「成長実感」「やりがい」に関するアンケート【高卒社会人向け】 8割以上が仕事にやりがい感じると回答(2024年2~3月)
2024.04.15 ニュースリリース
「成長実感」「やりがい」に関するアンケート【高卒社会人向け】
8割以上が仕事にやりがい感じると回答(2024年2~3月)
高校生の就職を支援している株式会社ジンジブ(大阪府大阪市、代表取締役:佐々木満秀、証券コード:142A 以下「ジンジブ」)は、主催する高卒の新社会人向けの研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」に参加した2023年入社の高卒の新社会人(18歳〜22歳)向けに、1年間社会人として働いた経験をもとに「成長実感」や「仕事のやりがい」についてのアンケート調査を実施いたしましたのでご報告いたします。
2024年4月入社向け「ROOKIE’S CLUB」は4月15日より、東京・大阪・福岡・名古屋・仙台・広島にて開催いたします。
■調査結果の特徴
- 高卒新社会人の45.1%が「コミュニケーションスキル」に成長実感があると回答。
- 「仕事を辞めたいと感じたことがあった」48%。理由は「人間関係」がトップで34.7%。
- 現在の仕事に「やりがいを感じる」87.2%。「任せられた仕事をやり遂げたとき」39.3%。
■調査概要
【調査期間】 2024年2月19日~2024年3月13日
【調査方法】 高卒の新社会人向け研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」の参加者に対するアンケート回収
【調査対象】 高卒の新社会人(18歳~22歳)
【有効回答】 N=102人
<アンケート結果>
■成長実感に関して
1.1年間を振り返って自身の成長実感があるのはどんなことですか?※複数回答可 (n=102)
ルーキーズクラブ研修に参加した高卒1年目の社会人に、1年を振り返っての成長実感について質問したところ、45.1%が「コミュニケーションスキル」と回答しました。具体的に「初対面の人とも緊張せずに会話ができるようになった」「言葉選びを慎重にするようになった」「幅広い年代の人と話す機会が増えた」など、社会人に出て目上の人と接する機会が増えたことで、敬語や話し方が上達したという意見が多く見られました。
次に、「視野が広がった」(26.5%)では、「失敗に落ち込んでいたが、伸び代だと思えるようになった」「人の考え方や意見を聞いて、自身の行動や考え方の視点が広がった」など、考え方が変わることで行動が変わったという声がありました。
2.1年間の研修を通して、チームメンバーはどんなことが成長したと思いますか?※複数回答可 (n=102)
1年間の研修を通してのチームメンバーの成長について質問したところ、1位は「コミュニケーションスキル」が79.4%と、8割の方がともに研修を行った社外同期にコミュニケーションスキルの変化があったと回答しました。次いで、「視野が広がった」(27.5%)、「感謝の心が増えた」(26.5%)、「周りに思いやりが持てるようになった」23.5%と、客観的に見て感謝や思いやりができるようになった方が多いことが分かります。
3.1年間を通して仕事を辞めたいと感じたことはありましたか?(n=102)
高卒1年目の社会人に1年間を通して仕事を辞めたいと感じたことがあったか質問したところ、「感じたことがあった」48%と回答しました。一方で、「感じたことはない」が40.2%、「答えられない・分からない」が11.8%でした。
■離職懸念に関して
4.どんな時にやめたいと感じましたか? ※最も感じた理由をお選びください(n=49)
設問3で「仕事を辞めたいと感じたことがあった」と回答した方に、どんな時に辞めたいと感じたか質問したところ、「人間関係が上手くいっていない時」(34.7%)でした。高校生の早期離職の要因として最も多いのが「人間関係」であることからも、高卒社会人の定着を左右するのは、「人間関係」が最も重要と言えます。(※1)
※1 「高卒早期離職に関するアンケート調査(21年12月)」ジンジブ調べ
5.それをどうやって乗り越えましたか?※複数回答可(n=49)
設問3で「仕事を辞めたいと感じたことがあった」と回答した方に、どうやって乗り越えたか質問したところ、「家族・友達に相談して」(16.3%)、「会社の同期・上司に相談して」(14.3%)と身近な人への相談をするという回答が3割ある一方で、「時間が解決した」(28.6%)や「仕事を辞めるリスクを感じたため割り切った」(14.3%)と、4割以上の方が自身で割り切っていることが分かります。
■仕事のやりがいに関して
6.現在の仕事にやりがいを感じますか?(n=102)
高卒1年目の社会人に、現在の仕事でのやりがいについて質問したところ、「頻繁に感じる」(28.4%)、「時々感じる」(58.8%)と、87.2%の方が現在の仕事にやりがいを感じながら働いていることが分かりました。(昨年同アンケート3.7%増加)(※2)一方で、「ほとんど感じない」(9.8%)、「全く感じない」(2.9%)でした。
7.やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか? ※複数回答可(n=89)
設問7で「やりがいを感じる」と回答した方に、やりがいを感じる瞬間について質問したところ、「任せられた仕事をやり遂げた時」39.3%、「上司や先輩に褒められた時」16.9%、「目標を達成したとき」14.6%と、上位の回答は自身の仕事での成果に関連のある項目となりました。昨年の同アンケート調査では「素敵な人に囲まれて仕事をしている時」(30.2%)が最も多い回答でした。(※2)
研修でのマインドセットを通して、仕事に対する見方や考え方が変わり、より自身の仕事に対しての責任感ややりがいが芽生えていると推察できます。
※2 「1年間の成長実感と働きがいに関する高卒社会人のアンケート調査(23年2月)」ジンジブ調べ
8.2年目になるにあたって後輩ができた時、どんな先輩になりたいですか?※複数回答可(n=102)
高卒社会人の方に、2年目になるにあたって後輩ができた時、どんな先輩になりたいか質問したところ、「相談に乗れる人」が65.7%でした。続いて、「周りから信頼されている人」、「よく褒める人」が同率で37.7%でした。
社会人1年目で辞めたくなった経験の中から「同僚や上司への相談」が少なかったことや、やりがいを感じる瞬間として「上司や先輩に褒められた時」の回答が多いなど、自身の体験を踏まえて後輩に接したいという気持ちがあると推察できます。新卒社員に接する際には、定期的に相談に乗ったり、褒めて認めてあげる機会をつくることが大切と言えそうです。
<アンケートと1年間の研修を振り返って>
今回のアンケート結果によると、ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)に1年間参加した高卒の新社会人が成長したと実感したことは、「コミュニケーションスキル」が45.1%と最も多く、社会に出て年齢や価値観が様々な人と接する機会が増えたことで、敬語や話し方が上達したという意見が多く見られました。また、1年間の社会経験や研修を通して「視野が広がった」「感謝の心が増えた」「体力や忍耐力がついた」の回答も多くありました。
一方で仕事を辞めたいと感じたことがあったか質問したところ、「感じたことがあった」48%でした。理由として最も多い回答が「人間関係が上手くいっていない時」で、社内での「人間関係」は高卒社会人の定着やモチベーションに大きく影響すると言えます。
また、87.2%の方が仕事でやりがいを感じて働いていることが分かりました。理由として「任せられた仕事をやり遂げた時」、「上司や先輩に褒められた時」、「目標を達成したとき」と自身の仕事での成果がやりがいに繋がっていることが分かります。2年目になるにあたってどんな先輩になりたいかという質問では「相談に乗れる」「よく褒める人」が上位回答であったことから、自身が仕事で悩んだ時に「相談できる人が欲しかった」または「相談に乗ってもらい嬉しかった」「褒められてやりがいを感じた」と感じた経験も影響していると推察ができます。
以上のことから、高卒の新卒社員がやりがいを持って働くためには、人間関係を良好に保つコミュニケーションと、視野の広がりや感謝の心を感じられる教育育成を心がけること、相談ができる環境を設けることが重要であると分かります。職場では新卒社員に寄り添い、スキルだけでなく社会人としてのマインド育成やメンタル面のフォローアップを行う土台になる環境づくりが必要です。
ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)では、仕事が辞めたくなる要因でもある社内での人間関係や組織への前向きな関わり方、仕事に向き合いやりがいを持って働けるような捉え方など、社会人としてのマインドやコミュニケーションに関するプログラムに重点を置き、もう一つの居場所として寄り添ってまいりました。
3月の研修修了後には、コミュニケーション力が向上したには「99%」、視野が広がったには「98%」の回答がありました。その成長実感の結果もあり、87.2%の方が仕事でやりがいを感じて働いていると実感ができたのではないかと振り返ることができます。
■アンケート属性
■ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)とは
高卒の新社会人に向けて、企業への定着と「同期と一緒に成長」することを目標にキャリアに向き合う研修プログラムです。1年間を通して社会人として必要なマインドセットとスキル育成を行います。社会人のマインドセットを行い、視野を広げ、物事の見方・捉え方が変わることで、自ら学ぶ楽しさや気付く力が身に付きます。
研修には元教師、キャリアコンサルタント資格保有者、現役人事などの様々な社会経験を持つファシリテーターがチームと向き合い、進行や客観的なアドバイスを行い、視野を広げるお手伝いをします。また、多数の企業が集まりチームで行うグループワーク中心のため、社外に「同期」と呼べるつながりをつくることができます。会社とは別のコミュニティに参加し、悩みを共有し励まし合い、高め合うことで、心理的に安心できる居場所を作り、企業様と共に社会人1年目のルーキーたちの成長をサポートいたします。
2024年度の実施予定
■ 株式会社ジンジブについて
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。
同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。
● 高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。
<会社概要>
◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/ )
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
代表取締役:佐々木 満秀
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
資本金: 2億5,900万円(2024年3月末現在)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
2023年3月「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証。
2023年「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(経済産業省)に採択。
2023年12月「第13回キャリア教育アワード」(主催:経済産業省主催)にて「優秀賞」を受賞。