公務員向けのおすすめ転職エージェント!転職のポイントも紹介!
2025.04.14 一般転職PR

公務員として安定した職業に就いている一方で、キャリアアップや新たな挑戦を求める人々が増えています。
しかし、民間企業への転職は、公務員のその独自の環境や求められるスキルの違いから、難易度が高くなることも珍しくありません。
そこで重要になるのが、転職エージェントのサポートです。
公務員向けの転職エージェントは求職者が目指す業界特有の事情に精通し、個別のニーズに合わせたアドバイスや求人情報を提供してくれます。きっと、転職活動を成功に導く強力な味方となってくれるでしょう。
この記事では、公務員向けの転職サイト・転職エージェントの紹介や転職活動のポイントを紹介します。
公務員へ転職したい方にとっても、公務員からの転職を目指す方にとっても有益な情報を選りすぐりました。公務員ならではの転職のポイントを押さえて、転職を成功させましょう。
目次
公務員に転職する場合でも転職エージェントを利用しよう
公務員向けの転職サイト・転職エージェントをご紹介する前に、公務員への転職を目指す場合も転職エージェントを利用したほうがいい理由をご説明します。
公務員に転職する場合でも、転職エージェントを利用することは、非常に有益です。
公務員という職業は民間企業とは異なる特徴を持ち、求められるスキルや経験も一般的な企業とは異なります。
転職エージェントを活用することで、自分の適性や希望に合った職場を見つける手助けをしてくれます。
他にも、自分の志望動機をどのように面接で伝えるか、どのような自己PRにするべきかなど、転職のプロ目線での的確なアドバイスを受けることができます。
さらに、転職エージェントは公務員の採用状況や目新しい情報についても教えてくれるため、効率的な情報収集が叶います。
転職活動は自己分析や情報収集が重要ですが、転職エージェントを活用することで、専門的なサポートを受けながらスムーズに転職活動を進めることが可能です。
公務員という職を目指す場合でも、転職エージェントの力を借りることは、成功への近道となるでしょう。
公務員から転職する場合の転職サイト・転職エージェント5選
公務員から民間企業への転職は一般的に難易度が高いとされていますが、専門的なサポートを受けることで成功する確率が大幅に向上します。
ここからは、公務員向けの転職エージェントを5つご紹介します。
公務員から民間企業への転職を希望する場合、どの転職エージェントを利用するかが成功のカギを握ります。
- リクルートエージェント
- マイナビAGENT
- type転職エージェント
これから詳しくご紹介する上記の転職エージェントは、公務員出身者の転職もサポートしているため、役立つ情報やアドバイスを得ることができるはず。プロ目線でのキャリアアドバイスを上手く活用しましょう。
さらに、自分のペースで転職活動がしたい方や転職でキャリアアップ・給与アップを目指す方向けに、以下の転職サイトもあわせてご紹介します。
- doda
- ビズリーチ
自分に合った転職サイト・転職エージェントを利用することで、転職成功に大きく近づくでしょう。
公務員の転職サポートに前向きな「リクルートエージェント」
名称 | リクルートエージェント |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 560,854件(※1) ただし「公務員(官庁・公社など)の転職者向け転職・求人情報」に掲載されている求人のみの場合は162件(※1) |
勤務地 | 全国47都道府県あり |
対応雇用形態 | 主に正社員 |
対応年代 | 20代、30代、40代、50代以上のシニア世代など年齢制限なし |
検索可能条件 | 公開・上場企業、外資系企業、株式非公開企業、日系企業(内資企業)、従業員数1000人以上、従業員数100~999人、従業員数99人以下、転勤なし、フレックスタイム、休日120日以上、英語を活かす、未経験でも可 |
特徴 | ・全業界・全業種の求人情報を取り扱う転職エージェントの最大手。転職エージェントに迷った場合は真っ先に登録して損はない。 ・転職エージェントの中でも公開求人数・非公開求人数が圧倒的。 ・転職支援実績No.1でさまざまな業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍。公務員それぞれのスキル・経験に合ったアドバイスが期待できる。 ・「転職成功ガイド」として「プロが教える!転職の進め方とポイント」「おさえておきたい転職のポイント」など、転職活動に役立つ情報が多数掲載されている。 ・「公務員(官庁・公社など)の転職者向け転職・求人情報」「インフラ・官公庁・その他の転職者向け転職・求人情報」という特集ページがある。公務員の転職も積極的にサポートしている。 |
アピールポイント(※2) | ・転職支援実績No.1 ・非公開求人30万件から探し出す ・ 実績豊富なアドバイザー ・提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供など転職サポートが充実 ・土日、平日の夜など、お客さまのご都合がつく時に面談を調節 |
株式会社リクルートが運営する「リクルートエージェント」は、全業界・全業種の求人を取り扱う転職エージェントで、業界No.1の確かな転職実績が求職者から支持されています。
公開・非公開求人も含めた約100万件近い求人の中から探すことができるうえ、経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍しており、充分なサポートを受けることが可能です。
また、公務員の職種はさまざまですが、「リクルートエージェント」なら公務員のどんなスキル・経験でも利用できるため、転職しやすいのも人気の理由でしょう。
その証拠に、「インフラ・官公庁・その他の転職者向け転職・求人情報」や「公務員(官庁・公社など)の転職者向け転職・求人情報」といった、公務員向けの求人情報まとめページがあります。
公務員の転職サポートにも力を入れていることは一目瞭然です。公務員に特化した個別のアドバイスを受けながら、民間企業への転職を目指すことができます。
「リクルートエージェント」は、公務員から民間企業へ転職したいすべての方におすすめできる転職エージェントのひとつです。
公務員向けのキャリア相談に強い「マイナビAGENT」
名称 | マイナビAGENT |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 非公開 |
勤務地 | 全国47都道府県あり |
対応雇用形態 | 正社員、契約社員、業務委託、人材紹介、パート・アルバイト、一般派遣、紹介予定派遣、FCオーナー |
対応年代 | 20代、30代、40代、50代のシニア世代など年齢制限なし |
検索可能条件 | 職種未経験OK、業種未経験OK、上場企業、マネジャー採用、完全在宅勤務・フルリモートワーク可、リモートワーク可、残業月30時間以内、原則定時退社、完全週休2日制、年間休日120日以上、女性社員5割以上、育児中の社員在籍中など |
特徴 | ・全業界・全業種の求人情報を取り扱う転職エージェント。総合型転職サイト「マイナビ転職」の中の1サービスとして運営されている。 ・転職支援実績豊富なマイナビだからこその太いパイプを利用し、大手上場企業から隠れた優良企業まで、さまざまな求人を取り揃える。 ・転職のプロによるアドバイスが魅力のひとつ。 3年後・5年後・10年後を見据えたキャリアカウンセリングで、後悔しない転職ができる。 ・「転職ノウハウ」ページには、「転職成功ガイド」「転職Q&A」「必読! 転職完全マニュアル」といった転職活動に役立つ情報が盛りだくさん。 ・公務員向けの転職サポートにも積極的。公務員から転職したい方はもちろん、公務員へ転職したい方のキャリア相談も行っている。 ・「マイナビ転職」では頻繁に転職イベントが開催されているため、民間企業の採用担当者と直接話ができるチャンスが多い。 |
アピールポイント(※2) | ・知識と経験のあるキャリアアドバイザー多数 ・職務経歴書・面接対策など徹底したサポート体制 ・入念なリサーチによる高いマッチング力 ・転職成功のノウハウを伝授 ・非公開求人、独占求人の紹介 |
株式会社マイナビが運営する「マイナビAGENT」は、全業界・全業種の求人を取り扱う転職エージェントで、総合型転職サイト「マイナビ転職」のサービスの1つとして提供されています。
転職のプロによるアドバイスが大きな魅力で、自分だけでは気づけない強みやアピールポイントを引き出してくれます。
公務員向けの転職サポートにも積極的で、キャリア相談は公務員から転職したい方・公務員へ転職したい方、どちらでも歓迎しているのがポイントです。公務員への転職に悩んでいる場合は、ぜひ「マイナビAGENT」で相談してみましょう。
また、求人票だけでは分からない情報を把握しており、求人企業の社風や雰囲気・採用のポイントなど、求職者の知りたいことをしっかり教えてくれます。応募前から自分に合う企業を選べるのも「マイナビAGENT」の強みです。
公務員ならではの悩みに寄り添ってくれる「マイナビAGENT」は、公務員への転職を目指す方にもおすすめできる転職エージェントです。
「type転職エージェント」は公務員から民間企業への転職実績がある
名称 | type転職エージェント |
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運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公開求人数 | 13,334件(※1)ただし「公務員・教育・保育/その他の転職・求人・中途採用一覧」ページの求人のみの場合は11件(※1) |
勤務地 | 全国47都道府県あり |
対応雇用形態 | 主に正社員 |
対応年代 | 20代、30代、40代、50代のシニア世代など年齢制限なし |
検索可能条件 | 該当検索箇所なし |
特徴 | ・全業界・全業種の求人情報を取り扱う転職エージェント。エンジニア・営業・女性・ハイクラス転職に強い。 ・サービス開始から25年、34万人の転職支援実績にもとづいた転職ノウハウで、求職者の転職サポートを行う。 ・type転職エージェントでサポートを受けた約80%の利用者が年収アップを実現。利用者の気持ちの変化にも柔軟に対応した細やかなサポートを受けられる。 ・「転職ノウハウ」には「Step別転職ノウハウ」や「職種・タイプ別転職コラム」などが掲載されており、隙間時間に転職ノウハウが学ぶことが可能。 ・公務員から民間企業への転職実績あり。女性の転職にも強いので、性別問わず満足度の高い転職サポートを期待できる。 ・定期的に転職イベントが開催されており、民間企業の採用担当者と直接話ができるチャンスも。「公務員でも採用してもらえる?」など、聞きたいことを質問してみよう。 |
アピールポイント(※2) | ・転職、プロを味方に ・利用者年収up率79% ・転職支援実績34万人 ・求人数27,000件以上 ・5つの領域別アドバイザー ・「納得感のある転職」の実現を大切にしている |
株式会社キャリアデザインセンターが運営する「type転職エージェント」は、全業界・全業種の求人を取り扱う転職エージェントで、エンジニア・営業・女性・ハイクラス転職に強いことが特徴です。
求職者の気持ちに寄り添ったサポートが魅力のひとつで、求職者の「転職への納得感」を大切にしています。「別の業界にも応募しようかな」「もっと別の企業にも応募したい」といった気持ちの変化にも柔軟に対応してくれます。
公務員から民間企業への転職実績があるため、安心して利用できるのも魅力のひとつ。実践的な面接対策も実施してくれるから、自信を持って面接選考を受けることができるでしょう。
求職者の気持ちを汲みながら最後まで伴走してほしい方は、「type転職エージェント」の利用を検討してみてください。
公務員から民間企業へ自分のペースで転職したいなら「doda」
名称 | doda |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 248,943件(※1)ただし「公務員(地方・国家公務員) の転職・求人」の求人のみの場合は110件(※1) |
勤務地 | 全国47都道府県あり |
対応雇用形態 | 正社員、契約社員、その他 |
対応年代 | 20代、30代、40代、50代以上のシニア世代など年齢制限なし |
検索可能条件 | 新着、締め切間近、完全週休2日制、年間休日120日以上、職種未経験歓迎、業種未経験歓迎、学歴不問、転勤なし(勤務地限定)、固定給35万円以上、20代、30代、40代、50代以上 |
特徴 | ・全業界・全業種の求人情報を取り扱う総合型転職サイト。スカウトサービス、エージェントサービス、パートナーエージェントサービスなどが利用できる。 ・業界最大級の求人数を誇り、スキル・経験を活かせる求人を見つけやすいのが特徴。 ・求職者の希望によってさまざまな使い方ができるため、自分のペースで転職活動しやすい。 ・「なるほど!転職ガイド」「データで見る転職」「コラム・インタビュー」など、転職活動に役立つ情報が掲載されている。転職エージェントを利用しなくても転職ノウハウを学ぶことが可能。 ・公務員の転職に関する知見が深い経験豊富なキャリアアドバイザーも多数在籍。求人情報のカテゴリに「公務員(地方・国家公務員) の転職・求人情報」があるなど、公務員経験のある方の利用を歓迎している。 |
アピールポイント(※2) | ・転職のプロが完全無料であなたの転職活動をサポート ・業界最大級の求人数 ・転職市場に精通した専門スタッフ ・応募書類や面接対策のサポート ・転職活動の手続き代行 |
パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」は、全業界・全業種の求人を取り扱う総合型転職サイトで、求人検索・求人応募の他にもエージェントサービス・スカウトサービス・パートナーエージェントサービスといった3つのサービスが利用できます。
さまざまなサービスがあるため、自分のペースで転職活動ができることが特徴です。3つすべてのサービスを利用すれば、早期の内定獲得を目指すことも夢ではないでしょう。
また、業界最大級の圧倒的な数の求人には、公務員経験が活かせる求人も多数含まれています。
さらに、パートナーエージェントサービスを利用することで、650社以上の転職エージェントからスキルや経験にマッチしたスカウトメールが届きます。自分のスキル・経験が活かせる求人がきっと見つかるはず。
「doda」は自分のペースで公務員から民間企業への転職を目指したい方におすすめできる総合型転職サイトです。
公務員でもスキルがあれば「ビズリーチ」で年収アップ可能
名称 | ビズリーチ |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公開求人数 | 150,368件(※1)ただし【公務員】を含む転職・求人情報のみの場合は181件(※1) |
勤務地 | 全国47都道府県あり |
対応雇用形態 | 主に正社員 |
対応年代 | 主に30代、40代、50代以上のシニア世代など。ただしスキル・経験必須。 |
検索可能条件 | 該当検索箇所なし |
特徴 | ・全業界・全業種のハイクラス求人情報を取り扱うスカウト型転職サイトの最大手。即戦力として活躍できるならビズリーチがおすすめ。 ・優良企業や一流ヘッドハンターから直接スカウトが届くため、待っているだけで転職活動ができる。転職活動の時短も叶う。 ・年収1,000万円以上の求人が3分の1以上。経営幹部・管理職などのプロフェッショナル人材向け求人を多数掲載している。 ・「キャリア・転職コラム」という転職活動に役立つ情報を掲載。ハイクラス転職ならではの転職ノウハウが得られる。 ・公務員でも利用可能だが、採用されるかどうかはスキル・気経験次第。 ・転職サイトの中でも珍しい「有料転職サイト」のひとつで、2025年3月現在の利用料金は約5,500円。 |
アピールポイント(※2) | ・ハイクラス転職ならビズリーチ ・最も満足度が高い転職サービスNo.1 ・年収1,000万円以上の求人が3分の1以上 ・企業やヘッドハンターがあなたを直接スカウト ・一定の基準を満たした優秀なヘッドハンター ・高年収、ミドル層の転職で多くの成功実績 |
株式会社ビズリーチが運営する「ビズリーチ」は、全業界・全業種の求人を取り扱うスカウト型転職サイトで、業界No.1の認知度と実績を誇ります。
スカウト型転職サイトですので、必要事項を登録して待つだけでOK。優良企業や一流ヘッドハンターからスキルや経験に合ったスカウトが届きます。
他の転職サイトとは異なり利用料金がかかるため、転職活動の難易度が高い公務員が真っ先に使うのはおすすめできません。
まずは他の転職サイト・転職エージェントを利用して自らの市場価値を把握し、「ハイクラス転職も可能かも?」と判断できた場合に登録すると、「無駄なお金を払ってしまった……」といった後悔を防ぐことができるでしょう。
「ビズリーチ」は即戦力となり得るスキル・経験を持つ方だけが快適に利用できるハイクラス向け転職サイトです。
公務員の転職事情:申込者数減少により採用倍率は低下傾向
公務員への転職を考える方は少なくありません。公務員は民間企業よりも手当ての種類が豊富で、福利厚生が安定していることが魅力のひとつです。
公務員というと、
- 公務員の採用は難しい
- 採用倍率が高くて転職は厳しい
と長い間言われ続けていますが、現在はどうなのでしょうか。
ここからは公務員への転職事情として「採用倍率」にフォーカスしてみましょう。
国家公務員採用試験の申込者数は減少している
産経新聞によると、2024年度の国家公務員採用試験の一般職(大卒程度)申込者数は過去最少で、前年度と比べて7.9%減の2万4,240人だったそうです。これは2年連続の減少です。
また、海上保安官・労働基準監督官といった8種類ある専門職(大卒程度)専門職や各省庁の総合職春試験の申込者数も同様に減少しています。
このことから、申込者数が減少しているため採用倍率が下がりやすくなっていることが伺えますね。
さらに、資格の学校TACのまとめによると、2024年度の地方公務員の求人倍率は2~8倍で、一部の地域を除いて低下傾向が続いています。
とはいえ、依然として高い採用倍率を保っているのは明らか。公務員への採用を目指す場合は、応募先の採用予定数をチェックすることを忘れないでおきましょう。
人材不足が公務員から民間企業への転職を後押し
公務員からの転職についても触れておきましょう。
公務員から民間企業への転職を考える方は珍しくなく、多くの公務員が自らのキャリアアップやワークライフバランスの向上を求めて転職活動を行っているのが現状です。
人材不足の業界・職種が増えていることから、公務員から民間企業への転職は決して不可能なことではありません。
パーソル総合研究所によれば、2023年の労働市場においてすでに約189万人の働き手が不足していることがわかっています。2035年の労働力不足の予測は約384万人ですから、人材不足はますます深刻になるでしょう。
したがって、公務員から民間企業への転職は可能です。ただし、希望職種や希望就労条件によって転職の難しさや厳しさが変わってくることは、充分に理解しておきましょう。
【ケース別】公務員への転職を成功させるポイント
公務員への転職を成功させるためには、年齢や職業経験に応じた戦略が必要不可欠です。
特に年齢制限には留意しておきましょう。国家公務員は30歳までが多く、地方公務員も30代半ばまでがほとんどです。しかし、民間経験者採用(社会人採用)の場合はこれに準じません。
ここからは求職者のケース別に、公務員への転職を成功させるポイントを解説します。
30代で公務員に転職したい場合は募集時期を必ずチェック
30代で公務員に転職したい場合は、民間経験者採用(社会人採用)枠、つまり中途採用枠での採用を目指しましょう。
一般枠の年齢制限は30歳もしくは35歳までと厳しいですが、中途採用枠の年齢制限は一般枠に比べると緩和されているからです。
また、中途採用枠では即戦力となる経験やスキルを重視されるため、専門的な知識を持った方は優遇されやすいメリットがあります。
職種によって採用試験実施日が異なりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
スキルがない・経験がないという30代の方の場合は、中途採用枠での採用は厳しい道のりになる可能性があります。
採用されるように、できる限り綿密な試験対策を取りましょう。具体的には、筆記試験対策や面接対策などです。
40代で公務員に転職するなら民間経験者採用枠での採用を目指す
40代で公務員への転職を目指す場合、30代の転職と同様に「民間経験者採用枠(社会人採用枠)」での採用を目標にしましょう。
過去の経験がどれだけ活かせるかがカギとなります。公務員として働くだけでは得られない専門性や社会経験を有しているなら、優遇されることは間違いありません。
ただ、注意しておきたいのは年齢制限です。40代の場合、自治体によっては年齢制限が設けられているところもありますので、しっかり確認しておきましょう。
「公務員になりたいけれどスキルや経験がない」という方は、中途採用枠では不利になるかもしれません。
筆記試験対策や面接対策をしっかり行って挑戦することをおすすめします。
高卒でも公務員に転職できる!年齢要件を満たしているかチェック
高卒の方でも公務員に転職が可能です。これは、公務員試験の受験資格に学歴要件がないためです。
年齢要件を満たしていれば受験可能ですので、まずは受験区分を明確にしましょう。
- 高卒程度区分で受験する
- 大卒程度区分で受験する
- 社会経験者枠で受験する
高卒の方でも「大卒程度区分」での受験は可能です。
ただ、高卒程度区分よりも出題範囲も広く、格段に試験難易度は上がりますので注意してください。
【ケース別】公務員からの転職を成功させるポイント
公務員から民間企業への転職を目指す方は多いのではないでしょうか。
しかし、公務員は定期的なジョブローテーションがあるため専門的なスキルが身についておらず、転職活動の際に苦労することが少なくありません。
また、民間企業は利益を追求するので成果やコストへの意識が低いと採用されにくいです。
そこで、ここからは求職者のケース別に公務員からの転職を成功させるポイントをお伝えします。転職活動で民間企業に評価されるポイントもあわせてご紹介します。
【20代】公務員からの転職を目指すなら第二新卒枠を活用
20代で公務員から民間企業への転職を目指すことは、決して難しいことはありません。
公務員として働く中で培った経験・スキルが浅くとも、20代であれば「第二新卒」として転職活動を行うことができます。
第二新卒は将来性重視のポテンシャル採用です。そのため、スキルや経験に自信がなくても、意欲やコミュニケーションスキルがあれば採用されやすいです。
利益重視の民間企業には、公務員での職務経験はプラスに映りません。しかし、20代のうちであれば転職しやすいため、どうしても民間企業で働きたい場合は早めに動きましょう。
さらに転職エージェントのサポートを受けることで、転職活動がスムーズに進みます。
【30代】公務員から転職する場合はスキルを活かす
30代はキャリアの転機となる年代で、公務員から民間企業への転職を目指す方も少なくありません。
20代と比較すれば転職難易度は上がるものの、30代はスキルや経験を重視されるため、応募先に対して「刺さるアピール」ができれば転職可能です。
業界や職種によって求められるスキル・経験が異なるため、転職エージェントからのアドバイスを受けることをおすすめします。
これまで培ったスキルや経験をどのようにアピールすべきか、プロ目線で教えてもらいましょう。
【40代】公務員からの転職はマネジメントスキルもアピール
40代の方が公務員から民間企業への転職を目指す場合、どれだけ応募先に刺さるアピールポイントがあるかで転職難易度が変わります。
民間企業が40代に求めるのは、即戦力となれる人材であることです。つまり、専門的なスキルや経験がなければ魅力的な人材だと思ってもらえず、転職活動に苦戦します。
また、40代の場合は年齢相応のマネジメント経験を求められることもあるため、具体的なエピソードを準備しておきましょう。
さらに、職種にこだわりすぎてしまうと転職活動が難航しがちです。自分に馴染みのない仕事でも興味を持ち、あきらめずに応募をすることが重要です。
【50代】スキルなし公務員が転職する場合は高望みしないこと
50代でスキルが不足している場合でも、公務員から民間企業への転職は可能です。
しかし、高い給与や豊富な福利厚生など、待遇面を高望みしすぎると転職自体が難しくなります。
なぜなら、スキルのない人材に任せられる仕事は特殊なスキルを必要としない仕事だけだからです。
年齢が上がれば上がるほど、専門的なスキルを求められます。スキルがない場合は、公務員としての今の給与よりも、給与が大幅に下がってしまうことは覚悟しておきましょう。
公務員から転職したい女性は福利厚生をチェック
公務員から民間企業へ転職したい女性の場合、これまで説明してきたことと同じポイントを押さえて転職活動を行いましょう。
ただ、気を付けなければならないのは福利厚生です。
公務員並みの福利厚生が期待できる民間企業は、ほんの一握りです。「これだけは譲れない」という条件を絞っておくと、求人の幅が広がり転職しやすくなります。
また、転職エージェントを利用することで希望条件に合った求人が見つかりやすくなるだけではなく、自分のスキルや経験が活かせる職種も教えてくれるでしょう。
転職活動が難航することを視野に入れ、はじめから求人へのこだわりを減らしておくと、転職活動がスムーズに進む可能性が高くなります。
地方公務員からの転職は難易度が高め!事前準備を徹底しよう
地方公務員から民間企業への転職は難易度が高めです。
なかでも教員や役所の職員は民間とまったく違う視点で業務を行っており、利益を重視する民間企業からは評価されにくいという難点があります。
地方公務員から転職を目指す場合は、本格的に転職活動を始める前の事前準備を入念に行っておくことが重要です。
- さまざまな業界や職種について幅広く調べる
- スキルや経験の棚卸しを行う
- 転職活動で重視することを決める
このとき、転職エージェントを利用しておくと、プロ目線から的確なアドバイスが求められるでしょう。第三者目線での助言が欲しい方は積極的に活用するべきです。
とはいえ、転職エージェントは利用期間がおおよそ3ヶ月と決まっているため、利用を始めると応募を急かされることも少なくありません。
まずは自分で軽く事前準備を行い、答え合わせをするように転職エージェントにサポートを求めるほうが、時間を無駄にせずに済みます。
公務員から建築・土木系民間企業への転職は難しくない
建築・土木系の公務員から似た職種である建築・土木系の民間企業への転職は、スキルや経験が活かせることもあり、難易度は低いです。
現在は建築業界・土木業界ともに深刻な人手不足の状態です。そのため、転職のハードルはかなり低くなっており、前職が公務員だからといって転職難易度が非常に高い、ということはありません。
建築や土木の分野で培ったスキルや経験をしっかりアピールすることが、転職成功のカギとなります。
また、建築・土木系の企業は転職イベントに参加していることも多いため、採用担当者と直接顔を合わせて話すことができるいい機会です。
働き方や待遇面などをその場で質問できる絶好の機会を逃さないようにしましょう。
公務員に転職したい場合の注意点は具体的なイメージを持つこと
結論から言うと、公務員への転職を目指す場合は具体的なイメージが重要です。
なぜなら、公務員の仕事はさまざまで、その職種に合った対策を行わなければ採用は難しいからです。
ここからは、公務員に転職したい場合の注意点を、求職者のケース別にもう少し詳しくご説明します。
キャリア採用で公務員を目指す場合は専門知識とスキル必須
公務員への転職には民間経験者採用枠(社会人採用枠)、いわゆるキャリア採用枠が存在します。この枠に応募するのは簡単でも、採用されるには高い専門知識やスキルが必要です。
公務員として働くことを見据えて、早い段階から準備を始めることが成功のポイントです。
例えば、自分が就きたい公務員職種について調べる、それ相応のスキルや経験を積むなどが挙げられます。職種に対する具体的なイメージが伴っていなければ、年齢相応のスキルや経験が何かがわからないかもしれません。
専門知識やスキルが求められることを前提に、早いうちから準備することが大切です。
中途で公務員試験を受けて転職するなら試験対策はしっかり行う
中途採用を目指して民間経験者採用枠(社会人採用枠)の採用試験を受ける場合、これまでもお伝えしてきたように、試験対策は入念に行うべきです。
試験形式は1次試験・2次試験の2つで、1次試験では教養択一や論文など、2次試験では個別面接などが実施されます。
社会人経験年数は5年前後を想定。筆記試験の難易度は一般枠に比べて低いものの、その分職務経験を重視されます。
しかし、充分な対策を取れば合格に手が届きます。筆記試験対策ではできるだけ多くの過去問に取り組み、出題傾向をつかみましょう。
また、肝心の面接対策ですが、実際に面接を行うほうが感覚をつかみやすいため、模擬面接を行ってくれる転職エージェントの利用がおすすめです。
ほとんどの転職エージェントで面接対策は行っているものの、模擬面接までサポートしている転職エージェントとなると数は少なくなります。自分に合う転職エージェントを探してみてはいかがでしょうか。
公務員から転職してよかったという声も多い
公務員から民間企業への転職は難しいですが、公務員から転職してよかったという声も少なくありません。
公務員から転職してよかったと感じる主な理由は、以下の通りです。
- 人間関係の悩みがなくなった
- メリハリのある働き方に変わった
- 副業ができるようになった
転職活動ではあきらめそうになったり、くじけそうになったりすることもあるかもしれません。
そんなときは、実際に公務員から転職してよかったと感じる人々の声を参考にすることが、転職活動を行ううえでの大きな励みとなります。
公務員向け転職サイト・転職エージェントを使用して転職する流れ
この記事の冒頭で公務員向け転職サイト・転職エージェントを紹介しましたが、実際に利用する流れがよくわからない方もいらっしゃるかもしれません。
ここからは、公務員向け転職サイト・転職エージェントを使用して転職する流れをご紹介します。
前もって各サイトを利用する流れを知っておくと、転職活動に要する時間などが逆算できるため、効率的に転職活動ができるでしょう。
公務員向け転職サイトを利用する場合は能動的な行動が重要
まずは、公務員向け転職サイトを利用する場合の流れをご説明します。
公務員向け転職サイトを使用して転職する流れは、以下の通りです。
- 転職したい職種について調べる
- 転職サイトに登録する
- 条件に合った求人を探す
- 応募書類を作成し、求人に応募する
- 書類選考、面接選考を受ける
- 内定を受諾し、退職手続きを行う
転職サイトを利用するときは、求人探しから内定獲得まで自分ひとりで行わなければなりません。
逆に言えば、自分のペースで転職できるため、転職活動にかけられる時間も期間も特に制限はないのです。
そのため、転職サイトは自分で積極的に転職活動できる方向けです。例えば、以下のような方を指します。
- 自分のペースで転職活動をしたい方
- 転職を急いでいる方
- せっかちな方・自分で動きたい方
- 希望の求人が見つかるまで時間をかけたい方
転職サイトを利用することのメリットのひとつは、1ヶ月以内での早期転職も可能になるということ。できるだけ早く転職したい方は転職サイトの利用を検討しましょう。
公務員向け転職エージェントを利用する場合は利用期間に注意
次に、公務員向け転職エージェントを利用する場合の流れをご紹介します。
公務員向け転職エージェントを使用して転職する流れは、以下の通りです。
- 転職したい職種について調べる
- 転職エージェントに複数登録する
- キャリアカウンセリングを受ける
- 条件に合った求人を探す
- 応募書類を作成し、求人に応募する
- 書類選考、面接選考を受ける
- 就労条件を交渉する
- 内定を受諾し、退職手続きを行う
転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが求職者の転職活動をしっかりサポートしてくれます。
そのため、転職活動における面倒な作業、つまり求人探しや応募の手間などが省け、転職活動の大幅な時短に繋がります。働きながら転職活動をするにはもってこいのサービスなのです。
転職活動をする時間がない方でも使いやすいのが転職エージェント。もっと詳しくご説明すると、転職エージェントは以下のような方向けです。
- 転職活動を行う時間がない方
- 転職活動の面倒な手続きを代行してほしい方
- 転職活動の方法がわからない方
- 応募書類の作成や面接選考の対策に不安がある方
- プロ目線からキャリアアドバイスを行ってほしい方
忙しい方以外にも、転職活動が初めての方や転職活動に不安がある方にとっても、転職エージェントはぴったり。
転職エージェントは無料で利用できますが、利用可能期間はおおよそ3ヶ月と決まっているところもあります。これは転職活動の平均期間と同様の期間です。
転職エージェントを利用する際は、利用期間も考慮して転職活動を行ってください。
公務員の転職に関するよくある質問【Q&A】
最後に、公務員の転職に関するよくある質問をまとめました。
現在公務員の方はもちろん、これから公務員を目指す方向けの内容を取り上げています。転職活動を始める前に、目を通しておきましょう。
公務員への転職は難しい?民間経験者採用枠での採用を目指そう
質問:公務員への転職は難しいですか?
回答:難しいかどうかは人によります。難易度を下げたいなら、スキル・経験を活かした民間経験者採用枠(社会人採用枠)での採用を目指すことをおすすめします。
公務員への転職は難易度が高いと言われていますが、能力の高い方であれば、一般枠の筆記試験も含めてさほど難しいとは感じないでしょう。
しかし、一般枠の筆記試験の過去問を解いてみて、「ちょっと難しいかも」と感じた場合は、民間経験者採用枠に焦点を当てることをおすすめします。民間経験者採用枠のほうが筆記試験の難易度が低いからです。
ただ、その分これまでのスキル・経験を重視されます。しっかり自己アピールできるように、準備は入念に行っておきましょう。
公務員から民間企業への転職は可能!ただし条件を絞りすぎないで
質問:公務員から民間企業への転職はできますか?
回答:はい、転職可能です。ただし、転職難易度は高いことを理解しておくとおすすめします。
ここまで何度もお伝えしているように、公務員から民間企業への転職は可能です。ただし、転職難易度は決して低くないことを覚えておきましょう。
なぜなら、公務員に求められるスキルと民間企業から求められるスキルには大きな差があるからです。利益重視の民間企業からは、公務員はさほど魅力的に映りません。
そのため、公務員から民間企業への転職はスキル・経験のギャップが問題になりますが、民間企業で求められるスキルをアピールする、もしくは身につけることで、転職の難易度は低くなるでしょう。
また、自分のスキル・経験がどの業界・職種から需要が高いのかを知ることで、転職活動が楽になります。
転職エージェントを利用すれば転職市場について教えてもらえるため、積極的に利用してみてください。
公務員でもビズリーチは使える?利用可能な職種は限られるので注意
質問:公務員でもビズリーチは使えますか?
回答:はい、利用可能です。ただし、転職が叶う職種は限られるため注意が必要しましょう。
ビズリーチといえば、スカウト型転職サイトの最大手。キャリアアップ・年収アップを叶えやすいことから、多くの求職者から支持されています。
もちろん、現在公務員の方でもビズリーチは利用可能です。公務員出身者でも転職可能な求人を取り扱っており、特に専門職やマネジメント職の求人が豊富です。
ただ、忘れてはいけないのはスキルや経験を重視されるという点でしょう。
ビズリーチは「即戦力」を求める企業やヘッドハンターと交渉するための転職サイト。公務員としてのスキル・経歴が相手の希望にそぐわない場合は、ビズリーチでの転職活動は難航するに違いありません。
まずは一度利用してみて、自分のスキルや経験が転職市場に刺さらないと感じた場合は、すぐに別の転職サイト・転職エージェントを使うほうが賢明です。
公務員への転職も公務員からの転職もあきらめないことが大切
公務員への転職は採用倍率が高く、年齢制限もあることから、人によっては高い壁に感じられるかもしれません。
また、公務員から民間企業への転職は、安定した職業から新たな挑戦へと踏み出す大きなステップですが、公務員という経歴ゆえの難しさも伴います。
しかし、どちらにしても、専門的なサポートを提供する公務員向けの転職エージェントを利用することで、転職活動は格段にスムーズになるでしょう。
自分の希望やスキルに合ったエージェントを選ぶことが成功への鍵となり、転職後のキャリアもより充実したものにできる可能性が高まります。
だからといって、転職エージェントを活用すれば確実に転職できるわけではありません。求職者自身が、決してあきらめずに転職活動を行うことがとても重要です。
人材不足の現状が求職者を後押ししています。転職エージェントのサポートも受けながら、努力を惜しまず転職を成功させましょう。