現役高校生が選ぶ、「理想の上司ランキング」~10月16日はボスの日~
2023.10.12 ニュースリリース
高校生の就職を支援 している「 ジンジブ 」 (本社 ・ 大阪府大阪市)は 、10月16日の「ボスの日」にちなみ、現役高校生に向けて「理想の上司」をテーマに、「有名人部門」「アニメキャラ部門」「上司にかけられたい言葉部門」に分けてアンケートを行いました。ランキング結果をご報告いたします。
- 「有名人部門」の1位はYouTuber歴10年以上の「HIKAKIN」、2位は有名司会者
- 「アニメキャラ部門」の1位は「フリーザ(ドラゴンボール)」で2年連続、2位はあのキャラクター
- 「言われたい一言部門」の1位は「ありがとう」、2位以下は…
【調査概要】
調査期間:2023年9月22日~10月6日
調査方法:合同企業説明会「ジョブドラフトFes」来場の高校生・「ジョブドラフトNavi」会員へアンケート回収
対象者 :高校1年生~高校4年生 ※4年生は定時制課程
有効回答数:153人
■調査背景
高校生の新卒採用は、2024年3月卒の求人倍率が「3.52倍」と、昭和60年3月卒の統計開始以来最高値を記録するほど注目を集めています。(※)
その一方で高校生の就職活動は、求人票や短期間での応募先選定や、一人一社ずつの応募などアナログなやり取りや長年続く仕組みがあることから、キャリア教育への取り組みの強化が必要と言われています。
ジンジブでは高校生が「働く」ことについてどう捉えているかを知るためにアンケートを行っています。
今回は10月16日の「ボスの日」にちなみ、高校生の理想の上司像についてのランキングや、上司についてのアンケートを行い、高校生の世代にとっての上司部下の関係について見ていきます。
※出典: 令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」(7月末) 厚生労働省
■アンケート結果
【アンケート】あなたはボス(上司・リーダー)になりたいと思いますか? (n=153)
現役高校生に「ボス(上司・リーダー)になりたいと思いますか」と聞いたところ、「なりたい」と答えた人は15.0%でした。「頼まれたらなりたい」は20.9%、「できればやりたくないが頼まれたらやっても良い」は最も多い31.4%、「なりたくない」と答えた人は22.9%でした。
理由を見ると、「なりたい」と答えた人は、「向いていると思う」「積極的に前に出ることが好きで、やった後の達成感がある」という自身の経験や適性を踏まえての理由や、「やってみたい」という意欲的な回答がありました。
一方で、「頼まれたらなりたい」と答える人には、「頼られたい」「自信はないが頼られたら期待に応えたい」「周りが認めてくれたらやってみたい」など周囲との関係に関する声が多くあげられました。
「できればやりたくないが頼まれたらやっても良い」と答える人からは、「責任を取ることへの不安」「リーダーシップをとることに自信がない」など責任・自信といった言葉が多く、したくない、向いていないと思う反面、頼まれたら期待に応えたいという理由が多く見られました。
「やりたくない」と答えた人からは、「自信がない」や「苦手」と言った回答が多く見られました。
自己実現として「ボス(上司・リーダー)」になりたい人は全体的には少数派に見えますが、「できればやりたくないが頼まれたらやっても良い」まで含めると、67.3%が「やる」と答えています。
引き受ける理由からも、上司のことを、「頼りになる」「周りに認められている」「信頼されている」「皆を引っ張る」存在であると、ポジティブに認識していることが分かります。
【アンケート】あなたはどんなボス(上司・リーダー)になりたいと思いますか? (n=153) 複数回答可
次に「どんなボス(上司・リーダー)になりたいと思うか」を質問したところ、「相談に乗れる親身な人」と答えた人は59.5%で最も多く回答がありました。次に「周りから信頼されている人」49.7%、「よく褒めるなど人を生かす人」43.1%、「ご飯に連れて行くなど面倒見の良い人」34.0%と続きます。
「リーダーシップがある頼りになる人」「冷静で的確な指示が出せる人」「すぐに行動・決断できる人」が後に続きますが、先頭に立って指示を出すなどリーダーシップを発揮するタイプよりも、周囲をよく見て関係性を大切にしてフォローアップするタイプのリーダーに対して理想を持っている人が多いことが読み取れます。
前の質問の「頼まれたらやりたい、やっても良い」と答えた人の多くの理由に「頼られること」「周囲から認められること」の回答が多くあったことにも関連していると言えそうです。
【現役高校生が選ぶ理想の上司ランキング 有名人部門】
1位 HIKAKIN (YouTuber)
2位 明石家さんま (お笑いタレント・司会者)
3位 橋本環奈 (女優)
4位 志村けん (コメディアン)
【理想の上司ランキング 有名人部門の総評】
現役高校生が選ぶ「理想の上司ランキング」の有名人部門では、1位がYouTuberの「HIKAKIN」、2位はお笑いタレントや司会者の「明石家さんま」、3位は女優の「橋本環奈」、4位はコメディアン「志村けん」でした。
HIKAKINさんには「優しそう」、「良い人そう」や、「お金持ち」という理由が多くありました。HIKAKINさんのYouTubeを子供のころから見続けたことで理想像につながったのかもしれません。
2位の明石家さんまさんには「面白い」、「優しくて親身になってくれそう」、3位の橋本環奈さんには、「優しそう」、「可愛い」、4位の志村けんさんには、「面白くて面倒見が良さそう」という声が上がりました。
ランキング上位者以外にも理由には、「優しい」「頼りがいがありそう」「面白い・楽しそう」と多く書かれていたところから、優しさや頼りがいや明るくなれるところに上司の理想を見ていることがわかります。
その他に選ばれた有名人:アンミカ、キヨ。(YouTuber)、阿部寛、岡本信彦(声優)、櫻井翔、渋谷ハル(バーチャルYouTuber)、松本人志(ダウンタウン)、上田晋也(くりぃむしちゅー)、大泉洋、天海祐希、田中圭、松本潤など
※ランキング投票は自由記述
【現役高校生が選ぶ理想の上司ランキング アニメキャラ部門】
1位 フリーザ(ドラゴンボール)
2位 ドラえもん(ドラえもん)
2位 野原ひろし(クレヨンしんちゃん)
4位 リムル=テンペスト(転生したらスライムだった件)
5位 孫悟空(ドラゴンボール)
5位 五条悟(呪術廻戦)
【理想の上司ランキング アニメキャラ部門の総評】
現役高校生が選ぶ「理想の上司ランキング」のアニメキャラ部門では、1位にはドラゴンボールの敵役「フリーザ」、2位にはドラえもんの「ドラえもん」とクレヨンしんちゃんの父親の「野原ひろし」、4位は転生したらスライムだった件の主人公「リムル=テンペスト」、5位にはドラゴンボールの「孫悟空」と呪術廻戦の「五条悟」が選ばれました。
フリーザは昨年のランキングに引き続き1位となりました。理由を聞いたところ、「適切に評価をして褒める時は褒めてくれそう」「部下をしっかりと見ている」「福利厚生がバッチリ」など、悪役ながら大きな組織のボスとしてのふるまいや取り組みに票が集まる結果となりました。
2位のドラえもんには、「なんでもありだから」「寄り添って考えてくれそう」「どこでもドアを出してほしい」などの声がありました。同じく2位の野原ひろしには、「たまにいいこと言ってくれる」「いざというときに動ける」と声がありました。4位のリムル=テンペストには、「頼れる」「部下に信頼されている」、5位の孫悟空と五条悟には「強いから」という声が見られました。
部下との関係性の中で、適切な評価をしてくれる人、頼れる存在であることに理想を持っていることが分かります。
その他に選ばれたアニメキャラ:モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)、リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)など
※ランキング投票は自由記述
【現役高校生が選ぶ 上司に言われたい一言ランキング】複数回答可
【上司に言われたい一言ランキングの総評】
現役高校生が選ぶ「上司に言われたい一言ランキング」では、1位は昨年に引き続き「ありがとう」57.5%でした。2位以下と大きく引き離して支持を得ました。次いで、「いつも助かっています」35.3%、「成長したね」34%、「あなたがいてくれてよかった」33.3%、「よくやった・すごいね」32%、「頑張ってるね」30.7%と続きます。
とった行動に対して、感謝や、助かっていると上司が肯定的に感じていることを言葉にしてもらいたいと思っていると考えられます。また本人が成長したことや、上手くいったこと、努力の過程についての言葉も喜ばれると考えられます。
高校生の世代には、「ありがとう」や「助かっている」という上司からの感情を伝えること、本人の成長や努力の過程を伝えることを意識するとポジティブなコミュニケーションがとれるかもしれません。
※ランキング投票は複数可の選択式
<アンケート調査結果を受けて>
「理想の上司」アンケートの結果から、「ボス(上司・リーダー)」になりたい、なっても良いと回答する高校生の世代は、3分の2ほどいることが分かりました。引き受ける理由を見ると、「上司」に対して、「頼りになる」「周りに認められている」「信頼されている」「皆を引っ張る」存在であるとポジティブに認識していることが分かります。
将来なりたいと考える「理想の上司像」には、「相談に乗れる親身な人」「周りから信頼されている人」「よく褒めるなど人を生かす人」「ご飯に連れて行くなど面倒見の良い人」など周囲をよく見て関係性を大切にしてフォローアップするタイプのリーダー像を描いていることが分かります。
理想の上司ランキングでは、社内を明るくしてくれるや、適切な評価をしてくれる、周りからの信頼がある・頼れるなど、を理由に投票をしています。また、上司からかけられたい言葉では「ありがとう」や「いつも助かっています」など感謝の言葉や労いの言葉が上位を占めました。
以上のことから、高校生の世代は、上司と部下の関係性を大切にし、個人個人の相談に乗ったり、褒めることや感謝・労いのコミュニケーションを取り、周りから頼りにされている存在に理想の上司像を描いていることが分かります。
職場内で上司と部下もこのようなコミュニケーションがとりやすい環境になっているか、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
「現役高校生が選ぶジョブドランキング」では今後も「働く」に関するアンケートをランキング形式でご紹介します。
<回答者属性>
参考:2022年のランキング結果「現役高校生が選ぶ、理想の上司ランキング!」
https://jinjib.co.jp/archives/9030
■ 株式会社ジンジブについて
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。
● 高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。
プレスリリース本文:現役高校生が選ぶ、「理想の上司ランキング」
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