいという親の気持ちも分かりますが、お子さま自身のやる気やモチベーションがないと身になりません。
大学受験対策のために予備校へ通塾する場合
続いて、大学受験対策として予備校へ通塾する場合の目安について見ていきましょう。目指している大学の難易度や入試内容によって異なりますので、それぞれ軽く解説も入れています。
目標 | 学年 |
---|---|
国立大学 | 高校1年生 |
難関私立大学 | 高校1年生・高校2年生 |
私立大学 | 高校3年生の春までに |
推薦入試 | 高校1年生 |
医学部 | 中学生 |
国立大学
国立大学を受験する場合は、「大学入試共通テスト」と「大学で行われる二次試験」の両方を対策しなくてはいけません。出題方式も異なりますし、対策すべき科目数も多いです。高い偏差値を求められますので、効率的に勉強しなければ間に合わないこともあります。
そのため、国立大学を目指すなら「高校1年生」からの通塾がおすすめです。高校2年生以降の通塾になってしまうと、苦手科目克服だけで時間がなくなってしまう可能性があります。伸びしろのある科目を放置してしまう可能性もあり、本番で力を発揮できないです。
高校1年生の時点で大学受験を意識していると、基礎の定着・苦手科目の克服をバランス良くこなすことができます。早い段階で対策できれば、高校3年生の大事な時期に重要科目を集中的に勉強することが可能です。とくに理系の方は、数学・理科を集中的に勉強したいですよね。
難関私立大学
MARCHや関関同立、早慶上智のような難関私立大学も国立大学と同様に高い偏差値が求められますが、必要な科目数や範囲は少し狭くなっています。そのため、「高校2年生」からの通塾がおすすめですが、余裕を持って試験に挑みたい方は1年生の時点で通塾するのもおすすめです。
一般的な私立大学
現在の学力にもよりますが、難関ではない私立大学を受験する場合は、「高校3年生の春までに」を目安に通塾するのをおすすめします。
対策科目も3~4科目ですので、1科目に使える勉強時間も多いです。とくに私立文系の場合は、科目数が1~2科目であったり、小論文のみで合否が決まるケースもあります。そのような場合は、高校3年生からの通塾でも十分に合格を目指すことができるでしょう。
その一方で、私立理系になると知識・暗記だけでは合格するのが難しいです。応用力や計算力も必要になりますし、勉強の結果が目に見えるまでの時間も長くなりがちです。そのため、私立理系に関しては高校2年生からの通塾も検討すると良いでしょう。
推薦入試
推薦入試を狙っている方は、「高校1年生」から大学受験対策として塾に通うのがおすすめです。大学受験における推薦入試は、「評定平均」が合否に直結しています。大学によっては評定平均を出願条件として設けられていることも多く、評定平均が低ければ出願すらできない可能性もあるのです。
そんな評定平均を高くするには、高校1年生の定期テストから継続して好成績を残すことが必要不可欠です。そのため、高校1年生の時点では大学受験コースではなく、個別指導塾のような「定期テスト対策」を行っている塾の方をおすすめします。
医学部
中高一貫校に通われている場合は高校1年生から、一貫校ではない場合は中学生からの入塾がおすすめです。中高一貫校は、公立校と比較して1学年先取りをするカリキュラムの学校が多く、基礎を早めに固めて受験対策にリソースを多く作れるからです。
医学部は言わずもがなハイレベルな戦いになりますので、「もっと早くに入塾しておけばよかった…」とならないよう、できる限り早めに決断したいですね。
高校生が塾や予備校に通うことメリット
ここからは、高校生が塾や予備校に通うメリット・デメリットについて解説していきます。まずはメリットの方から見ていきましょう。
志望校の試験対策や情報収集ができる
在学している高校でも志望校の情報を集めることはできますし、インターネットが普及した現代であればスマホ1つであらゆる情報が手に入るでしょう。しかし、プロ集団である塾や予備校の情報網や情報量には適いません。
大学受験対策を何十年もしてきた実績がありますので、情報集めから真偽の確認まで非常にスピーディーと言えるでしょう。
共通テストの情報はもちろんのこと、志望校に特化した情報収集にも期待できます。これにより、志望校対策に特化した学習カリキュラムを作ることができるのです。塾に通っていない子との差も付けやすく、結果的に合格できる可能性もグンと上がるでしょう。
模試を受けることで本番の環境に慣れる
テストで良い点数を取るためには、基本知識・応用力・表現力などさまざまな能力だけでなく、それを試験本番でも活かせる精神力が必要です。普段の授業やミニテストでは問題なく解ける問題でも、公開模試になると頭が真っ白になって思うように点数が伸びなかった…という経験をした方も多いと思います。
模試であれば次がありますが、大学受験になるとそうもいきません。現役合格するためにも、試験本番で緊張しないように練習する必要があります。そこでおすすめなのが、「模擬試験」です。予備校・塾であれば、ほぼ確実に模擬試験を受けることができます。
試験本番の環境に慣れるというメリットもありますが、純粋に今の自分の実力を知れるのも大きなメリットです。合否の判定も出ますし、得意・苦手科目を知ることもできます。これを参考にし、学習カリキュラムをアップデートすることが合格への近道です。
受験仲間ができ、モチベーションが上がる
個別指導塾でない場合、基本的には受験仲間と一緒に勉強することになります。同じ目標を掲げる仲間と一緒に勉強できますし、他の生徒が集中して勉強している姿を見ることが可能です。そうすることで自然にやる気が引き出され、勉強のモチベーションも維持しやすくなります。
人によっては、ライバル関係を築くことでやる気スイッチが入ることもありますね。予備校や塾がない日でも、一緒に自習室や図書館などで勉強する仲になることも珍しくありません。受験は不安とストレスを感じやすいので、お互いに支え合える勉強仲間を探してみましょう。
勉強の仕方や学習習慣が身につく
家庭学習が苦手な子に多いのが、「勉強の仕方が分からない」というものです。とくに数学や物理・化学といった理数系の科目になると、何から始めれば良いのか迷うことも多いでしょう。しかし、予備校や塾に通うことで効率的な勉強法だけでなく、「自分に合った勉強法」というのが理解しやすくなります。
それに加えて、予備校や塾に通うことを習慣付けると学習リズムが身に着きやすいです。規則正しい学習習慣が身に着けば、自主的に勉強することも苦ではなくなります。この学習習慣は、大学生活や社会人になってからも役立ちますよ。
高校生が塾や予備校に通うデメリット
続いて、高校生が塾や予備校に通うデメリットについても見ていきましょう。
費用がかかる
最も分かりやすいデメリットは、「費用がかかる」という点です。当然と言えば当然ですが、問題なのはその費用の高さです。小学生・中学生の塾費用より高いケースも多く、入塾を断念することもあります。
高校生の塾費用相場(1年あたり)
費用 | 費用内容 | |
---|---|---|
大手予備校 | 400,000~900,000円 | 大学受験に特化しているため学習塾よりも相場は高くなりがち 難関大学対策だと1,000,000円を超すこともある 学習環境や学習内容は高品質なので予算に余裕があればおすすめ |
個別指導塾 | 600,000~1,200,000円 | 完全マンツーマン指導のため学習塾の仲では高額になりやすい 個別カリキュラムやすぐに質問できる学習環境など、全体的に高品質 マンツーマン指導にこだわりがなければ予備校という選択肢もあり |
集団指導塾 | 250,000~500,000円 | 個別指導がなく、大学受験のみに特化したわけではないためコスパは最も良い 目標が難関大学でなければ十分に合格を狙える |
この表に加え、実際には入学金や教材費、季節講習費(特別講習費)、その他諸費などが請求されます。もし少しでも費用を抑えたい方は集団指導塾がおすすめです。「予算は厳しいけど、どうしても個別指導でじっくり勉強したい!」という方はオンライン家庭教師・オンライン塾を検討してみましょう。
オンライン家庭教師→「高校生におすすめのオンライン家庭教師10選|大学受験に向けた講師の選び方」
オンライン塾→「高校生向けのおすすめオンライン塾6選|志望校合格の実績も多い人気塾は?」
部活動との両立が大変
高校生になると、部活動も本格的に始まります。推薦入試を考えている子にとっては、内申点として部活動の実績も重要です。しかし、勉強と部活動を両立するのは簡単ではありません。とくに運動部の場合、疲れ切った状態で勉強してもまったく身にならないことも考えられます。
ただでさえ両立が難しいのに、予備校や塾に通うとなるとさらに難しくなります。なぜなら、以下のような理由があるからです。
- 授業が始まる時間が決められている
- 学校から家までの移動時間が必要
- 予備校や塾に通うための移動時間が必要
つまり、授業が始まる時間に間に合うよう、すべての行動時間を考えなくてはいけないのです。例えば、高校から家まで20分、家から予備校まで20分、授業開始が19時だった場合、着替えや準備のことを考えて18時には高校を出たいところです。しかし、部活が終わるのが18時30分だと間に合いませんよね。
このように、通塾と部活動を両立させるためには緻密なスケジュール管理が必要になるのです。もし「部活動も本気で頑張りたい!」と考えている場合は、3年生で部活動を引退してから通塾の検討をするのもおすすめです。もしくは、自由度の高いオンライン塾なども検討してみると良いでしょう。
塾や講師との相性が合わない可能性もある
各予備校・塾にはそれぞれ特色があり、実際に通ってみたら「何か思っていたのと違う…」というケースも考えられます。例えば、校舎全体の雰囲気や勉強の進め方、生徒との関わり方などです。予備校・塾側の特色と自分の相性が悪いと、通うのが苦痛になってしまうでしょう。
もし予備校・塾との相性が悪くなくても、講師との相性が悪いケースもあります。むしろ、こっちの方が問題かもしれません。話し方が苦手、授業スピードが早い、質問に答えてくれない、相談しにくいといった感情が芽生えてしまうと、勉強に身が入らなくなります。
問題なのは、「講師が交代することは基本的にない」という点でしょう。学校の授業と同じで、予備校や学習塾は各科目で固定化されていることが多いです。相性が悪いと思っても交代することはほぼありませんので、我慢するか退会して他の予備校などを探す必要があります。
塾や予備校へ通ったほうがよい、向いている人は?
ここまで予備校や塾のメリット・デメリットについて解説してきましたが、それを踏まえた上で「通うべき人・向いている人」について紹介していきます。
- 志望校に合格するために学力を上げたい
- 通っている高校が進学校ではない
- 定期テスト対策や苦手科目を克服したい
- 自主学習が苦手
志望校に合格するために学力を上げたい
もし大学受験を考えている方、自分の実力よりも上の大学に入学したい方は予備校に通うことをおすすめします。集団指導塾や個別指導塾でも良いのですが、大学受験にだけ特化したいなら予備校が最も効率的です。受験情報・入試情報も即時入手することができます。
周りの生徒も大学受験を目指していますので、同じ目標を掲げている勉強仲間を作りやすいのもおすすめポイントです。目指している大学のレベルが高ければ高いほど、モチベーションやライバル心は上がっていくでしょう。近くに予備校がない場合は、オンライン予備校の受講を検討するのもおすすめです。
通っている高校が進学校ではない
「現在通っている高校は進学校ではないが受験を検討している」という方は、集団指導塾や個別指導塾がおすすめです。進学校であれば学習カリキュラムも受験対策に沿ったものであり、過去問や受験情報の閲覧、推薦入試の枠数などさまざまな点で優位に進めることができます。
一方の進学校ではない場合、どうしてもすべてにおいて一歩劣ってしまいます。それを補う目的で、学習塾に通うことを検討してみましょう。難関大学を目指すなら予備校がおすすめですが、「まだ明確な志望校は決まっていない」という方は学習塾から始めるのがおすすめです。
定期テスト対策や苦手科目を克服したい
苦手科目の克服、定期テストで良い点数を取りたい方は個別指導塾がおすすめです。個別指導塾は完全マンツーマン指導ですので、自分だけの学習カリキュラムで勉強を進めていきます。分からない部分はすぐに質問できますし、苦手科目だけを重点的に勉強することも可能です。
逆に、成績向上のみを考えている方に予備校はおすすめできません。授業スピードも早いですし、学校のテストでは出ないような内容まで勉強するからです。定期テストの結果は内申点に直結しますので、推薦入試を狙っている方も個別指導塾を検討してみましょう。
自主学習が苦手
家で勉強するのが苦手な方、勉強の仕方が分からないという方も学習塾はおすすめです。学習塾に通えば、半強制的に勉強することになります。講師がいるため誘惑に負けることもありませんし、授業を聞きながら勉強できるためスムーズに進められるでしょう。
さらに、定期的に学習塾へ通うことで学習リズムを形成することができます。勉強の効率的なやり方もアドバイスしてくれますので、家に帰ってからでも自主的に勉強できるようになります。ただし、無理やり通わせると勉強自体が嫌いになる危険性もありますので、お子さまの意見もしっかりと聞いてあげましょう。
大学受験のための塾選びの3つのポイント
ここまで大学受験のためには予備校や塾に通うのがおすすめ!と解説してきましたが、実際にどういった部分を重視して塾を選ぶべきなのか分からない方も多いと思います。ここでは、そんな塾の選び方のポイント・コツを紹介していきます。
①:大学受験コースのある学習塾を選ぶ
まずは、提供しているコースやプランについて確認してみましょう。学校の授業対策・定期テスト対策も受験に役立ちますが、やはり「大学受験コース」の方が圧倒的に効果的です。大学受験コースの中でも、以下のように分かれていることがあります。
大学受験コースの例
コース | 大学の目安 | 特徴 |
---|---|---|
最難関大学対策 | 東京大学/京都大学/東京科学大/国公立大学(医学部)など | 国内最難関大学を目指す方におすすめのコース。共通テスト・二次試験対策を重点的に行い、共通テストは得点率9割を目標にしている。 |
難関国公立大学対策 | 北海道大学/千葉大学/名古屋大学など | こちらも共通テスト・二次試験対策を重点的に行う。共通テストは8割の得点率を目標にしていることが多い。 |
難関私立大学対策 | 青山学院大学/東京理科大学/中央大学など | 基礎力を固め、入試力を高めていく。各大学で頻出される問題を解きながら苦手科目の克服も行う。 |
国公立大学対策(総合) | 岩手大学/福島大学/埼玉大学/山口大学など | 共通テスト対策では頻出問題を中心に進め、基礎力を高めていくことが多い。 |
私立大学対策(総合) | 駒澤大学/日本大学/中京大学/名城大学など | 基礎から無理せず始められるコース。各大学の頻出問題・テーマ演習で得点力アップを狙う。 |
大学受験対策(総合) | – | 志望校は決まっていないが、大学受験を考えている方向けのコース。どの大学を志望しても合格できるように対応力の向上を目的としている |
自分の目標・志望校に合ったコースを選ぶことで、入試まで効率良く勉強することができます。無理して上位コースを選ぶ必要はありません。志望校が決まっていなくても基礎固めや対応力の向上はできますので、気にすることなく勉強に励みましょう。
②:志望校の合格実績が高い
塾選びの際に、学習内容の濃さや講師のプロフィールを気にする方も多いです。しかし、学習カリキュラムや講師の人柄などは実際に受けてみないと把握することは難しいでしょう。その一方で、非常に分かりやすい指標になるのが「合格実績・運営実績」です。
- 最新の合格実績を確認してみる
- 現役合格の割合も公表していると分かりやすい
全体的な合格実績を確認することも重要ですが、「自分の志望校の合格実績」の確認を優先してみましょう。調べてみると分かることですが、各塾には得意としている大学があります。試験対策はもちろんのこと、最新の受験情報も入手しやすいです。
- 開校してからの期間について確認
- 口コミの評価についても確認してみる
運営実績が長ければ長いほど、多くの方から支持されていることが分かります。授業内容はもちろんのこと、過去に大きなトラブルがなかったことが分かるのも検討しやすいポイントです。口コミやランキングなどの評価を公表している塾もありますので、そちらも参考にしてみると良いでしょう。
③:自分に合った授業形式の塾を選ぶ
「講師の話を集団で受ける」というのが、塾のイメージだと思います。しかし、実際には3つの授業形式が提供されているのです。
授業形式 | 人数(講師:生徒) | 特徴 |
---|---|---|
グループ指導 | 1:10~30 | ・講師1人に対して、10人以上の集団で授業を受ける形式 ・主に黒板やホワイトボードなどを用いて進めるため学校の授業のようなイメージ ・周りのレベルに授業スピードが左右される+気軽に質問できないのがデメリット |
マンツーマン指導 | 1:2~3 | ・講師1人に対して、生徒2~3人で授業を進める ・生徒1人に時間を使えるため、自分のペースで進めやすく質問もしやすい環境 |
完全マンツーマン指導 | 1:1 | ・講師1人に対して、生徒1人で授業を進める ・自分だけに時間を使ってくれるため、周りのことを気にせず集中できる ・質問もしやすいなどメリットも多いが、全体的に授業料は高め |
基礎ができており、周りに人が多くても集中できる方はグループ指導がコスパも良くておすすめです。コスパが少し高くなっても自分のペースを崩したくない、分からないところはすぐにでも質問したい方は、(完全)マンツーマン指導を提供している塾を検討してみると良いでしょう。
大学受験に強いおすすめ塾3選
最後に、大学受験に強いおすすめ学習塾を3つ紹介していきます。それぞれ授業形式が異なりますので、お子さまの性格に合ったサービスを検討してみましょう。
個別指導塾なら「個別教室のトライ」
コース | ・大学受験対策コース ・定期テスト/内申点対策コース ・総合型/学校推薦型選抜対策コース ・内部進学対策コースなど… |
---|---|
授業料 | 各教室に要問合せ |
入学金 | 11,000円 |
授業形式 | 個別指導(完全マンツーマン指導) |
志望校 | 難関大学~中堅大学向け |
校舎・教室 | 全国600校以上 |
個別教室のトライは、その名の通り完全マンツーマン指導で授業を受けられる学習塾です。全国に600以上の校舎があり、地方の方でも通いやすいのが分かりやすい強みです。2024年度入試の合格実績は16,851名となっており、東京大学や京都大学の合格も果たしています。
学習カリキュラムはその人の目的に沿ったオーダーメイド制なので、自分のペースで進めていくことができます。分からないことがあれば、すぐに先生に質問できるのも個別指導ならではの良さと言えるでしょう。一人ひとりに時間を割ける分、手厚い学習サポートも受けられますよ。
授業料は公式ホームページには掲載されていません。軽く調べたところ、35,000円前後が平均値になるみたいです。実際は入会する教室やコースによって異なりますので、詳しいことは各教室に問い合わせてみましょう。
難関大学を目指すなら「河合塾」
コース | ・旧帝大対策コース ・国公立大対策コース ・医進対策コース ・私立大対策コース |
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授業料 | ・東大理類アドバンストコース(9月入塾):570,000円 ・早慶大理系コース(9月入塾):498,000円 など… |
入学金 | 70,000円 |
授業形式 | 集団指導・個別指導・オンライン指導・映像授業 |
志望校 | 最難関大学向け、医学部向け、難関大学~中堅大学向け |
校舎・教室 | 全国500校以上 |
河合塾は、全国に500校展開している大手学習塾です。授業形式が他の学習塾よりも豊富で、集団指導から個別指導、映像授業など多岐にわたります。もし映像授業をメインに考えている方は、「河合塾マナビス」の方を検討してみましょう。
難関大学対策に特化したコースがあり、東大や京大を目指す「旧帝大対策コース」や、医学部合格を目指す「医進対策コース」などがあります。その中でも理系コース・文系コースなど細かく分かれていますので、自分の目的に合った内容だけを学ぶことが可能です。
その一方で、授業料も非常に高くなっています。難しい大学であればあるほど高価になり、入学金も70,000円と他の学習塾と比較して高めの設定です。そのため、「いくら予算をかけてもいいから、少しでも難関大学に合格できる可能性を上げたい!」という方向けの学習塾と言えるでしょう。
集団塾なら「臨海セミナー」
コース | ・スタンダードコース ・ハイレベル(MARCH合格プロジェクト) ・トップレベル(国公立・早慶合格プロジェクト) ・大学受験科 |
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授業料 | 【大学受験科(週1回)】 高校1・2年生:1講座9,900円~ 高校3年生:1講座11,000円~ |
入学金 | 16,500円 |
授業形式 | 集団指導 |
志望校 | 最難関大学向け、難関大学~中堅大学向け |
校舎・教室 | 東京69校など |
臨海セミナーは、関東に中心に展開している学習塾です。高校1年生からでも東大対策を始められるなど、難関大学を目指すための学習環境が整っています。6年連続東大合格者数150名以上を達成するなど、合格実績も安定感があります。
講師の質も非常に高く、常日頃から良い指導ができるように研鑽を繰り返しています。学習カリキュラムも50年の指導実績から生まれた独自メソッドを活用しており、他の学習塾とは違ったアプローチから勉強を進めていきます。教材も講師陣が監修したオリジナルテキストです。
授業料はコースや授業日数、通う教室によって異なりますが、大学受験科は1講座9,900円から始めることができます。2講座以上になるとパック料金になりますので、苦手を克服したい科目は一気に契約した方がお得です。関東圏に教室が密集していますが、通えるエリアであれば検討してみてください。