ExcelVBAの副業って稼げるの?収入の相場・案件の探し方と副業におすすめな理由

2025.11.24 エンジニア転職PR

ExcelVBAの副業って稼げるの?収入の相場・案件の探し方と副業におすすめな理由

「ExcelVBAを使って副業で稼ぎたい」「VBAのスキルはあるけれど、どうやって仕事を見つければいいか分からない」と感じていませんか?

ExcelVBAは需要があり、スポット案件も多いため副業として案件を獲得することが可能です。特に、ExcelVBAの案件には、短時間で対応できるものや、在宅・リモートワークが可能なものがたくさんあります。

初心者の方でも比較的取り組みやすい案件から始められ、スキルや経験を積むことで高単価の案件に挑戦することも十分可能です。

この記事では、ExcelVBAの副業の主な業務内容、気になる報酬相場、案件獲得に必要なスキル・経験、そして具体的な案件の探し方までを網羅的に解説していきます。

目次

ExcelVBAが副業におすすめな理由

ExcelVBAが副業におすすめな理由

ExcelVBAが副業として注目されるのには、いくつかの明確な理由があります。

• 需要が高い
• スポット案件が多い
• 在宅・リモートワークが可能
• 初心者でもチャレンジしやすい案件がある
• スキル習得のハードルが比較的低い

需要が高い

まず、ExcelVBAのスキルはビジネスの現場で高い需要があります

MicrosoftOffice、特にExcelは、日本のほとんどの企業で日常的に使用されており、膨大な数のデータを処理したり、必要なデータのみを抽出したりするなど、VBAができると日常の業務がスムーズになります

企業側にとって効率良く業務を終わらせるためにはVBAが不可欠な技術となりつつありますが、VBAを使いこなせる人が少ないのが現状です。

VBAができる人材は企業から重宝され、副業であっても多くの企業から需要があると言えます。

スポット案件が多い

ExcelVBAの副業案件には、比較的短期間で完了するスポット案件が多く見られます

例えば、複数の売り上げデータを1つのシートにまとめるような作業をVBA化する案件は、慣れている方であれば3時間程度で完了することもあります。

クラウドソーシングサイトなどでは、このような数時間や数日で完了する簡単な案件から、数週間から1ヶ月程度の納期を持つ案件まで、様々な期間の案件が掲載されています

これにより、本業の合間や週末などの隙間時間を活用して副業に取り組むことが可能です。

在宅・リモートワークが可能

多くのExcelVBA副業案件は、在宅またはリモートワークでの勤務が可能です。

求人ボックスに掲載されている案件を見ても、「在宅」「フルリモート」「リモートワーク可能」「リモート併用」といった働き方を提示しているものが多数確認できます。

これにより、場所に縛られずに柔軟な働き方が実現でき、仕事とプライベートの両立が図りやすくなります

特に副業の場合、在宅勤務が可能な案件に絞ることで、無理なく継続できるでしょう。

初心者でもチャレンジしやすい案件がある

ExcelVBAの副業案件の中には、初心者でも取り組みやすい比較的難易度の低い案件が存在します

例えば、データのリスト化や簡単なグラフ作成、データ整理といった業務は、VBAの基礎知識があれば対応可能です。

これらの案件は、スキル習得の初期段階や実務経験が少ない方にとって、実績を積むための良い機会となります。

副業収入を得ながらスキルを伸ばせる環境があるため、最初の案件着手までのハードルが低いと言えます。

スキル習得のハードルが比較的低い

VBAは、一般的なプログラミング言語と比較してスキルを習得しやすいと言われています。

その理由の一つは、専用の開発環境構築が不要であり、MicrosoftOfficeがインストールされていればすぐに始められる点です。

また、VBAはVisualBasicがベースとなっており、比較的文法が分かりやすく、人間の言葉に近い記述であるため、短期間で理解・習得しやすいとされています。

インターネット上には学習サイトや参考書も豊富にあり、学びやすい環境が整っています。

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ExcelVBA副業の主な業務内容

ExcelVBAの副業案件で依頼される主な業務内容は多岐にわたります。

難易度は低いものから高いものまで様々です。

VBA副業の業務内容 難易度
データのリスト化・グラフ化
データの取り込み・集計 低~中
業務の自動化 中~高
スクレイピング 中~高
システム開発
既存システムの運用・改善
Webシステムや他のアプリケーションとの連携

データのリスト化・グラフ化

Excelのデータから必要な情報を抽出し、別のシートにまとめたり、グラフ化したりする作業を自動化する業務です。

顧客リストの作成、売上情報の一括集計とグラフ作成など、手作業では時間のかかる作業を効率化します。

繰り返し同じタイプの表やグラフを作成する場合、フォントや色、目盛りなど多くの項目を守る必要があるため、VBAを使うことでデータを入力するだけで瞬時に完成させることができます。

これは比較的難易度が低い業務であり、副業初心者にもおすすめです。

データの取り込み・集計

PDFやCSVといった外部データをExcelに効率的に取り込む業務や、取り込んだデータを集計する業務が含まれます。

手作業では時間と労力がかかるデータ入力や転記を自動化することで、作業時間を大幅に短縮できます。

PDFやCSVファイルからのデータ取り込みは具体的な業務内容として挙げられ、多様な形式のデータを正確に取り込むことが求められます。

中級レベルになると、エラー処理の技術も必要になります。

業務の自動化

ExcelVBAは、データ集計やレポート作成、入出庫処理など、定型的な業務を自動化するために活用されます

例えば、品切れ商品の抽出、在庫一覧の表示、仕入れデータ入力などを自動化することで、業務効率を大幅に向上させることができます。

クライアントが抱える業務課題をヒアリングし、VBAを用いた最適なソリューションを提案・設計・開発する業務もあります。

業務の自動化は、クライアントにとってコスト削減や人的ミスの削減につながるため、価値の高い業務で、難易度は中程度から高程度とされています。

スクレイピング

Webサイト上から特定の情報を自動的に収集し、Excelなどに整理・抽出する技術です

通販サイトのデータ収集や、市場価格調査、商品の在庫状況確認など、定期的な情報収集が必要な業務を効率化できます。

Webサイトのデータを取り扱うため、HTMLの知識が必要になることもあり、難易度は中程度から高いとされています。

VBAだけでなく、Pythonなど他のプログラミング言語で行われるケースもありますが、VBAでも対応可能です。

システム開発

VBAを活用して、ExcelやAccessを中心にデータ処理や自動化ツールなどのシステムを開発する業務です。

基幹業務システムの改修、データベースの効率化、ファイル管理ツールやデータ管理ツールの開発などが含まれます。

クライアントの要件をヒアリングし、必要な機能を開発・テスト・納品する流れが一般的です。他のプログラミング言語を使ったシステム開発経験があると、案件の種類が広がる可能性もあります

VBA単体でのシステム開発は比較的容易な場合もありますが、プロジェクト規模や複雑さによっては高いスキルが求められます。

既存システムの運用・改善

VBAで作成された既存システムの運用や改善業務も依頼されます。

具体的には、マクロの実行サポート、データ入力と整理、エラー対応、新機能の追加やコードの最適化などを行います。

開発者が異動や退職によって不在になった場合に、システムの保守・管理が必要になるケースがあります。

既存システムの運用・改善には、VBAの知識に加えて、データ管理スキルや問題解決スキルが求められることがあるため難易度は高いとされています。

Webシステムや他のアプリケーションとの連携

ExcelデータをWebシステムに登録したり、WebページのデータをExcelシートに書き込んだりする連携処理もVBAの案件として多く見られます。

また、VBAはExcelだけでなく、WordやAccess、PowerPoint、Outlookといった他のMicrosoftOffice製品と連携させることも可能です。

例えば、Excelで作成した顧客リストをOutlookに転記して一斉送信したり、Excel画面からAccessを操作したりできます。

さらに、メルマガなどOffice製品以外のアプリケーションとの連携を依頼されるケースもあります。連携処理は、慣れている方であれば数時間で開発できる案件もあれば、数日かかる規模の大きなシステム開発につながることもあり、難易度は高いとされています。

API(ソフトウェアの一部を公開し、他のソフトウェアと機能を共有する仕組み)についての理解があると、アプリケーション間の連携案件で評価が高まる傾向にあります。

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ExcelVBA副業は平均どのくらい稼げる?報酬相場等について

ExcelVBA副業は平均どのくらい稼げる?報酬相場等について

ExcelVBAの副業で得られる報酬は、案件の内容、難易度、依頼者のスキルや経験によって大きく異なります。

クラウドソーシングサイトで掲載されている案件を参考にすると、副業の場合、簡単なスポット案件であれば1,000〜2,000円/時間が相場とされています。

月収としては、簡単な案件を中心にこなした場合、10,000〜30,000円程度が目安になるでしょう。経験者であれば月に5万円程度は無理なく稼ぐことも可能だとされています。

長期的なシステム開発や複雑な機能開発の案件になると、単価は高くなります。1ヶ月以上の開発期間が必要な複雑な機能やツールの場合、相場は30万円から100万円程度まで上がるとされています。

VBA単体のスキルだけでは、副業単価は下がる傾向にあります。より大きな金額を稼ぎたい場合は、高難易度のプロジェクトを狙うか、他のプログラミング言語やデータベース、システム開発に関する知識など、VBA以外のスキルや知識を組み合わせることで高単価の案件に挑戦できるようになります。

副業案件の報酬形態には、単価制(固定報酬)と時給制があります。単価制は土日など自分のペースで働きやすく、時給制は収入が安定しやすいというメリットがあります。自分のスキルや経験、作業に当てられる時間などを考慮して、応募先や報酬形態を選択するようにしましょう。

ExcelVBAは数ある副業の中でも比較的稼ぎやすい部類に入ると言えるでしょう。しかし、大きく稼ぐには、簡単な案件を数多くこなすか、スキルアップしてより高度な案件に挑戦する必要があります

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ExcelVBA副業に必要なスキル・経験

ExcelVBAの副業で成功するためには、単にコードが書けるだけでなく、いくつかのスキルや経験が求められます。

• VBAに関するスキル
• Excel・Accessのスキル
• システム開発スキル
• Excelを活用した業務改善の経験
• VBA以外の開発・データベースなどのスキル
• 実務経験
• コミュニケーション能力
• 守秘義務を守る意識

VBAに関するスキル

副業案件を獲得するには、当然VBA自体のスキルは身に付けておかなければなりません。

VBAの業務内容に応じたスキルレベルは以下のように分けられます。

初級レベル

1つのExcel内で作業が完結する比較的簡単な仕事です。PDF・CSVの出力、データのグラフ化、データ整理・印刷といったスキルが求められます

未経験者や初心者は、まずこれらのスキル習得に注力しましょう。

中級レベル

Excel内だけでなく、他のExcelファイルとの連携や外部データの取り込みが含まれます。PDFなどのデータの取り込み、他のExcelにデータを転記、Excelからデータを取得してメールを作成するなどのスキルが求められます

中級レベルでは、エラー処理の技術や、SQLやADOを活用したデータベース操作、文字列操作のスキルがあると良いでしょう。

上級レベル

主にWebからのデータ収集(スクレイピング)や、既存VBAのメンテナンス作業などが含まれます。通販サイトなどWeb上のデータを収集・活用するスキルや、VBAのメンテナンススキルが求められます

これらのスキルがあると、より報酬アップにつながります。

プロジェクト規模の変化への対応や複雑なプログラム作成が必要なシステム開発、システムの運用・改善も上級レベルの業務とされます。

Excel・Accessのスキル

VBAはExcelやAccessなどのMicrosoftOffice製品を操作するための言語であるため、当然これらのアプリケーション自体のスキルが要求されます。特にVBAでの開発の際は、主にExcelやAccessを使用します。

Excelの基本的な操作や関数をある程度使いこなせることは必須です。

AccessはExcelと比較して馴染みがない方も多いかもしれませんが、Accessを使ったVBA開発の依頼も一定数存在するため、操作ができると案件の幅が広がります。

また、WordやOutlook、PowerPointといった他のOfficeソフトと連携させる案件もあるため、これらのソフトも使えるようにしておくと有利です。

システム開発スキル

プロとしてVBA案件を請ける場合、単にコードが書けるだけでなく、システム開発全体のスキルが求められます

特にExcelVBAの副業では、漠然とした顧客の要望を聞き、それを具体化して使いやすいシステムを提案できる能力が要求されます。

クライアントの要望を汲み取り、ニーズに合うシステムの要件定義から仕様の決定、コーディング、テスト、納品までを遂行する能力が求められます

VBAのスキルがあり、システム開発もできる人は企業から重宝される可能性があります。

Excelを活用した業務改善の経験

Excelを使った業務そのものへの深い理解と、業務改善の経験があると、クライアントが求めている機能を理解しやすくなります。

日々の業務でExcelを使い、効率化や自動化に取り組んだ経験があれば、それが副業での引き出しとなり、クライアントの要望通りの仕事ができる可能性が高まります。

本業でExcelを活用して業務改善をした経験は、VBAの副業における大きな武器となります。

VBA以外の開発・データベースなどのスキル

VBA単体では対応できない案件や、より高単価な案件を目指すためには、VBA以外のプログラミング言語や関連技術のスキルがあると有利です。

• プログラミングスキル
• データベース関連
• 他言語
• RPA
• Web関連

VBAはプログラミング言語ですが、操作の記録だけで作成されたマクロは、後からの修正や機能追加が面倒なことがあります。そのため、プロとしてVBAを作成する場合、可読性の高いプログラムを書くプログラミングスキルが求められます

SQL(データベースにアクセスするための言語)や、データベース自体の知識があると、業務システムや基幹システム関連の案件に応募しやすくなります。DB(SQLServer/SQL)テーブル作成経験などが求められる案件もあります。

Python、Java、PHP、JavaScript、VBまたはVB.NET、Ruby、Go、C#など、他のプログラミング言語を扱えることで、スキルを組み合わせた高単価案件に挑戦できます。特に、VBAと組み合わせやすい言語として、VBScriotやPythonが挙げられています。

RPA(RoboticProcessAutomation)ツールを用いた経験も、社内SE案件などで求められることがあります。

HTML/CSSや、Webシステム連携に関する知識、AWSなどのクラウド技術、APIの理解などがあると、案件の幅が広がります。その他のLinuxに関する開発スキルなども、外部システムと連携する案件などで役立ちます。Excel関数知識や応用的な関数を使いこなせるスキルも役に立ちます。

実務経験

VBAの実務経験は、副業案件獲得において有利になります。企業での実務経験が1〜2年ほどあると案件を受注できる確率がアップすると言われています。

クラウドソーシングサイトの案件例を見ても、応募条件として「ExcelVBAでの同内容の作成経験のあること」や「VBAを使った開発経験」、「実務歴3年以上」など、実務経験を求めるものが多くあります。

実務経験がない初心者の方は、まず簡単な案件から始めて実績を積むことをおすすめします。

本業でMicrosoftOfficeを使用している場合、そこでVBAを活かして効率化を進めることも実務経験になり得ます。

コミュニケーション能力

クライアントの要望を正確に理解し、それをVBAで具体化するためには、高いコミュニケーション能力が求められます。

特に発注者がVBAに詳しいとは限らないため、漠然とした要望を聞き出し、使いやすいシステムとして提案するスキルが求められます

システム開発では、クライアントの要望を汲みとれるかどうかが案件の円滑さにつながります

案件受注後も、疑問点や不明点があれば都度クライアントに連絡し、報告・相談を行うことが、トラブルを避け、円滑な業務遂行につながります。

守秘義務を守る意識

副業として企業のシステムやデータを取り扱う場合、機密情報に触れる機会が多くあります。

企業は取引先や顧客から提供される情報の中に、機密性を要求されるものが多く含まれているため、これらの情報が外部に漏れないよう、十分気を付けましょう

企業の守秘義務を必ず守る意識を持ち、業務内容やデータに関する情報を取り扱う際は細心の注意を払って業務を行うことで、信頼関係の構築や継続的な案件獲得につながります。

守秘義務違反は、契約解除や損害賠償の対象となる可能性があります

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ExcelVBA副業案件の探し方

ExcelVBAの副業案件を探す方法にはいくつかのアプローチがあります。

自分の状況や目標に合った方法を選ぶようにしましょう。

• クラウドソーシングサイト
• 副業・フリーランスエージェント
• 求人サイト
• 知人からの紹介
• ブログやSNSでの発信

クラウドソーシングサイト

初めてVBA副業を始める方や、知り合いに仕事を紹介してもらうのが難しい方によく利用されるのがクラウドソーシングサイトです。

クラウドソーシングサイトでは、企業や個人が不特定多数のワーカーに仕事を依頼しており、VBA関連の案件も多数掲載されています

クライアントへの直営業と比べてハードルが低く、案件を獲得しやすいというメリットがあります。

ただし、簡単な案件から数日かかる案件まで混在しており、案件あたりの単価が比較的低い傾向がある点や、サイト側に手数料を支払う必要がある点に気を付けましょう

多くのワーカーが登録しているため競合することもあり、やりたい案件を獲得できない場合もあります。フリーランス初心者の方が手始めにやるには十分効果を発揮するとされています。

副業・フリーランスエージェント

案件獲得を効率化したい方や、本業が忙しく案件探しの時間があまり取れない方には、副業エージェントやフリーランスエージェントの活用がおすすめです。

ITプロパートナーズ、レバテックフリーランス、クラウドワークステック(旧クラウドテック)などがあります。

エージェントに登録すると、専門のスタッフが希望条件やスキルに合った案件を紹介してくれます。

案件紹介だけでなく、単価交渉、契約処理、トラブル対応など、業務遂行中の様々なサポートを受けられるという大きなメリットがあります。

実務経験があり、ある程度稼働できる方は、フリーランスエージェントを利用することで高単価案件を獲得しやすくなります。

求人サイト

一般的な求人サイトでも、ExcelVBAに関する副業や業務委託、派遣社員などの求人情報が見つかります

求人ボックスやIndeedなどで「ExcelVBA開発在宅」といったキーワードで検索すると、多くの案件がヒットします。

エージェントを介さない直接応募となる場合が多く、企業の採用情報ページや他の求人サイトにも掲載されている可能性があります。

求人サイトを利用する際は、勤務形態(業務委託、契約社員、派遣社員など)や働き方(在宅、リモート、常駐など)をよく確認しましょう

知人からの紹介

友人や、かつて一緒に働いていた同僚など、知人から仕事を紹介してもらう方法もよいでしょう。

知人からの紹介案件は、間に仲介者が入らないため、手数料が発生せず、クライアントが支払う報酬をそのまま受け取れるというメリットがあります

また、既に信頼関係のある相手とのやり取りになるため、比較的安心して業務に取り組めます。

最初の案件を無事に完了し、良い評価を得られれば、口コミなどで次の仕事につながる可能性もあります。まずは身近な人に声をかけてみるのも良いでしょう。

ブログやSNSでの発信

自身のスキルや実績をブログやSNS(Xなど)で積極的に発信するのも、副業案件獲得につながる可能性があります。

Xは圧倒的な利用者数を誇るため、「VBA副業」「VBA募集」といったキーワードで案件を探したり、自身のプロフィールや過去の実績(ポートフォリオ)を公開したりすることで、企業や個人から仕事の依頼(スカウト)が来ることもあります。

仲介者がいないため手数料がかからず、報酬をそのまま受け取れるのがメリットです。

ただし、すぐに案件獲得につながるわけではないため、自分のスキルが分かりやすいようにポートフォリオを掲載するなど、継続的な発信と工夫が求められます

Webサイト作成のスキル(HTML,JavaScriptなど)がある場合は、ブログと組み合わせてアピールすることも可能です。

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未経験・初心者がExcelVBA副業案件を獲得するためのステップ

未経験や初心者からExcelVBAの副業案件を獲得するには、段階的にスキルを磨き、経験を積んでいくことから考えましょう。

1. VBAのスキルを磨く
2. ポートフォリオを作成する
3. 実務経験を積む
4. 難易度の低い案件から始める
5. 徐々に高単価の案件を受ける

1. VBAのスキルを磨く

副業を開始するにあたって、まずはVBAの基礎知識とスキルをしっかりと身につけることが大前提です。

VBAの起動方法、変数、オブジェクト、セルの使い方、条件分岐、繰り返し処理、テストのやり方といった基本的な知識を習得する必要があります。

学習サイト(例:Excelエクセルマクロ・VBA塾、ExcelVBA初心者入門講座など)や書籍を活用して、初心者向けの基礎から学び始めましょう。

学んだ知識を深めるためには、実際にマクロを作成しながら練習するのがおすすめです。

VBAはプログラミング初心者でも概念が理解しやすい言語であり、学習コストがあまりかからない点もメリットです。

2. ポートフォリオを作成する

自身のVBAスキルや経験をクライアントに分かりやすくアピールするためには、ポートフォリオの作成が有効です。これまでに作成したシステムや、VBAを活用して業務効率化を実現した事例などを具体的にまとめましょう

ポートフォリオには、「どんな意図で作ったのか」「このVBAを使うとどれくらい作業効率がアップするのか」「どんなスキルが使われているのか」といった点を明確に記載するようにしましょう。

成果の具体的な数値や、システムのスクリーンショットなどを加えると、より信頼性が高まります

ポートフォリオは自身のスキルレベルの証明となり、クライアントが仕事を発注するかどうかを判断する材料となります。定期的に内容を更新し、最新の実績を掲載することも大切です。

3. 実務経験を積む

VBAの実務経験は、案件獲得において大きな武器となります。未経験の場合、すぐに副業案件を獲得するのは難しい傾向にあるため、まずは実務経験を積むことを目指しましょう

本業でMicrosoftOfficeを使用している場合、そこでVBAを活用して日常業務の効率化や自動化に取り組むことが、そのまま実務経験となります。

他人が作ったExcelシートの処理内容を理解し、それをVBAで改善する経験も積んでいくことができます。

企業での実務経験が1〜2年ほどあると、副業案件を受注できる確率がアップすると言われています。

4. 難易度の低い案件から始める

VBAのスキルを磨き、ある程度の知識が身についたら、まずは難易度の低い副業案件から挑戦するのがおすすめです。

初心者向けの案件としては、データ出力、データ整理、簡単なグラフ作成、基本的なマクロの作成・編集などがあります

これらの案件は、比較的短時間で完了するものも多く、スキルレベルがそれほど高くなくても受注できる可能性があります。

難易度の低い案件から始めることで、副業としての実務経験を積みながら、実績と自信をつけていくことができます。

5. 徐々に高単価の案件を受ける

難易度の低い案件で実績を積んだら、徐々にレベルアップして中級・上級向けの案件に挑戦していきましょう。

データの取り込み、Excelの自動化、スクレイピング、システム開発、既存システムの運用・改善といった、より複雑で高度な業務に携わることで、スキルをさらに磨き、高単価の案件を獲得できるようになります

数をこなし、スキルを磨き、実績を重ねることで、副業で安定して稼げるようになり、より大きなプロジェクトや自分の得意分野の仕事を受注できるようになるでしょう。

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ExcelVBA副業でより高単価な案件獲得を目指すには?

ExcelVBAの副業で単価を上げ、より多くの収入を得るためには、戦略的なアプローチを考えなければなりません。

• 実務経験を積み、実績を作る
• 他言語や関連スキルを組み合わせる
• フリーランスへの転向を検討する

実務経験を積み、実績を作る

高単価な案件を獲得するためには、豊富な実務経験と確かな実績が不可欠です。

特に、クライアントの要望をヒアリングしてシステム開発を行った経験や、システムの設計から開発までの経験、上流工程への参画経験などがあると、数十万円程度の月収を得られる案件にも応募できるようになります

簡単な案件を数多くこなすことも実績となりますが、より複雑で難易度の高い案件を成功させることで、スキルと信頼性を証明でき、高単価な案件の獲得につながります。

ポートフォリオには、具体的な成果や実績を分かりやすく記載しましょう

他言語や関連スキルを組み合わせる

VBA単体では対応できない案件や、より専門性の高い案件に挑戦するためには、VBA以外のプログラミング言語や関連スキルを習得し、組み合わせることが効果的です。

例えば、Pythonによるデータ処理・分析、SQLによるデータベース操作、RPAツールを用いた自動化、Webシステムとの連携に関する知識やAWSなどのクラウド技術などがあります。

多言語やスキルを組み合わせることで、対応できる案件の幅が広がり、高単価な案件を受けられるようになります。

例えば、VBAとRPAを用いた社内SE案件や、VBAとSQLServer/SQLの知識が求められるメンテナンス案件、VBAとPythonを利用したRPAツールの開発経験といった案件例が挙げられます。

フリーランスへの転向を検討する

副業レベルでスポット案件を中心に稼ぐ場合、収入には上限があります。

月に5万円程度は無理なく稼げる可能性がありますが、それ以上に大きく稼ぎたい場合は、フリーランスへの転向を考えることも一つの選択肢です。

フリーランスになると、週5日稼働など稼働時間が長めの案件に挑戦できるため、より高単価な案件を獲得しやすくなります。システム開発経験やクライアントとの打ち合わせ経験があれば、数十万円以上の月収を得られる案件も視野に入ってきます。

VBAに関する基本的な知識・スキルに加えて、問題解決能力なども必要になります。VBAエキスパートのような資格を取得することも、スキルの証明に役立つことがあります。

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VBAの副業に将来性はある?

ExcelVBAは多くの企業がMicrosoftOfficeを使用しており、Excelはビジネスの現場で不可欠なツールであり続けています。MicrosoftOfficeがなくならない限り、その拡張機能であるVBAの需要もなくならないと考えられます。

業務効率化の必要性が高まっていることも、VBAの将来性を支える要因です。

VBAは、膨大なデータの処理や定型業務の自動化を可能にし、人手作業では時間のかかる業務を短時間で終わらせることができます。

特別なツールを購入したり、コンサルに依頼したりすることなく、既存の環境で生産性を向上させられるため、費用対効果の高い業務改善ツールとして重宝されています。

さらに、VBAを使いこなせる人材が少ないという現状も、VBAエンジニアの将来を明るくしている要因となっています。

VBAができる人は企業側で必要とされているため、VBAの副業も獲得しやすい状況が続くと考えられます。ただし、社内独自のシステム化が進んでいる企業では、VBAで実現できる範囲が限られる場合もあります。

また、RPAツールなど、他の自動化ツールの普及も進んでいます。そのため、VBA単体だけでなく、PythonやRPAなど、他のプログラミング言語や自動化ツールに関する知識も併せて習得しておくことで、より幅広い案件に対応できるようになり、自身の市場価値を高めることができるでしょう。

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ExcelVBA副業を始める際の注意点

ExcelVBAの副業を始める際には、トラブルを避け、円滑に活動を続けるためにいくつかの注意点があります。

• 本業の就業規則に違反しないようにする
• 副業で20万円以上稼げたら確定申告を行う
• 副業も本業も守秘義務を必ず守る
• 自分のVBAレベルに合った案件を選ぶ

本業の就業規則に違反しないようにする

副業を始める前に、まず勤務先の就業規則を確認するようにしてください。

副業を許可している企業が増えていますが、まだ多くの企業で副業が禁止されていたり、許可制になっていたりします

特に、競業避止義務や秘密保持義務に関する規定がある場合、本業と競合する可能性のあるVBA関連の副業は気を付けましょう

就業規則に違反すると、契約解除や損害賠償の対象となる可能性があります。

本業でVBAを活用した業務を行っている場合、競合他社のシステムを取り扱うような副業は避けるべきでしょう。

副業で20万円以上稼げたら確定申告を行う

副業で年間20万円を超える所得を得た場合、原則として確定申告が必要になります所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額です。

確定申告を怠ると、追徴課税などのペナルティが科される可能性があります。

副業で収入を得始めたら、収入と支出を記録し、必要経費を把握しておくようにしましょう。

副業も本業も守秘義務を必ず守る

副業として企業のシステム開発やデータ処理に携わる場合、機密情報に触れる機会が多くなります。

クライアントから提供される情報には、秘密保持が求められる情報が含まれている可能性があるため、これらの情報が外部に漏洩しないよう、細心の注意を払って業務を行う必要があります

機密情報の漏洩は、クライアントとの信頼関係を損ない、契約解除や損害賠償に発展する可能性があります。

副業で得た情報は、業務遂行のためだけに使用し、許可なく第三者に開示してはいけません。これは、本業においても同様に守るべき義務です。

自分のVBAレベルに合った案件を選ぶ

特に副業を始めたばかりの頃は、自身のスキルレベルや経験に合った案件を選ぶことが大切です。

難易度が高すぎる案件を受注してしまうと、納期に間に合わなかったり、期待通りの成果を出せなかったりして、クライアントからの評価が下がるだけでなく、自身のモチベーション低下や挫折につながるリスクがあります。

簡単な案件から始めて着実に実績を積み、スキルアップに合わせて徐々に難易度の高い案件に挑戦していくのが、副業を継続し、成功させるための賢明なステップです。

案件を選ぶ際は、仕事内容、必要なスキル、納期などをよく確認し、無理なく対応できるかを見極めましょう。

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