仕事に行きたくない!と感じた時の現状への対処法とこれからの方針
2024.12.05 仕事の悩みPR
朝起きた瞬間に「仕事に行きたくない……」と呟いてしまったり、まだ家から出ていないのに「もう帰りたい……」と帰宅を願ってしまったり。
きっと社会人なら一度は誰しも、「仕事に行きたくない!」「会社に行きたくない!」と思ったことがあるはずです。
ちょっと考えるくらいなら、どうということはないかもしれません。
ただ、「仕事に行きたくない」と憂鬱な気持ちを長期的に抱え続けるのは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。公私ともに悪影響が出るのは必至です。
この記事では、仕事に行きたくない方のために、仕事に行きたくない理由の分析やそれぞれの対処法をお伝えします。また、現状への対処法だけではなく、これからどうするべきかという今後の方針もご提案します。
「仕事に行きたくない!」という気持ちと上手く付き合っていくヒントを多数掲載していますので、ぜひ日々の生活に役立ててくださいね。
目次
仕事に行きたくない理由の分析と今日から実践できる対処法
毎日仕事に行くのは、正直言って面倒臭いですよね。この面倒臭さを通り越すと、今度は「もう仕事に行きたくない!」とひどく憂鬱な気持ちがやってきます。
とはいえ、そんな気持ちを抱えた方の多くが嫌々仕事に行っている、というのが現状です。
- 生活のため
- 職場に迷惑をかけたくないから
- 世間体を考えてしまうため
- のっぴきならない事情がある
以上のように、働く理由はさまざまですが、毎日仕事に行きたくないと思いながらも、みんな日々懸命に仕事をこなしているのです。
そうは言っても、仕事に行きたくない気持ちはどうしようもないですよね。
ここからは、「仕事に行きたくない!」という気持ちを少しでも和らげるため、行きたくない理由とそれぞれの対処法をお伝えします。
憂鬱な気持ちと折り合いを付けるヒントにしてみてくださいね。
理由その1.職場の人間関係に悩みを抱えている
厚生労働省の調査である「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、「職場の人間関係が好ましくなかった」を離職理由に挙げた男性は8.1%、女性は9.6%でした。
この調査結果からわかるように、職場の人間関係が悪いことは離職にも繋がりかねない大きな問題なのです。
気まずい職場・険悪な職場は誰もが嫌なものです。「会社に行きたくない」と考えてしまうのは、無理もありません。
- 苦手な同僚・上司・部下がいる
- 上司からの扱いが悪い
- 派閥があって立ち振る舞いに悩む
- 同僚たちが互いに険悪な雰囲気である
以上のような理由から、職場の人間関係に悩む方は少なくなく、毎朝重い腰を上げて出勤しているのが現実のようです。
今すぐできる対処法「悩みを人に打ち明けてみる」
今抱えている職場の人間関係の悩みを誰かに打ち明けることで、きっと憂鬱な気持ちが和らぐはずです。誰かと話すことは、有効なストレス発散方法のひとつと言われています。
しかしながら、身近に相談できるひとがいない・身近なひとに相談するのは難しいという方も多いと思います。また、顔見知りには絶対に相談したくないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、専門の相談機関・相談窓口に相談することです。
厚生労働省が提供している、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」には「こころの耳相談」という相談機関・相談窓口の紹介ページがあります。
- 働く人の「こころの耳電話相談」
- 働く人の「こころの耳SNS相談」
- 働く人の「こころの耳メール相談」
「こころの耳相談」では、電話・SNS・メールの中から好きな連絡方法を選べます。
「電話だとちょっと……」「メールよりSNSが気楽でいいな……」と、それぞれの生活に合った連絡方法で相談ができるのは、かなりうれしいポイントです。
また、同ページ内では、さまざまな相談に応じた各種相談窓口も紹介されています。
- 総合労働相談コーナー
- 職場のトラブル相談ダイヤル
- なんでも労働相談ホットライン
- あかるい職場応援団相談窓口一覧
- 女性の人権ホットライン
上記の相談窓口はほんの一例です。他にも多くの相談窓口が紹介されていますし、公共事業ということで無料の相談窓口がほとんどです。
ご自身に合った相談窓口で、「会社に行きたくない」という悩みを打ち明けてみるのはいかがでしょうか。
理由その2.休み明けでなんとなく行きたくない
日曜日の夕方に差し掛かってくるたび、「明日仕事行きたくないな……」と憂鬱な気持ちになる方は、きっと少なくないでしょう。
または、出勤日の朝、目が覚めると会社に行く気力が出なくて再び布団にくるまってしまう……そんな経験がある方も多いはずです。
- 休日が楽しかったからこそ、会社に行きたくない
- 理由がわからないけれど、なんとなく会社に行きたくない
- 特に長期休暇明けの出勤がつらい
- 休日が快適すぎて働く気力が出ない
出勤日と休暇日のギャップがあまりにも大きく、「休み明けはなんとなく会社に行きたくない」とげんなりしてしまうようです。
今すぐできる対処法「仕事終わりのご褒美を作ってみる」
休日とのギャップに悩まされたときは、仕事が終わったあとの楽しみを作ってみることをおすすめします。
非常にシンプルな対処法ですが、自分だからこそ「自分が一番うれしいご褒美」を知っているので、効果はバッチリです。
- コンビニの新作スイーツを買う
- レイトショーに行く
- 友達と遊びに行く
- 恋人や家族に会う
- 美味しいディナーを食べに行く
- 早く帰って家でゆっくり過ごす
自分のためのちょっとしたご褒美を用意することで、いつもよりも出勤のやる気が出ます。やる気が出ないときこそ、たくさん自分を甘やかしてあげましょう。
理由その3.仕事でミスばかりしてしまう
仕事でミスばかりしてしまうと、仕事に行くのがおっくうになってしまいますよね。
「気を付けているつもりなのに、ミスを繰り返してしまう……」「ミスを繰り返すのが怖くて会社に行きたくない……」と憂鬱な気持ちを抱えている方もいるのではないでしょうか。
仕事でミスを繰り返すと、以下のような事態を引き起こします。
- 上司から強く叱責される
- 簡単な仕事しか任せてもらえない
- 昇給・昇進が遠のいてしまう
- 周りに迷惑をかける
- 周りから白い目で見られる
- 周囲から呆れられ、日常会話もしてもらえない
- 自分がいないほうが仕事が捗るような気がしてくる
- 場合によっては、ミスによる損失を給料から天引きされる
ミスを繰り返せば上司から強く注意されますし、どうしても職場での居心地が悪くなってしまいます。
ひどいケースでは、「職場での自分の居場所がなくなる」ことも少なくありません。
そうなると集中力が散漫になり、さらにミスを繰り返すという悪循環に陥ることも。
「もう仕事に行きたくない……」という考えに繋がるのは、致し方ありませんよね。
今すぐできる対処法「ミスをした業務をメモにまとめる」
今後ミスを繰り返さないで済むおすすめの方法は、ミスをした業務をメモにまとめることです。
ミスを繰り返す人にありがちなのは、「メモを取っていないこと」です。
「自分は大丈夫」という根拠のない自信から、自分を過信しているケースが散見されます。
そういう人に限って、業務の段取りや順番、方法について「誤った自分のやり方」を貫いていることが多いのです。
ミスをしたことをメモにまとめ、就業前や業務に取り掛かる前にメモを見直す工夫をしてみましょう。業務において気を付けるポイントがわかるので、同じミスをする確率がぐっと減るはずです。
また、ミスをしやすい業務内容をチェックリスト化することもおすすめします。
業務でミスをした項目や抜けてはならない確認事項をチェックリスト化し、ひとつずつチェックしましょう。手間も時間もかかってしまいますが、ミスを減らすという点においては間違いなく効果的です。
加えて、目に見える対策を取ることで、上司や周囲もそういった「ミスを減らす努力」や「仕事に対する真摯さ」を認めてくれるかもしれません。
理由その4.仕事が激務でゆっくり休養が取れない
会社に行きたくない理由が、「仕事が忙しすぎるから」という方もいるのではないでしょうか。
お昼ご飯を食べる暇もないほどの激務や残業の多い職場だと、短い睡眠時間では日々の疲れが一向に取れません。疲労はただただ蓄積していくばかりです。
昨今は人手不足が嘆かれる時代でもありますから、ひとりでふたり分以上の業務をこなしているために、結果的に激務になっている話も耳にします。
担う業務量が多いために、休日出勤を余儀なくされる場合もあるでしょう。
厚生労働省の調査である「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」を離職理由に挙げた男性は8.0%、女性は10.1%でした。
労働時間や休日といった労働条件は、働くうえで非常に重要な問題です。
どんなに体力があっても、疲れないひとはいません。「忙しすぎて大変だから仕事に行きたくない!」と考えるのは無理もないのです。
今すぐできる対処法「睡眠の効果を最大限に活かせる努力をする」
そうは言っても仕事に行かなくてはならない方におすすめしたいのが、「睡眠の効果を最大限発揮できるように準備をすること」です。
睡眠の効果はさまざまな研究により立証されています。質の良い睡眠を取ることで、少しでも疲労を回復しましょう。
そのためにできることは、以下の通りです。
- 就寝4時間前からは、コーヒーや紅茶などのカフェイン摂取を控える
- 睡眠の質を下げる「睡眠薬代わりの寝酒」はほどほどにする
- 入浴はぬるめの温度にする
- 寝る前のスマホやテレビ、SNS、ゲーム、パソコンは控える
- 不快な音や光を防ぐ環境を作る
- 自分にあった寝具を準備する
このうち、特に難しいのは寝る前のスマホやゲームを控えることだと思います。
厚生労働省による「国民健康・栄養調査」では、「あなたの睡眠の確保の妨げとなっていることは何ですか」という質問に対して、20~29歳では男女とも「就寝前に携帯電話、メール、ゲームなどに熱中すること」と答えた割合が最も高かったのです。内訳は男性43.2%、女性42.7%という結果でした。
「スマホを触ること」「スマホで動画やSNSを見ること」「ゲームを楽しむこと」それ自体がストレス発散になっている場合も、決して少なくありません。
しかし、寝る前に浴びる強い光が眠りを浅くするのも事実です。
スマホやSNSなど、控えられるときはほどほどにして、質の良い睡眠を取るように心がけてくださいね。
理由その5.給料や待遇に不満がある
給料や待遇に不満があると、「会社に行きたくない……」と考えてしまいがちです。
労働が割に合わないというのは、仕事のやる気が起きなくなる非常に大きな問題です。また、自分の頑張りが評価に繋がらないと、何のために頑張っているのかわからなくなります。
- 給料が低い
- 賞与が少ない
- 正当に評価されない
- 残業代が安い
- 早く仕事が終わっても残業に付き合わされる
以上のような理由から、仕事に対するモチベーションが維持できず、会社に行くのがおっくうになるひとが多いのです。
今すぐできる対処法「適度に手を抜きながら仕事をする」
今日からできる対処法として有効なのが、「適度に手を抜きながら仕事をする」ことです。
一生懸命頑張っても給料が変わらない・評価されないのなら、適度に手を抜きながら業務に取り組んでみてください。つまり、仕事を頑張り過ぎないことが重要なのです。
もちろん、急に業務の成果が落ちると、周りにも迷惑をかけかねません。
手を抜く塩梅が大切です。慣れている仕事なら、どの作業が重要なのか、どこで手を抜いても大丈夫なのかがわかるはずですので、要領よく手を抜きましょう。
仕事に対して真面目に頑張りすぎている場合があります。「ま、こんなもんかな」と少し気楽に仕事と向き合ってみてくださいね。
理由その6.仕事にやりがいが感じられない
仕事に対するモチベーションが上がらない理由のひとつとして、「仕事にやりがいを感じられない」ことが挙げられます。
- 「ありがとう」と感謝されることがない
- 誰かや何かの役に立っている実感がない
- 仕事をこなしても達成感がない
- 仕事の頑張りが給与や待遇に反映されない
自分の仕事が給与などに反映されなかったり、目に見える成果や達成感がなかったりすると、仕事のやりがいは感じられないものです。
次第に仕事に対して、「つまらない」という感情を抱くようになります。
仕事にやりがいを感じられないと、「つまらない仕事だし、会社に行きたくないな……」と出勤に嫌気が差してしまうのです。
今すぐできる対処法「自分で仕事の目標を立てる」
仕事のやりがいを誰かから与えてもらうのではなく、自分で作り出す工夫をしてみませんか。
誰も与えてくれないのなら、自分が与えてあげればいいのです。自分で仕事の目標を立てることが、仕事のやりがいに繋がります。
- この業務を〇時までに終わらせる、と簡単な目標を立てる
- 今日1日ミスをしないことを1日の目標にする
- 月末までに新しい仕事をひとつ覚えることを今月の目標にする
自分なりの目標を立てて、少しずつクリアしていきましょう。
難しい目標でなくてもかまいません。できるだけ達成感を味わえる目標にしましょう。
仕事へのモチベーションにもなりますから、「いつの間にかスキルアップしていた!」なんてこともあるかもしれません。
ただ待っているだけでは、何も変わらないものです。少しでも憂鬱な気持ちを減らす工夫をしてみてくださいね。
憂鬱な気持ちを放っておくと、取り返しのつかないことになる
ここまでは会社に行きたくない理由とそれぞれの対処法を詳しくお伝えしました。気持ちの切り替え方、憂鬱な気持ちの乗り越え方のヒントになったでしょうか。
とはいえ、ご紹介した対処法が根本的な解決になっていない場合も多々あるかと思います。
「会社に行きたくない……」「どうしても仕事に行きたくない……」という気持ちは、放っておくと取り返しのつかないことになります。
決して取り返しのつかないこと、それは病気です。
- うつ
- 適応障害
- 心身症
- 自律神経失調症
長期的なストレスが原因となり、以上のような病を引き起こすことが知られています。
また、これは一例であり、ストレスによって発症する病は他にもたくさんあります。
ストレスが原因の病気は治りにくく、長期化することが多いです。どれだけ早く治療に臨めるか、早期発見に努められるかで悪化を防ぐことが可能です。
- 朝泣く、会社で涙が止まらなくなる
- 会社が近づくと、腹痛や頭痛などの拒否反応が出る
- つらすぎて会社を辞めることしか考えられない
- 毎日が何も楽しくない、趣味が楽しくなくなった
- 今すぐ逃げたい、死にたい気持ちがある
もし、こういった症状に思い当たる節があるなら、会社を辞めることも視野に入れるべきでしょう。
健康でなければ働くこともできません。健康だからこそお金を稼ぐことができるのです。
自分の心身を一番に考えてあげてくださいね。
ストレスセルフチェックで今のストレス度を確かめよう!
会社に行きたくない気持ちはあっても、「みんな我慢しているから」「まだ頑張れると思うから」と我慢している方も少なくないはずです。
そもそも、自分のストレスレベルがどの程度か知らない、という方もいるでしょう。
もし自分のストレスレベルがわからない方は、ぜひストレスセルフチェックを行ってみてください。
仕事に行きたくない気持ちを前向きに!今後の方針のヒントを紹介
今すぐできる対処法をお伝えしてきましたが、「会社に行きたくない……」という憂鬱な気持ちがあまりにも大きすぎる方は、今後のことをしっかり考えていくべきだと思います。
前述のように、心身ともに壊れてしまう可能性があるからです。
取り返しのつかないことになる前に、これからどうするかを考えていきましょう。
今後の方針をいくつかご用意しましたので、方向性のヒントにしてみてくださいね。
今後の方針を考える前に、仕事に行きたくない理由をしっかり分析して
とはいえ、まずは「仕事したくない」「会社行きたくない」「働きたくない」の理由を丁寧に分析することが大切です。
会社に行きたくない理由を紐解いて、初めて気づくこともたくさんあります。
それに、理由をきちんと分析できていなければ、部署異動先や転職先でも同じ理由で「会社に行きたくない」と考えてしまいかねません。同じことを何度も繰り返すのは避けたいですよね。
まずは具体的に会社に行きたくない理由を、視覚的に捉えてみましょう。
- 会社に行きたくない理由をたくさん書き出す
- どう改善できれば会社に行こうと思えるのか書き出す
- すべて書き出したうえで、会社に行きたくない理由に順位付けを行う
あとは、最も順位が高かった「会社に行きたくない理由」の原因を解決するため、今後の方針を考えていくだけです。
これ以上悩み続けないためにも、別の場所で同じ理由に悩まないためにも、会社に行きたくない理由の分析は欠かさず行うことをおすすめします。
今後の方針その1.部署異動の希望を出してみる
- 職場の人間関係が悪い
- 仕事が忙しすぎて休む暇がない
こういった悩みに有効なのが、「部署異動の希望を出してみる」という方法です。
部署異動が可能な事業所に限られてしまう方法ではあるのですが、給与や待遇に不満がない場合はおすすめの方針です。
上司に不満を伝えたうえで、部署異動を願い出てみましょう。いきなり退職に伝えるよりも理解を得られやすいですし、異動先でも同じ悩みを抱いた場合は転職を申し出やすいです。
業務内容や周囲の人間関係がちょっと変わるだけで、驚くほど働きやすくなる場合があります。
すぐに転職を考えるのも悪くはありませんが、変えられそうなところから手を付けてみる方法も非常に有効です。
まずは一度、ダメ元でも部署異動を願い出てはいかがでしょうか。
今後の方針その2.会社の近くに引っ越す
- 休み明け、なんとなく会社に行きたくない
- 仕事が忙しすぎて休む暇がない
そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、「会社の近くに引っ越す」という方法です。
つまり、通勤時間を減らして自由時間を作ったり、通勤時間という憂鬱な時間を減らしたりしようということです。
会社から家までの距離が近ければ、睡眠時間もそれだけ多く確保できます。時間ギリギリまで「会社に行きたくない……」とベッドでゴロゴロできるわけです。
ただ、この方法には引っ越しにかかる諸費用以外のデメリットがいくつかあります。
- 会社から近いため、上司や同僚にプライベートを見られる可能性がある
- 会社から近いことを理由に、したくもない残業に付き合わされる可能性がある
- 会社から近いのをいいことに、同僚たちの溜まり場になる可能性がある
上記の例は、筆者や筆者の同僚の身に実際に起きた出来事です。
職場でどのような人間関係を築いているかにもよりますが、家から会社が近いことにはメリットもデメリットもあります。
引っ越しには決して安くない費用がかかるものです。じっくり考えたうえで検討してみてくださいね。
今後の方針その3.休みを取得する
どうしても会社に行きたくない時は、勇気を出して休暇を取るという選択肢もあります。
「家にいたい……でも休むと職場に迷惑がかかる……」と考える方もいますが、いつまでも憂鬱な気持ちを抱えたままでは仕事のパフォーマンスも下がるでしょうし、どちらにせよ職場に迷惑をかけることになります。
仕事は大切です。職場のひとたちも大切です。
でも、苦しんでいる自分を助けてあげられるのは、自分しかいません。
今は長く働くことを求められる時代です。これからも働き続けるためにも、心身の健康を優先的に守るようにしてあげてください。
今後の方針その4.思い切って転職する
どうしても会社に行きたくない悩みが解決しない場合は、思い切って転職するのも手です。
今は終身雇用の時代ではありません。転職するのはまったくおかしいことではないのです。
会社に行きたくない気持ちを抱え続けるのがしんどいなら、転職も視野に入れましょう。
ただ、ここで気を付けてほしいのは、計画性もなくその場の勢いで退職することはおすすめできないということです。主な理由は以下の通りです。
- 転職活動には意外と時間がかかる
- 転職の準備を怠ると、簡単に年収が下がる
- 望んだ条件の求人がすぐに見つかるとは限らない
- すぐに転職できないと、履歴書に空白期間が生まれてしまう
すぐにでも嫌な仕事から離れたいかもしれませんが、ここはぐっと我慢してください。仕事と転職活動を並行して行うことで、希望の条件で転職できる可能性が高まります。
すっきりと晴れやかな気持ちで退職するためにも、良い条件の転職先に転職しましょう。
仕事を辞めるなら転職エージェントの利用がおすすめ!
前項で仕事と転職活動の両立をおすすめしましたが、正直に言って精神的にも肉体的にもかなりしんどいです。
というのも、転職活動ではやらなければならないことが多いからです。
- 希望の求人を探す
- 履歴書や職務経歴書を準備する
- 企業に書類を送付する
- 企業と面接の日程を調整する
- 休みを取ったり、時間を作ったりして面接に行く
- もし落ちた場合は一からやり直し
すぐに希望の条件で転職できない可能性のほうが高いのが、転職活動の難しいところです。
仕事と両立となると、転職活動のために時間を割かなければなりません。趣味や睡眠の時間を削って転職活動をしなければならない、なんてことも充分にあり得ます。
だからこそ、転職活動の際には「転職エージェントサービスの利用」をおすすめします。
転職エージェントサービスを利用すれば、転職活動が楽になる!
ここ最近では、転職エージェントサービスを利用した転職活動が主流になりました。
仕事と転職活動を両立したい求職者や、今以上に条件が良ければ転職しようと考えている求職者から、多くの支持を得ているからです。
転職エージェントサービスとは、専任のキャリアアドバイザーが求職者の転職活動を手厚くサポートしてくれるサービスのことです。
転職エージェントサービスが人気になった理由は、主に以下のようなサービスが提供されているからです。
- 働きながら転職活動ができる
- キャリアアドバイザーとはメールでのやり取りが多いため、隙間時間を有効活用できる
- 書類の提出や面接の日程調整など、時間のかかる面倒な作業を代行してくれる
- 履歴書や職務経歴書をしっかり添削してくれる
- 自分に合った求人を紹介してくれる
- 面接の練習を行ってくれる
- 面倒な作業がないため、複数の企業へ同時に応募できる
- ひとりで転職活動を行わなくていい安心感がある
手厚いサポートが受けられるため、面倒な転職活動が楽になります。
そして何と言っても、これらすべてのサポートが「無料」で利用できるケースがほとんどです。「無料なら利用してみようかな」と思うのは当然ですよね。
書類の提出や面接の日程調整といった面倒な作業を代行してくれるため、かなりの時短に繋がります。隙間時間を活用して転職活動ができ、期限を設けることなく、納得するまで転職活動に取り組めます。
また、転職エージェントサービスを複数社併用すれば、希望の条件で早期に転職できる確率もぐっと高まるのでおすすめです。
自力で転職活動を行うのも良いですが、今は転職エージェントサービスという便利なサービスが無料で受けられる時代です。
転職活動の選択肢のひとつとして、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
会社に行きたくない気持ちと向き合うことが大切
会社に行きたくない方のこれからの方針について、いくつかの案をご紹介しました。今後の方針のヒントになったでしょうか。
多くのひとが、「会社に行きたくない……」と苦い感情を抱えています。だからといって、「会社に行きたくない……」という憂鬱な気持ちを適当に流していては、いつか取り返しのつかないことになりかねません。
憂鬱な気持ちとしっかり向き合って、早めに対処法を取ること。そして、今後の方針を考えて行動することが何よりも大切です。
健康に働き続けることを求められている時代だからこそ、ちょっとした違和感も見逃さないようにしてくださいね。