簿記の通信講座おすすめランキング11選!費用比較や3級2級の難易度まとめ

2024.10.04 通信講座の比較PR

簿記の通信講座おすすめランキング11選!費用比較や3級2級の難易度まとめ

簿記は、ビジネスに必要な会計知識を学べる人気の資格です。特に、3級や2級は比較的勉強時間が少なく、敷居も低いため、毎年多くの方がチャレンジする資格といえるでしょう。

この記事では、忙しい社会人や学生にも最適な通信講座のおすすめ11選をランキング形式で紹介します。各講座の費用や特徴、3級と2級の難易度についても徹底比較し、あなたに合った最適な学習方法が見つかるようサポートします。

実際に簿記の資格を取ったらどんな仕事に有利なのかも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

簿記の通信講座おすすめランキング11選

まずは、簿記試験合格におすすめの通信講座11社を紹介していきます。料金や口コミ・評判、サポート体制など総合的に評価して順に紹介していますが、自分の受けたいコースがある通信講座を選びましょう。

スタディング

料金目安 簿記3級合格コース:3,850円
簿記2級合格コース:19,800円
簿記1級合格コース:66,600円
簿記3級・2級セットコース:19,800円
簿記2級・1級セットコース:66,600円
受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・AI学習サポートシステム
・質問サポート
・スタディングアプリ
・勉強仲間機能など
合格実績 2023年度合格報告:1,300名以上
特典・キャンペーン ・合格お祝い金制度
・学割クーポン
特徴

  • 2023年度合格者1,300名以上
  • 受講料が業界最安値クラスで始めやすい
  • スマホ1台で完結する利便性の高さも大きな強み
  • 初学者でも理解しやすい教材を使った高品質な講義
  • AIを駆使した珍しいサポート機能もおすすめ

スタディングは、2023年度に合格者数1,300名以上を達成した通信講座です。1~3級まで対応しており、それぞれセットコースの提供も行っています。キャンペーンも積極的に実施していますし、合格後には特典を受取れるため勉強のモチベーションも維持しやすいサービスです。

スタディング最大の強みは業界最安値クラスの受講料です。簿記3級合格コースは3,850円、簿記2級合格コースは19,800円、簿記3級・2級セットコースは19,800円となっています。どれも相場以下ですし、何よりセットコースが19,800円なのは圧倒的なコスパと言えるでしょう。

講義はすべてスマホ1台あれば完結するe-ラーニングシステムを導入しています。オンライン講義も1本あたり5~15分で収められていますので、移動時間などを活用してカリキュラムを進めていけます。最大2倍速まで速めることも可能で、短縮学習にも向いていると言えるでしょう。

サポート体制も充実しています。とくに注目したいのが、AIを活用したさまざまな機能です。学習記録を管理したり、苦手な部分や復習すべき問題を分析して定期的に問題を出してくれるのです。その他にも、質問サポートや勉強仲間を探せる機能などもありますよ。

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クレアール

料金目安 【日商簿記3級】
3級パックWeb通信:16,000円
3・2級講義パックWeb通信:50,000円

【日商簿記2級】
2級パックWeb通信:53,000円

【日商簿記1級】
1級講義パックWeb通信:132,000円
1・2級マスターWeb通信:168,000円

受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・質問制度(回数無制限)
・担任制サポートなど
合格実績 非公表
特典・キャンペーン ・教育訓練給付金制度
・期間限定キャンペーン
・各種割引制度
特徴

  • 60年近い運営実績がある老舗通信講座サービス
  • 1~3級までさまざまなコースが用意されている
  • 受講料は高めだがキャンペーンなどの提供も積極的
  • 「非常識合格法」で合格基準点クリアを効率的に目指せる
  • 担任制なので丁寧なサポートを受けることができる

クレアールは、1962年から開講している60年近い歴史を誇る資格予備校です。通学講座メインだったため通信講座としての実績はまだ長くないですが、通学講座時代から高い評価を得ています。事実、口コミでも「通信講座でも通学講座と同レベルのサービスを体験できた」という評価が多かったです。

学習スタイルは、徹底した合格基準点主義の「非常識合格法」です。これはクレアール独自に編み出した学習法で、「過去問を徹底的に分析し、合格することだけを考えて作られた教材を用いて講義を行う」というものです。つまり、無駄な知識は一切排除していますので、効率良く勉強していくことができます。

現在、さまざまな資格試験に導入が進められている「ネット試験(CBT試験)」も練習できるように、CBTトレーニングシステムが導入されているのも嬉しいポイントです。映像講義も専用の学習システム「Vラーニングシステム」がありますし、講義のクオリティは業界トップクラスと言えるでしょう。

珍しいサポート制度としては、担任制を採用している点です。分からない点や相談したいことなど気軽に聞くことができますし、合格までのサポートも丁寧と高い評価を得ています。質問サポートも回数無制限ですので、分からないことはすぐにでも解決することが可能です。

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フォーサイト

料金目安 簿記3級スピード合格講座:16,800円
簿記2級スピード合格講座:31,800円
バリューセット2(2級講座+2級過去問解き方講座+3級講座):41,800円~
受講期間の目安 最短2ヵ月~
サポート体制 ・eラーニング質問箱
・フォローメルマガなど
合格実績 【2023年】
簿記3級合格率:91.8%
簿記2級合格率:78.8%
特典・キャンペーン ・資料請求割引
・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
特徴

  • 2級・3級ともに高い合格率を記録している
  • 2級と3級がセットにばったバリューセットが安くておすすめ
  • 「合格点主義」なので、効率的な学習に期待できる
  • テキストも映像講義も高品質だと口コミでも高評価
  • 専用システム「ManaBun」を活用したサポートが強み

フォーサイトは、簿記2級・3級で高い合格率を達成している信頼性の高い通信講座です。とくに平均合格率が20%前後とされている簿記2級の合格率に関しては78.8%となっており、全国平均の4倍近くという記録となっています。これだけでも選ぶだけの価値があると言えるでしょう。

コースは単体コースの他に2級・3級がセットになったコースもあります。受講料は3級が少し高めの設定になっていますが、2級に関しては相場付近といった感じです。2級・3級のバリューセットが41,800円からとなっていますので、初学者におすすめしたいコースと言えます。

そんなフォーサイトの講義コンセプトは、「合格点主義」を掲げています。つまり、すべての知識を詰め込むのではなく、合格点をクリアするのに必要最低限の知識だけを身に着けるようカリキュラムを組んでいるのです。これにより、短期間での試験合格を目指すことができます。

テキストの内容も簡潔で理解しやすく、専用スタジオで撮影された講義動画を使用することが可能です。専用システム「ManaBun」を活用することで、学習の進捗状況を記録し、学習スケジュールを自動的に組み立ててくれます。サポート体制も整っていますので、安心して受講することができるでしょう。

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資格のキャリカレ

料金目安 簿記3級・2級合格指導講座:71,800円
受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・専任講師による質問サポート
・添削指導(8回)
・長期学習サポート(12ヶ月)
・不合格時全額返金制度
・就職・転職サポート
合格実績 3級合格率:全国平均1.4倍
2級合格率:全国平均2.8倍
特典・キャンペーン ・決算キャンペーン
・各種割引制度
特徴

  • 合格実績が高く受講者数も多い信頼性の高さ
  • 2級と3級を短期間で取得できるコース
  • 図解やイラストで理解しやすいテキストを使用
  • 受講料は高めの設定だが決算キャンペーンで大幅割引
  • サポート制度は業界トップクラスの充実度

資格のキャリカレは、全国平均よりも高い合格率を達成している通信講座です。簿記以外にも多くの資格講座を開講しており、どの講座も高い合格率と実績を残しています。その実績の高さから受講者数が3.1万人もおり、口コミでも高い評価を得ていました。

提供しているコースは「簿記3級・2級合格指導講座」のみとシンプルで、受講料は少し高めの設定です。現在であれば、キャンペーンを活用することで大きくコスパを抑えることができます。割引制度も充実していますので、適用できるものがあれば忘れずに申請しておきましょう。

そんなキャリカレ最大の強みは、受講中から合格後まで徹底しているサポート制度です。受講期間中は専任講師による質問サポート、全8回の添削指導がありますし、合格後には就職・転職サポートまで行ってくれます。仮に不合格だった場合には、全額返金にまで対応しているほどです。

学習カリキュラムは、初学者でもサクサク進められるように組まれています。テキストも図や表、イラストが盛り込まれているため内容がイメージしやすいです。とくに混乱しやすい「仕訳」に関しても理解しやすいように工夫されていますよ。

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LEC

料金目安 3級パーフェクトコース:17,600円~
2級パーフェクトコース:60,500円~
3・2級パーフェクトパック:69,300円~
受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・質問サービス「教えてチューター」
合格実績 非公表
特典・キャンペーン ・日商簿記2・3級資格説明会当日申込特典
・各種割引制度
・合格特典
特徴

  • ネット試験対策も用意しているため本番のミスを減らせる
  • 学習スタイルを自分の生活環境で選ぶことが可能
  • コース1つで試験対策が完結できるような内容になっている
  • 受講料は相場より高いが割引制度や合格特典がある

LECでは、簿記試験のメインになりつつある「ネット試験(CBT試験)」にも対応しています。試験内容は統一試験と同様ですが、ネット試験ならではの「キーボードで入力する」「メモが取れない」など、慣れる必要があります。勉強しながら慣れていけますので、本番でもミスを少なくできるでしょう。

学習スタイルは「Web講義」か「DVD講義」を選ぶことができます。コスパ良くスキマ時間を有効活用したいならWeb講義、家にいつ時間や勉強する時間を確保しやすい人はDVD講義がおすすめです。受講料事態は少し高めなので、割引制度の利用は忘れないようにしましょう。

受講料は高いですが、その分だけ講義内容の充実度は非常に高いです。テキスト・答練・模試・講義動画がすべて含まれており、これだけで「知識」と「解く力」を身に着けることができます。本番が近くなったら、Web模試でネット試験対策も忘れないようにしましょう。

サポート面では、とくに質問制度に重きを置いています。24時間いつでも質問や相談ができる「教えてチューター」を活用すれば、分からない部分をすぐに解決することが可能です。講義動画にもダウンロード機能、倍速機能、レジューム機能が搭載されているなど充実しています。

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ユーキャン

料金目安 簿記3級講座:39,000円
簿記2級講座:49,000円
受講期間の目安 3ヵ月
サポート体制 ・質問サポート(1日3回)
・添削サポート(5回)

3級・2級講座によって異なる
合格実績 3級:10年間の合格者11,300名以上
2級:10年間の合格者1,333名以上
特典・キャンペーン ・WEB限定キャンペーン
・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
特徴

  • 圧倒的な知名度と人気で信頼性のある通信講座
  • 多くの合格者を輩出しているため受講者数は毎年高い水準を誇る
  • 初学者でも理解しやすい「マンガ形式」を用いたフルカラーテキスト
  • 質問サポートや添削指導などサポート面も完備
  • 受講料が少し高いためキャンペーンの利用を検討する

通信講座業界において、圧倒的な知名度と人気を誇るのがユーキャンです。過去10年間での簿記試験合格者数も3級で11,300名以上、2級で1,333名以上となっています。明確な合格率は公表していませんが、その実績から多くの受講者が在籍しています。

簿記試験対策講座も開講から30年以上という指導実績があり、そこから作り出された学習カリキュラムは高い評価を得ています。過去問や出題傾向を分析したテキストは初学者でも理解しやすく、「マンガ形式」も組み込んでいるため楽しみながら勉強することが可能です。

テキストを用いた講義がメインとなっていますが、サポート体制はしっかりと整っています。1日3回までの質問サポートや、全5回行われる添削指導で効率良く勉強を進めていきます。スマホを使って問題の解説動画を視聴したり、チェックリストに解答したりなどe-ラーニングシステムも導入済みです。

テキスト3~4冊、問題集3冊、添削課題という盛りだくさんな内容ですが、受講料は簿記3級でも39,000円と非常に高い料金設定になっています。キャンペーンや一般教育訓練給付金制度の対象になりますので、これらを活用して少しでもコスパを抑えるようにすると良いでしょう。

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資格の学校TAC

料金目安 3級合格本科生:16,000円~
2級合格本科生:59,000円~
3・2級ステップ合格本科生:70,000円~
受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・Webフォロー
・ネット試験模擬プログラム
・質問制度(電話・メール)
・オンライン学習相談
合格実績 非公表
特典・キャンペーン ・教育訓練給付金
・各種割引制度
特徴

  • 資格予備校として高い実績を誇っている
  • 受講料は高めなのでキャンペーンなどの適用を忘れずに
  • 初学者でも合格できるノウハウが詰まったテキスト
  • マルチデバイスに対応しているためどこでも勉強できる
  • 自習室が無料で使えるなどサポート制度も充実している

資格のTACは、資格予備校として高い実績を誇っています。予備校ということで高品質な講義を提供していますが、その分だけ受講料が高めです。もし初学者で2級を目指す場合は、キャンペーンなどを活用した上で「3・2級ステップ合格本科生」をおすすめします。

提供している教材や講義は、ただ知識を身に着けるだけではなく、どのようにして合格点をクリアするかのノウハウを学ぶことができます。すべてスマホなどのマルチデバイスに対応していますので、勉強時間の確保が難しい社会人でも安心です。

サポート制度の充実度も評価が高いです。定番の質問制度は電話かメールで対応していますし、Webでも勉強しやすいようにフォローしてくれます。近くに教室があれば、自習室を無料で使えるため集中して勉強することも可能です。

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資格の大原

料金目安 【3級合格コース】
Webライブ:29,800円

【2級合格コース】
Web通信:67,100円
Web通信+DVDフォロー:86,100円
Webライブ:82,200円

受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・質問対応
・添削指導
・自習室利用サポート
合格実績 2022年度の簿記試験全体合格者:3,365名
特典・キャンペーン ・資格フェスキャンペーン
・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
特徴

  • 2022年度に計3,365名の合格者を輩出している
  • 2級コースは受講料が高いものの教育訓練給付金制度対象
  • 厳選されたオリジナルテキストの評価が高い
  • 大手予備校ならではの充実したサポート体制

資格の大原は、2022年度の日商簿記試験にて計3,365人という合格者を輩出した通信講座です。他の資格講座でも多くの合格者を輩出していますが、簿記試験は頭一つ抜けて多いです。簿記試験対策講座は1~3級まで対応していますが、3級対策講座は通学講座のみとなっています。

受講料は3級コースでも29,800円、2級コースになると67,100円~と相場より高めに設定されています。時期毎にキャンペーンを実施していますが、2級コースであれば一般教育訓練給付金制度の対応コースです。少しでもコスパを抑えたいなら3級コースよりも2級コースをおすすめします。

オリジナルテキストは、厳選されたプロが最新の出題傾向・会計基準を徹底的に分析して作成したものとなっています。内容の質が高いことも強みですが、初学者でも理解しやすいように図解を多用しているのも大きな強みと言えるでしょう。効率良く点数を取るための解法も解説されていますよ。

大手予備校ならではの手厚いサポート体制も、大原の強みの一つとして挙げられます。定番の質問制度と添削指導は完備していますし、すべての学習をスマホ1台で完結できるように設定しています。全国各地に教室がありますので、近くに教室があれば自習室としても利用可能です。

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ネットスクール

料金目安 日商簿記3級統一試験/ネット試験対応標準コース:11,000円
日商簿記2級統一試験/ネット試験対応標準コース:41,000円

日商簿記3級ネット試験(CBT方式)速修コース:9,000円
日商簿記2級ネット試験(CBT方式)速修コース:33,000円

受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・質問サポート
・受講生専用SNS「学び舎」
・24時間受講可能
合格実績 非公表
特典・キャンペーン ・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
特徴

  • テキスト・問題集のような教材の評価が高い
  • ネット試験対策にも対応している
  • 受験生専用SNSで情報交換や仲間を作りやすい
  • 受講料は相場より少し安めで教育訓練給付金制度もある

ネットスクールの提供コースは3級・2級ともに、統一試験とネット試験のどちらも対策することができます。初学者であれば基礎知識から始められる標準コース、学習経験者であれば速修コースがおすすめです。受講料もリーズナブルな分類ですので、気軽に始めやすいのも大きな強みと言えるでしょう。

現在、メインとなりつつあるCBT方式(ネット試験)の対策が行えるのも嬉しいポイントです。効率の良い解き方や、パソコンの使い方・ミスを減らす方法なども学んでいくことができます。講義内容も、高品質なテキストや問題集、映像講義が用意されているため効率的に知識を身に着けられるでしょう。

サポート制度もしっかりと用意されています。24時間いつでも受講できたり、気軽に質疑応答できるサポートもありますよ。受講生専用のSNSを活用すれば、情報収集や資格取得を目指す仲間を探すことも可能です。これにより、勉強のモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

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ヒューマンアカデミー

料金目安 簿記検定2級講座:82,500円
簿記検定3級講座:34,100円
簿記検定2・3級講座:99,000円
受講期間の目安 3ヶ月~
サポート体制 ・質問サポート
・スケジュール作成サポート
合格実績 非公表
特典・キャンペーン LINE登録で割引クーポン配布
特徴

  • 250以上の資格講座を開講している運営実績
  • 教材の質と量は業界トップクラス
  • 初学者から学習経験者まで納得のいくテキスト
  • 質問サポートは24時間対応している
  • 受講料はランキングで最も高いため品質重視の人向け

ヒューマンアカデミーは、250以上の資格講座を開講しているなど実績も高く、通学と同クオリティの講義を受けられると口コミでも高い評価を得ています。在籍している講師陣も簿記のプロフェッショナルが集まっていますよ。

教材は他の通信講座と一線を画しており、2級講座では何と28枚ものDVDが送られてきます。講義テキストや資料は計9冊もありますし、ほとんどの分野を網羅できるほどの量です。解説の内容も基礎から応用までぎっしり詰まっていますので、初学者から学習経験者まで納得のいく内容でしょう。

受講料は3級講座でも34,100円と高く、2級に至っては82,500円と今回のランキングで最も高価な講座となっています。そのためコスパ重視で選ぶのはおすすめできません。「予算に余裕があって高品質な講義を受けたい!」という人向けの通信講座と言えるでしょう。

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大栄

料金目安 簿記3級講座:86,369円
簿記3級・2級講座:214,691円
受講期間の目安 3ヵ月~
サポート体制 ・専門講師制度
・キャリアナビゲーター
・講座マイスターなど
合格実績 2017年~2022年の日商簿記3級・2級合格者:6,273名
特典・キャンペーン ・入学金全額OFFキャンペーン
・教育訓練給付金制度
・各種割引制度
特徴

  • 2017年~2022年の間に3級・2級合格者が6,273名
  • 各専門家が手助けしてくれるサポート制度
  • 楽しく続けることをコンセプトにした学習カリキュラム
  • 現在入学金が無料になるキャンペーン実施中
  • 受講料はホームページでは確認できないため要確認

資格スクール大栄は、資格講座を45年以上提供している老舗資格予備校です。全国に100拠点以上の教室があり、通信講座に対しても力を入れ始めています。2017年~2022年の間に3級・2級合格者を6,273名も輩出するなど、合格実績も非常に高いことで有名です。

そんな大栄最大の強みは、学習の手助けをしてくれるサポート制度でしょう。学習方法やスケジュールの不安を解決してくれる「専門講師」、定期カウンセリングや進捗管理をしてくれる「キャリアナビゲーター」、講義内容の疑問を解決してくれる「講座マイスター」など、各専門家が対応してくれるのです。

大栄の学習カリキュラムは、知識を詰め込むことよりも「楽しく勉強を続けること」を重視しています。初学者でも分かりやすいテキストを使用し、着実に知識を身に着けられるようにサポートしてくれるのです。ロールプレイング形式での要点学習などもありますよ。

受講料に関しては、公式ホームページでの案内はありません。時期や校舎で受講料が異なると記載されており、詳しいことは問い合わせる必要があります。ただ、「無料体験・無料資料請求」は可能ですので、受講するか迷っている人は一度利用してみると良いでしょう。

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簿記通信講座11社を徹底比較

※この表はスクロールできます。
通信講座名 3級受講料 2級受講料 サポート体制 合格率・実績 受講期間 特典・キャンペーン 講義スタイル
スタディング 3,850円 19,800円 ・AI学習サポートシステム
・質問サポート
・スタディングアプリなど
2023年度合格報告:1,300名以上 3ヶ月~ ・学割クーポン
・合格お祝い金制度
・WEB講座
クレアール 16,000円 53,000円 ・質問制度(回数無制限)
・担任制サポートなど
非公表 3ヶ月~ ・教育訓練給付金制度
・期間限定キャンペーン
・各種割引制度
・WEB講座
フォーサイト 16,800円 31,800円 ・eラーニング質問箱
・フォローメルマガなど
【2023年】
簿記3級合格率:91.8%
簿記2級合格率:78.8%
最短2ヶ月~ ・資料請求割引
・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
・WEB講座
資格のキャリカレ 71,800円 71,800円 ・専任講師による質問サポート
・添削指導(8回)
・不合格時全額返金制度
・就職・転職サポートなど
3級合格率:全国平均1.4倍
2級合格率:全国平均2.8倍
3ヶ月~ ・決算キャンペーン
・各種割引制度
・WEB講座
LEC 17,600円~ 60,500円~ ・質問サービス「教えてチューター」 非公表 3ヶ月~ ・日商簿記2・3級資格説明会当日申込特典
・各種割引制度
・合格特
・WEB講座
・DVD講座
ユーキャン 39,000円 49,000円 ・質問サポート(1日3回)
・添削サポート(5回)
3級・2級講座によって異なる
3級講座:10年間の合格者11,300名以上
2級講座:10年間の合格者1,333名以上
3ヶ月 ・WEB限定キャンペーン
・各種割引制度
・教育訓練給付金制度など
・WEB講座
・DVD講座
資格の学校TAC 16,000円~ 59,000円~ ・Webフォロー
・ネット試験模擬プログラム
・質問制度(電話・メール)
非公表 3ヶ月~ ・教育訓練給付金
・各種割引制度
・通学講座
・WEB講座
資格の大原 29,800円 67,100円~ ・質問対応
・添削指導
・自習室利用サポートなど
2022年度の簿記試験全体合格者:3,365名 3ヶ月~ ・資格フェスキャンペーン
・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
・通学講座
・映像講座
・WEB講座
ネットスクール 11,000円 41,000円 ・質問サポート
・受講生専用SNS「学び舎」
・24時間受講可能
非公表 3ヶ月~ ・各種割引制度
・教育訓練給付金制度
・WEB講座
ヒューマンアカデミー 34,100円 82,500円 ・質問サポート
・スケジュール作成サポート
非公表 3ヶ月~ ・LINE登録で割引クーポン配布 ・WEB講座
大栄 86,369円 214,691円 ・専門講師制度
・キャリアナビゲーター
・講座マイスター
など…
2017年~2022年の日商簿記3級・2級合格者:6,273名 1ヶ月~ ・入学金全額OFFキャンペーン
・教育訓練給付金制度
・各種割引制度
・通学講座
・WEB講座
※料金は2024年9月時点

簿記の通信講座選びで失敗しないためのポイント

最初におすすめの通信講座を紹介しましたが、「ランキング上位のものを選べば良いの?」というわけではありません。おすすめを参考にしつつ、自分に合ったサービスを選ぶ必要があります。ここからは、そんな通信講座の選び方のコツについて解説していきましょう。

①:無料体験を受講し、教材や講義の質を確認する

通信講座の中には、入会する前に無料体験や資料請求を行っているところがあります。それを活用することで、以下のようなことが分かるためおすすめです。

  • 教材の質
  • 講義の質
  • 講師の質

市販のテキストなのか、それともオリジナルテキストなのかでも大きな違いがあります。初学者でも理解しやすい構成なのか、イラストや図解付きで分かりやすいか、講義動画との親和性はあるのかなど確認してみましょう。もし映像講義が付属している場合、講義の雰囲気やスピード感などを知ることができます。

基本的には合格実績があり、経験豊富な講師が講義を担当しています。しかし、声質であったり喋り方、講義スピードなどタイプは千差万別です。そのため、自分に合った講師が在籍しているかも確認しておいた方が良いと言えるでしょう。

②:質問などサポート体制の充実度

勉強のモチベーションを維持するためにも、各通信講座が提供しているサポート制度についても確認してみましょう。多ければ多いほどおすすめですが、個人的には「質問サポート」「添削サポート」「カウンセリングサポート」「就職・転職サポート」に注目するのがおすすめです。

とくに質問サポートは、分からない部分をスムーズに解決するために重要なものであり、効率良く合格を目指すには必須とも言えるでしょう。質問できる回数・質問方法(メール・電話・チャットなど)を確認し、自分が最も使いやすい通信講座を検討するのが良いです。

③:教育訓練給付制度や返金制度があると安心

通信講座は無料ではありません。一括で支払えば数万円しますし、1~3級まですべて取得しようと考えると100,000円を超すこともあります。それだけ支払うのですから、できるだけ合格するまで勉強のモチベーションを維持したいところです。そこでおすすめなのが、「各種返金制度」の存在です。

◆教育訓練給付金制度
対象コースに入会して合格すると、国から受講料の一部が返還される制度のことです。基本的には20%が返還されますので、100,000円のコースであれば20,000円が返還されます。合格後のちょっとした特典のようなものですね。

◆合格特典
こちらも対象コースに入会して合格することで得られる特典です。教育訓練給付金制度と違うのは、「通信講座サービスから受取れる」という点です。現金やギフトカードによるお祝い金のこともあれば、受講料の一部もしくは全額が返金されることもあります。

◆不合格時の返金制度
数は多くありませんが、不合格時にのみ受講料が全額返金される制度のことです。受講料自体少し高くなってしまいますが、「合格しないと…」というプレッシャーが大きく軽減されます。もちろん合格することが目標ですが、どうしても自信が持てない人は活用してみましょう。

④:合格率や実績を確認してみる

各通信講座が公表している合格率や合格者数なども重要です。合格率は高ければ高いほど、合格者数は多ければ多いほどおすすめの通信講座となります。ただし、中には合格実績を一切公表していない通信講座も存在しています。

「合格実績を公表していないってことはダメなのでは?」と思うかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。なぜなら、確実な合格率を出すことが難しいからです。「確実な数字でない以上、出さない方が信頼性は増す」という方針の可能性もありますので、あくまで指標の一つとして考えると良いでしょう。

簿記の試験概要と合格率・難易度

ここからは、簿記試験の概要と各級の合格率、そこから分かった難易度について解説していきます。結論から言うと、簿記2級までであれば独学で合格できる可能性が高いです。

簿記の試験概要

まずは、簿記試験の試験概要から確認していきましょう。

3級 2級 1級
受験資格 なし なし なし
試験内容 ・択一式試験
・選択式試験
・択一式試験
・選択式試験
・択一式試験
・選択式試験
試験時間 60分 90分 180分
合格点 100点満点中70点 100点満点中70点 100点満点中70点

※1科目4割の正答率が必要なため1科目でも10点未満だと不合格
受験費用 3,300円 5,500円 8,800円

2024年度の簿記試験日程

続いて、2024年度の簿記試験日程を簡単に見ていきましょう。

【統一試験】

第167回(1~3級) 2024年6月9日(日)
第168回(1~3級) 2024年11月17日(日)
第169回(2~3級) 2025年2月23日(日)

統一試験の場合、2024年度は6月9日と11月17日の開催となっています。こちらは1級から3級まですべて対応しており、日曜日なので社会人でも受験しやすいでしょう。ちなみに2025年度の日程も出ていますが、こちらは1級に対応していないため注意です。

【CBT試験(ネット試験)】
簿記試験2級・3級の場合は、CBT試験を選択することもできます。試験日は各ネット試験会場によって異なりますので、「商工会議所ネット試験施行機関」で自分が受験しやすい地域で検索してみましょう。

CBT方式(ネット方式)とは

CBT方式とは、2020年12月の試験から導入された「インターネットに繋がれたパソコンを使って試験を受ける試験方法」のことです。ネット試験とも呼ばれており、従来の紙ベースの試験と違って日程を気にせず試験を受けられるようになっています。

2級と3級どちらの試験にも対応しており、難易度も統一試験と同等になるよう調整されています。注意点としては、「家にある自分のパソコンでは受験できない」という点です。各都道府県にあるテストセンター(試験会場)に設置されているパソコンから受験することになります。

メリット デメリット
・受験の敷居が一気に低くなった
・試験結果をすぐに確認できる
・パソコン操作に慣れないとミスが増える
・受験者ごとに試験内容が異なる

CBT方式最大のメリットは、受験機会が増えたことによる敷居の低さでしょう。試験日程に縛られるストレスも感じにくく、スケジュール管理もしやすいです。急な予定変更や体調不良になっても、すぐに再受験することができます。試験結果もすぐに確認できますね。

その一方で、パソコン操作に慣れていないと試験時間が足りなくなったり、タップミスに気付かないまま解答を続けてしまうリスクがあります。試験中にメモを残すこともできません。さらに、CBT方式は各受験者で出題内容が異なっており、ヤマ勘で解答することが難しくなっています。

簿記の受験資格

簿記試験は、どの級でも受験資格は設定されていません。年齢・学歴・性別・国籍・実務経験など問われないため、誰でも申し込むことが可能です。初学者からでもいきなり1級に挑戦できる珍しい資格でもありますが、難易度が高いため1級から挑戦するケースは非常に少ないです。

逆に、簿記1級を取得していることで受験資格クリアとなる資格もあります。それが税理士試験です。資格による受験資格に「日商簿記検定1級合格者」がありますので、将来的に税理士を目指しているなら1級取得を検討してみると良いでしょう。

簿記の合格率・難易度

簿記試験の合格率は例年どのくらいなのか見てみましょう。

簿記3級の合格率推移

統一試験
実施回 受験者数 合格者数 合格率
第167回(2024.6.9) 20,927名 8,520名 40.7%
第166回(2024.2.25) 23,977名 8,706名 36.3%
第165回(2023.11.19) 25,727名 8,653名 33.6%
第164回(2023.6.11) 26,757名 9,107名 34.0%
第163回(2023.2.26) 31,556名 11,516名 36.5%
ネット試験
2024年4月~2024年6月 54,763名 22,080名 40.3%
2023年4月~2024年3月 238,155名 88,264名 37.1%
2022年4月~2023年3月 207,423名 85,378名 41.2%
2021年4月~2022年3月 206,149名 84,504名 41.0%
2020年12月~2021年3月 58,700名 24,043名 41.0%
出典:3級受験者データ(統一試験)
出典:2級・3級受験者データ(ネット試験)
簿記3級試験は統一試験とネット試験があり、統一試験は35~40%前後、ネット試験は40%前後となっています。大きな差はありませんが、ネット試験の方が安定した合格なのが分かります。受験者数もネット試験の方が10倍弱いるのも大きな特徴です。

簿記2級の合格率推移

統一試験
実施回 受験者数 合格者数 合格率
第167回(2024.6.9) 6,310名 1,442名 22.9%
第166回(2024.2.25) 8,728名 1,356名 15.5%
第165回(2023.11.19) 9,511名 1,133名 11.9%
第164回(2023.6.11) 8,454名 1,788名 21.1%
第163回(2023.2.26) 12,033名 2,983名 24.8%
ネット試験
2024年4月~2024年6月 24,075名 9,593名 39.8%
2023年4月~2024年3月 119,036名 41,912名 35.2%
2022年4月~2023年3月 105,289名 39,076名 37.1%
2021年4月~2022年3月 106,833名 40,713名 38.1%
2020年12月~2021年3月 29,043名 13,525名 46.6%
出典:2級受験者データ(統一試験)
出典:2級・3級受験者データ(ネット試験)
2級の合格率は、統一試験だと20%前後になることが多いです。第165回と第166回が11.9%、15.5%と低い数値が出ていますが、それ以外は20%を超えています。5人に1人が合格者ということを考えると、3級と比較して難しい試験だということが分かりますね。

一方のネット試験の合格率は40%前後となっています。統一試験の約2倍の合格率を誇っており、1年単位の話ですが安定しているのが特徴です。比較的受験しやすい環境になったこともあり、受験者数も10万人を超えるのが普通になっていますね。

ちなみに、簿記1級の合格率は10%前後となっています。直近の最高合格率でも12.5%となっており、非常に難しい試験だということが分かります。試験形式や合格基準点に関しては他の試験と変わりません。

簿記試験の難易度

簿記試験の難易度は、3級が「比較的易しい」、2級が「比較的難しい」、1級が「非常に難しい」に分類されるでしょう。今後も合格率が低下していくと予想している人もおり、勉強時間の確保やCBT試験対策が重要になってきます。

簿記は独学でも合格できる?

最後に、簿記試験は独学でも合格できるのか見ていきましょう。

簿記3級なら独学でも合格できる可能性が高い

簿記3級の場合、独学での合格は十分に狙えるくらいの難易度となっています。合格率は上記でも解説した通り、約40%前後です。100人受験すれば40人合格するレベルであり、合格率20%以下の資格が多数ある中で考えると合格しやすいレベルと言えるでしょう。

そんな簿記3級を独学で合格を目指す場合、勉強時間はおおよそ150時間前後とされています。1日1時間の勉強で約5ヶ月、3時間みっちり勉強すれば2ヶ月もかからずに合格を目指すことも可能です。勉強せずとも合格できるとは言えませんが、基礎さえ固めれば合格にも期待できます。

独学でも合格が狙える理由
  • 試験範囲が狭い
  • 内容をイメージしながら勉強できる
  • 数学が苦手でも基本的に問題ない

簿記3級では、「商業簿記」の範囲のみを学びます。「商品の仕入れ→商品の売却と代金の回収」の分野であり、簿記のことをまったく知らない人でもイメージしやすい分野です。そのため、講師からの解説がなくても勉強を進めていけます。

それに加えて、簿記3級は数学的要素がそこまで求められません。基本的には四則演算を使うことになりますが、メインは足し算と引き算のみです。掛け算・割り算は限られたケースでしか出題されませんし、簿記試験では電卓の使用が認められています。問題のルールと理解度さえあれば計算は楽に終えられるでしょう。

簿記2級・1級は通信講座がおすすめ

簿記2級・1級になると、独学での合格が一気に難しくなります。合格率も2級で20%前後、1級で10%前後です。この時点で3級との大きな差があると感じます。開催する回によって合格率がガクッと下がるケースもあり、油断できないのも2級・1級の特徴と言えるでしょう。

勉強時間は2級で350~800時間、1級で500~2,000時間ほどとなっています。2級でも1日3時間で3ヶ月はかかりますし、1級に関しては半年以上かかるのが普通です。事前知識や苦手分野によっては、合格まで1年以上かかるケースもあります。

簿記2級・1級が独学だと厳しい理由
  • 出題範囲が一気に広がる
  • イメージしにくい分野が含まれている
  • 満遍なく点数を取る必要がある

簿記2級になると試験範囲が一気に広がり、「商業簿記」だけでも3級と比較してボリュームが多いです。そして、製造業で用いられる「工業簿記」が試験範囲に含まれます。普段の生活ではイメージしにくく、解説のない独学では少し理解しにくい分野です。

商業簿記が100点満点中60点を占めているとはいえ、他の分野も点数を取らないと合格することができません。1つの分野に集中するのはなく、すべての分野を満遍なく勉強する必要があるのです。学習スケジュールを自分で考えないといけない独学では、1つの分野に偏ってしまう可能性があります。

このような理由から、簿記2級以上を狙うなら通信講座の利用がおすすめなのです。学習カリキュラム・学習スケジュールは通信講座側が作成してくれますし、分からない分野に関してもすぐに質問することができます。効率も良いため、簿記2級でも最短3ヶ月での合格も目指せますよ。

就職・転職に有利なのは簿記何級から?

就職・転職のために簿記資格取得を狙っている人も多いですが、実際に何級から有利に働くのか知らない人も多いです。「とりあえず3級でも取得しておけば良いのか」、「2級以上じゃないと履歴書にすら書けないのか」など、さまざまな疑問を解消できれば幸いです。

就職・転職における1~3級それぞれの価値について

まずは、簡単にそれぞれの級に関する「就職・転職における価値」について簡単に見ていきましょう。

・3級:履歴書には書ける
3級でもれっきとした資格のため履歴書に書くことはできますし、取得したなら絶対に書くべきです。簿記の基本知識が身に着いていることを証明できますし、企業の経営活動を把握する力があると一定の評価を得られます。アピールはできるものの、大きな強みになるかは微妙なラインです。

・2級:経理の仕事を目指すならアピールポイントになる
3級の知識に加えて「工業簿記」の知識を身に着けた証明になる簿記2級は、経理の仕事であれば就職・転職で有利に働くケースが増えます。

・1級:経理のスペシャリスト
商業簿記・工業簿記・会計学など、経理に関するスペシャリストとして証明できる1級を取得できれば、就職・転職に大きな強みになるでしょう。将来的に税理士を目指している場合も、簿記1級を取得できれば受験資格を取得できるためおすすめです。

結論:就職・転職目的なら2級以上がおすすめ

もし就職・転職目的で簿記試験を受けるなら、2級以上の取得をおすすめします。近年、人手不足なこともあり、実務経験の有無を考慮しない企業も増えています。つまり、簿記2級という実績だけでアピールポイントになるケースが増えているということです。

もちろん実務経験ありの方が有利に働くことに変わりないため、自己アピールには「資格を取得していること+仕事に対する熱意」を伝えることが重要です。エントリーする企業の募集要項などをしっかりと確認し、自分の強みを活かせそうな職場を探すようにしましょう。