薬剤師転職サイト・転職エージェントおすすめ比較ランキング5選
2024.10.15 医療系転職PR
薬剤師の求人を探せる転職サイト・転職エージェントは、今や多々あります。
数が多いために、以下のように悩む薬剤師の方もいるでしょう。
- 転職サイトは何を基準に選べばいいの?
- 転職エージェントを使いたいけど、どれを使えばいいか分からない
そこでこの記事では、薬剤師転職サイト・転職エージェントを選ぶポイント、薬剤師転職サイト・転職エージェントのおすすめ比較ランキングを紹介します。
また、調剤薬局やパート、40代・50代向けなど、条件別のおすすめ転職サイト・転職エージェントもまとめました。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを使って転職を成功させるコツ、薬剤師の転職事情についても触れるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
薬剤師転職サイト・転職エージェントおすすめ比較ランキング5選
薬剤師向け転職サイト・転職エージェントの中から、口コミ・評判が良い5つを紹介します。
おすすめ比較ランキングを、特徴とともに一覧でまとめました。
ファルマスタッフ | ファーマキャリア | 薬キャリエージェント | マイナビ薬剤師 | ヤクジョブ | |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | 初めて転職する人におすすめ | オーダーメイド求人が可能 | 最短で即日最大10件の求人紹介 | アフターフォローあり | サポート歴20年以上 |
求人数 | 約5.1万件 | 約3.9万件 | 常時6万件以上 ※保有求人数 |
約4.8万件 | 約5万件 |
雇用形態 | 正社員、パート・アルバイト、派遣 | 正社員、パート・アルバイト、契約社員 | 正社員、契約社員、派遣、パート | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託その他 | 正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣 |
取扱施設 | 調剤薬局、病院・クリニック、企業、ドラッグストア、その他 | OTC、調剤薬局、病院、老人ホーム、企業、その他 | 調剤薬局、病院、OTC、企業、その他 | 調剤薬局、病院・クリニック、ドラッグストア、一般企業、その他 | 調剤薬局、病院、クリニック、企業、ドラッグストア、福祉施設・その他 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
それぞれの特徴や評判を、以下でより詳しく紹介します。
薬剤師転職サイトおすすめ1位:ファルマスタッフ
ファルマスタッフは、2024年7月時点での求人数が約50,000件と豊富です。調剤薬局や病院・クリニック、企業、ドラッグストアと薬剤師の求人を幅広く扱っています。
希望条件を「残業なし(ほぼなし含む)」「ブランク可」「大手チェーン」など、細かく設定することが可能です。フリーワードでも検索できるので、理想の求人を探しやすいでしょう。
全国12ヶ所に拠点があり、担当のコンサルタントが各エリアに在籍しています。病院や薬局などに訪問し、求人票に載っていない情報を伝えてくれるのも魅力です。
また、ファルマスタッフは派遣サポートも行っています。福利厚生も教育体制も充実しているため、今回の転職で初めて派遣にチャレンジしたい薬剤師の方も安心です。
薬剤師転職サイトおすすめ2位:ファーマキャリア
ファーマキャリアは薬剤師を対象にした転職サイトで、「オーダーメイド」が大きな特徴です。希望条件を聞いてオーダーメイドで求人を作り、希望に近い求人を提案してくれます。
コンサルタントは優秀な方ばかりなので、安心して相談できます。さらに、薬剤師が満足できる転職を叶えられるように、コンサルタントが対応する薬剤師の数を限定しているのもポイントです。
コンサルタントが応募書類の添削、面接のアドバイスを行ってくれます。登録して最短2日で内定が出たケースもあるので、転職を急いでいる方はぜひ相談してみてください。
全国各地の薬剤師の求人を取り扱っており、正社員やパート・アルバイトの求人を探せます。「土日休み」や「在宅業務あり」など、希望条件を設定して求人を探してみましょう。
薬剤師転職サイトおすすめ3位:薬キャリAGENT
薬キャリAGENTは、薬剤師専門の転職エージェントです。調剤薬局や病院、OTC販売など、薬剤師に関する求人を掲載しています。
「未経験・ブランクのある方可」「60歳以上歓迎」など、未経験者やシニア世代が応募しやすい求人を検索することも可能です。
また、「ママ薬剤師にお薦め」「産休・育休実績あり」といった条件を指定できるため、家庭と仕事を両立させたい薬剤師の方にもおすすめします。
正社員や契約社員の他、派遣、パートと雇用形態はほぼ網羅しており、さまざまなライフスタイルに合わせて求人を確認できます。
薬剤師転職サイトおすすめ4位:マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師は大手の転職エージェントで、2024年7月時点の求人数は約47,000件です。求人数が豊富で、日本全国の求人を保有しています。
全国14ヶ所に面談会場し、「はじめて転職相談会」や「未経験者のための治験業界セミナー」など、転職相談会やセミナーを随時開催中です。
業種が幅広く、調剤薬局やドラッグストアをはじめ、一般企業や営業、臨床開発モニター(CRA)などの求人も検索できます。
薬剤師はもちろん、認定薬剤師や薬剤師取得見込、登録販売者の転職サポートも行っています。転職での希望、今の悩みなど、気軽に相談してみてください。
薬剤師転職サイトおすすめ5位:ヤクジョブ
ヤクジョブは薬剤師対象の転職サイトで、2024年7月時点での公開求人数は約49,000件です。取引している企業や医療機関は7,000社以上にのぼり、非公開求人も多々扱っています。
各都道府県の求人を公開中で、企業訪問レポートも公開されています。人事や現場のインタビューが掲載されているので、応募したい企業のレポートがあれば、ぜひチェックしておきましょう。
また、ヤクジョブでは、さまざまなニーズに合う求人を確認することが可能です。1日単位で勤務できる単発派遣、直接雇用が前提の紹介予定派遣の求人も紹介しています。
薬剤師に特化したコーディネーターが転職の相談にのってくれるので、転職においての悩みや不安を伝えてみてください。
希望条件別のおすすめ薬剤師転職サイト・転職エージェント
薬剤師の方が転職する際、「調剤薬局で働きたい」「40代・50代で転職したい」など、希望条件はさまざまです。
ここでは薬剤師の希望条件別に、おすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介します。
調剤薬局を希望するなら求人が豊富なヤクジョブ
ヤクジョブは約49,000件の求人を公開しており、そのうち約34,000件が調剤薬局の求人です。
80%近くが調剤薬局の求人を占めているため、調剤薬局に転職したい薬剤師の方は登録しておきましょう。
大手チェーンから個人経営まで、調剤薬局の求人を幅広く扱っています。雇用形態は正社員や契約社員、パート・アルバイト、派遣、紹介予定派遣を選んで検索が可能です。
コーディネーターに相談できるため、調剤薬局に転職する上で気になっていることがあれば、気軽に伝えてみてください。
企業へ転職したい方は職種を細かく設定できるアポプラス薬剤師
アポプラス薬剤師は、薬剤師の求人を豊富に所有しています。薬剤師を対象にした企業の求人を、都道府県別に検索することが可能です。
企業の職種を細かく設定でき、「管理薬剤師」や「臨床開発・製造販売後調査系」、「薬事系・学術・DI系・営業系」を選べます。収入やお休み、通勤の条件も選択できます。
登録すると非公開求人を優先的に紹介してくれるので、ぜひ登録を済ませておきましょう。薬剤師を27年サポートしてきた実績があり、安心して利用できます。
アポプラス薬剤師は、面接に同行してくれるのも魅力です。初めて企業に転職する薬剤師の方の、心強い味方となってくれるでしょう。
パート希望の薬剤師の方にはパート求人が約4割のお仕事ラボ
お仕事ラボの求人検索画面では、勤務形態で正社員かパートかを選べます。2024年7月時点では約16,000件の求人を公開しており、パートの求人はそのうち約6,000件です。
約4割がパートの求人と非常に多いため、パート希望の薬剤師の方はぜひ活用しましょう。全国の求人を保有し、転職したいエリアに絞って応募先を検索できます。
「土日休み」や「駅近(5分以内)」、「託児所あり」などのこだわり条件も設定できるので、ライフスタイルやご家庭の事情などに合わせて求人を探してみてください。
なお、お仕事ラボは転職後もサポートしています。パートに転職後、何か悩みが生じた際も相談できるので、万が一トラブルが起きたときも安心です。
40代・50代には60歳以上可の求人も扱うファルマスタッフ
ファルマスタッフは、検索時に選べる希望条件が豊富です。以下のように、40代や50代の方にも適した条件を選べます。
- ブランク可
- 60歳以上可
- 管理職
- 教育制度あり
- ヘルプ体制充実
60歳以上の方が応募できる求人も取り扱っており、40代・50代の方に合う求人を探しやすいでしょう。
また、ファルマスタッフは丁寧に相談にのってくれるため、転職するにあたっての悩みや不安を気軽に伝えてみてください。
高収入やスキルアップを転職で狙うならマイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師では、「年収500万円以上可」や「年収600万円以上可」の条件で薬剤師求人を探すことが可能です。
「管理職候補」や「スキルアップ」といった条件でも探せるため、スキルアップで高収入を目指す薬剤師の方におすすめします。
ただし、マイナビ薬剤師が扱う求人において、35%ほどが非公開求人です。登録すると、キャリアアドバイザーから非公開求人を紹介してもらえます。
非公開求人の方が好条件である可能性が高いため、転職して高収入を狙う薬剤師の方は忘れずに登録しておきましょう。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを選ぶポイント3つ
薬剤師転職サイト・転職エージェントはたくさんあり、どれを利用するか迷ってしまうでしょう。
ここでは、薬剤師転職サイト・転職エージェントをどのように選ぶのか、ポイントを3つお伝えします。
転職サイト内に転職したい雇用形態の薬剤師求人があるか確認
薬剤師を対象にした転職サイト・転職エージェントにおいて、全部の雇用形態の求人を紹介しているとは限りません。
派遣や契約社員、パートといった求人を全く扱っていない転職サイト・転職エージェントも中にはあります。
たとえば、薬剤師でパートに転職したいときは、パートの求人を扱っている転職サイト・転職エージェントか確認しましょう。
派遣の求人を紹介している転職サイト・転職エージェントでは、薬剤師の人材派遣を請け負っているケースもあります。派遣を希望する薬剤師の方は、派遣のサポート内容も確かめましょう。
薬剤師求人の検索条件が多いかどうか確かめる
転職サイトや転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーに相談すると、求人を紹介してもらえます。しかし、希望に合う求人を紹介してもらえない可能性があり、注意が必要です。
希望に合う求人に応募するためにも、検索条件の多さを確認しておきましょう。多くの検索条件があれば、条件を細かく設定し、理想の求人を探しやすくなります。
自分の希望に合う求人が見つかれば、キャリアアドバイザーに「この企業に応募したい」と直接提案することが可能です。
サイト内では雇用形態や業種、年収、転勤の有無など、さまざまな条件を設定できます。転職サイト・転職エージェントを利用する際、検索条件もチェックしておきましょう。
転職サイトに薬剤師の求人数が多いかどうかチェック
薬剤師の求人を扱う転職サイト・転職エージェントは多々あるものの、求人数はそれぞれ異なります。求人数を確認することも、転職サイト・転職エージェントを選ぶ上で大切です。
求人数が多ければ多いほど、数多くの医療機関や企業から利用され、信頼されていると判断できます。安心して利用できるでしょう。
また、求人数が多ければ、多くの求人を確かめられます。自分の希望に合う求人が見つかり、転職が成功しやすいので、求人数もしっかり確認しておきましょう。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを利用するメリット4つ
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを利用すると、次のような4つのメリットがあります。
転職サイトで薬剤師の求人だけを検索できるため効率的
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを使う大きなメリットは、求人を効率よく探せる点です。
転職サイトや転職エージェントの中には薬剤師の求人以外に、数多くの業種を紹介しているものもあります。病院や薬局などに絞って検索できても、薬剤師のみでは絞れないことがあり、要注意です。
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを最初から利用すれば、薬剤師の求人だけを探せます。
薬剤師で転職したいなら、総合的な転職サイト・転職エージェントよりも、薬剤師の求人だけを扱う転職サイト・転職エージェントを使った方が、効率的に転職活動を進められます。
転職したい薬剤師向けに応募書類の添削・面接対策のサポートが可能
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを使うと、薬剤師の転職に特化したキャリアアドバイザーが相談にのってくれるのもメリットです。
キャリアアドバイザーは求人を紹介する他に、次のようなサポートも行っています。
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- スムーズに退職するためのアドバイス
- 入社の手続き
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを利用すると、薬剤師の転職に強いキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
薬剤師の方の転職が成功しやすい応募書類の添削、面接対策を行うので、ぜひ利用してみてください。
薬剤師に代わって転職時の条件交渉を行ってくれる
転職サイト・転職エージェントのキャリアアドバイザーは、条件交渉を代わりに行うことも可能です。
特に伝えにくい年収の交渉も行ってくれるので、より自分の理想的な職場に転職できるでしょう。入社日についても、キャリアアドバイザーが代行して、転職先に条件交渉してくれます。
一人で転職活動を行うと、希望条件を交渉できないまま転職してしまう人もいるかもしれません。採用担当者に提案しにくい条件もキャリアアドバイザーが伝えてくれるので、希望があれば、気兼ねなく話してみましょう。
転職前に知るのが難しい内部事情も教えてくれる
キャリアアドバイザーは医療機関や企業に連絡したり、訪問したりし、現在の状況を確認しています。なかなか知ることのできない、以下のような内部事情を教えてくれる場合もあります。
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 働いている人の年代
一人での転職活動では、応募先について調べるのにある程度限界があるでしょう。転職サイト・転職エージェントなら、「なぜ残業があるのか」といった踏み込んだ内容も確認が可能です。
職場のリアルな情報を知っておくと、転職後のイメージをつかみやすいでしょう。内部事情をあらかじめ知っておけば、転職のミスマッチを防げます。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを利用するデメリット2つ
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントを利用すると、デメリットもあります。
以下2つのデメリットに当てはまる転職サイト・転職エージェントは、「選ぶな」「転職の成功は厳しい」といえるため、使わないよう注意しましょう。
薬剤師転職サイトから電話やメールが頻繁に来る
転職サイトや転職エージェントに登録すると、担当者から連絡が来ます。
しかし、中には以下のような担当者もいるため、注意してください。
- 転職活動の進捗を電話で頻繁に確認
- メールで求人情報が毎日のように届く
連絡が面倒だと感じる人は、連絡が多いとストレスが溜まるでしょう。転職活動に支障をきたす可能性がある点は、デメリットといえます。
もし電話やメールが頻繁に来て困っているのであれば、担当者に「連絡は必要ない」と連絡を控えてほしいことをちゃんと伝えましょう。
転職サイトの担当者と相性が合わないケースもある
転職サイト・転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーがつくのが一般的です。ただし、担当者の質はそれぞれ違うため、気を付けましょう。
- 希望とは異なる求人を紹介される
- メールの返信が遅い
- 転職を急かされる
こういった相性が合わないキャリアアドバイザーが担当になると、転職を成功させるのは厳しいといえます。担当者の変更はできるため、変えてもらいましょう。
担当者を変更しても対応が良くない状態が続くなら、その転職サイト・転職エージェントは使わないことをおすすめします。口コミや評判の良い転職サイト・転職エージェントを利用しましょう。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを使って転職を成功させるコツ
転職サイト・転職エージェントを使って薬剤師の転職を成功させるには、コツがあります。
どのように使うのかコツを3つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。
転職サイト・転職エージェントを複数登録して利用
薬剤師が対象の転職サイト・転職エージェントを1つ使うだけだと、転職は成功しにくいといえます。複数登録して、利用しましょう。
1つだけでは確認できる求人が狭まり、理想の求人を見逃してしまう可能性があります。相性が良い担当者に出会える確率も減ってしまうので、複数登録がおすすめです。
また、薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントとはいえ、扱っている求人はそれぞれ違います。特に非公開求人は、実際に登録しないとどんな求人があるか分かりません。
ただし、登録し過ぎると管理が難しく、求人を見落とす恐れもあります。転職サイト・転職エージェントをまずは3つ選び、使いやすいものを1〜2つに絞ると良いでしょう。
転職先の希望条件は優先度もあわせて伝える
担当者に希望条件を伝える際、単に条件を伝えると希望が伝わらないかもしれません。必ず優先度もあわせて伝えましょう。
- 休日の希望は譲れない
- 残業は1時間程度なら妥協できる
このように、譲れない条件と妥協できる条件をはっきり伝えると、希望の求人を紹介してくれるでしょう。
薬剤師が応募できる求人は数多くありますが、すべての希望条件を満たす求人を見つけ出すのは困難です。少しでも理想の職場に出会えるよう、優先度を伝えましょう。
薬剤師転職サイトの担当者と相性が悪いと感じたら早めに変更
転職サイト・転職エージェントの担当者によっては、次のように対応の質が高いとはいえない方もいます。
- 希望条件と違う職場を紹介される
- メールの返信がなかなか届かない
- 薬剤師のことをあまり詳しく知らない
担当者の変更は可能なので、「相性が悪い」と感じたら早めに変更を申し出ましょう。我慢して相性が悪い担当者とやり取りしていると、時間が無駄になってしまいます。
薬剤師の転職を成功させるには、相性が良い担当者に出会うことも大切です。担当者の変更は一般的なため、気にせず変更を申し出ましょう。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを利用する流れ
今回、初めて転職する薬剤師の方もいるでしょう。
そこでここでは、薬剤師転職サイト・転職エージェントを利用する流れを紹介します。
転職サイトで必要な情報を入力して登録
利用したい転職サイト・転職エージェントを見つけたら、まずは登録を行います。
登録時には、以下のような情報を入力します。
- 氏名や住所などの個人情報
- 保有資格
- 勤務地や雇用形態などの希望条件
- 転職したい時期
登録は数分で終わります。転職サイト・転職エージェントの登録も利用も全て無料なので、気軽に登録してみてください。
薬剤師転職サイトの担当者と面談
登録すると、担当者との面談があります。担当者から連絡があり、面談日の希望を聞かれるので、正直に伝えましょう。
担当者との面談は、オフィスでの対面またはオンラインが主流です。ただし、地域によってはオフィスが遠いため、対面を希望する人はアクセス方法を確認しておきましょう。
面談では次のような内容を聞かれます。
- 希望条件の詳しい内容
- これまでの実績や経験
- 転職する理由
スムーズに面談が進むように、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。
転職サイト担当者に求人を紹介してもらう
面談で聞いた情報を元に、担当のキャリアアドバイザーが求人を探して紹介します。
紹介されるのを待つ間に、ご自身で求人をチェックするのもおすすめです。もし気になる求人が見つかったら、担当者に伝えましょう。
担当者は、非公開求人も含めて求人を探します。非公開求人は転職サイト・転職エージェントに登録しないと紹介されないので、一人での転職活動では出会えなかった求人を紹介される場合もあります。
必要書類の準備・面接対策
応募したい求人が見つかったら、必要書類を準備します。キャリアアドバイザーが職務経歴書や履歴書をチェックし、転職が成功するようにアドバイスしてくれます。
薬剤師向けの転職サイト・転職エージェントは、数々の薬剤師の転職を成功させた実績があり、頼れる存在です。書類選考に自信がない方も安心できます。
書類選考を通過すると、面接対策を行うのが一般的です。面接対策も、キャリアアドバイザーによるアドバイスを受けられます。
面接で好印象を与えるにはどうすれば良いのか、具体的に教えてくれます。面接が不安であれば、模擬面接を受けられるか確認しておきましょう。
応募先との面接
書類選考に通った後、応募先との面接があります。
面接では以下の質問を聞かれるケースが多いため、答えられるように準備しておきましょう。
- 志望理由
- 前職を退職した理由
- 今後のキャリアプラン
面接とあわせて、職場見学を行うところもあります。職場見学中に気になることがあれば、ぜひ聞いておきましょう。
内定・退職手続き
内定が決まると、以下の手続きや交渉を行います。
- 今の職場の退職手続
- 転職先との条件交渉
転職先との条件交渉については、キャリアアドバイザーが代行します。年収や残業など、言いにくいことも代わりに交渉してくれるので、希望があれば交渉前に伝えておいてください。
転職サイト・転職エージェントによっては、転職後のサポートも行っています。「周りと馴染めない」など何か悩みがあれば、相談してみましょう。
薬剤師の転職は厳しいのか?最近の転職事情
薬剤師の近年における転職事情についても、解説します。
薬剤師の有効求人倍率は2.10〜2.30倍前後
厚生労働省がまとめた「医師・歯科医師・獣医師・薬剤師」の有効求人倍率を以下にまとめました。
2022年9月 | 2.00 |
---|---|
2022年10月 | 2.07 |
2022年11月 | 2.18 |
2022年12月 | 2.32 |
2023年1月 | 2.28 |
2023年2月 | 2.27 |
2023年3月 | 2.17 |
最近の有効求人倍率は2.10〜2.30倍前後を推移しており、薬剤師は転職しやすいといえます。
未経験OKの求人も比較的多いため、新人やブランクがある薬剤師の方も転職は成功しやすいでしょう。
薬剤師の年収は薬局勤務が比較的高い
薬剤師の年収は、厚生労働省の情報によれば以下の通りです。
年代 | 病院常勤 | 薬局常勤 |
---|---|---|
20代 | 380万円 | 430万円 |
30代 | 500万円 | 530万円 |
40代 | 600万円 | 600万円 |
50代 | 700万円 | 600万円 |
年代および勤務先で、年収に違いが見られました。年齢を重ねるほど、年収が増えることが分かります。
また、病院に比べ、薬局勤務の方が年収が高い傾向にあります。転職で年収アップを目指すなら、勤務先選びが重要です。
参照元:厚生労働省:令和5年3月29日 第13回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会 3ページ
施設別では医療施設よりも薬局の薬剤師が増加
厚生労働省の統計結果によれば、病院や診療所といった医療施設よりも、薬局に勤務している薬剤師の方が多いと発表されています。
薬局は約19万人、医療施設は約6万人という結果でした。なお、医療施設で働く薬剤師の方は、ここ数年は6万人前後です。
一方、薬局で働く薬剤師の方は、2000年頃から急激に増えています。2000年は10万人ほどでしたが、ここ数年だと18万人前後です。
OTC併設のドラッグストアが増えており、門前薬局よりもドラッグストア勤務の薬剤師が増えていると考えられます。
参照元:厚生労働省:令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況 2ページ
薬剤師が転職する際は1月〜3月がおすすめ
薬剤師の求人が特に多いのは、1月〜3月です。転職しやすい時期に今の仕事を辞めたいなら、1月〜3月に退職することをおすすめします。
ただし、1〜3年は同じ職場で働く方が転職に有利です。あまりに早く退職してしまうと、「またすぐに辞めるのではないか」とマイナスの評価を受ける可能性があります。
何か事情があって1〜3年未満で退職し、転職したい場合は、転職サイト・転職エージェントを頼ると良いでしょう。担当者にアドバイスをもらい、転職活動を進めてみてください。
薬剤師転職サイト・転職エージェントで転職を有利に進めよう
薬剤師転職サイト・転職エージェントを使うと、薬剤師の求人だけを確認できます。応募書類の添削、面接対策などのサポートを受けられるのもメリットです。
しかし、どんな求人を扱い、どれくらいの求人を所有しているのかは、転職サイト・転職エージェントによって違います。複数登録し、まずは3つ利用してみましょう。
どれを利用するか迷う方は、今回紹介した転職サイト・転職エージェントをぜひ検討してみてください。
一人の転職活動では、求人の情報を調べるのに限界があります。薬剤師転職サイト・転職エージェントを利用すれば、職場の内部事情を知ることも可能です。
薬剤師転職サイト・転職エージェントを利用すれば、幅広いサポートを受けられます。効率よく有利に転職活動を進められるので、ぜひ使ってみてください。