福岡県うきは市の高校新卒採用を始める企業への補助金給付、申請企業3社が「ジョブドラフト」導入 若手の育成に注力

2022.08.26 ニュースリリース

地域活性化を推進する取り組みの一環として福岡県うきは市(市長:髙木典雄 以下うきは市)が実施する全国初の「うきは市新規高卒者等人材確保応援補助金【第2回】」を申請した3社について、株式会社ジンジブ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:佐々木 満秀 以下ジンジブ)が運営する高校生の採用支援サービス「ジョブドラフト」を利用開始しましたのでお知らせいたします。

 

◆新規高卒者等人材確保応援補助金スタートの背景

うきは市ではかねてより、年少人口、生産年齢人口の減少といった少子高齢化による市内事業者の人材不足や都市部での一極集中が進む中で市民の若手層の市外就職の流れを止め、市内での就職者を増やすと同時に、市外からの就職者も積極的に呼び込みたいという課題を持っておりました。2022年度にうきは市が打ち出した第2期うきは市ルネッサンス戦略の「うきは市の資源活用と新たな雇用の創出」として高校生以下の地元企業現地視察やインターンシップとまちづくり活動への協力、就職希望者と地元企業のマッチングの支援などの取り組みを開始しました。

今回の新規高卒者等人材確保応援補助金の開始は、企業にとっては、費用負担を少なく若年層採用を行うことができる、というメリットが生まれます。また同時に、人口減少に対応するうきは市ルネッサンス戦略の実現を加速させることになります。

 

■高校新卒採用の課題

2022年卒の高校生の新卒採用市場は、全国求人数は約39万人(昨年同期比0.9%増加)、求人倍率は2.89倍(同0.25ポイントの上昇)と、ウィズコロナ時代にあっても、製造業・建築業・運送業などを中心に若年層を求める求人数が増加傾向にあります。福岡県を見ても求人数は約1万5千人(昨年同期比0.6%増加)と微増している反面、求職者数は5,525人(昨年同期比7.4%減少)と減少傾向にあり、求人倍率は2.78倍(昨年同期比で0.22ポイントの上昇)しており、若手人材に対する需要は高まりを見せています。(※1)

また、高校生の就職活動は高校から就職先を紹介する「学校斡旋」が一般的で、多くの都道府県が応募開始から一定期間は1人1社ずつ応募を行う「1人1社制」を導入しています(※2)。こうした仕組みは、短期間に安定的に内定を得られる利点がある一方で、短い就職活動期間や、企業を知る情報量や質が不足したまま就職先を決めることにより、入社前のミスマッチが原因で入社1年目の「超早期離職」が多いと言われています。企業にとっては、高まる求人ニーズに加え、高校との関係構築が採用成功には重要になるため、高校新卒採用への新規参入の難しさが課題と言えます。

※1 令和4年3月「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」 厚生労働省 

※2 近年では、かねてから1人3社までの応募を可能としていた秋田県、沖縄県に続き、昨年度より和歌山県での複数社応募が開始され、今年度より大阪府で「1人2社」応募が可能となるなど、高校生の就職活動の環境に少しずつ変化が見られます。

 

■ジンジブが課題解決できること

今回のうきは市の新規高卒者等人材確保応援補助金に呼応して、ジンジブでは高校生の就職情報サイト・アプリ「ジョブドラフトNavi」や全国最大級の就職イベント「ジョブドラフトFes」の導入を企業に提供することが可能です。これらサービスを通して企業の求人票だけでは伝えることのできない会社の雰囲気や魅力をいつでもどこでも高校生本人や保護者、教員に広く見て頂く機会の創出や、直接対話により高校生に直接自社の魅力をアピールする場の提供、採用コンサルティングによりノウハウを提供することで、効果的効率的に採用活動を行うご支援が可能です。地域課題である人口流出、人口減少に対して、地元企業の若年層の採用力を支援することで、「若年層の社会活躍」を実現してまいりたいと考えております。

 

<補助金の概要>

名称:うきは市新規高卒者等人材確保応援補助金【第2回】

申請期間:2022年5月2日~2022年5月25日

内容:「高校新卒支援事業(求人サイト掲載、イベント出展、採用コンサル等)」契約費用の半額補助(1社最大50万円)

予算:150万円

利用方法:高校新卒支援事業業者の選定をし、契約。その後、うきは市新規高卒者等人材確保応援補助金交付申請書(様式第1号)に市長が定める書類を添えて申請すること。

 

■ご導入企業様のご紹介

●龍宮株式会社 様

龍宮株式会社様では「脱脂綿」を初めて寝具に使うことを考案してできた『パシーマ®』をはじめとした質の高い寝具や日用品、ベビー用品などの製造・販売をされています。

 

<高校新卒採用を始めるきっかけ・課題>

これまで長年の間、次世代の若手を育てるために高校新卒採用を行ってきましたが、フォーマットが画一的な求人票だけでは会社の雰囲気や会社独自の良さが伝わらず、思うように採用ができていませんでした。条件面だけを比較するので、都会へ出て働く方が多く、地元企業への就職をする方は少なくなっているように感じています。また、これまでは地元の高校を中心に限定的に求人を出す「指定求人」で求人票を提出していましたが、せっかくならより多くの高校生に自社のことを知ってほしいと感じ、今年度より広く求人を公開するため全国の高校が対象となる「公開求人」で採用活動を行うことを決断いたしました。

 

<ジョブドラフトに期待すること>

今までは、高校生を採用したくても求人票の条件面をいかに良くするかでしか努力ができませんでした。ジョブドラフトを通じて条件面以外の会社独自の魅力を高校の先生だけでなく、より多くの高校生の方にも伝えていきたいと思います。

 

●有限会社東部産業 様

有限会社東部産業様は、創業94年目のうきは市に根差した企業で、木材の加工・販売、特にスギの高い乾燥技術に強みを持ち、全国に出荷をされています。

 

<高校新卒採用を始めるきっかけ>

会社の高齢化で平均年齢が41~42歳となり、10年後、20年後に会社を任せられる若い層の人材を育成しなければならないと感じ、高校新卒採用を始めました。会社として定着率は非常に高いため、それぞれの方に合った育て方で1から育てていきたいと想っています。

 

<ジョブドラフトに期待すること>

若手を採用することで、若手社員と同時に先輩社員の成長や会社全体の成長に繋がることを期待しています。

 

 

●株式会社ミズキ 様

株式会社ミズキ様は創業80年、海外より日用品・産業用資材を輸入、ホームセンター・卸売店・専門店などへ卸販売しています。

 

<高卒採用を始めるきっかけ>

近年、既存社員の高齢化により、若手人材の不足が著しく、人材確保を課題としていました。そこで、新しい発想や提案など職場に新しい風が欲しいと感じていました。今までは中途採用が多く、新卒採用は大卒しか考えていなかったところ、金融機関よりジンジブを紹介頂きました。地元に貴重な若い人材がいることに気付いたとともに、人材確保により挑戦できる社会を築き、地域の産業振興を図ることができると考えました。ちょうど同時期に、うきは市での新規高卒者等人材確保応援補助金の公募について知り、高校新卒採用は独特のルールや慣習があるため、ジンジブ様のご指導を賜りながらやってみようと決断に至りました。

 

<ジョブドラフトに期待すること>

初めての試みなので、挑戦してみないと分かりませんが、一度活動してみると高校現場からの要望や期待することが見えてくると思います。

 

 

■うきは市について

うきは市は福岡県の南東部に位置し、大分県の県境にあります。市の南部には東西に連なる耳納連山、北部には雄大に流れる筑後川など、自然環境に恵まれたまちです。福岡市内から約1時間という好立地で近年ではフルーツ店をはじめ、お洒落なカフェや雑貨屋が立ち並び、観光スポットとしても人気を集めています。

また、全国初の「プレミアム商品券のオンライン化」を進め、全国で初めて「18歳選挙」を行うなど全国の行政へも大きな影響を与えています。

 

■株式会社ジンジブについて

株式会社ジンジブは「高卒」の若者が自己決定の上、社会で活躍できる機会や、仕事や人生に夢を持てる世界にするためのサービスを提供する社会課題解決企業です。高校在学中のキャリア観育成や、就職時の情報提供やサポート、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。

初めて社会に出る高校生は将来に対する漠然とした不安を持ちながら、早くに社会に出ることを決意します。ジンジブは不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜く力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。

 

●高卒就活採用支援サービス「ジョブドラフト」

高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解が乏しい中、やりたいことや向いていることを考えきれないまま就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。自己納得のないまま就職し、入社後にギャップを感じることが、入社1年目の超早期離職の要因の一つとなり得ています。

そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」、従来文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を高校生が主体的に見られる就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」、企業と1日で多く出会い直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し、高校生の未来を自分の意思で形作るためのサービスを運営しております。
ジョブドラフトNavi:https://job-draft.com/

 

 

●人財育成サービス

社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学びの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。

Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の育成・定着支援 「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」や入社2・3年目向けのマネージャー候補育成プログラム「LEADER’S CLUB(リーダーズクラブ)」やデジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座を提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。

 

<会社概要>

◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/ )

本社所在地:大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル14階

代表取締役:佐々木 満秀

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

資本金:9,800万円

2016年「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よい仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。

2021年ジョブドラフトNaviが『高校生が活用する就職情報サイト人気 No.1』『後輩にお勧めしたい就職情報サイト No.1』『就職情報サイト利用満足度 No.1』に輝きました。(日本マーケティングリサーチ機構調べ)

 

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【本件に関する取材の問い合わせ先】

株式会社ジンジブ 広報:佐藤・杉尾

E-mail:pr@jinjib.co.jp