人生やり直したい!50代でも経験なしで取得できるおすすめの資格10選

2024.10.28 資格に関するコラムPR

人生やり直したい!50代でも経験なしで取得できるおすすめの資格10選

定年が間近に迫り、最後に転職を考える方もいれば、定年後も収入を得るために開業や独立を目指す方もいるでしょう。「50代から資格を取って役に立つの?」と思うかもしれませんが、50代でも転職やキャリアアップに役立つ資格はたくさんあります。

この記事では、経験なしの50代でも取得できるおすすめ資格や、資格を選ぶときのポイントについて解説しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

50代で資格を取得するメリット

  • 無資格よりも転職に有利になる
  • 独立や開業すれば定年を気にせず働ける
  • 人生経験を活かせる
  • キャリアアップに繋がる

50代から資格取得するのは遅いと思われるかもしれませんが、取得するメリットはあります。

20代や30代に比べて50代の転職は簡単ではありませんが、資格があると転職に有利になる可能性があります。取得者が少なく、即戦力になる資格のほうが他の応募者と差をつけることができ、より有利に働くでしょう。

また、資格を取得することで仕事の幅が広がり、キャリアアップや昇給に繋がることもあります。定年を気にせずに働きたいなら、独立や開業に役立つ資格を取得するとよいでしょう。

50代未経験でも取得しやすいおすすめ資格10選

50代未経験でも取得しやすいおすすめ資格を紹介します。受験資格がなく、誰でも挑戦できるものを厳選してみました。

宅建士

資格の種類 国家試験
合格率・難易度 合格率:15~17%
難易度:★★★
受験資格 なし
受験料 8,200円
試験実施回数 年1回(例年10月頃)
取得のために必要な勉強時間 200~500時間
資格を活かせる職業・就職先 ・不動産業界(不動産管理会社・ハウスメーカーなど)
・金融機関(銀行・保険会社など)

宅地建物取引士(宅建士)は宅建業法に定められた業務を行う不動産取引の専門家です。重要事項の説明など宅建士にしか行えない独占業務があり、1つの事務所において従業員5人につき1人割合で宅建士を配置する義務もあるため、とても需要が高い人気国家資格です。

試験は簡単ではありませんが、取得しておけば定年まで安定して働くことができるでしょう。少しでも早く取得したい方は通信講座の利用がおすすめです。
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マンション管理士・管理業務主任者

資格の種類 国家試験
合格率・難易度 マンション管理士:7~9%程度
管理業務主任者:20~30%
受験資格 マンション管理士:なし
管理業務主任者:なし
受験料 マンション管理士:9,400円
管理業務主任者:8,900円
試験実施回数 マンション管理士:年1回(例年11月)
管理業務主任者:年1回(12月上旬の第1日曜日)
取得のために必要な勉強時間 マンション管理士:500時間程度
管理業務主任者:300時間程度
資格を活かせる職業・就職先 ・マンション管理会社
・不動産会社

マンション管理士と管理業務主任者はどちらも受験資格がなく、誰でも取得できる国家資格です。マンション管理士はマンションの維持や管理を行うマンション管理の専門家、管理業務主任者はマンションの管理組合と業務委託契約を結ぶときに、重要事項の説明や管理事務報告などを行います。

共通分野も多いため、どちらも併せて取得される方も多く、業務の幅も広がります。どちらか1つを選ぶなら、独占業務と設置義務のある管理業務主任者がおすすめで、需要があるので長く働くことができるでしょう。難易度的にも管理業務主任者のほうが合格率が高く、取得しやすいかもしれません。

看護助手

資格の種類 民間資格
合格率・難易度 【看護助手実務能力認定試験】60~80%程度
【メディカルケアワーカー検定試験】65~70%程度
受験資格 【看護助手実務能力認定試験】なし
【メディカルケアワーカー検定試験】あり
2級は看護助手の実務経験1年以上、1級は2級合格者
受験料 【看護助手実務能力認定試験】5,000円
【メディカルケアワーカー検定試験】
2級:7,700円、1級:8,700円
試験実施回数 【看護助手実務能力認定試験】年4回(3・6・9・12月)
【メディカルケアワーカー検定試験】
2級:年4回、1級:年2回
取得のために必要な勉強時間 4~6ヶ月程度
資格を活かせる職業・就職先 ・医療機関(病院・クリニック・介護施設など)

看護助手は看護師をサポートする資格です。ナースエイドとも呼ばれて、病院やクリニック、介護施設などで活躍します。看護師のような医療行為を行うことはなく、看護師の指示を受けて医療器具の洗浄や備品の管理、病室の清掃など看護師の手が足りない部分を補うのが看護助手の役目です。

資格がなくても看護助手として仕事に就くことはできますが、「看護助手実務能力認定試験」や「メディカルケアワーカー検定試験」の資格を取得しておけば、即戦力として転職で有利になるでしょう。50代や60代でも現役で働いている看護助手の方は多くいらっしゃいますよ。

登録販売者

資格の種類 公的資格
合格率・難易度 合格率: 40%程度
難易度:★★
受験資格 なし
受験料 12,800円~18,200円
※都道府県によって異なる
試験実施回数 年1回
取得のために必要な勉強時間 200~400時間
資格を活かせる職業・就職先 ・一般的医薬品の取り扱い店(ドラッグストア・薬局・ホームセンターなど)

登録販売者は一般用医薬品(第二類・第三類)の販売や相談、指導、アドバイスを行う専門家です。薬剤師と異なり、処方箋医薬品は扱えませんが、薬剤師の人材不足を補えることから持っていると就職に有利となります。

主な就職先としては、一般用医薬品(第2類・第3類)の取り扱いがあるドラッグストアや薬局、ホームセンターなどです。試験の難易度は独学でも可能なレベルで、1日2時間の勉強時間が確保できれば約3~5ヶ月で合格できるでしょう。就職先も多いので、経験なしの50代からの転職にもおすすめ資格です。

ファイナンシャルプランナー

資格の種類 国家資格
合格率・難易度 合格率:学科40~55%、実技55~70%
難易度: ★★★
受験資格 3級・2級はなし
受験料 2級:11,700円(学科:4,200円、実技:4,500円)
試験実施回数 年3回(1月・5月・9月の日曜日)
取得のために必要な勉強時間 2級:150~300時間
資格を活かせる職業・就職先 ・金融業界
・不動産業界
・税理士事務所
・公認会計士事務所

ファイナンシャルプランナーは個人や企業の資産運用、保険、年金、税務、不動産などのライフプランに関するアドバイスを行う専門家です。家計管理、資産形成、相続対策など多岐にわたります。人生経験を積んできた50代だからこそおすすめの資格とも言えます。

ファイナンシャルプランナーには3級~1級までありますが、転職やキャリアアップを目的とするなら2級以上の取得がおすすめです。キャリアアップや独立や開業も視野に入れている人は2級取得後に1級取得を目指すとよいでしょう。就職先としては保険会社、証券会社、銀行などの金融機関が多いです。

》FPの通信講座おすすめランキングや難易度についてはこちら

中小企業診断士

資格の種類 国家資格
合格率・難易度 合格率:3~8%程度
難易度:★★★★★
受験資格 なし
受験料 1次試験:14,500円
2次試験:17,800円
試験実施回数 年1回(1次:例年8月頃、2次:例年10月頃、口述:例年1月頃)
取得のために必要な勉強時間 800~1,000時間
資格を活かせる職業・就職先 ・コンサルティング会社
・会計事務所
・税理士事務所
・金融機関

中小企業診断士は経営コンサルタントとしての唯一の国家資格です。企業の経営状況を診断し、アドバイスを行います。具体的には、経営戦略の策定や財務分析、人材管理、マーケティング支援など多岐にわたります。これから開業・独立を考えている人におすすめの資格です。

合格率3~8%と難易度はかなり高いですが、希少性が高い資格なので50代からの転職でも有利になります。独学で合格を目指すのも不可能ではありませんが、難易度はかなり高いので、効率的に合格を目指すなら通信講座の利用がおすすめです。

中小企業診断士の通信講座おすすめランキングはこちらで解説

電気工事士

資格の種類 国家資格
合格率・難易度 合格率:学科50~60%、技能60%程度
難易度:★★
受験資格 なし
受験料 9,300円
試験実施回数 年2回(上期:4~5月、下期:9~10月)
取得のために必要な勉強時間 200時間程度
資格を活かせる職業・就職先 ・電気工事会社
・鉄道工事会社
・建設会社、工務店など

体力に自信がある50代や現場仕事の経験がある方、デスクワークは苦手という方におすすめなのが第二種電気工事士です。電気工事士とは、電気設備の工事や取扱の際に必要な国家資格です。第一種と第二種があり、取り扱う電気設備の範囲や仕事内容に差があります。第二種は受験資格がないので、誰でも受験することができます。

就職先は電気工事会社や設備管理会社、鉄道工事会社、建設会社などが一般的です。屋外作業が中心であるため、面接では体力面も重要視されるでしょう。試験は実技試験もあるので、未経験の人は実技試験の勉強に必要な練習工具の提供がある通信講座の利用がおすすめです。

》第二種電気工事士の通信講座おすすめや合格率などの解説はこちら

日商簿記2級以上

資格の種類 公的資格
合格率・難易度 合格率:3級40~50%、2級20%前後、1級10%程度
難易度: 3級★★、2級★★★、1級★★★★
受験資格 なし
受験料 3級:3,300円、2級:5,500円、1級:8,800円
※ネット試験は事務手数料550円
試験実施回数 統一試験:2・3級は年3回、1級は年2回
ネット試験:2・3級は随時、1級は非対応
取得に必要な勉強時間 3級:50~100時間
2級:200~300時間
1級:500~1000時間
活かせる業界・仕事 ・企業の経理部門
・会計・税理士事務所
・コンサルティング会社
・金融関連(銀行など)

事務や経理部門への転職を考えているなら取得しておきたい資格の1つです。簿記とは企業の経済活動を帳簿に細かく記録し、報告書を作成する一連の作業です。お金の動きを記録したり、計算や整理も簿記の役割です。資格を活かせる就職先は多く、企業の経理部門や会計事務所、税理士事務所などが挙げられます。

就職・転職には3級から役立ちますが、50代の転職は若年層の応募者と差をつけないと難しいため、2級以上の取得をおすすめします。経理の求人では簿記2級以上を応募資格とする企業も多くあります。

さらに差をつけたいなら、難易度はとても高いですが、経理・会計のスペシャリストとして高く評価される1級に挑戦するのもアリです。

》簿記の通信講座おすすめランキングや3級2級の難易度についてはこちら

医療事務

資格の種類 民間資格
合格率・難易度 資格によって異なるが、合格率はだいたい60~80%程度
一番難しいもので約35%前後
受験資格 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士):2級なし、1級は2級合格者
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク):なし
診療報酬請求事務能力認定試験:なし
受験料 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士):2級7,700円、1級8,700円
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク):7,700円
診療報酬請求事務能力認定試験:9,000円
試験実施回数 資格によって異なる
資格を活かせる職業・就職先 ・医療機関(病院・クリニック)

医療事務としての経験がある人におすすめの資格です。医療事務は資格がなくても働くことはできますが、50代での転職を考えると即戦力になるような医療事務の資格を取っておいた方がいいです。

医療事務の資格の中でおすすめなのが、診療報酬請求事務能力検定試験や医師事務作業補助技能認定試験(ドクターズクラーク)、医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士)です。

なかでも診療報酬請求事務能力検定試験は医療事務の中でも最も難しいと言われており、医療機関からの評価が高くおすすめです。その他の資格も、難易度はやや難しめなので、持っていると医療事務としての業務の幅が広がり、転職時に大きなアピールポイントになります。

》医療事務のおすすめ通信講座や資格ごとの難易度や費用についてはこちら

日本語教師(登録日本語教員)

資格の種類 国家資格
合格率・難易度 国家資格化されたばかりのため不明
受験資格 なし
受験料 18,900円
試験実施回数 令和6年は2024年11月17日(日)に実施
資格を活かせる職業・就職先 ・日本語学校
・企業内のレッスン
・オンライン日本語教師

日本語教師は2024年4月から、「登録日本語教員」という国家資格になりました。日本語教師になるためには、「養成機関に通う」もしくは「独学(通信講座)で試験に合格する」方法があります。主な仕事内容は日本語の発音や文法、読み書きを教えることです。その他に、日本の文化や生活習慣について教えたりもします。

人生経験の長い50代にこそ、これまでの経験を活かすことができるため、おすすめの資格と言えます。来日外国人の増加などにより、日本語教師の需要は年々高まっています。日本語学校などで外国人に日本語指導をする以外にも、日本語教師としてオンラインレッスンを行うこともできるので、自由な働き方ができるでしょう。

どの資格にチャレンジする?資格選びのポイント

50代で資格を取得する際に重視すべきポイントについて解説します。

①:信頼性や認知度の高い資格を選ぶ

業界や企業から信頼されている、認知度の高い資格を選ぶことが大切です。取得者の少ないマイナー資格を取得しても、企業側が認知していなければ意味がありません。信頼性の高い国家資格や公的資格がおすすめで、認知度が高く、資格取得者のスキルが一定の基準に達していると判断される資格を選びましょう。

②:長期的に活かせる資格を選ぶ

50代で転職を考えている人はこれから定年まで働ける仕事を探していると思います。長期的に資格を活かすためには需要の高い資格を選ぶことが大切です。需要が高い資格は就職先も多いですし、企業からも必要とされているので50代や60代を過ぎても長く雇用してもらえる可能性が高いです。

③:資格取得にかかる期間や費用を確認してから決める

まずは、いつまでに資格を取得したいのかを明確にしましょう。資格によっては年に1回しか試験を実施していないものもありますので、取得したい資格が決まったら次の試験日と取得までにかかる期間の目安を確認してみて下さい。

少しでも早く資格を取得して転職したい、活かしたい人は通信講座の利用もおすすめです。試験までの学習スケジュールを立ててくれるので、長年勉強から離れていた50代でも挫折しにくいです。費用を抑えたい人は教育訓練給付制度対象の講座や受講料返金などの合格特典のある通信講座を選ぶとよいでしょう。

働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるもの
引用:教育訓練給付制度とは

④:体力的負担も考慮して選ぶ

50代から定年まで長く働ける資格を選びましょう。体力的な変化を意識し、資格取得後の仕事が身体に過度な負担をかけないかも重要です。体力面に自信がない人はデスクワークや事務職、柔軟な勤務条件が整った仕事がおすすめです。

⑤:社会経験や実務経験を活かせる資格を選ぶ

経験なしで1から勉強するよりも、ある程度知識や興味のある分野のほうが勉強がスムーズにいきますし、転職時にも経験があると評価されて有利になります。これまでの社会経験や実務経験を活かせる資格がおすすめです。