応用情報技術者の通信講座おすすめ8社を比較!費用や一発合格を狙う勉強のコツ

2025.12.02 通信講座の比較PR

応用情報技術者の通信講座おすすめ8社を比較!費用や一発合格を狙う勉強のコツ

近年、IT・情報技術の理解度は職種問わず必要になっています。そのため、IT・情報技術関連の資格取得を目指す方も増えていますが、実際にどの資格を取るべきなのか悩んでいる方もいるでしょう。そこでおすすめなのが『応用情報技術者試験』です。

しかし、ITや情報技術に触れてこなかった初学者にとっては「応用って付くなら難しいのでは?」という疑問もあると思います。確かに簡単な試験ではありませんが、効率良く合格できるように現在では数多くの通信講座が応用情報技術者試験を取り扱っているほどです。

今回の記事では、初学者でも分かりやすいように応用情報技術者試験の試験概要から試験内容、どのように勉強していくべきかのコツを解説しています。独学では不安という方に向けて合格を目指すのにおすすめの通信講座も紹介していますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

応用情報技術者試験とは?取得するメリット

応用情報技術者試験とは、IPAが実施している情報処理技術者試験の一種です。毎年春季・秋季の2回試験が実施され、下位資格の位置付けとして「基本情報技術者試験」があります。

基本情報技術者試験に関しては、『基本情報技術者の通信講座おすすめランキング!6社の費用・合格実績を徹底比較』で詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

上位資格ということもあり、求められる知識量・応用力はもちろん基本情報技術者よりも上です。ただ、情報処理技術者試験の中では真ん中くらいのレベルとなり、さらに高度な資格試験のための土台として活用するケースもあります。

そのため、基本情報技術者→応用情報技術者→他の高度な情報処理技術者試験で受験することが多いですね。IT従事者として実務経験がある方でも簡単に合格することはできず、全体の合格率は20%前後となっています。しかし、それだけ取得するメリットがあるのです。

応用情報技術者を取得するメリット5選

応用情報技術者を取得することで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • IT従事者として一定以上の評価を受けられる
  • 進学や就職で有利になることがある
  • 資格手当や報奨金が支給されることもある
  • 高度試験が一部免除される
  • 弁理士や中小企業診断士の科目が一部免除される

応用情報技術者を取得するには、ITを活用した製品・システム・サービス・ソフトウェアなど、さまざまな分野の知識が必要になります。つまり、資格を持っているだけで高いIT知識や技術を保持していると認識され、学校や企業から一定以上の評価を得ることができるのです。これが最も分かりやすいメリットですね。

そして、一定以上の評価があるため進学・就職へ有利にはたらくこともあります。例えば、一部の専門学校では応用情報技術者を取得していることで推薦試験の対象となるケースがあるのです。また、授業料免除となる特待生の対象になる可能性もあります。

社会人にとっては就職・転職に有利になるのはもちろんのこと、すでに働いている場合は資格手当や報奨金の対象になるかもしれません。将来的にはチームリーダーのようなチームをまとめる立場に昇格する可能性もあるなど、合格するだけでさまざまな選択肢が増えるでしょう。

資格試験が一部免除される

応用情報技術者を取得すると、他の高度試験を受験する際に「2年間限定」で一部の科目が免除されるようになっています。高度試験にはIT分野の知識が問われる午前Ⅰ問題、各高度試験の専門知識が問われる午前Ⅱ問題、そして記述式の午後Ⅰ・Ⅱ問題の4項目があります。その内、午前Ⅰ試験に限り以下の条件のいずれかを満たすことで免除されるのです。

高度試験の免除制度
  1. 応用情報技術者試験に合格
  2. いずれかの高度試験または支援士試験に合格
  3. いずれかの高度試験または支援士試験の午前Ⅰ試験にて基準点以上を獲得する

そのため、将来的にいずれかの高度試験を受けたい場合、先に応用情報技術者試験に合格しておくと試験勉強の負担を減らすことができます。

◆弁理士・中小企業診断士も一部免除
関係性がないと思われている弁理士・中小企業診断士ですが、実は一部科目が免除されるのです。

  • 弁理士:理工V(情報)
  • 中小企業診断士:経営情報システム

弁理士・中小企業診断士ともに高難易度試験であり、勉強時間も応用情報技術者試験と比較して膨大です。ジャンルが異なるため取得する前提で応用情報技術者試験を受験することは少ないですが、将来的に勉強の負担を減らせることは覚えておいて損はないでしょう。

応用情報技術者のおすすめ通信講座ランキング8選

続いて、応用情報技術者試験合格に向けておすすめの通信講座をランキング形式で8サービス紹介していきます。情報処理技術者試験の中でも受講料が高めですので、自分にとって何を優先すべきかを考えながら検討していくと良いでしょう。

スタディング

スタディングの応用情報技術者講座

出典:スタディング
料金目安 合格コース:43,800円
基本情報技術者付合格コース:49,500円
ITパスポート付初学者コース:54,800円
受講期間の目安 3ヶ月~6ヶ月
合格実績 2024年度:164名(合格者の声)
サポート体制 ・AIサポート機能(AI実力スコア・AI問題復習機能など)
・学習レポート
・マイノート機能
・勉強仲間機能など
特典・割引制度 ・合格お祝い制度(デジタルギフト:5,000円分)
・無料会員登録で10%OFFクーポン配布

特徴

  • 圧倒的な支持を集めている資格講座
  • スマホ1つですべてが完結するためタイパが良い
  • イラストを使って視覚的な分かりやすさを重視している
  • 他資格との複合コースもお得でおすすめ
  • 無料登録での特典が他の通信講座よりも優れている

スタディングの応用情報技術者試験講座は、動画満足度94.3%・コスパ満足度97.2%・継続実感度94.4%という圧倒的な支持を集めている資格講座です。スマホがあれば講義視聴から問題演習、質問まで完結しますので、ちょっとしたスキマ時間を活用して勉強に励むことができます。

IT系資格の中でも高い難易度を誇る資格のため、初学者にとって分からない単語やシステムが多く出てきます。それをできるだけ分かりやすく伝えられるように、言葉や文字だけでなくイラストを用いた講義が特徴です。動画も1本あたり5分程度ですので、集中力を切らさずに勉強することができます。

午後試験では記述式で点数を取る必要があり、午前試験は自信があったのに午後試験が全然ダメだったというケースは珍しくありません。試験本番でそのような事態にならないよう、「いかに問題読解力を向上させるか」という点に力を入れているのも心強いポイントでしょう。

料金は合格コースが43,800円となっていますが、基礎情報技術者との複合コースが49,500円、ITパスポート試験との複合コースも54,800円となっています。どちらも応用情報技術者試験よりも簡単ですが、ITや情報に関する知識の土台を作るのに適切な資格です。そのため、初学者はどちらかの複合コースから始めるのもおすすめです。

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資格の大原

資格の大原の応用情報技術者講座

出典:資格の大原
料金目安 合格コース:47,800円
基本情報復習つき合格コース:73,300円
模擬試験パック:20,000円
受講期間の目安 5ヶ月~
合格実績 非公開
サポート体制 ・質問制度
・教室聴講制度
・自習室・教室開放など
特典・割引制度 ・本試験経験者割引20%OFF
・大原受講生割引3%OFF
・再受講割引30%OFF

特徴

  • 経験豊富な講師陣による高品質な講義内容
  • 合格コースでは応用情報技術者試験の範囲のみを徹底指導
  • IPAが公開している試験範囲をすべて網羅している
  • 近くに教室があれば自習室を使って集中できる
  • 受講料は少し高くなるが心配な方は基本情報復習つきがおすすめ

資格の大原では、受験合格者・基本情報技術者合格者におすすめの「合格コース」と、基本情報技術者の基本から学び直せる「基本情報復習つき合格コース」を提供しています。どちらもコースも、経験豊富な講師が知識と実践力を身に着けられるように指導してくれます。

教材は午前対策テキスト・午前対策演習ドリル・午前対策ミニテスト・午後対策テキスト&ドリルとなっており、まずは午前対策から徹底して行うカリキュラムとなっています。IPAが公開している試験範囲をすべて網羅していますので、これらの教材だけで合格するだけの知識をインプットできます。

サポート制度では、メールを使っていつでも質問できる質問制度や、近くに教室があれば自習室を使うことも可能です。家だと誘惑が多くて集中できない方、他の受験生と一緒に勉強したい方、情報交換したい方などにおすすめのサポート制度と言えるでしょう。

受講料は合格コースが47,800円となっており、価格設定としては相場付近なので始めやすいです。もし基本情報技術者試験にて基礎知識を身に着けたい方は、73,300円で2つの試験合格を目指せます。割引制度も複数用意されていますので、もし適用できるものがあれば申請するようにしましょう。

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LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドの応用情報技術者講座

出典:LEC東京リーガルマインド
料金目安 【応用情報技術者試験対策講座(一般受験者向け)】
教材発送あり:50,000円
教材発送なし:43,000円
受講期間の目安 3ヶ月~
合格実績 非公開
サポート体制 ・教えてチューター
特典・割引制度 ・おためしWebキャンペーン
・資格別割引
・団体割引

特徴

  • 講義担当は倫理と実務に精通した講師陣
  • インプットとアウトプットのバランスが良い
  • 基本を学んでから応用に進むため初学者でも安心
  • 動画や音声はダウンロードできるためどこでも視聴可能
  • 教材発送なしコース(Web閲覧可能)の方が安くておすすめ

LEC東京リーガルマインドは、倫理と実務に精通した講師が講義を担当している通信講座です。暗記するだけでは合格できない本試験に向けて、知識の理解度アップ+活用する力を養成してくれます。インプット講義とアウトプット講義のバランスも考えられているため、着実に得点力を伸ばすことも可能です。

基本分野を学べるベーシック編→難解分野を学べるアドバンスト編とステップアップ式で進めていきますので、基本情報技術者の知識しかない方でも安心と言えます。弁理士の「論文式筆記試験 選択科目免除対策」として特別コースも用意されていますので、少しでも勉強時間を減らしたい弁理士志望の方はそちらも検討してみましょう。

講義動画はスマホやパソコンなどでいつでも視聴でき、動画や音声、PDF教材はそれぞれダウンロードすることも可能です。もしインターネットが繋がらないような場所でも、ダウンロードしておけば安心感も上がりますよ。ちょっとしたスキマ時間を活用し、効率的に勉強していきましょう。

受講料は教材発送ありで50,000円、教材発送なしで43,000円となっています。教材発送なしでもオンラインスタディ上で教材は閲覧することができますので、とくにこだわりがなければ教材発送なしコースが安くておすすめです。

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資格の学校TAC

資格の学校TACの応用情報技術者講座

出典:資格の学校TAC
料金目安 本科生プラス:113,000円
本科生:113,000円~
上級コース:67,000円~
受講期間の目安 5ヶ月~6ヶ月
合格実績 非公開
サポート体制 ・Webフォロー
・学習サポート機能
・校舎対応や質問メール
特典・割引制度 ・U24応援キャンペーン
・早割キャンペーン
・ステップアップ割引

特徴

  • 経験豊富な講師が担当している講義が高評価
  • サポート体制が充実しているため初学者でも安心
  • 複数のコースがあるため自分のレベルに合わせやすい
  • 苦手分野だけを学べる科目別コースも提供している
  • 受講料が高いため品質重視の方におすすめ

資格の学校TACは、高品質な講義動画を提供していると評判の通信講座です。経験豊富な講師が担当しており、初学者でも理解しやすいようにカリキュラムを進めてくれます。サポート体制も充実していますので、口コミでも「受講料が高いだけあって内容は満足!」という内容が多かったです。

TACの特徴は、その人の学習進捗やレベルに合わせて複数のコースから選択できる点です。例えば、基本情報技術者試験に合格できるレベルの方向けの「本科生コース」や、基本情報技術者試験の基礎知識から復習できる「本科生プラスコース」があります。不安な方は、本科生プラスコースがおすすめです。

その他にも、受講可能な分野が限定されている本科生Aコース・本科生Bコースもあり、通常の本科生コースよりもリーズナブルに始められます。重点的に学びたい科目がある方は、こちらの方を選択するようにしましょう。サポート体制などは、どちらのコースでも充実していますよ。

受講料は100,000円を超すなど、他の通信講座と比較して非常に高額な価格設定です。相場よりも2倍近く高い上に、入学金も10,000円必要なコースもあります。キャンペーンや割引制度を使うことで安くはできますが、それでもコスパより品質重視の方におすすめの通信講座です。

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ITEC

ITECの応用情報技術者講座

出典:ITEC
料金目安 スタンダードコース:40,700円
プレミアムコース:47,300円
受講期間の目安 5ヶ月~
合格実績 非公開
サポート体制 ・質問対応
特典・割引制度 ・学習強化キャンペーン
・重複教材割引

特徴

  • IT教育に30年以上携わってきた実績のある通信講座
  • 講義動画やテキストが分かりやすいと評判
  • 自分のレベルに合わせてコースを選択できる
  • 模擬試験では試験前の個別アドバイスが貰える
  • 受講料や講義内容的にプレミアムコースがおすすめ

ITECは、IT教育に関して30年以上の歴史がある通信講座です。長年培ったノウハウがあり、その分かりやすさと理解のしやすさには受験生からも高い評価を得ています。もし何か疑問が見つかっても、すぐに講師に質問することも可能です。

応用情報技術者試験対策講座は2コースあり、試験に特化したスタンダードコースと応用知識を学べるプレミアムコースです。受験経験者であればスタンダードコース、初学者や基本情報技術者試験合格から時間が経った方であればプレミアムコースの方が効率的に学ぶことができます。

プレミアムコースの場合、問題数26,000以上を保有するITECが厳選した教材を使用でき、あらゆる知識を身に着けることができます。書籍とe-ラーニングで弱点の把握と克服を行い、郵送課題の総まとめテストで実力を確認していきましょう。模擬試験に関しては、個別アドバイスまで貰えます。

受講料はスタンダードコースが40,700円、プレミアムコースが47,300円と6,600円の差しかありません。12月24日まで実施している学習強化キャンペーンを使えば3,000円引きで始められますし、クーポンの併用も可能です。そのため、比較的プレミアムコースも選びやすいと言えるでしょう。

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産業能率大学

産業能率大学の応用情報技術者講座

出典:産業能率大学
料金目安 応用情報技術者試験対策:49,000円
受講期間の目安 5ヶ月~
合格実績 非公開
サポート体制 ・通信研修学習サポートサイト「SWS」
特典・割引制度 2025年12月時点ではなし

特徴

  • 紙ベースのテキストを使った通信講座
  • 資格の学校TACの提携コースなので教材もTACオリジナル
  • 通信研修学習サポートサイト「SWS」が利用可能
  • 受講料が安いため講義動画なしでも良いならTACよりおすすめ

産業能率大学の応用情報技術者試験対策講座は、紙ベースのテキストを使って勉強を進めていきます。このランキングでも紹介した「資格の学校TAC」との提携コースとなっており、TACオリジナル教材をしているのが特徴です。添削や実力テストも付いていますので、初学者でも合格を目指せます。

産業能率大学ならではの強みとしては、スマホからアクセスできる「SANNO Web Support(SWS)」というサポート機能があります。Web上で自分の学習状況・学習進捗を確認できたり、解答を終えたリポートの提出ができるなど、あらゆるサポートを無料で使うことができるのです。

受講料は49,000円となっており、提携元であるTACが100,000円を越しているためリーズナブルに感じます。WEB講義(講義動画)や、e-ラーニングシステム自体はないため気軽に勉強するには少し不向きです。このように、講義内容や利便性目的ならTAC、コスパ目的なら産業能率大学を検討してみましょう。

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独習ゼミ

独習ゼミの応用情報技術者講座

出典:独習ゼミ
料金目安 通常コース:38,280円
受講期間の目安 3ヶ月~
合格実績 非公開
サポート体制 ・スケジュール管理機能
特典・割引制度 ・リピーター割引40%OFF
・応用情報技術者コース発売記念特典
・応用情報技術者試験 特別対策講座に招待

特徴

  • 紙テキストと講義動画を使って進めていくスタイル
  • 収録問題数が多いため本番でも実力を発揮しやすい
  • スケジュール管理機能で効率的に勉強できる
  • 合格に直結する特典が豊富に用意されている
  • 通常の受講料も安く、リピーター割引を使えば40%OFF

独習ゼミの応用情報技術者試験講座では、紙テキストと講義動画を使って勉強を進めていきます。エンジニアに広く愛されている書籍と、1本あたり5~10分の短い講義動画を組み合わせていますので、集中力を保ったまま1つの項目を終わらせることが可能です。

収録されている問題数は900問を超えており、何回も解けるため知識が定着しやすいのも嬉しいポイントです。テストごとにスケジュール設定ができますので、初学者でも試験当日まで効率的に勉強していくことができるでしょう(スケジュール変更も可能)。

特典が豊富に用意されており、今だと対策書籍を執筆した講師による「特別対策講座(オンライン)」に参加できますし、午後試験の出るところだけをまとめた「午後対策書籍」を貰うことができます。簡単な試験ではないからこそ、こういった特典が無料で受け取れるのは大きな強みと言えるでしょう。

受講料は通常コースで38,280円と、他の通信講座と比較してリーズナブルです。もし基本情報技術者コースを利用していた場合は、リピーター割引として40%OFFの22,968円で始めることもできます。このように、コスパ面にこだわりたい方でも選択しやすい通信講座です。

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Udemy

Udemyの応用情報技術者講座

出典:Udemy
料金目安 4,000円~30,000円
受講期間の目安 5ヶ月~
合格実績 非公開
サポート体制 購入した講義によって異なる
特典・割引制度 ・新規登録者向け割引キャンペーン
・24時間限定割引キャンペーン

特徴

  • 世界で5,200万人以上が利用している大人気プラットフォーム
  • 応用情報技術者試験講座だけで100講座以上ある
  • 自分好みの講師や講義動画を探すことができる
  • 動画の視聴期限がないため余裕のあるスケジュールを立てやすい
  • 定期的に開催している割引セールが非常にお得

Udemy(ユーデミー)は、米国法人Udemy, Inc.が運営しているオンライン学習プラットフォームです。他の通信講座とは異なり、「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受験生)」をつなげる場となっており、世界で5,200万人以上が利用しているほどの人気を誇ります。

カテゴリも多く、さまざまなジャンルを学ぶことができます。応用情報技術者試験対策講座も100講座以上あり、自分の目的に合ったものを探すことができるのが大きな強みです。どの講座も高品質ですが、お試し視聴もできるため好みの講師を見つけることもできますよ。

動画講座は視聴期限がありません。買い切りタイプですので、無理な学習スケジュールを立てることなく勉強できます。サポート制度は講義によって異なりますが、質問制度に対応していることもあります。購入前に、しっかりと講義内容を確認するようにしましょう。

受講料は講義によって大きく異なり、4,000円~30,000円に収まることが多いです。少し高く感じるかもしれませんが、時期によって限定セールを実施していることがあります。割引内容は開催タイミングで異なりますが、24時間限定セールで27,800円の講義を1,800円で購入できることもあります。

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応用情報技術者の通信講座人気8社を徹底比較

続いて、上記のおすすめ通信講座8サービスを「受講料」「受講期間の目安」「返金制度」「合格実績」の4項目で比較してみましょう。受講料はコースによって異なりますので、今回はスタンダードコース(※)に限定して比較しています。

※スタンダードコースの定義
基礎情報技術者に合格できるだけの基礎知識があり、応用情報技術者試験のみに特化したコース。科目A・科目Bどちらにも対応していることが条件。基礎情報技術者とのセットや復習が付いたコースは除外。
※この表はスクロールできます。
通信講座名 受講料 受講期間の目安 返金制度 合格実績
スタディング 43,800円 3ヶ月~6ヶ月 あり(デジタルギフト:5,000円分) 164名(合格者の声)
資格の学校TAC 113,000円 5ヶ月~6ヶ月 なし 非公開
LEC 50,000円 3ヶ月~ なし 非公開
資格の大原 47,800円 5ヶ月~ なし 非公開
ITEC 40,700円 5ヶ月~ なし 非公開
産業能率大学 49,000円 5ヶ月~ なし 非公開
独習ゼミ 38,280円 3ヶ月~ なし 非公開
Umedy 4,000円~30,000円 5ヶ月~ なし 非公開

表で比較してみると、受講料の平均は「40,000~50,000円」になります。そこまで大きな差はありませんが、唯一資格の学校TACのみ平均の2倍以上ある113,000円という結果になりました。そのため、コスパ重視の方はTAC以外を選ぶのがおすすめです。

受講期間の目安は早いところだと3ヶ月~ですが、平均すると5ヶ月~6ヶ月で合格を目指す形になるでしょう。返金制度(合格お祝い制度)に関しては、現状スタディングのみ提供しています。デジタルギフト5,000円分ですので、合格前提なら実施38,800円で講義を受けられます。

そして、合格実績に関してはほとんどの通信講座が公表していませんでした。スタディングも合格者の声としては公表していますが、明確な合格者数や合格率は公表していません。ただ、「合格率はブレるため正確な数値を出せない」ということもあり、近年では公表していないことも普通な印象です。

応用情報技術者の試験概要と合格率・難易度

ここからは、応用情報技術者試験の試験概要と合格率から分かる難易度について見ていきましょう。

試験時期 年2回(春期:4月頃、秋期:10月頃)
※令和8年度以降はCBT方式に移行予定
合格発表 春期:6月頃
秋期:12月頃
受験料 7,500円
受験資格 とくに指定なし
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(試験スケジュール)
応用情報技術者試験が実施されるのは、春と秋の年2回が原則です。例年通りなら4月の第3日曜日と10月の第2日曜日に実施されていますが、令和8年度以降はCBT方式に移行予定であるため、試験期間中であれば自分の都合に合わせて受験日を選ぶことができるようになります。

試験は午前と午後の2部構成となっており、どちらも150分間の試験となります。例年通りなら午前は9:30~12:00、午後は13:00~15:30です。合格発表は試験日から約2ヶ月後で、春季試験であれば6月中旬ごろ、秋季試験であれば12月中旬ごろに発表されます。

受験料は7,500円で、クレジットカード決済やペイジー払い、コンビニ払いなどを選択できます。受験資格は定められておらず、年齢・性別・学歴問わず誰でも受験することが可能です。実際、11歳の子が合格したこともあります。ただ、試験難易度は決して低くないため十分な勉強時間は必要になるでしょう。

出題範囲

続いて、出題範囲についても見ていきましょう。まず始めに、簡単に試験内容の概要についてです。

項目 内容
試験時間 【午前】9:30~12:00
【午後】13:00~15:30
出題形式 【午前】多肢選択式:80問
【午後】記述式:11問中5問を選択
免除制度 応用情報技術者試験にはない

午前試験は80問の多肢選択式で、午後試験は11問の中から5問を選んで解答する記述式です。合格点などについては後ほど詳しく解説しますが、どちらも60点以上獲得する必要があります。ただし、午前試験を合格しない限り午後試験を受けることはできません。

そして、応用情報技術者試験にはいわゆる試験免除制度がありません。午後試験には落ちたが午前試験には合格したとしても、再受験時は午前試験から受ける必要があります。そのため、再受講時には午前試験の対策も忘れないようにしないといけないのです。

午前試験

午前試験では、以下のような範囲から出題されます。

分野 配点 大分類 中分類
テクノロジ系 50点 基礎理論 基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム コンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素 ユーザーインタフェース
情報メディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ
開発技術 システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系 10点 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント サービスマネジメント
システム監査
ストラテジ系 20点 システム戦略 システム戦略
システム企画
経営戦略 経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
企業と法務 企業活動
法務
※更に小分類することもできるが、かなり細かくなってしまうため割愛

午前試験の場合、「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」で分類することができます。最も問題数と分類分けが多いのはテクノロジ系となっており、全80問の内50問と半分以上がテクノロジ系の問題です。求められる知識量も多く、いかにテクノロジ系で点を落とさないかが重要になります。

午後試験

続いて、午後試験の内容についても見ていきましょう。

  問題数 分類
必須問題 1問 情報セキュリティ
選択問題 10問中4問 経営戦略/情報戦略/戦略立案・コンサルティング技法
システムアーキテクチャ
ネットワーク
データベース
組込みシステム開発
情報システム開発
プログラミング(アルゴリズム)
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム監査

午後試験は記述式となり、11問の内5問を解答することになります。情報セキュリティは必須解答問題となっていますので、選択できるのは10問の中から4問です。知識だけでなく長文を読み解く読解力も必要になるため、午後試験の方が苦手という方もいます。

合格ラインは午前・午後試験ともに6割以上

  午前試験 午後試験
試験時間 150分 150分
出題形式 多肢選択式 記述式
出題数 80問 11問中必須1問+選択4問の計5問
合格基準点 100点満点中60点以上 100点満点中60点以上

試験時間はどちらも150分となっており、慣れていない方にとっては非常に長く感じてしまいます。午前試験であれば1問あたり1分40秒~2分ほど、午後試験であれば1問あたり30分で解答する計算になります。午前試験は1問あたりの時間が短いため、事前に模擬試験などで慣れておくことが重要です。

前述した通り、午前試験はテクノロジ系の問題が全80問中50問を占めていますので、いかに点数を落とさないかが重要です。午後試験では、情報セキュリティ(必須問題)以外に自分が自信を持って解答できるジャンルを5つほど用意しておくと良いでしょう。

午前試験と午後試験共に、60点以上取ることが合格基準です。午前試験は1問当たり1.25点、午後試験は1問当たり20点の配分になることを覚えておきましょう。ただし、午前試験に合格しなければ午後試験は採点されません。平均点ではなく、どちらも60点以上必要ということです。

応用情報技術者試験は独学でも合格できる?

続いて、応用情報技術者試験は独学でも合格できる試験なのか見ていきましょう。先に結論から言うと、独学でも合格を狙うことはできます。ただし、決して簡単な試験ではないので少しでも合格率を上げたいなら通信講座を利用するのがおすすめです。

合格率は20~25%程度

年度 受験者数 合格者数 合格率
2025年春期 38,663人 8,527人 22.1%
2024年秋期 44,243人 12,613人 28.5%
2024年春期 36,730人 8,677人 23.6%
2023年秋期 37,763人 8,753人 23.2%
2023年春期 32,340人 8,805人 27.2%
2022年秋期 36,329人 9,516人 26.2%
2022年春期 32,189人 7,827人 24.3%
2021年秋期 33,513人 7,719人 23.0%
2021年春期 26,185人 6,287人 24.0%
2020年秋期 29,024人 6,807人 23.5%
出典:独立行政法人 情報処理推進機構
応用情報技術者試験の合格率は、おおよそ20%~25%くらいが平均値となっています。受験者の1/4しか合格しないと考えると、それなりに難しい試験だということが分かります。やはり「午前試験・午後試験ともに60点以上取らないといけない」というのが、試験の難易度を上げているのでしょう。

受験者数も調査したところ、2021年秋期以降は30,000人を切ることがなく、2024年秋期には40,000人も突破しています。受験者数が増加傾向にあることから、応用情報技術者試験の需要が高まっていることが窺えます。合格率も2024年秋期が最も高く、今後は30%を超えることがあるかもしれませんね。

独学なら500時間程度の勉強時間を確保

もしIT関連の資格を取得していない初学者が独学で合格を目指す場合、必要とされる勉強時間は約500時間と言われています。あくまで目安のため400時間ほどで終わる方もいれば、600時間近くかかる方もいるでしょう。IT関連の基礎知識があれば、300時間ほどで独学でも合格を狙えます。

仮に1日3時間勉強すれば5ヶ月半~6ヶ月ほど、1日2時間だと8ヶ月~9ヶ月ほどかかります。社会人であれば勉強時間の確保が難しく、後者になるケースが多いです。そのため、独学だとすぐに取得できる資格ではないという点は頭に入れておきましょう。

因みに、応用情報技術者試験の偏差値は61~65ほどとされており、これは社会保険労務士や通訳案内士と同レベルの偏差値です。応用情報技術者試験の下位資格とされている基本情報技術者試験の偏差値が49前後とされていますので、如何にレベルが高いか分かると思います。

応用情報技術者試験に一発合格するための勉強方法

最後に、独学で応用情報技術者試験合格に向けてやるべきこと、勉強のコツについて解説していきます。

期限を決める

独学のメリットは、「学習スケジュールを自由に決められる」という点です。つまり、いつ勉強するのか、どの範囲を勉強するのかは自分の気持ち次第なのです。勉強を強制されるストレスはありませんが、逆にモチベーションを維持するのが難しいと言われています。

応用情報技術者試験は年に2回しか実施していません。どのタイミングで受験するのかを明確にすることで、勉強スケジュールを立てやすくなります。必要な勉強時間も決して短くありませんので、モチベーション維持のためにも期限を決めることは重要です。

インプット学習とアウトプット学習の繰り返し

独学で進める場合、インプット学習とアウトプット学習のバランスが重要です。テキストを使ったインプット学習で基礎知識を身に着け、問題演習を用いたアウトプット学習で定着を目指します。インプット学習だけ、アウトプット学習だけでは理解度に大きな差が出るのです。

ただし、それらのバランスは一定ではありません。必ずしも5:5である必要はないのです。ここからは、目安となるインプット学習とアウトプット学習のバランスについて簡単にですが見ていきましょう。

時期 割合 解説
スタート 10:0 勉強に着手するスタート時点では、まず試験範囲の確認と学習の流れを把握。
この時期はテキストを読むインプット学習に集中する。
中盤 3:7 テキストを読んだ知識を定着させるために問題演習に励んだり、過去問を解く。
間違えてしまった部分をテキストを読み返して修正するため、アウトプット学習の方が割合が大きくなる。
終盤 1:9 午後試験は記述式になるため、インプット学習よりもひたすら演習を続けるアウトプット学習がメイン。
模擬試験なども含め、試験前は問題演習・過去問をメインに進めていく。

午前試験と午後試験で対策する

応用情報技術者試験は午前試験・午後試験に分かれており、それぞれ出題傾向や解答方法が異なります。そのため、必ず午前試験に合った勉強、午後試験に合った勉強で対策しなくてはいけません。

【午前試験対策】
午前試験は基本となる知識を問われますので、ひたすらテキストを読んだり書き込むことで用語の意味を覚えていく必要があります。そして、覚えた知識の理解度を上げる目的で問題演習に取り込むという流れがおすすめです。ただし、問題と答えを丸暗記してしまうだけでは何も身に着かないため注意しましょう。

【午後試験対策】
午後試験は記述式となっており、11分野の中から5分野を解答することになります。その中で「情報セキュリティ」は必須解答ですので、選択解答は10分野の中から4分野です。つまり、情報セキュリティ以外の中から最低でも5分野ほどの得意分野を作っておく必要があるでしょう。

理想は10分野すべての範囲を対策すべきですが、それだけ時間がかかります。各分野の理解度も浅くなってしまいますし、モチベーション維持もしにくいです。興味がない分野であれば、他の分野の勉強に影響を与えてしまう危険性もあります。そのため、試験合格だけを目指すならやはり5~6分野を集中的に勉強する方が効率的です。

過去問や演習問題を繰り返し解く

テキスト(参考書)を一通り読み終わったら、過去問や演習問題に取り組んでみましょう。覚えた知識の定着にも役立ちますし、今の自分がどのくらいの実力なのかを把握できます。ある程度繰り返し進めていけば、得意分野・苦手分野も分かってくるでしょう。

得意分野・苦手分野が分かれば、重点的に学習すべき分野が分かります。上記でも解説した通り、午後試験では解答する分野を自分で選択します。得意分野が5つ以上あればそれらを中心に点数を伸ばせるよう対策し、もし5つ以下であれば苦手分野の中でもいけそうな分野を選択するようにしましょう。

過去問を解く際のコツ

過去問を始める際には、以下の2つを意識してみてください。

  • 本番と同じように時間制限を設ける
  • 「過去問を〇周する」を目標にしない

試験本番と同じように時間制限を設けることによって、時間配分を把握することができます。とくに午後試験の場合、長文問題が多くなります。読解力と文章力の2つが必要となり、150分あっても慣れていないと解けないこともあるのです。そのため、どのくらいのペースで読み解くのかを事前に把握することが重要になります。

そして、過去問利用時の目標は解いた数や量ではなく、理解度にするようにしましょう。「過去問を3周する!」を目標にしてしまうと、ただの作業になってしまう可能性があるからです。それよりも「正答率90%以上!」を目標にした方が、合格への近道と言えるでしょう。

短期合格を目指すなら通信講座がおすすめ

もし短期合格を目指すのなら、独学よりも通信講座の方をおすすめします。

通信講座ならではの強み
  • スマホ1台で学習のすべてを完結できるケースが多い
  • 経験豊富な講師がノウハウやコツを教えてくれる
  • 高画質で高音質な講義動画を視聴できる
  • 出題傾向を分析したオリジナルテキストが使える
  • 模擬試験が付いていることもあり、試験本番のミスを抑えられる
  • 質問制度やカウンセリングなどサポート制度も充実
  • 期間限定キャンペーンや割引制度で安くすることも可能

もし基本情報技術者試験に合格している場合、最短3ヶ月ほどで合格を目指すことができます。仮に初学者だったとしても、5~6ヶ月ほどで合格できるほどの知識を得ることができるでしょう。それだけ効率的かつ実践的な内容を学ぶことができるのです。

効率化という面で考えると、やはりスマホ1台でテキストや講義動画の視聴、問題演習まですべて行えるというのが強みですね。電車での移動中や、ご飯休憩などちょっとしたスキマ時間でも勉強することができます。経験豊富な講師による講義動画や、オリジナルテキストの存在も通信講座ならではでしょう。

分からないとこがあればすぐに質問できますし、通信講座によっては添削指導が付いていることもあります。料金は独学よりも高くなりがちですが、期間限定キャンペーンや割引制度で安くすることもできますし、講義内容の充実さを考えればコスパ自体は良いと言えるでしょう。