【2025年最新版】フリーランスエンジニアの平均年収をあらゆるタイプ別にまとめました!

2025.04.14 PR

【2025年最新版】フリーランスエンジニアの平均年収をあらゆるタイプ別にまとめました!

フリーランスエンジニアの年収はどれくらいなのか、気になっている方は多いのではないでしょうか?案件の獲得や単価に悩み、収入が安定せず不安を感じることもありますよね。私自身、事業会社で5年間フルスタックエンジニアとして経験を積み、1年間フリーランスとして活動する中で、年収の伸び悩みに直面したことがあります。
しかし、実は年収を上げるためには「スキルの選び方」や「案件の獲得方法」を少し工夫するだけで大きく変わってきます。この記事では、最新の市場動向や具体的な年収アップの方法をデータと実体験をもとに解説していきます。

フリーランスエンジニアの平均年収は?

フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアの総合平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収は約765万円とされています。ただしこれはあくまで統計上の平均値であり、個々のスキルや経験、案件の種類、稼働状況によって実際の年収は大きく変動します。
例えば、最新のクラウド技術やAI関連など、需要が高い分野を得意としているエンジニアは年収1,000万円以上も狙いやすい一方、駆け出しで低単価案件ばかり受けている場合は500万円未満に留まることもあります。
現代ではフロント+サーバーサイドや、インフラ+サーバーサイドなど、2つ以上のスキルを持つ人が年収が高くなる傾向があるため、2つ以上のスキルを身につけることをおすすめします。

フリーランスエンジニアの年収帯の割合

次に、より細かい年収帯ごとの割合を見ていきましょう。以下の表は、複数の調査データを総合し、2025年時点の市場動向を参考にした推定値です。実際の案件数や市場環境によって数値は変動しますが、大まかな傾向としてご確認ください。

年収帯 割合(目安)
200万円未満 約14.6%~17.9%
200万円~400万円未満 約21.2%~26.8%
400万円~600万円未満 約17.5%~22.2%
600万円~800万円未満 約18.7%
800万円~1,000万円未満 約11.6%
1,000万円~1,200万円未満 約5.1%
1,200万円~2,000万円未満 約4.0%
2,000万円以上 約1.5%

年収400万円未満の層

全体の約35%~44.7%を占めるとされています。
駆け出しのフリーランスエンジニアや、副業レベルで稼働しているケース、あるいは週3日以下の稼働で収入を抑えているケースなどが含まれます。

年収800万円以上の層

約22.2%~29.8%のエンジニアが800万円以上を稼いでいるという結果があります。
需要の高い技術を持つエンジニアや、長期で高単価案件を複数持っているエンジニアなどが含まれます。

年収1,000万円超の層

約9.1%~10.6%と、全体の1割弱を占めています。
ハイレベルなプロジェクトに参画できるだけの技術力や実績、コミュニケーション能力を兼ね備えている人ほど、このレンジで安定して稼ぎやすい傾向があります。

若年層でも高収入を得られる可能性

年齢別に見ると、30代以下のフリーランスエンジニアの約8.8%が年収1,000万円以上を達成しているという調査結果もあります。
若手であっても需要の高い技術分野に強みがあったり、早い段階でキャリアをフリーランスに切り替えたりすることで、高収入を得ることが可能な時代になっています。

【タイプ別】フリーランスエンジニアの平均年収まとめ

タイプ別フリーランスエンジニアの平均年収まとめ

年代別の平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収は、年代によって以下のように推移していると報告されています。複数の調査データを総合すると、年齢が上がるにつれて平均年収も増加する傾向が見られます。

【年代別平均年収】
20代: 約510万円~520万円
30代: 約558万円~630万円
40代: 約620万円~670万円
50代: 約630万円

これらの数値は、Relanceが実施した「フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査」や、他の調査機関のデータを基にしています。
参考:RELANCE.JP

さらに、同調査によれば年収1,000万円以上を稼ぐフリーランスエンジニアの割合は次のとおりです。

20代: 約5.98%
30代: 約8.01%
40代: 約12.67%

年齢が上がるにつれて、より高収入を得るエンジニアの割合も増えていることが分かります。ただし、フリーランスエンジニアの年収は年齢だけでなく、経験年数、スキルセット、担当プロジェクトの内容や規模、働く地域などによっても大きく変動するため、あくまで参考値としてご理解ください。
私自身も20代でフリーランスを始めたときは不安がありましたが、需要の高い最新技術を取り入れることで案件単価が上がり、想像以上に収入が伸びる可能性を感じました。若手でも学習意欲と行動力があれば、早い段階から高収入を目指せる時代だと思います。

プログラミング言語別の平均年収

次に、フリーランスエンジニアが扱うプログラミング言語による平均年収を見てみましょう。以下の表は、レバテックフリーランスやpaiza株式会社、パーソルキャリア株式会社などの調査を総合した推定値です。

プログラミング言語 平均年収
Go 627~710万円
Ruby 638~818万円
Python 608~858万円
Kotlin 644~990万円
Swift 641~911万円
JavaScript 594~663万円
PHP 545~884万円
Java 573~871万円
C# 575~779万円
C++ 605~924万円
C言語 601~620万円
SQL 657~700万円
VBA 611~673万円
R 650~656万円
ABAP 661万円

※数値は各調査機関のデータを基に推定したものです。
参考:FREELANCE.LEVTECH.JP
   ITPROPARTNERS.COM
   TECHGYM.JP

これらのデータから、GoやKotlin、Ruby、Pythonなどが比較的高い平均年収であることがわかります。新しい技術や需要の高い分野で使用される言語は高収入に結びつきやすい傾向があります。一方で、C言語やSQLなど古くから使われている言語も根強い需要があるため、案件次第では高単価を獲得できる可能性があります。
複数の言語やクラウド技術を組み合わせることで、より高い報酬を狙えるだけでなく、案件の幅も広がるのでおすすめです。

業種・職種別の平均年収

フリーランスエンジニアの平均年収は、担当する職種や業種によって大きく異なります。複数の調査データを総合すると、2025年時点では以下のような傾向が見られます。

職種 平均年収
ITコンサルタント 1,009~1,032万円
データサイエンティスト 911~1,003万円
プロジェクトマネージャー 948~971万円
機械学習エンジニア 1,115万円
iOS/Androidエンジニア 863~943万円
フロントエンドエンジニア 844~864万円
バックエンドエンジニア 843~876万円
インフラエンジニア 816万円
アプリケーションエンジニア 890~924万円
組み込みエンジニア 698~807万円
ネットワークエンジニア 786万円
テストエンジニア 708万円

※数値は各調査機関のデータを基に推定したものです。
上記から、ITコンサルタントやデータサイエンティスト、機械学習エンジニアなどの専門性が高く需要のある職種が高収入を得やすい傾向にあります。
一方で、テストエンジニアやネットワークエンジニアなどの職種は、他の職種と比較して平均年収がやや低めとなっています。
ただし、これらの数値はあくまで参考値であり、個々のスキル、経験、地域、案件の内容などによって年収は大きく変動します。
また、業種別の詳細な平均年収データは限られているため、職種別の情報を中心にお伝えしました。

経験年数別の平均年収

フリーランスエンジニアの年収は、経験年数が増えるほど高くなる傾向にあります。以下の表は、複数の調査データを総合して推定した2025年時点の目安です。

経験年数 平均年収
1年未満 約480~540万円
1~2年 約564~600万円
2~3年 約672~744万円
3~5年 約744~840万円
5年以上 約804~960万円

※数値は各調査機関のデータを基に推定したものです。

1年未満
駆け出しフリーランスの場合、年収は約480~540万円ほどとされています。
案件獲得に慣れるまでは低めの単価からスタートすることが多いですが、実績を積むことで単価アップが期待できます。

1~2年
約564~600万円と、少しずつ安定してくるイメージです。
1年目で培った実績や人脈を活かし、報酬交渉力が上がる時期でもあります。

2~3年
約672~744万円と、案件の種類や単価が本格的に上がり始めるタイミングです。
需要の高いスキル(AI、クラウド、セキュリティなど)を習得するとさらに上積みも可能です。

3~5年
約744~840万円と、スキルセットが充実し高単価案件を複数同時にこなせるようになるケースも増えます。
プロジェクトマネジメントなどの領域に踏み込むと報酬アップが見込めます。

5年以上
約804~960万円と、大台に乗るエンジニアが増える水準です。
豊富な経験と実績があれば、年収1,000万円超も狙いやすくなります。

フリーランスエンジニアで活動する際、一旦スキルシートを提出しますが、経験年数が長ければ企業から面談の依頼を多く受けられることは事実です。
しかし経験年数が短くても、「何をやってきたか」が大事なのであくまで参考にしましょう。
年数が長くても年収が低い人もいれば、年数が短くても年収が高い人もいます。

地域別の平均年収

フリーランスエンジニアの年収は、地域によって大きく変わることも特徴です。以下の表は、複数の調査データを総合した2025年時点の推定値です。

地域 平均年収
関東地方 約456~755万円
関西地方 約438~742万円
東海地方 約421~622万円
北海道・東北地方 約411~422万円
甲信越・北陸地方 約420~428万円
中国地方 約411~428万円
四国地方 約419~420万円
九州・沖縄地方 約398~406万円

※数値は各調査機関のデータを基に推定したものです。

地域別の傾向
関東地方
東京や神奈川など大都市圏が集中し、案件数が多く単価も高い傾向にあります。
企業によってはフルリモート案件も増えているため、地方に住みながら関東圏の案件を受注するエンジニアも少なくありません。

関西地方
大阪や京都、兵庫などでIT企業が多いです。
関東に比べるとやや単価は下がる傾向ですが、近年はスタートアップ企業の台頭で高単価案件が増えてきています。

東海地方
名古屋を中心に自動車関連や製造業系の案件が多く、組み込み系や制御系エンジニアの需要が高いです。
これらのスキルを持つエンジニアは安定した報酬を得やすいでしょう。

その他地方(北海道・東北、甲信越・北陸、中国、四国、九州・沖縄)
都市部に比べて平均年収はやや低めですが、生活コストも下がるため、実質的な可処分所得が増える可能性があります。
また、最近では地方創生プロジェクトやリモートワークの普及により、地方在住でも都市部の案件を受注しやすくなってきました。

フルリモートで対応している企業もまだまだ存在するため、地方へ移住や実家へ帰りつつも、単価が高い関東の企業の案件を受けられます。
特にスキルが高い人材については、基本的にフルリモートを受け付けていない企業でも、フルリモートを許してでも欲しいとなるケースも実際にあります。

フリーランスエンジニアが平均年収を上げる方法

フリーランスエンジニアが平均年収を上げる方法

ここからは、実際にフリーランスエンジニアがどうすれば効率よく年収を上げられるのかを解説していきます。
私も最初はどのスキルを磨けばいいのか、どんな案件に挑戦すべきなのか悩みました。しかし、方法を知れば年収を上げられることを実感しました。

① 高単価なスキルを習得する

需要が高く、単価が高いスキルを身につけることで、報酬の高い案件を獲得しやすくなります。2025年に注目されるスキルには、以下のようなものがあります。

  • AI・機械学習(Python)
    データ分析やAIモデル構築ができるエンジニアは依然として需要が高く、月単価90万円を超える案件も。
    企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める中で、AI活用はますます拡大。
  • クラウド(AWS, GCP, Azure)
    サーバーレスやコンテナ技術(Docker、Kubernetes)を扱えると、インフラ領域で高単価を得やすい。
    マイクロサービス化やDevOpsの導入が加速しているため、クラウド知識は必須スキルに。
  • ブロックチェーン / Web3
    新しい技術領域のため、エンジニアの数が不足しがち。
    DeFiやNFT関連など、案件の単価が他分野より高い傾向がある。
  • フロントエンド(TypeScript, React, Next.js)
    大規模サービスのフロントエンドでは、最新フレームワークの知識が評価される。
    SPA(Single Page Application)やSSR(Server-Side Rendering)の需要が拡大。
  • バックエンド(Go・Scala・Kotlin)
    Goはシンプルな文法と高い並行処理性能で、マイクロサービスやクラウドネイティブなアプリケーションに強みがある。
    Scalaは関数型プログラミングの利点とJava互換性、KotlinはAndroidやバックエンドで柔軟性が評価され、いずれも月単価80万円以上の案件が期待できる。

学習のコツ

  • UdemyやTechAcademyなどのオンライン学習プラットフォームを活用し、効率よくインプット。
  • QiitaやZennでアウトプットしながらコミュニティとつながり、最新情報をキャッチ。
  • OSS(オープンソースソフトウェア)への貢献や個人開発で実践力を養う。
  • ② 高単価案件を獲得する

    単価の低い案件を受け続けると、どうしても年収が伸びにくいのが実情です。営業力を高め、高単価案件を狙う意識を持つことが大切です。

    単価を上げやすい案件の特徴

    • 直接契約の案件
      エージェント経由よりも15~30%ほど高い報酬になるケースが多い。
      ただし契約書や請求書の管理など、事務作業は自分で行う必要がある。

    • 週3~4稼働の案件
      単価が高い上に、複数案件の掛け持ちもしやすい。
      スキルの幅を広げたい人におすすめ。

    • 上流工程(要件定義・設計)の案件
      実装のみよりも単価が高い傾向。
      要件ヒアリングやマネジメントスキルがあると重宝される。

    • リモート案件
      地方在住でも東京や大阪などの大都市圏の高単価案件を受注可能。
      通勤時間がない分、効率よく稼働できるメリットも。

    案件の探し方

  • エージェント(レバテックフリーランス、Midworks、ITプロパートナーズなど)
    単価交渉をエージェントが代行してくれる場合もある。複数登録で比較検討が必須。

  • クラウドソーシング(Lancers, CrowdWorks)
    単価はやや低めだが、実績作りやポートフォリオ充実に役立つ。

  • SNS(LinkedIn, Twitter(X), Wantedlyなど)
    企業や個人事業主から直接オファーを受けられる可能性あり。
    ダイレクト契約なら中間マージンが抑えられ、高単価を狙える。

  • ③ 複数の収入源を持つ

    フリーランスは案件が無ければ収入もゼロになります。複数の収入源を確保することで、安定しつつ年収を伸ばすことができます。

    副収入を得る方法

    • 技術ブログ・YouTube
      広告収入やアフィリエイト収入を狙う。
      自分の得意分野を解説する動画や記事を定期的に発信。

    • 技術書・教材販売
      Udemy、Kindle出版、noteなどで有料教材を販売。
      特定分野に強みがあれば、一度作成した教材が継続的な収益になる。

    • 個人開発
      SaaSやWebサービスを作り、サブスクリプション型のストック収益を目指す。
      運営コストはかかるが、軌道に乗れば労働時間を減らしても収入を維持可能。

    • コンサル・メンター業
      MENTAやココナラなどで、プログラミングやキャリアの指導を行う。
      1対1の指導や顧問契約など、形態によっては高額報酬も。

    ④ 自分のブランディングを強化

    「この人にお願いしたい!」と思われるエンジニアになれば、営業コストが減り、高単価案件のオファーが来やすくなります。

    ブランディングの方法

    • 技術ブログ・SNS発信(Qiita, Zenn, Twitter(X)など)
      ノウハウを公開することで専門家としての認知度がアップ。
      フォロワーが増えれば企業やエージェントからのオファーも増える。

    • 登壇・イベント参加
      技術カンファレンスや勉強会で発表し、知名度を高める。
      イベント登壇の実績はポートフォリオとしても強力なアピール材料。

    • GitHubでOSSに貢献
      コードを公開していると、スキルレベルを客観的に示せる。
      スカウトされる可能性が高まる。

    • ポートフォリオサイトの作成
      過去の実績や使用技術を整理し、ビジュアルにアピール。
      リンクを送るだけで、クライアントが詳細を把握しやすい。

    ⑤ 交渉力を身につける

    日本では交渉しないエンジニアが多いとされていますが、交渉次第では月5~10万円アップするケースもあります。

    単価交渉のコツ

    • 相場のリサーチ
      他の案件の単価や相場を把握し、自分の市場価値を理解する。
      根拠を持って交渉すると説得力が高まる。

    • 納品物の質とスピードをアピール
      クライアントに「この人なら短期間で高品質な成果が出せる」と思わせる。
      実績を提示する際に、数値や具体例を入れると効果的。

    • 他案件との比較を示唆
      「他の案件も検討している」と伝えることで、交渉材料に。
      ただし、強引すぎると逆効果なのでバランスに注意。

    • 段階的な単価アップを提案
      3ヶ月後や6ヶ月後の再交渉を契約時に取り決める。
      実績に応じて段階的に報酬を上げてもらう仕組みを作る。