「10名の社会人の働き方」とこれからの時代のキャリアを考える授業を 松実高等学園 高等部にて、プロティアン・キャリア協会と共同で開催

2022.12.15 ニュースリリース

「夢は、18 才からはじまる。」をスローガンに、高校生の就職とキャリア教育、採用育成の支援を行う株式会社ジンジブ (本社:大阪府大阪市、代表取締役:佐々木 満秀 以下ジンジブ)は、2022 年10月24日(月)と12月2日(金)に埼玉県にある通信制高校技連校・松実高等学園(本校:埼玉県春日部市、理事長:松井 石根 以下松実高等学園)高等部の生徒 に向けて、一般社団法人プロティアン・キャリア協会(本社:東京都新宿区、代表理事:田中 研之輔、有山 徹 以下プロティアン・キャリア協会)と共同でこれからの時代の社会人の働き方に関するキャリアガイダンス授業を行いました。
12 月 2 日に行った授業の様子をお伝えいたします。

 

 

<ガイダンス開催概要>

●開催日時と対象者
①2022 年 10 月 24 日(月) 9:30~12:00  1年生約 20 名

②2022 年 12 月 2 日(金) 9:30~12:00     2年生約 25名

●実施場所:松実高等学園 高等部にて

●テーマ:「楽しい未来の作り方」

●内容:「プロティアン教育」についての話、プロティアン・キャリア協会とジンジブより 10 名の社会人による座談会を行い、これまでの働き方や挫折と乗り越えた経験を人生チャートにてシェアすることでこれからの時代の働き方を考える。

●講師:プロティアン・キャリア協会、ジンジブ 計 10 名(8 名が学校、2 名がオンラインで参加)

 

<ガイダンス開催の経緯>

「VUCA(ブーカ)の時代」と言われるほど変化が激しく先行きが不透明な時代の中、自身でキャリアを築き、自分らしく 生きる力を養うキャリア教育の重要性は更に高まっています。インターネットやテレビを通じた情報が溢れる現代社会では、 大人と子供の生活圏が切り離され、実体験をもとにした職業観が身に付くことなく大人になる環境があるからこそ、将来の進 路を決める前の学校教育の中で、意識的に職業やキャリアを学ぶ機会やさまざまな職業の大人と触れ合い、主体的に学ぶ意欲 を育てる必要があります。

 

<当日の様子>

プロティアン・キャリア協会より、アイスブレイクにて自分の好きなものや大切にしていることへの挙手や、その理由を答 えてもらうことで、自分の「アイデンティティ」を考えること、つまり自分の好きなことを知って、なぜ好きなのかを考え、 ありのままを認め、自分を好きになることについて伝えました。また「プロティアン・キャリア(変幻自在なキャリア)」で は、アイデンティティとアダプタリティ(社会の変化に対応する力)が必要で、主体的にキャリアを考えること、心理的成功 体験を積むことが重要だと伝えました。

次にオンラインで参加の 2 名の講師に実際にこれまでのキャリアの紹介、座談会にて 2 名ずつ 4 つのグループに分かれて講 師が人生チャートを用いてこれまでどのようなキャリアを描いてきたのか経歴や挫折経験などをシェアした後に、質問タイム を取って交流を図りました。
最後に、人生について困った時は一歩勇気を出して支援を求め、手を伸ばしてみることが大事と伝えました。

 

▲講師一人ひとりが自己紹介をしました

▲アイスブレイク後「アイデンティティ」をお話しています

 

▲座談会の様子 講師陣も自身の好きなものや高校生時代の話をし、生徒からは様々な質問をしてもらいました。 

 

 

● 生徒の感想

・大人数の社会人と関わる機会は多くないので貴重な時間になりました。「まだこれから先も悩んで良いんだ。」と思えました。

・様々な大人の方が皆「人生チャート」で上下を繰り返していて少し気が楽になりました。

・「ここにいる大人がみんな自分の味方でいてくれるのでは」、「どんな考えも受け入れてもらえるのでは」と思うことができ 絶対的な安心感と信頼感ができたので、これからの将来を今の自分だけで背負い込む必要はないのかなと思えました。

・たくさんのお話を聞いて、「自分は大丈夫かも」「好きを大切にしよう」色んな思いが少しずつ前向きにポジティブに感じら れた時間になりました。「自分なりの継続」という言葉が今の自分にすごく身に沁みました。 ・講師陣の話が今の自分に刺さり、これから自分自身に大きな変化をするための一つの刺激になりました。

 

● 松実高等学園 高等部 様コメント 高等部校長代行 齊藤友昭 教諭

本学園では、毎週「課題研究」という授業で、社会人の方をお招きした「キャリア」の授業を実施していますが、主に座学 (インプット)中心であるため、「いい話を聴いたな」ではなく、自分のこととして落とし込めるようにすることが課題でし た。また、働き方が多様になっている中で、1 つの会社だけに拘らず人生をかけて自分の仕事を見つけることが大切であると 考えていたため、今回授業を依頼しました。

日々、SNSに触れる我々はすぐに誰かと比較して自分の好きを捉えてしまいます。しかし、実際に授業を終えてみて、 「自分の好きは棒グラフでなく、円グラフで考える」と表現されていたように、誰かとの比較ではなく、自分の中にある「好 き」をいかに見つめられるか、ここにアイデンティティの基礎があるのだと教えて頂きました。

また、大人になることが不安で、前向きになれない生徒も少なくありません。しかし、(いろいろな働き方、アップダウン の人生を振り返った講師・大人のお話を聴いて)「大人の人でも、転職や、家族のことで悩んでいて、誰 かに相談している。 進路は自分のことだけど、自分だけで背負うことない。」と安堵できたようです。生徒達は 10 名を超える大人から様々なお話 を聴いて、相談できる大人、支援サポートしてくれる大人がこれほどいるのかと驚いていました。生徒達には、高校を卒業し た後も、自分のキャリアに迷ったときは様々な大人に話を聴き、相談して進路を決めてもらいたいと思います。

ジンジブには今後も就職ガイダンス、面談などの就職支援、特に卒業生の支援をお願いしたいと考えています。18歳から 30歳までの卒業生が行き場に悩んだときは、すぐにハローワークではなく母校もしくは、近くの大人に頼るでしょう。しか し、どちらも時間的な制約のなか対応することは困難であるので、履歴書の書き方、面接指導はもちろんのこと、本人の適性 を把握して「企業探し」から手伝っていただけると有難いです。また、(就職事情など)教員に対するコーチング、生徒指導 で悩む教員へのカウンセリング等にも期待しています。

 

● プロティアン・キャリア協会様コメント

一般社団法人 プロティアン・キャリア協会代表理事 有山 徹様

プロティアン・キャリア協会教育ラボリーダー 黒岩 乙水様

キャリア教育とは単に職業教育ではありません。「プロティアン・キャリア教育」は、キャリアを広義の意味でとらえ、変 化の激しいこの世の中を自分の手で作り出していくことに焦点をあてています。一人一人が自分自身の可能性に気づき、未来 に対して希望を持ちワクワクできる未来の自分を描くことができることを目指しています。

よりよき授業のためにとフットワーク軽く、人と人をつなげてくださるジンジブ様はまさにプロティアンを体現されており、 今後も協力しながらキャリア教育の機会を共創し、日本の教育にともに貢献できると期待しています。

今回の授業実施では、松実高等学園の校風の自由さ、生徒の皆さんと先生方の近い距離感、そんな柔らかい雰囲気に背中を 押されながら、私たちプロティアン教育ラボのメンバーが「オモロイ大人」として参加させていただきました。プロティアン 講義ではメモを取って真剣にきく生徒もいて、改めて 10 代へのプロティアン教育の大切さを実感しました。座談会では、私 の新入社員時代の長時間労働について、「なにを目的に働いたのか?」という鋭い質問もありました。「当時の自分に問いかけ てあげたい!」そんな、大人の私もたくさん刺激をもらった 1 日でした。

 

● 一般社団法人 プロティアン・キャリア協会代表理事 田中 研之輔様

プロティアン・キャリア教育は、生徒一人ひとりの未来に寄り添っていきます。自分らしく生きていくこと=アイデンティ ティを確認・再確認しながらも、社会変化に翻弄されない力=アダプタビリティを身につけていく。主体的なキャリア形成の 最新知見であるプロティアンは、これからを生きていく次世代の「心のお守り」になります。今回、プロティアン協会公認の 「先生」たちが生徒に伝えたかったことは、誰しもがいろんな失敗を経験していることです。ただ、失敗は未来への成長のエ ネルギーであること。過去を受け入れることで、今を見つめ、そして未来に歩み出していけるということでした。プロティア ン・キャリア教育は、生徒一人ひとりの可能性を引き出し、伸ばしていく行動変容メソッドです。自らのキャリアを見つめ、 未来を「先生」たちと語る生徒は躍動していたはずです。これからもこの国の宝であるすべての生徒をプロティアン・キャリア協会は、全力で応援していきます。

 

● ジンジブコメント キャリア教育開発部 梅原 卓也

これまで松実高等学園様では進路ガイダンスや就職ガイダンス、さらには哲学対話も行って参りました。どの活動も一貫し て、キャリア教育を通じて自己理解を深めることを目的にしておりましたが、目的意識を持った進路選択を行う上で社会理解 を深めることも大事だと考え、この度プロティアン・キャリア協会様にご協力を頂き一緒にガイダンスを行いました。

様々なキャリアを歩む社会人との対話、そして内省へ繋ぐことで、そもそも自分はどのような人生を歩んでいきたいのか、 という問いと向きあうきっかけになっていれば幸いです。これからも多くの教育現場でキャリア教育を行って参ります。

 

<通信制高校技連校・松実高等学園について>

松実高等学園は様々な理由で不登校になってしまった児童生徒に、最も適した成長、学習の場を提供する場所です。 埼玉 県にある通信制高校技連校・松実高等学園は、のびのびと自分の個性を発揮できるように、生徒一人ひとりに対して夢の実現 をサポートします。

◆ISM 株式会社 松実高等学園 (https://matsumi-gakuen.net/)
本社所在地:埼玉県春日部市中央 1-55-15
事業概要:教育関係事業
理事長:松井 石根
創立年月:2003年2月

 

<一般社団法人プロティアン・キャリア協会について>

組織と個人のよりよき関係性の構築と主体的なキャリア開発を現代版プロティアン・キャリア理論を基軸に支援、 推進しています。2020 年 3 月の設立から 2 年 8 か月で、研修・e ラーニングを通じて最先端キャリア理論”現代版 プロティアン・キャリア理論・実践手法”を 15 万人に導入しています。

◆一般社団法人 プロティアン・キャリア協会(https://protean-career.or.jp/) 概要所在地:東京都新宿区西新宿 3-2-9 新宿ワシントンホテルビル本館 2F 事業概要:組織開発支援、企業研修、個人向けキャリア資格運営、メディア・コミュニティ運営
代表理事:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部 教授)/有山 徹 (4designs 株式会社 代表取締役 CEO)

設立年月:2020年3月

 

<ジョブドラフト Career について>

高校生の就職活動と企業の高校新卒採用の両方を支援しているジンジブでは、進路を決める前の 1 年~3 年生の 3 年間を通して高校での授業現場にて高校と共に進めるキャリア教育、高校生にキャリアのきっかけを創る「ジョブ ドラフト Career」を行っています。

キャリア教育を通じて進学や就職に限らず、高校生が将来のことを自分で考える「きっかけ」を創るために、自 己肯定感の育成、自己理解や社会理解、職業観の育成、進路、社会人基礎力のプログラムを実施し、その中で就職 を希望する生徒には面接対策や履歴書添削等、実際の就職活動サポートまでを実施し、キャリア教育から内定に至 るまでトータルでサポートしております。

 

<株式会社ジンジブについて>

株式会社ジンジブは「夢は、18 才からはじまる。」をスローガンに、「高卒」の若者が自己決定の上、社会で活躍 できる機会や、仕事や人生に夢を持てる世界にするためのサービスを提供する社会課題解決企業です。高校在学中 のキャリア観育成や、就職時の情報提供やサポート、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報 提供やサポートを行います。

初めて社会に出る高校生は将来に対する漠然とした不安を持ちながら、社会に出ることを決意します。ジンジブ は不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜く力を高めるサポート を行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にず っと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。

 

●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」

高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解が乏しい中、自身のやりたいことや向いていることを考えきれないまま就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。自己 納得のないまま就職し、入社後にギャップを感じることが、入社 1 年目の超早期離職の要因の一つとなり得ていま す。

そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョ ブドラフト Career」、従来文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を高校生が主体的に見られる就 職情報アプリ「ジョブドラフト Navi」、企業と 1 日で多く出会い直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジ ョブドラフト Fes」、高卒第二新卒や既卒者への学び直しと就職・転職を支援する「ジョブドラフト Next」の運営 し、高校生の未来を自分の意思で形作るためのサービスを運営しております。

ジョブドラフト Navi:https://job-draft.com/

                ジョブドラフトNavi
                ジョブドラフトFes

 

<会社概要>

◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/ )

本社所在地:大阪府大阪市中央区安土町二丁目 3 番 13 号 大阪国際ビル 14 階

代表取締役:佐々木 満秀
設立:2015 年 3 月 23 日(グループ創業 1998 年 9 月 1 日)
資本金:9,800 万円
2016 年「革新ビジネスアワード 2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よ い仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。

 

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【本件に関する取材の問い合わせ先】

株式会社ジンジブ 広報:佐藤・杉尾

E-mail:pr@jinjib.co.jp