「ジョブドラフトFes」「先生Fes」9月~10月開催レポート

2025.12.03 ニュースリリース

高校生の就職支援を行う「ジンジブ」(大阪市)は、2025年9月から10月にかけて、高校生向けのキャリアイベントを開催いたしました。9月には高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を、10月には企業と先生のおしごと体験交流会「先生Fes」を全国18会場にて開催いたしました。売り手市場が続く中で、企業の説明や職業体験を通じて将来のキャリアを考えるきっかけづくりと、進路のミスマッチの防止につなげます。当日の様子をレポートいたします。

 

 

「ジョブドラフトFes」「先生Fes」開催の背景

2025年問題などにより人手不足が深刻になる中、高校生の新卒採用ニーズは年々高まっています。2025年3月卒業生の求人倍率は過去最高の4.10倍に達しました。(※1)企業は初任給や福利厚生の充実、教育制度など、採用力の向上に注力し、採用競争は激化しています。

一方で、共通する課題は高校生の将来に向けたミスマッチを防ぐ進路選択です。特に、高校生が短期間の就職活動の中で適切な情報を得ることは難しく、自らのキャリアについて深く考えるきっかけが不足しているのが現状です。

そこでジンジブでは、このような課題を解決するために、「将来のキャリアを考えるきっかけ」と、高校生と企業が直接出会うことでの「社会理解の機会」を創出し、高校生向けのキャリア教育を推進しております。

このたび、高校生が地域の大人との交流やおしごと“体験”を通して1日で就職先を検討できる合同企業説明会「ジョブドラフトFes」、そして高校生をサポートする先生に向けた交流会「先生Fes」を開催いたしました。

「ジョブドラフトFes・おしごとフェア・ジョブドラフトCareer」は「第13回キャリア教育アワード」(主催:経済産業省)にて「優秀賞」を受賞いたしました(※2)。1人1社までの応募が一般的な高校生にとって、1日で理解が進むイベントは貴重な機会となります。

 

※1 出典:厚生労働省 令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(3月末現在)
※2 出典:経済産業省 第13回キャリア教育アワード

 

 

 

■ 高校生と企業が直接出会える、秋の合同企業説明会「ジョブドラフトFes」

9月に開催した「ジョブドラフトFes」は、高校就活の2次募集の時期に行われる高校生向けの合同企業説明会です。2026年卒の2次募集以降も積極的に採用活動を行う企業の社員と直接会って話すことができ、求人票だけではわからない会社の雰囲気や働く人の声に触れることができます。気になる企業に、後日職場見学やインターンに参加することも可能です。

 

 

「ジョブドラフトFes 2025 9月」開催概要>

開催時間/会場:13:30〜17:00(受付開始:13:00~)/全国6会場

対象生徒:卒業年度の高校生 ※他学年生徒も参加可能 /参加無料

開催実績:2024年7月に15会場、10月6会場で開催し、合計4,166名の高校生が参加

2025年7月は13会場、9月6会場で開催し、合計4,337名の高校生が参加

 

 
No. 日時 エリア 会場 企業(社)
1 9月22日(月) 名古屋 ウインクあいち 25
2 9月22日(月) 広島 NTTクレドホール 11
3 9月25日(木) 福岡 博多国際展示場&カンファレンスセンター 38
4 9月29日(月) 東京 アキバ・スクエア 45
5 9月30日(火) 仙台 イベントホール松栄 16
6 9月30日(火) 大阪 OMM 42
合計 177

 

<ジョブドラフトFesの様子>

■複数ブースを回り、応募前の職場見学したい企業を探せます。

▲企業の説明を聞き質問をする様子(大阪会場)

 

■企業の担当者から会社や仕事内容を直接聞くことができます。

▲水道管の仕組みを知り組み立て体験(広島会場)

 

■おしごと体験ができる企業があります。

▲貨物を固定する体験(大阪会場)

 

■会場は26卒を積極的に採用する企業なので応募先も探せます。

▲美術品の梱包体験(大阪会場)

 

 

 

■ 教員と企業がつながる、進路指導の質を高める場「先生Fes」

2025年10月に開催した「先生Fes」は、進路指導を行う高校教員と、高卒採用を予定している企業のためのおしごと体験型の情報交流会です。先生は、企業の説明や実際のおしごと体験を通じて企業や業界への理解を深め、職業理解を深めることにより、生徒へのより的確な進路指導につなげます。

企業にとっては、就活のカギを握る先生に自社や業界の魅力を直接伝える貴重な機会となり、採用活動への足がかりとなります。また、先生との意見交換を通じて、高校生が求める職場環境やキャリア支援についての理解を深めることができます。

「先生Fes」でも、応募前職場見学・オープンカンパニー(企業見学)・インターンシップ受け入れ企業に対して申し込みが可能です。

 

 

<「先生Fes 2025 10月」開催概要>

開催時間:14:30〜17:30

会場:全国12会場 ※北海道は初開催

対象者:先生

過去実績: 2025年2月に22会場で開催、333社の企業と、420校の先生が参加

      2025年10月に12会場で開催、108社の企業と、159校の先生が参加

No. 日時 会場 会場 企業(社)
1 10月3日(金) 埼玉 JA共済埼玉ビル 11
2 10月3日(金) 静岡 グランシップ 9
3 10月10日(金) 北九州 北九州国際会議場 10
4 10月14日(火) 北海道 アスティホール 7
5 10月15日(水) 岡山 山陽新聞社 9
6 10月16日(木) 京都 京都産業会館 8
7 10月21日(火) 奈良 奈良県コンベンションセンター 6
8 10月22日(水) 千葉 千葉中央ホール 12
9 10月23日(木) 神奈川 関内新井ホール 13
10 10月24日(金) 熊本 熊本城ホール 6
11 10月27日(月) 兵庫 神戸駅前研修センター 8
12 10月30日(木) 新潟 NOCプラザ(新潟卸センター) 9
合計 108

 

 

<「先生Fes」の様子>

■食品:ティーパック詰め体験(京都)

 

■製造:パッケージ組み立て体験(静岡)

 

■建設:家具づくり体験(岡山)

 

 

「ジョブドラフトFes」9月参加者アンケート

「ジョブドラフトFes2025」9月参加高校生向けアンケート:ジンジブ

 

各イベント参加者の声

「ジョブドラフトFes」

参加高校生・教員

高校生(女性・広島)

幅広くいろんな業界の企業のお話を聞きました。警備の会社では、さすまたを使う体験をしました。女性で活躍されている方も多くイメージが変わりました。私にもできるのかなと感じました。

高校生(女性・大阪)

進路に悩んでいたので、多くの企業の話を聞くことができて高校生を求めてくれる会社がたくさんあることに心強く感じました。知らなかった仕事の話を聞いたり体験することで、新しい発見がありました。

先生(東京)

どの企業も説明や生徒への対応がとても丁寧で安心して参加することができました。なかなか業種を絞り切れていなかった生徒も体験や実際に働いている方のお話を聞くことで自身の関心を知るきっかけになったようです。

出展企業

サービス・大阪

実際に体験していただくことで働くイメージがわいたのではないかと思います。なかなか直接接点を持つ機会のない高校生が就職活動で重視することや会社に求めることを知る機会にもなってよかったです。

 

建設・広島

人手不足を背景に高卒採用を強化して二次募集以降も積極的に採用活動を行っています。実際に体験をしていただくことで業界自体のイメージが変わったという声もあり、体験の機会を大切にしたいと感じました。若い世代が入社することで会社に活気が生まれると感じています。

 

「先生Fes 」

参加教員

先生(岡山)

体験や実際の製品等を見ることができるため、生徒へ実際の仕事を説明する際にわかりやすく話ができると感じました。実際に体験する中で、どのような生徒が向いているかなどの感覚を掴むことができました。今後の生徒の進路選択のサポートにつながる機会になりました。

先生(新潟)

企業が求める人材や具体的業務内容を高校生のような立場で学ぶことができました。各業界の動向を教員が理解しなければ生徒へのアドバイス、マッチングも図ることができないと感じました。また、改めて高卒求人の採用意欲の高さを実感しました。

出展企業

サービス・北海道

身近なものでもなかなか仕事となるとわからないことが多いので、先生と直接お話しできる機会は本当にありがたいです。体験を通して少しでも実際の仕事観や業界の魅力を感じていただけたらと思います。

 

建設・岡山

建設の仕事は幅広く、身近にあってもなかなか働くイメージがしづらいと思います。今回はデジタル機器を使った測量方法で実際に体験していただきました。体力が必要だと思われがちですが、省力化が進んでおり働き方の変化や働きながらしっかり学べる場があることをお伝え出来ました

 

 

補足資料:高校生の就職活動について

高校を通して応募を行う「学校斡旋(あっせん)」での高校生の就職活動では、毎年、行政(厚生労働省・文部科学省)、全国高等学校校長協会、経済団体の3者協定により、就職活動のスケジュールや求人票の公開方法についての申し合わせがなされております。応募開始から一定期間は、1社応募に限定する「1人1社応募」や、応募時の校内選考、高校の先生に付与される求人票「高卒求人WEB」へのアクセスなどが、戦後長く続いている独自の慣行です。

 

● 高卒採用2026年3月卒のスケジュール

6月1日 ハローワークによる求人申込書の受付開始

7月1日 企業による学校への求人申込及び学校訪問開始

9月5日 学校から企業への生徒の応募書類提出開始(沖縄県は8月30日)

9月16日 企業による選考開始及び採用内定開始

10月以降 「2次応募」時期・2社応募がはじまる時期(※都道府県による)

※2027年3月卒のスケジュールは公表予定をご確認ください。

 

 

応募前の情報不足が要因でのミスマッチの早期離職は、高校生・企業の双方にとっての課題です。高卒の社会人は大卒と比較し、1年目の早期離職が多い傾向があり、多くが「自分がどんな職業に向いているか」を知りたかったと感じています。

教育現場や地域の企業や支援団体などで協力し、キャリアと向き合う機会を増やすサポートが必要と言えます。

 

 

高卒社会人の早期離職状況

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者) 」

 

 

■高校生が求める進路指導 

ジンジブ「【高卒社会人アンケート】就活体験振り返り(24卒)

 

 

 

<株式会社ジンジブについて>

ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒」社長である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生が自分で求人情報を探せる「ジョブドラフトNavi」をはじめ、高校生が “働きたい”と思える会社に出会うきっかけづくりのサービスを提供しています。

高校生へはキャリア教育や、就活の情報提供、就職後のスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行っています。また、企業へは、高卒採用のサポート、高卒1年目の定着研修や、採用戦略策定・教育・定着・評価・福利厚生など、人事業務をサポートする「人事部パック」を提供しています。私たちは事業を通じて、これからを生きる人の夢を増やしてまいります。

 

本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階

代表者:代表取締役社長 佐々木 満秀(ささき みつひで)

拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)

HP:https://jinjib.co.jp/

 

 

 

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【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ジンジブ 広報
E-mail:pr@jinjib.co.jp