賃貸不動産経営管理士のおすすめ通信講座ランキング6選!合格率・費用まとめ

2024.09.18 通信講座の比較PR

賃貸不動産経営管理士のおすすめ通信講座ランキング6選!合格率・費用まとめ

賃貸不動産経営管理士とは賃貸借契約後のトラブル対応や設備の維持・点検を行う専門家です。2021年に国家資格化されてから注目度が高まってきています。気になってはいるけど「どんな仕事なの?」「資格取得は難しいの?」という疑問を持つ人も多いと思います。

この記事では、賃貸不動産経営管理士の仕事内容や試験概要、難易度について詳しく解説しています。また、賃貸不動産経営管理士の資格取得のためにおすすめの通信講座や、通信講座の選び方のコツについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸不動産経営管理士のおすすめ通信講座ランキング

まずは、賃貸不動産経営管理士試験に合格するためにおすすめの通信講座を紹介していきます。受講料だけでなく、サポート制度や合格率などにも注目して見ていきましょう。

アガルート

料金目安 総合カリキュラム(フル):79,800円
総合カリキュラム(ライト):59,800円
受講期間の目安 6ヶ月~
サポート体制 ・質問サポート
・月1回のホームルーム制度
・学習カウンセリングチューターなど…
合格率・実績 令和4年度合格率:79.2%(全国平均の2.9倍)
令和5年度合格率:87.31%(全国平均の3.10倍)
特典・キャンペーン ・アウトレットセール
・各種割引制度
・合格特典など…
※料金は2024年9月時点

特徴

  • 毎年高い合格率を誇っているなど実績は十分
  • 厳選された教材と高品質な講師陣で口コミの評価も高い
  • コースが複数あるので自分のレベルに合わせやすい
  • アウトレットセールなどで受講料を抑えられる上に全額返金制度あり
  • サポート制度が充実しているため初学者でも高い安心感がある

アガルートは、令和4年度に79.2%、令和5年度には87.31%という非常に高い合格率を記録した大手通信講座です。多くの資格試験に対応した講座があり、知名度・人気ともにトップクラスと言えます。口コミでも「アガルートだから安心して入会できた」という書き込みが多かったです。

賃貸不動産経営管理士試験は国家資格として認められてまだ3年しか経っておらず、過去問の量が多くありません。しかし、アガルートでは講師陣が過去問を徹底的に分析し、重要な部分だけをピックアップした学習カリキュラムを提供しています。これにより、初学者でも効率良く合格を目指せるのです。

コースはフルとライトがあり、初学者ならフルがおすすめです。受講料は79,800円と決して安くありませんが、各種割引制度やアウトレットセールを活用することでコスパを抑えられます。合格時には全額返金を選ぶことも可能ですので、合格前提なら非常にコスパが良いでしょう。(※合格特典はフルのみ)

サポート面に関しては、他の通信講座よりも充実しています。気軽に質問できる制度や、悩んでいることを相談できるカウンセリング制度など、合格を目指すうえで大切なモチベーション維持に大いに役立つでしょう。新しいサポート制度も徐々に増えていますので、高い安心感のもとで勉強したいならアガルートは非常におすすめです。

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スタディング

料金目安 19,800円
受講期間の目安 3ヶ月~
サポート体制 ・課題添削
・AIサポート
・勉強仲間機能など…
合格率・実績 令和5年度合格者数:325名
特典・キャンペーン ・各種割引制度
・サマークーポン
・合格お祝い金制度など…
※料金は2024年9月時点

特徴

  • 受講料が19,800円とコスパ面では業界最高クラス
  • 講師陣が監修した高品質なオリジナルテキスト
  • すべてスマホ1台で完結するため社会人でも安心
  • 添削指導で確実に合格できる知識を身に着けられる

スタディングは、令和5年度に325名の合格者を輩出した通信講座です。スタディング最大の特徴と言えば、他の通信講座とは比較にならないほどの受講料の安さです。そこに各種割引制度や合格お祝い金制度なども活用できますので、コスパ面では大きなアドバンテージがあると言えます。

テキストの閲覧、講義動画、問題集の解答などすべてスマホ1台で完結します。そのため、社会人のように時間の確保が難しい人でもちょっとしたスキマ時間で学習可能です。もちろんパソコンやタブレットでも、インターネット環境さえあれば利用できます。

講義動画は1個あたり5分程度にまとめられているため、「長時間の動画見るのがつらい…」という人でもストレスなく勉強に励めます。とくに得点源とされている賃貸借契約(民法)を重視したオリジナルカリキュラムですので、最小限の力で合格を目指するのも初学者にとって嬉しいポイントでしょう。

サポート面では、課題を通して自分の苦手分野をアドバイスしてくれる「課題添削」があるのは嬉しいところです。その他にも、AIを用いたサポートシステムは利便性も良く、通信講座との相性も抜群と言えるでしょう。一緒に試験合格を目指す仲間を見つけることもできますよ。

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資格のTAC

料金目安 【新規開講】入門総合本科生:115,000円
総合本科生:110,000円
受講期間の目安 6ヶ月~
サポート体制 ・質問制度(電話・メール)
・Webフォロー
・採点・答案作成指導
・学習進捗変更サポートなど…
合格率・実績 非公表
特典・キャンペーン ・各種割引制度
・早割キャンペーン
・合格祝賀金制度など…
※料金は2024年9月時点

特徴

  • 入門コースが新規開講して初学者でも安心して入会できる
  • 受講料は少し高めだが割引制度や合格祝賀制度などで抑えられる
  • 15分前後で区切られた視聴しやすい講義動画
  • 過去問だけでなく新作問題で取りこぼしを防げる
  • Webを使ったフォロー制度が充実している

資格のTACの賃貸不動産経営管理士対策講座は、「総合本科コース」と「入門総合本科生コース」が用意されています。どちらも基礎から学べるコースですが、完全初学者は入門コースがおすすめです。料金は5,000円しか変わりませんので、最初から学び直したい人も入門コースを選択すると良いでしょう。

講義は「インプット・アウトプットのバランス」を重視しているため、知識を定着させやすいです。講義動画自体も15分前後で区切られていることもあり、初学者でもストレスなく何回でも見直すことができます。ネット環境さえあれば、移動時間などでも予習・復習も可能です。

直前答練や全国公開模試を解くのも非常に重要ですが、TACでは「新作問題」に関しても力を入れています。なぜなら、賃貸不動産経営管理士資格が国家資格だと認められたのは比較的最近であり、出題範囲や内容が今もなお変化し続けているからです。どんな問題が出ても大丈夫なように対策してくれますよ。

サポート面としては、TACのマイページ上で「質問メール」や「講師からのメッセージ」「ミニテスト」などさまざまなフォロー制度が利用できます。これまでの答練や模試の成績も確認できますので、自分の成長を感じやすいのも大きな強みです。

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LEC東京リーガルマインド

料金目安 合格スタンダードコース:67,930円~
合格プライムコース:44,880円~
受講期間の目安 6ヶ月~
サポート体制 ・回数無制限の質問サポート「教えてチューター」
・Webフォローなど…
合格率・実績 非公表
特典・キャンペーン ・合格お祝い金制度
・早割キャンペーン
・各種割引制度など…
※料金は2024年9月時点

特徴

  • コースが複数あり、比較的コスパが良い
  • キャンペーンや合格お祝い金制度なども充実している
  • 講師や教材に関する口コミは高評価が多い
  • 回数無制限の質問サポートで疑問をすぐに解決できる

LEC東京リーガルマインドの賃貸不動産経営管理士試験講座は、「合格スタンダードコース」「合格プライムコース」がおすすめです。講義回数などが異なりますが、学習経験者やコスパを求める人はプライムコースを選択すると良いでしょう。合格後にはお祝い金を受取ることもできます。

細かい解説よりも分かりやすさを重視しており、初学者でも理解しやすいのが特徴です。「テキストも見やすくて勉強がはかどった」「講師の質が高いのか、知識がスルスルと頭に入ってきた」など、講師や教材に対する口コミは高評価なものばかりでした。

分からない部分を分からないままにしないよう、回数無制限で質問できる「教えてチューター」というサポート制度も活用していきましょう。Webフォローに力を入れていますので、何かあったらスマホで解決できることが多いです。

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資格のキャリカレ

料金目安 49,800円
受講期間の目安 2ヶ月~
サポート体制 ・無料質問サポート
・添削指導サポート
・不合格全額返金制度
・1年間長期学習サポート
合格率・実績 非公表
特典・キャンペーン ・合格応援キャンペーン
※料金は2024年9月時点

特徴

  • 合格実績は非公表だが、口コミでの評価は高い
  • 最短2ヶ月という短期間での合格を目指せる
  • サポート面が充実しており最長1年間と期間も長め
  • アフターフォローで独立、開業サポートも用意されている
  • 受講料は安めで不合格時には全額返金制度あり

資格のキャリカレは、さまざまな資格講座を提供している通信講座です。不動産業界を専門に扱っている資格予備校ほどの合格実績などはありませんが、指導分野における実績は非常に高いです。実際に「キャリカレは分かりやすく、不安なく試験に臨めた」という口コミもありました。

そんなキャリカレの強みは、やはり充実したサポート面です。知識を定着させる質問サポート、添削サポートがあるうえに、サポート期間は最長1年となっています。卒業後のアフターフォローにも力を入れており、専属キャリアコーディネーターが就職・転職活動を全面バックアップしてくれます。

就職・転職サポートを行っている通信講座はありますが、独立・開業サポートを行っているのは珍しいです。お店をアピールするために重要なホームページを、「自分で作成できるように」テンプレートから手順が書かれた解説書まで無料で送ってくれます。有料オプションを活用すれば、すべて一から支援してくれますよ。

受講料は49,800円と、比較的安めの部類に入ります。それに加えて、定期的にキャンペーンが開催されているため、コスパ面でもおすすめの通信講座と言えるでしょう。とくに不合格時に返金される「不合格全額返金制度」は、受講者に高い安心感を与えてくれますね。

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日建学院

料金目安 短期集中Webコース:70,400円
問題解説Webコース:44,000円
受講期間の目安 4ヶ月~
サポート体制 要問合せ
合格率・実績 非公表
特典・キャンペーン 要問合せ
※料金は2024年9月時点

特徴

  • 技術系の資格取得に特化した実績のある通信講座
  • 不動産関連の資格取得にも力を入れ始めている
  • 受講料は相場付近で、受講期間も4ヶ月と初学者でも安心
  • 講義内容やサポート制度が手薄だが今後の期待できる

日建学院は、施工管理技士や建築士といった技術系の資格に特化した通信講座です。近年は不動産関連の資格取得にも力を入れており、高い実績と人気を集めています。不動産経営管理士試験に関しては参入したばかりで合格実績などはありませんが、これまでの実績があるため注目度は高いでしょう。

受講料は「短期集中Webコース」であれば70,400円、「問題解説Webコース」であれば44,000円となっており、相場付近といった感じでしょうか。初学者は短期集中Webコース、学習経験者は問題解説Webコースがおすすめです。受講期間も4ヶ月前後となっていますので、すぐにでも資格取得を狙えるのも嬉しいポイントです。

まだ参入したばかりということで、「講義内容やテキストなどが他の資格講座と比較して手薄な印象がある」という口コミもありました。それに加えて、サポート制度に関してはそこまで手厚くないのが気になるポイントでもあります。ただ、今後の賃貸不動産経営管理士の需要アップに伴って内容もレベルアップしていくと考えられます。

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賃貸不動産経営管理士の通信講座6社比較

※この表はスクロールできます。
通信講座名 受講費用 返金制度 サポート体制 合格率・実績 講義スタイル 講義時間
アガルート 総合カリキュラム(フル):79,800円
総合カリキュラム(ライト):59,800円
あり ・質問サポート
・月1回のホームルーム制度
・学習カウンセリングチューターなど…
令和4年度合格率:79.2%(全国平均の2.9倍)
令和5年度合格率:87.31%(全国平均の3.10倍)
・Web通信 6ヶ月~
スタディング 19,800円 なし ・課題添削
・AIサポート
・勉強仲間機能など…
令和5年度合格者数:325名 ・Web通信 3ヶ月~
資格のTAC 【新規開講】入門総合本科生:115,000円
総合本科生:110,000円
なし ・質問制度(電話・メール)
・Webフォロー
・採点・答案作成指導
・学習進捗変更サポートなど…
非公表 ・Web通信 6ヶ月~
LEC 合格スタンダードコース:67,930円~
合格プライムコース:44,880円~
なし ・回数無制限の質問サポート「教えてチューター」
・Webフォローなど…
非公表 ・Web通信 6ヶ月~
資格のキャリカレ 49,800円 あり ・無料質問サポート
・添削指導サポート
・不合格全額返金制度
・1年間長期学習サポート
非公表 ・Web通信 2ヶ月~
日建学院 短期集中Webコース:70,400円
問題解説Webコース:44,000円
なし 要問合せ 非公表 ・Web通信 4ヶ月~
※料金は2024年9月時点

賃貸不動産経営管理士の通信講座の選び方

ここからは、通信講座のおすすめの選び方について解説していきます。自分が何を優先するのかを明確にし、入会後に後悔しないことが大切です。

①:無料体験や資料請求をしてみる

通信講座の中には、実際に使っている教材を体験できたり、映像講義の一部を視聴できる「無料体験」や「資料請求」の提供を行っているケースがあります。これらを活用することで、以下のようなことが事前に分かるのでおすすめです。

  • 使っている教材の質
  • 講義の質
  • 講師の質

まずは、その通信講座が使っている教材の内容や質を確認することができます。「WEBテキストor紙テキスト」「書き込みしやすいorしにくい」「文字のみorフルカラーorイラスト・図解付き」「初学者向けor学習経験者向け」など、教材一つ取っても比較することは多いです。

映像講義が視聴できる場合、自分にとって理解しやすい内容なのか確認してみましょう。とくに初学者の場合、基本からしっかりと教えてくれるかは重要です。倍速再生など、機能面も確認できる場合はすべて確認しておきましょう。講師の話すスピードや声質などを確認できるのも無料体験ならではの強みです。

②:返金制度がある通信講座を選ぶ

ランキングを見てきて分かったと思いますが、賃貸不動産経営管理士試験の通信講座は決して安くありません。各種割引制度やキャンペーンを適用させれば安くすることも可能なので重要ですが、それと同時に「合格後の特典」についても確認してみましょう。

  • 教育訓練給付金制度
  • 合格お祝い金制度
  • 合格者(不合格者)返金制度

教育訓練給付金制度とは、対象コースに入会して試験に合格することで、「受講料の一部が返還される」という制度です。主に受講料の20%が返還されますので、100,000円であれば20,000円が返ってきます。合格お祝い金制度も同じく合格することで、通信講座サービスからギフトカードや現金を受け取れる制度です。

数は少ないですが、試験に合格することで通信講座サービスから「受講料が返金される」こともあります。ほとんどのケースで全額返金です。中には「不合格した場合に返金」という通信講座もあり、合格に不安を感じている人は活用してみましょう。

③:サポート体制が充実している通信講座を選ぶ

通信講座は通学講座とは違い、基本的には1人の空間で勉強することになります。そのため、分からない部分は自分の力で調べたり、勉強のモチベーションを維持するために工夫する必要があるのです。通信講座の中には、それらを支えてくれる「サポート制度」を提供していることがあります。

  • 質問制度
  • 添削課題
  • カウンセリングサポート
  • 就職・転職サポート

分からない単語や仕様が出てきた場合、講師やスタッフに電話・メール・チャットなどを使用した質問制度があるとすぐに疑問を解消できます。回数制限があるケースもありますので、事前に確認しておきましょう。添削課題もあると、自分の苦手分野や合格するためのコツをアドバイスしてもらえます。

今まで勉強したことのない分野だと、勉強や試験に関する不安だけでなく合格後の就職に関しても不安に感じることがあります。そういった際に気軽に相談できるカウンセリングサポートや、就職・転職サポートがあるとモチベーションの維持もしやすいでしょう。

賃貸不動産経営管理士の資格取得は通信講座がおすすめの理由

  • 合格するためのコツやノウハウを直接聞くことができる
  • 厳選した教材を使った講義を受けることができる
  • 学習カリキュラムが決められているから自己管理の必要がない
  • 分からない部分や苦手分野をクリアするためのサポートを受けられる
  • 勉強を続けるモチベーションを維持しやすい環境

後ほど解説しますが、賃貸不動産経営管理士の合格率はおおむね「30%前後」となっています。そこそこ難しい試験となっており、適当に勉強すれば合格できるような資格ではありません。もちろん真剣に勉強すれば独学でも合格の可能性はありますが、教材選びからスケジュール、モチベーション維持まですべて自分で行う必要があります。

しかし、通信講座であれば教材はすべて用意してくれます。その人のレベルに合ったものを用意してくれますので、効率良く勉強していくことが可能です。目で見るだけでなく、耳で聞くことで知識も定着しやすいのも通信講座ならではの強みと言えるでしょう。

自分でスケジュール管理するのが苦手な人も、しっかりと学習カリキュラムが作られている通信講座がおすすめです。質問・添削サポート、カウンセリング制度など勉強のモチベーション維持がしやすい環境にしてくれますし、合格後のアフターフォローが充実している通信講座もあります。

唯一のデメリットはコスパ面です。独学の場合、情報をネットで検索したり、友達に資料を借りるなどすれば極端な話0円で合格を目指すことができます。一方の通信講座の場合、どうしても数万円のコストがかかってしまいます。しかし、割引制度やキャンペーン、全額返金制度を活用すればそこまで気にならないでしょう。

賃貸不動産経営管理士の通信講座でよくある質問

最後に、賃貸不動産経営管理士の通信講座に対してよくある質問をQ&A形式で解説していきます。

Q. 次回の試験日はいつ?

2024年、賃貸不動産経営管理士試験の試験概要は以下のようになっています。

申し込み日 令和6年8月1日(木)~令和6年9月26日(木)
受験資格 とくになし(日本国内に居住していること以外は学歴・年齢など問われない)
試験日 令和6年11月17日(日):13:00~15:00(120分)
合格発表日 令和6年12月26日(木)

賃貸不動産経営管理士試験は年に1回のみ開催されており、2024年度は令和6年11月17日に実施される予定です。受験資格はとくに設定されておらず、受験料は12,000円となっています。合格発表日は試験後1ヶ月以上経ってからになりますので、不安な人は自己採点しておくことをおすすめします。

Q. 賃貸不動産経営管理士の合格率・難易度は?

賃貸不動産経営管理士試験の合格率と、そこから考えられる難易度は以下のようになっています。

年度 受験者数 合格者数 合格率
2023年 28,299人 7,894人 28.2%%
2022年 31,687人 8,774人 27.7%%
2021年 32,459人 10,240人 31.5%%
2020年 27,338人 8146人 29.8%%
2019年 23,605人 8,698人 36.8%%

過去5年間の合格率推移を見てみると、おおむね「30%前後」で推移していることが分かります。最も高い2019年度でも36.8%です。受験者数は2021年に30,000人を突破し、賃貸不動産経営管理士の需要が上がっていることが分かります。今後も30,000人前後を推移すると予想できますね。

賃貸不動産経営管理士試験の難易度

合格率で考えると、賃貸不動産経営管理士試験の難易度は「比較的難しい」に分類されます。合格ラインの正答率も毎年少し異なり、70%以下のこともあれば、80%という年もあるくらいです。そのため、苦手分野を作らず満遍なく知識を付ける必要がありますね。

Q. 宅建を持っている人は資格をとらなくてもよいって本当?

業務という観点から考えると、宅建士を持っていれば賃貸不動産経営管理士の資格を取得する必要はありません。なぜなら、「宅建士は独占業務があるが、賃貸不動産経営管理士には独占業務がない」からです。ただ、実際の業務内容は異なるためどちらも取得するダブルライセンスをおすすめします。

宅建士の業務

宅地建物の売買や賃貸借などの取引を仲介するのが主な仕事です。宅建士にしか行えない独占業務もいくつかあり、事務所の従業員5人に対して1人以上が宅建士でなくてはいけません。不動産業界において、宅建士の需要は非常に高いです。

賃貸不動産経営管理士の業務

賃貸物件に入居した後のトラブル・不具合対応や、退去時の敷金精算などが主な仕事です。宅建士とは違い、「入居した後の業務」が中心になります。独占業務もとくになく、宅建士でも賃貸不動産経営管理士の業務は行えます。

現在は宅建士にしか独占業務はありませんが、今後賃貸不動産経営管理士にしか行えない独占業務が誕生する可能性があるとされています。つまり、今後は「宅建士資格を持っていても、賃貸不動産経営管理士の資格が必要になる時代」が来るかもしれません。だからこそ、今の内にダブルライセンスを検討しておくのが良いのです。

Q. 試験で5問免除を受ける方法は?

『賃貸不動産経営管理士講習』を受講することで、試験の一部を免除することができます。この講習を受けることで、賃貸不動産管理に関する専門知識の習得、実務に移るために必要な能力を高めることができるからです。50問中5門の免除となりますが、それだけでも大きく合格へ近付くことができます。

【賃貸不動産経営管理士講習の概要】

実施機関 ・公益財団法人日本賃貸住宅管理協会
・公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会
・公益社団法人全日本不動産協会
講習内容 ①:2週間程度の事前学習(令和6年版「賃貸不動産管理の知識と実務」を用いた自宅学習)
②:スクリーニングによる講習を1日(上記と同じ教材を使い、確認テストも行われる) 

※会場は全国47都道府県あるが、申し込み期間や講習日時は異なるため確認が必要
修了条件 事前学習・スクリーニング講習どちらも適正に受講すること

※遅刻・早退は認められない
受講料 実施団体によって異なる
受講資格 とくになし(※申し込み方法は各実施団体によって定められている)
使用教材 令和6年版「賃貸不動産管理の知識と実務」

※書籍は事前に送られてくるため、購入時には注意しなくてはいけない

Q. 費用が安い賃貸不動産経営管理士の通信講座はどこ?

今回の通信講座ランキングから、コスパの良いサービスを3つピックアップしてみましょう。

受講料の安い通信講座

  • スタディング:19,800円
  • 資格のキャリカレ:49,800円
  • LEC:67,930円~

最も受講料が安い通信講座は「スタディング」の19,800円です。2番目に安い「資格のキャリカレ」の半分以下という圧倒的なコスパとなっており、安さのみを求めるなら一択と言って良いでしょう。特典やキャンペーン、サポート制度も充実しています。

2位のキャリカレは、受講料が安いだけでなく「不合格時の返金制度」や「長期間学習サポート」など、スタディングにはない強みもあります。3位の「LEC」もスタンダードコースが67,930円からなので安めですし、合格お祝い金制度も用意されていますよ。