【高卒採用の成功企業に学ぶ】地域に愛される商品だからこそ、地元採用を強化

ー採用活動はどのようにされましたか？
まずは訪問していただく高校の選出からしました。高校でターゲット10校から15校を選びました。商業・工業・普通科などでの隔たりはなく、地元に近い高校を選出しましたね。


ーどのような学生を採用したいなど、採用基準は設けましたか？
学力的な成績より、高校時代に継続して努力した経験がある方が良いなと考えておりました。例えば、３年間部活を続けていた方や、出席日数で出席率の高さなどです。学生時代に継続して努力した経験は、社会人になってからも重要だと考えています。9名の応募がありましたので、選考では特に「継続力」や「努力した経験」で決めましたね。


ー応募数も素晴らしいですね。どのように魅力を伝えられたのでしょうか。
高校訪問代行の担当者には、募集要項だけでなく商品パンフレットを持っていっていただくようにしておりました。弊社が作る「ケチャップ」や「ソース」は地元の方にも愛されている商品で、全国に流通しています。
魅力をつけるというより、創業以来70年間こだわり続ける商品に魅力を感じていただける方が良いと考えておりました。


ー職場見学はどのようにされましたか？
職場見学では、最初に会社説明をして古くからある工場も新しい工場も案内し、できるだけリアルに働いていることがイメージできるようにしました。工場は夏は暑いですし、大変な部分もあります。良いところだけでなく、仕事の大変なところもきちんと説明するようにしましたね。全ての部署を嘘偽りなくお見せすることで会社全体を伝えるように務めました。入社後のミスマッチとならないように意識していましたね。
また、弊社商品は全国に流通しており、大手のコンビニエンスストアでも取り扱っていただいています。地元企業が全国に流通している商品を製造しているということも魅力になったのではと感じています。

ー入社時の研修などはされていますか？また、どんなことを期待しますか？

社会人の基本のビジネスマナー研修を用意しており、その後はOJTで学んでいただきます。
高卒で採用した5年目の方も、今では経理部門で１つの専門分野を主となり仕事を任せられる存在です。
まずは配属部署で深めることに務めていただけたらと考えています。細かくこちらから育成を固めているというよりは、
まずはOJTで1年ほどかけて1人前に育てた後に得意不得意を見極めて、部署異動なども柔軟にチャレンジしていける環境です。
もちろん管理職も目指していただけると嬉しいですね。