韓国語の通信講座おすすめランキング！人気15社の料金比較と講座選び方

K-POPアイドルや韓流ドラマ、韓国グルメなど韓国人気に後押しされて、韓国語を勉強したいと考えている人は多いのではないでしょうか。韓国語は日本語と文法や単語が似ていて、日本人にとっては勉強しやすい言語です。

韓国語をマスターすれば取得できる資格もあり、ビジネスに役立ったり、通訳案内士として働くこともできます。この記事では、初心者におすすめの韓国語の習得方法や韓国語が学べる通信講座を紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

韓国語の通信講座おすすめランキング9選

韓国語が学べる、韓国語に関する資格が習得できるおすすめ通信講座を9社紹介します。通信講座によって費用や受講スタイル、扱っている検定の種類などが大きく異なります。自分の目的に合った通信講座を選びましょう。

K Village Tokyo

入会金	無料 ※契約時に事務手数料3,300円が必要
受講料	【韓国語オンラインレッスン】 デイタイム(1レッスン)：4,400円 フルタイム(1レッスン)：5,500円 レッスン料に加えて、基本料金：2,200円が必要 【韓国語動画講座】(1レッスン)：11,000円
受講スタイル	・マンツーマンレッスン ・グループレッスン(通学のみ) ・ペアレッスン(通学のみ)
サポート体制	・レッスン中に質問可能
キャンペーン・体験レッスン	・クーポンあり

K Village Tokyoは、通学・通信どちらにも対応している韓国語教室です。非常に多くのコースが用意されており、入会金もいらないため「韓国語を勉強したい！」と感じたタイミングで気軽に入会できます。受講料は基本料金2,200円とレッスン料が必要です。オンラインのレッスン料は19時以降も予約可能なフルタイムのほうが1,100円高いので、費用を抑えたいならデイタイムがおすすめです。

K Village Tokyoの強みは、自分の性格や目的に合った受講スタイルを選べる点です。オンラインレッスンや通学レッスン、動画講座の中から好きなスタイルを選ぶことができます。自分のペースで進めたい人や少しでも早く韓国語を習得したい人はマンツーマンレッスンがおすすめです。

K Village Tokyoに在籍している講師陣は個性豊かで、「レッスンが面白い」や「フレンドリーに話しかけてくれるので緊張しなくなった」など、楽しみながらレッスンを受けられると評判も良いです。

マンツーマンレッスンやペアレッスンでは韓流ドラマやK-POPなど好きなテーマを選択し、レッスンを受けることもできます。また、講師とのレッスンではなく動画講座コースも用意されており、受講料は高いものの高品質の講義を受けることが可能です。

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Berlitz

入会金	16,500円　※50％OFFキャンペーン実施中
受講料	【少人数グループ】117,040円/全40回 【マンツーマン完全オンライン】328,040円/全40回
受講スタイル	・マンツーマンレッスン ・少人数のグループレッスン
サポート体制	・レッスン中に質問可能 ・受講生用管理ポータル
キャンペーン・体験レッスン	・特別キャンペーン

Berlitzは、2023年度のレッスン満足度98.1%を記録した通信講座です。世界で20,000社、国内でも5,000社に導入されている実績もあり、法人単位で信頼されていることが分かります。レッスンは完全オンラインで、マンツーマンレッスンと3～6人の少人数グループレッスンがあります。どちらを選んだとしても、学習カリキュラムは自分のレベルに合うように専任講師が調整してくれます。

レッスンは全40回組まれており、1レッスンあたりの料金は少人数制が2,926円、マンツーマンは8,201円となっています。レッスン料は分割払いも可能。入会金50％OFFキャンペーン実施中ですので、お得に入会できますよ。

K-POPが好きで韓国語を学びたい人もいるでしょう。BerlitzではK-POPを題材にしたレッスンを希望できるので、K-POP好きの人や勉強が苦手な人でもモチベーションを維持しやすいです。その他にも受験生用管理ポータルを活用すれば、さまざまなサポートを受けることもできます。また、過去のレッスン内容を録画・再生できるため、復習したり、スタートからの成長をより鮮明に感じることができます。

定期的に無料レッスン体験会を開催していますので、レッスン内容や雰囲気、講師は自分に合っているかなど確認してみると良いでしょう。体験日は決められていますので、自分の都合の良い日を選んで申し込めば大丈夫です。

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NOVA

入会金	無料
受講料	【固定プラン】 グループレッスン(月4回)：11,000円～ マンツーマンレッスン(月4回)：23,100円～ 【フリープラン】 グループレッスン(月4回～)：11,000円～ マンツーマンレッスン(月4回～)：29,700円～
受講スタイル	・少人数のグループレッスン ・マンツーマンレッスン
サポート体制	・レッスン中に質問可能
キャンペーン・体験レッスン	・無料体験レッスン随時実施中

NOVAは圧倒的な知名度と人気を誇る通信講座です。講師は全員韓国人講師なので、実践の場で使える会話力が身につき、ネイティブな発音も習得できます。講師を指定して予約することもできるので、自分に合った講師を見つけるとよいでしょう。

プランは固定プランとフリープランの2種類があります。固定プランは決まった曜日・時間に受けるコース、フリープランはいつでも自由に予約できるプランです。それぞれグループレッスンとマンツーマンレッスンを選ぶことができます。マンツーマンレッスンの方が受講料は高いですが、集中的に韓国語を学びたい人におすすめです。

NOVAでは1人1人に合ったレベルのレッスンを提供するためにチェックテストが行われます。その結果からレベルを見極め、確実にレベルアップできるようなカリキュラムを作成してくれます。インターネット環境とパソコン、スマホなどのデバイスがあれば、どこでも勉強することができます。無料体験レッスンを実施していますので、講師の人柄やレッスンの雰囲気を体験してみるとよいでしょう。

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ユーキャン

入会金	無料
受講料	29,000円
受講スタイル	動画講義
サポート体制	・質問サポート(1日3回)
キャンペーン・体験レッスン	・無料資料請求あり

ユーキャンは、資格講座に特化した通信講座です。圧倒的な知名度を誇り、「通信講座＝ユーキャン」というイメージを持っている人も多いでしょう。韓国語講座の受講料は一括29,000円となっており、最大10ヶ月の分割払いを選択することもできます。

韓国語が初めての人でも効率良く学べるように、講師陣が作成したオリジナル教材を使用しています。メインテキストの閲覧、講義動画や音声集の視聴、Webテストの挑戦がすべてスマホで完結するため、通勤中などちょっとしたスキマ時間でも韓国語を学ぶことができます。

1日たったの30分の学習時間で、3ヶ月後には基本的な会話ができるようにカリキュラムが組まれています。1日30分なら負担も少ないですよね。「読む/書く/聞く/話す」のすべての講義がありますので、「単語のみ知っている」や「読むことだけできる」といった状態になりにくく、バランスよく勉強ができます。

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できる韓国語On-line

入会金	無料
受講料	【月額会員プラン】 お気軽コース：4,950円/月 基本コース：10,340円/月 集中コース：14,850円/月
受講スタイル	・マンツーマンレッスン
サポート体制	・レッスン中に質問可能
キャンペーン・体験レッスン	・無料体験あり

できる韓国語On-lineは、入学金無料で始められるマンツーマンレッスン方式の通信講座です。講義はSkypeやZOOMを使用してオンラインで行います。20人を超える講師の中から好きな講師を選んでレッスンを受けることができます。初心者は日本人講師、中級～上級者は韓国語オンリーの韓国人講師がおすすめです。

教材は新大久保語学院の講師陣が作成した「できる韓国語シリーズ」というオリジナルテキストを使用しています。初級者～中級者向けテキストや韓国語能力試験TOPIKのテキストなど種類が豊富なので、初心者から経験者まで効率的に学ぶことができます。

講師とのレッスンは1回25分ですが、レッスン以外にも教材解説動画を使って事前学習や復習を行えます。しっかりと理解してから会話レッスンを行うことで、より深く韓国語を理解することができますよ。

レッスンを受けるには「ポイント」が必要になります。レッスンに必要となるポイントは講師によって異なり、1レッスン900ポイントの講師もいれば、1500ポイントの講師もいます。ポイントは毎月定額で決済する「月額会員プラン」と、その都度ポイントを購入可能な「スポットプラン」があります。長期間のレッスンを希望するなら月額会員プランがおすすめです。

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コリアンカレッジ

入会金	20,000円 無料キャンペーン中！
受講料	ライトコース(28時間)：198,000円(7,500円～/月) ベーシックコース(57時間)：288,000円(12,000円～/月) スペシャルコース(70時間)：370,000円(15,400円～/月)
受講スタイル	・マンツーマンレッスン
サポート体制	・継続LINEサポート ・添削指導
キャンペーン・体験レッスン	・モニター価格あり ・無料カウンセリングあり

コリアンカレッジは、完全マンツーマンレッスンで韓国語が学べる通信講座です。その人のレベルに合わせてレッスンを進めてくれますし、分からない単語や文法、発音があればその場で気軽に質問できるのも完全マンツーマンの強みです。

担当講師と一緒にレッスン時間を決めることができるため、時間やスケジュールに縛られることもなく、仕事が忙しい社会人でも安心して始められます。レッスンはネット環境とデバイスさえあれば、家でもカフェでも授業を受けることができますよ。

所属している講師は全員日本語も話せる「バイリンガル講師」ですので初心者の方でも安心です。また、在籍している講師は女性のみ。男性だと威圧を感じてしまう、男性が苦手という人でも安心してレッスンを受けることができるでしょう。

コースはライトコース、ベーシックコース、スペシャルコースの3種類があります。初心者はライトコース、日常会話レベルまで習得したい人はベーシックコースがおすすめです。スペシャルコースは韓国語を通した仕事をしたい、資格取得を目指したい人向けのコースで通常レッスンに加えて資格対策専門の講師がTOPIK対策を行ってくれます。

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資格のキャリカレ

入会金	無料
受講料	オンライン韓国語：54,800円 オンライン韓国語(レッスンなし)：44,800円
受講スタイル	・マンツーマンレッスン
サポート体制	・レッスン中に質問可能 ・添削指導 ・700日の長期サポート ・応援メール ・就職や転職サポート
キャンペーン・体験レッスン	・年内一発合格応援キャンペーン ・無料資料請求あり

資格のキャリカレは、最短3ヶ月で「韓国語能力試験I(1級・2級)」の取得を目指せる通信講座です。プライベートレッスンあり・なしの2つのコースが用意されており、受講料はレッスンありが64,800円、レッスンなしは58,800円です。レッスンは計8回受けることができるので、効率良く合格を目指すならレッスンありコースがおすすめです。

テキストはレベルに合わせて作成され、韓国語初心者でも分かりやすいフルカラーテキストになっています。映像講義もあるので、テキストのみではわかりにくい発音などは映像講義と併用することでスムーズにインプットすることができます。

サポート制度が非常に豊富で、レッスン中の質問制度から添削指導まで王道のものは揃っています。個人的におすすめなのが、モチベーションを維持しやすい「応援メール」と、資格合格後の「就職・転職サポート」です。韓国語講座で就職・転職サポートは珍しいので、キャリカレならではの強みと言えるでしょう。

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ECCオンライン

入会金	無料
受講料	月2回プラン：8,360円～ ※追加1回4,180円
受講スタイル	・マンツーマンレッスン
サポート体制	・レッスン中に質問可能
キャンペーン・体験レッスン	・7月割引キャンペーン ・体験レッスンあり

ECCオンラインはさまざまな言語の試験勉強ができる通信講座です。講師は韓国人講師なのでネイティブな韓国語を学ぶことができますし、日本語も話せますので分からない部分は日本語で質問することもできます。

基本コースは月2回コースとなっており、料金は月額8,360円です。入会金もありませんし、月2回であれば社会人でも受講しやすいでしょう。2回では物足りない人は＋5レッスンまで追加可能で、料金は1レッスン4,180円です。

レッスンはオリジナルテキストを使用し、基本から応用までしっかりと学べるようにカリキュラムを組んでいます。会話を通じて学ぶだけでなく、定期的にチェックテストを行うことで知識の定着や、苦手分野の発見に役立ちます。レッスンスケジュールは都合に合わせてレッスン開始5分前まで予約できるので、「仕事が早く終わったからレッスンを受けたい！」という時でも急遽予約できることもあります。

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ECC外語学院

入会金	15,000円
受講料	・韓国語レギュラーコース：22,294円/1ヶ月 ・3回トライアルレッスン：21,120円/2ヶ月 ・月払い韓国語コース：11,880円/1ヶ月 ・韓国語マンツーマンレッスン：22,000円/1回
受講スタイル	・マンツーマンレッスン ・少人数のグループレッスン
サポート体制	・レッスン中に質問可能 ・海外留学サポーター ・個別カウンセリング
キャンペーン・体験レッスン	・無料レッスンあり

ECC外語学院ではECCメソッドを用いてレッスンを進めていきます。自信を持ってのびのびと話し始められることを目的に、初心者はまず大きな声を出すことから始めるそう。そこから徐々に韓国語に慣れていき、実際のビジネスシーンでも使える韓国語を身に着けていきます。

コースはマンツーマンレッスンや少人数制のグループレッスン、オンラインレッスンなど豊富に用意されています。少人数レッスンは1ヶ月22,294円、マンツーマンは1回22,000円となっています。マンツーマンレッスンは1回あたりの受講料は非常に高いですが、それに見合っただけのレッスンを受けられます。教えてくれる講師も20時間以上の研修を受けたプロフェッショナルで、外国人講師からバイリンガル講師まで集まっていますよ。初心者向けの3回トライアルレッスンもありますので、自分に合ったコースを選ぶとよいでしょう。

どのコースに入会すればよいかわからない人は無料カウンセリングを受けてみるのがおすすめ。レベルや目的に合わせて最適なクラスを案内してくれますし、もし不安な人は体験レッスンを受けることも可能です。定期的に熟練度をチェックするために、個別カウンセリングを年3回行っているのもECC外語学院のおすすめポイントです。

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韓国語のオンライン通信講座15社を比較

韓国語の通信講座を選ぶときのポイント

ここからは、韓国語の通信講座を探す際に注目すべきポイントを解説していきます。

①：無料レッスンをいくつか受講してみる

無料体験講座を受講することで、以下のようなことが分かります。

①：講師の質
講師の雰囲気や声質、話すスピードなどを知ることができます。韓国語がネイティブなのか、質問のしやすさも確認できます。人によっては苦手な声質もありますので、後悔しないように調べられる部分は調べておきましょう。

②：レッスンの雰囲気
マンツーマンレッスンであればレッスンの流れやスピード感を確認できますし、グループレッスンであれば受講生の雰囲気も知ることができます。

③：日本語での意思疎通が可能か
講師は基本的に韓国人です。講義の質は良くても日本語での意思疎通ができなければ、質問したいのに答えが返ってこないとストレスが溜まってしまいますよね。そのため、日本語での意思疎通・コミュニケーションに問題がないか確認できるのは大きなポイントです。

②：目標としたいレベルに合った通信講座を選ぶ

自分の韓国語に対するレベルをしっかりと見極め、それに合った通信講座・コースなのか確認してみましょう。背伸びすることは悪いことではありませんが、基礎ができていないのに文法に進んでもほとんど身に着かないでしょう。

また、通信講座によっては資格に特化したコースもあります。韓国語であれば「ハングル能力検定」か「韓国語能力試験(TOPIK)」がありますので、それぞれに特化した通信講座を選ぶようにしましょう。

③：自分に合った受講スタイルを選ぶ

語学系の通信講座を受講する場合、「講師とリアルタイムでレッスンする」のが基本となります。自分に合った受講スタイルを選択しましょう。

①：レッスン人数
・マンツーマンレッスン
講師と1対1で行うレッスン。他の人がいないため集中できたり、注目されないため人見知りな人でも安心。受講料は高い傾向にある

・グループレッスン
講師1人に対して受講生が2～5人ほどで行うレッスン。受講料が安く他の受講生ともコミュニケーションが取れるのが強み。ただ、1人に対する時間が短いのが難点。

②：講師の国籍
講師が韓国人なのか、それとも日本人なのかも重要です。韓国人であればネイティブな韓国語が習えますが、日本人の方が意思疎通がしやすくリラックスできる人もいます。その他にも、講師が男性なのか、それとも女性なのかも気になる人は事前に確認しておきましょう。

④：続けやすい料金設定かどうか

韓国語の通信講座の場合、他の通信講座と違って月額料金タイプであることが多いです。つまり、支払い続ければ一生会員として講義を受けることができます。月額料金自体はそこまで高くないものの、年単位で考えたらそこそこ費用がかかります。

自分の目標をクリアできるまで続けていける料金設定なのか、一括が難しいなら分割に対応しているのか、割引制度やキャンペーンは実施しているのか確認してみましょう。通信講座の中には、月額ではなく単発コースを提供しているケースもありますよ。

⑤：サポート体制は充実しているか

英語と比較して、日常的に触れる機会も少ない韓国語の場合、どうしても分からない部分が多く出てきます。そのため、勉強のモチベーションが下がったり、そのままフェードアウトしてしまうことも珍しくありません。それを解消するためにも、各通信講座が提供しているサポート体制に注目してみましょう。

①：質問制度
韓国語講座の場合は、基本的にはレッスン中に質問することが多いでしょう。グループレッスンで質問するタイミングがなかった場合や、家庭学習でわからない部分が出てきた場合でも気軽に質問できる制度や環境が整っているとより安心です。

②：カウンセリング制度
韓国語を習っているときに感じた不安や、試験に対する不安などを相談できるサポート制度です。問題解決だけでなく、モチベーション維持にもつながります。

③：添削指導
課題などを提出することで、どこが間違っているのか、どのように改善していけば良いのかをアドバイスと共に添削してくれるサポートです。通信講座の中には、韓国語を読んだ音声を講師に送り、発音の添削指導をしてくれることもあります。

韓国語の代表的な資格・検定

最後に、韓国語の代表的な資格・検定について解説していきます。せっかく韓国語を習得するなら実力試しに検定を受けてみるのもよいでしょう。なかにはビジネスに役立つ資格もありますよ。

ハングル能力検定試験

まずは、日本で最も認知度が高い『ハングル能力検定試験』です。

ハングル能力検定試験の概要

主催	ハングル能力検定協会
実施国	日本のみ
受験資格	とくになし(学歴・年齢・実務経験など不問)
評価基準	1級/2級/準2級/3級/4級/5級
試験日	【1～5級】2024年11月10日 【1級(2次試験)】2024年12月1日
受験料	1級：10,000円 2級：7,000円 準2級：6,300円 3級：5,300円 4級：4,200円 5級：3,700円
公式ホームページ	https://hangul.or.jp/

ハングル能力検定試験は、日本語を母語とする人が韓国・朝鮮語を学ぶということを前提とした検定試験です。検定は1級～5級までの6段階に分かれており、数字が小さくなるほど難易度があがります。受験資格などはとくに設定されていませんので、自信があればいきなり1級から受験することも可能です。

試験は1年に1回行われます。1年間じっくりと勉強する時間がありますので、余裕がある人は少し上のレベルに挑戦してみるのも良いでしょう。

試験内容

試験は「筆記試験」と「聞き取り試験」があり、どちらも基本的にはマークシート方式で行われます。ただし、1級試験のみ例外で、筆記試験のなかに記述式問題があります。それに加えて、1次試験合格後には2次試験として面接もある点に注意です。

初心者でも受験しやすいよう5級～準2級の設問は日本語で、2級・1級の上級レベルになると設問は韓国語になるなり、難易度はぐっと上がります。2級・1級は設問を読む力も試されますので、読むスピードも身に着ける必要がありますね。

採点方式・合格基準点について

評価基準	合格基準点	その他の条件
5級・4級	100点満点中60点以上	とくになし
3級	100点満点中60点以上	筆記24点・聞き取り12点以上必須
準2級	100点満点中70点以上	筆記30点・聞き取り12点以上必須
2級	100点満点中70点以上	筆記30点・聞き取り16点以上必須
1級	100点満点中70点以上	筆記40点・聞き取り16点以上必須

本試験の合格基準点は表のようになっています。5級と4級は100点満点中60点以上になれば問答無用で合格となります。3級からは点数を満たすだけでなく、筆記と聞き取りにそれぞれ合格基準点が設定されるようになります。

準2級からは全体の合格基準点も70点以上に引き上げられ、1級にもなると筆記と聞き取り両方で高水準の得点が求められるようになります。1級は合格基準点を満たすことで2次試験へと進み、そこで合格すれば晴れて1級として認められます。

ハングル能力検定の合格率

1級
年度	受験者数	合格者数	合格率
2023年	199人	26人	13.1%
2022年	212人	19人	9.0%
2級
2023年	782人	145人	18.5%
2022年	880人	140人	15.9%
準2級
2023年	2,264人	675人	29.8%
2022年	2,424人	898人	37.0%
3級
2023年	4,661人	3,227人	69.2%
2022年	5,067人	3,003人	59.3%
4級
2023年	5,704人	4,487人	78.7%
2022年	6,630人	5,436人	82.0%
5級
2023年	5,307人	4,533人	85.4%
2022年	6,128人	5,158人	84.2%

ハングル能力検定の合格率を2年分まとめてみましたが、5級・4級に関しては80%前後という高い数値です。やはり合格基準点が緩いからでしょう。筆記・聞き取り両方の得点が評価される3級になると、合格率が一気に下がって60～70%になります。

準2級にもなると半分ほどの30～35%ほどに大きく下がります。そして2級では20%前後、1級に至っては10%前後という高難易度試験になるのが分かりますね。最初はあまり背伸びせず、5級や4級から確実に取得していくと良いでしょう。

韓国語能力試験（TOPIK）

ハングル能力検定と同じくらいの知名度を持つのが、韓国政府系団体が実施している『韓国語能力試験（TOPIK）』です。

韓国語能力試験(TOPIK)の概要

主催	財団法人韓国教育財団
実施国	韓国/日本/中国/アメリカ/ヨーロッパなど(全70ヵ国以上)
受験資格	とくになし
評価基準	Ⅰ（初級）：1級・2級 Ⅱ（中級・上級）：3級・4級・5級・6級
試験日	例年4月上旬/7月上旬/10月中旬/11月中旬
受験料	初級：5,000円 中級・上級：7,000円
公式ホームページ	https://www.kref.or.jp/topik/

韓国語能力試験は、日本だけでなく全70カ国以上で行われている試験です。受験資格などはとくに設定されておらず、最初から上級レベルの試験を受験することもできます。試験は年に4回開催しているためチャンスが多く、受験料もそこまで高くないため数回受験することを前提で勉強できます。

他の資格との大きな違いは、「数字が大きければ大きいほど難易度が高く、資格としての格が上」という部分でしょう。入会や参考書購入時には勘違いしないようにしましょう。

試験内容

韓国語能力試験の試験内容は、以下のようになっています。

区分	試験内容	出題形式	試験時間
初級	聞き取り・読解	4択	聞き取り：40分 読解：60分
中級・上級	聞き取り・読解・筆記(作文含む)	4択・記述式	聞き取り：60分 読解：70分 筆記：50分

中級・上級になると筆記試験が加わり、試験時間も100分から180分へと一気に増えます。さらに、ハングル能力検定とは違って問題文はすべて韓国語です。そのため試験時間に余裕がないケースもありますので、読むスピードも身に着ける必要があります。

採点方式・合格基準点について

韓国語能力試験の合格基準点は、以下のようになっています。

区分	配点	合格基準点
TOPIKⅠ：1級	200点満点	80点以上
TOPIKⅠ：2級		140点以上
TOPIKⅡ：3級	300点満点	120点以上
TOPIKⅡ：4級		150点以上
TOPIKⅡ：5級		190点以上
TOPIKⅡ：6級		230点以上

初級は200点満点、中級・上級は300点満点の試験になります。1級～3級までは基準点も低く合格しやすいですが、5～6級になると出題範囲も広がることもあって一気に難しくなります。自分の得意分野で点数を稼ぎ、苦手分野で失点を減らさないと合格は難しいかもしれません。

韓国語能力試験(TOPIK)の合格率

初級(全体)
年度	受験者数	合格者数	合格率
2022年	55,621人	50,360人	90.5%
2021年	54,650人	49,949人	91.4%
2020年	32,863人	30,128人	91.7%
中級・上級(全体)
2022年	164,554人	113,588人	69.0%
2021年	168,543人	120,023人	71.2%
2020年	100,625人	70,251人	69.8%

初級全体、中級・上級全体の合格率を確認してみると、初級全体の合格率は90%以上、中級・上級全体だと70%前後と合格率は比較的高いです。ただ、中級・上級の合格率は3級～6級全体の合格率になっていますので、実際は6級や5級の合格率はさらに低いと考えられます。

受験者数は増加傾向にあり、2020年と2021年では初級全体が20,000人以上、中級・上級全体60,000人以上も増加しています。それだけ韓国語に需要が出ているということでしょう。

全国通訳案内士試験

通訳案内士とは外国人観光客に対して、外国語で案内（ガイド）する仕事です。上記の検定試験とは違い、韓国語だけ理解できても合格できないハイレベルな国家資格です。

全国通訳案内士は、通訳案内士法において「報酬を得て、通訳案内（外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすることをいう）を行うことを業とする
引用：日本政府観光局

通訳案内試験の概要

主催	日本政府観光局(JNTO)
実施国	日本/韓国
受験資格	とくになし
評価基準	とくになし
試験日	1次試験試験日：8月中旬 2次試験試験日：12月上旬
受験料	1カ国語受験：11,700円 2カ国語受験：23,400円
公式ホームページ	https://www.jnto.go.jp/projects/visitor-support/interpreter-guide-exams/

通訳案内士試験は1次試験と2次試験があり、それぞれ8月上旬・12月上旬に試験が行われます。韓国語以外も選択可能で、受験する言語が多いほど受験料も高くなります。

試験内容

通訳案内士試験は1次試験と2次試験があります。
1次試験は外国語に関する筆記試験で、マークシート方式と記述式の試験になります。英語や韓国語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語など10言語の中から1ヶ国語を自分で選択します。今回のケースだと、韓国語を選択して解答していきましょう。ただし、「ハングル能力検定試験1級」もしくは「韓国語能力試験6級保持者」を取得している場合、韓国語試験は免除されます。

日本に関する試験はマークシート方式の筆記試験となります。こちらは日本語となっており、「日本の地理・歴史・政治・産業経済など一般常識問題を解いていくことになります。そのため、韓国語のみの勉強では不十分なのです。

2次試験は外国語を使って、しっかりとコミュニケーションが取れるかを確認する口述試験です。面接形式で行われ、実践的な通訳案内能力が必要になります。

通訳案内士(韓国語)の合格率

1次試験
年度	受験者数	合格者数	合格率
2023年度	87人	14人	16.3%
2022年度	87人	27人	31.4%
2021年度	103人	14人	13.9%
2次試験
2023年度	14人	10人	71.4%
2022年度	26人	19人	73.1%
2021年度	15人	15人	100.0%

年度	最終合格率
2023年度	11.5%
2022年度	21.8%
2021年度	14.6%

韓国語のみの最終合格率は11～21%程度となっています。国家資格の中でも難しい部類に入ることが分かりますが、とくに1次試験の合格率が低い傾向にあります。ただ、2021年度の13.9%に対して2022年度は31.4%なので、開催年によって大きな差があることも分かりますね。

2次試験の合格率は1次試験に比べて非常に高く、2021年度には合格率100%を達成しているほどです。これは一次試験の合格者が少ないため、受験者が少ない結果でしょう。

韓国語取得は通信講座がおすすめの理由

韓国語は中学や高校で学ぶ機会が少なく、日常生活でも関わることの少ない言語です。そのため、どうしても基礎知識というものが身に着いていません。通信講座であれば初心者向けのコースもありますし、その人に合ったレベルでの学習カリキュラムを提供してくれます。

インターネット環境とデバイスさえあれば自宅でレッスンを受けられますし、なかなか時間を確保できない社会人でも受講しやすいでしょう。また、ほとんどが韓国人講師なので、韓国語のネイティブな発音が習得できるのも通信講座の魅力の1つです。無料体験レッスンを行っている通信講座もありますので、まずは体験レッスンを受けてみるとよいでしょう。