ジョブドラフトFesで築く採用成功のカギ【高卒採用成功事例】

2024.05.24 ジョブドラフトFes

セントラル警備保障株式会社

企業情報
企業名:セントラル警備保障株式会社
従業員数:3,628名(令和6月2月末)
業種:サービス業(警備)
募集職種:
①警務職(総合職:常駐警備、東京・神奈川配属)
②警務職(総合職:常駐警備、千葉・埼玉・愛知・静岡・京都配属)
③警務職(総合職:常駐警備、大阪配属)
④技術職(総合職)

直接の接点作りに期待した「ジョブドラフトFes」

ー 東様、本日はよろしくお願いします。
  高卒採用は長年実施されていますか?

当社は一貫して高卒採用を行っており、多い時期には30名ほどを採用していました。現在も大卒採用と並行して進めつつ、高卒採用は1割程度を占めています。

ー 東様は採用担当になられてどれくらいですか?

3年目になります。
前任がジョブドラフトを開始した後に、高校生の採用担当になりました。
私自身は15年ほど現場で警備業務に従事しており、直近のキャリアはシルバー人材を扱うグループ企業に出向していました。
多岐に渡る現場経験を積んだ後、現在は採用を担当しています。

ー ジョブドラフトFesに力を入れられた理由はありますか?

人事部に異動したばかりの頃、高卒採用のルールがあることを知りませんでした。
学業を優先するために1つの会社しか選べない地域がほとんどであることからミスマッチが起こりやすいことを知り、会社のことを直接伝える機会が重要だと思いました。
高校生と交流する・会社のことを伝える場所が、大卒採用に比べると極端に少ないため「ジョブドラフトFes」に出展し、高校生が会社のことを知る、直接の接点を増やしたいと考えて力を入れました。

ー ジョブドラフトFes経由での応募はありましたか?

これまで全国のジョブドラフトFesの会場に出展しました。採用した方は7割くらいがジョブドラフトFesで出会った方々です。
どの会場でも必ず1名は採用につなげたいという思いで説明を実施していました。

高校生を惹きつけるために自社分析をしっかりと

ー セントラル警備保障株式会社様のブースは、いつも明るく魅力的で、たくさんの高校生が集まっていましたね。
 ジョブドラフトFesでのアプローチに力を入れているポイントはありますか?

採用担当者として私自身が「心をオープン」にして楽しそうに会社説明を行い経験を話すことで、まずは選択肢に入れてもらうことを意識しています。
求人情報だけでは伝わりにくい仕事の魅力を伝えるためには、エピソードやストーリーを交えて楽しく話すことが必須ですね。
何度も話をしているので、どこで高校生が笑ってくれるかエピソードを練っています。学歴や学閥もない環境のアピールや、現場で経験した体験談のエピソードが特に高校生に興味を引くことが分かりました。
どんな企業にも良いところがあります。自分の企業を高校生目線で、分析することが重要だと思います。
採用担当になった時に、改めて「うちの会社の魅力はなんだろう?」と深掘りをしました。
当社の場合は、「東証プライムに上場しているので安定・安心して働けること」、「高卒の新卒給与としても良いということ」、「お客様に感謝される機会が多いので自分のモチベーションにつながること」、「会社が社員のことを想っていること」を伝えていますね。

求人票ではわからないを解決する「漫画」と「Naviサイト作り」

ー 雰囲気作りは高校生への第一印象を決める上ですごく大事ですよね。
高校生向けにどんな採用ツールを用意していますか?

高校生は、まさにTikTokなどSNSで情報を見ている世代です。
求人票などの活字を出しても目に留まらないと思って、漫画で会社案内を作りました。シリーズ化して5作品使用しています。

Naviサイトは当初フリー素材などで作っており、それでは伝えたいことやイメージが伝わらないと考え、イメージしやすい写真を追加するなどこだわって作りましたね。


ー ジョブドラフトFes以外にはどのような採用活動をされていますか?

ジョブドラフトのサービスサポートにある「学校一覧・就職一覧」を参考にして、求人票の送付、学校訪問を行いました。

来年度は、求人票とセットで高校にも漫画を送っていきたいです。
地元に残りたい方も多いため募集の職種も選択できるように工夫しています。
求人票送付も全国に広げ、都道府県別に求人票を作成するようにしていきます。
漫画コンテンツには先輩社員をモデルにしたストーリーも加えて作成していきたいです。

ミスマッチ防止のカギは誠実なデメリットの伝え方

ー 高卒採用では、早期離職の問題なども言われていますが、定着率はいかがでしたか?

ジョブドラフトFesからの採用者は1年以内での離職者がいません。
実際、大卒採用の方よりも辞めていないです。高卒採用の定着率は活動の仕方で大きく向上するように思います。
自分で選んで納得して入社いただくことで、意志を持った光る人材に出会えるように思います。

ー ミスマッチをなくすというところで意識されていることはありますか?

会社を高校生から見た時に悪い点(デメリットになる点)の伝え方が、すごく大事だと思います。はっきり言った方がいいと思うのです。
当社の場合は、高校生から見たら嬉しくない24時間3交代のシフト制です。理由をきちんと説明して納得していただくようにしています。
24時間勤務は、シフトイメージを説明するとワークライフバランスが取りやすいとポジティブに捉えられます。高校生のイメージを変えることが大事だと思います。
会社の魅力としっかり向き合うことが採用には重要だと思います。

ー 東様が高校生一人一人に真摯に向き合われていらっしゃることで、信頼関係が築けてるように思います。
  教育への取り組みもございますか?

今の高校生は、学校教育でも叱られてきていないですよね。入社に必要な書類の提出期限など、守れない時には、しっかりと伝えていくことも重要だと思います。
企業として「成長させたい」「一人一人と向き合いたい」とういう姿勢は示していきたいです。
制度としては高卒新卒向けの内定式を始めました。
多くの企業が10月を目途に大卒採用の内定式を行いますが、9月中旬から選考試験が始まる高卒内定者に参加してもらうのは難しいと考えたためです。高校生も自分が就職する会社の内定式に出たいと思うのです。
同期の顔を見て安心することもあると思いますし、入社前に社会に出るマインドセットの機会になればと思います。

ー 最後に人事の方へメッセージをいただけますか?

高校生、保護者の方、高校の先生との信頼関係が最重要だと思います。
ファーストインプレッションが大切ですし、現代の学生は企業が学生との信頼を築こうとする姿勢を求めています。しっかりと向き合い、誠実な姿勢を大切にして、自社の魅力を分析し伝えることを意識されるとよいのではないかと思います。
高卒採用に力を入れるならまず、直接高校生とコミュニケーションが取れる「ジョブドラフトFes」への参加をおすすめします。
次に、先生との意見交換の場として、「先生Fes」も自社の魅力を伝播するには良い導入ではないかと考えます。先生に自社の魅力を後押ししてもらえるくらい、心強いことはありません。
また、このFesは優秀なカスタマーサポートが有効打を一緒に検討してくれるので費用対効果も決して悪くないです。

ー 東様の真摯に向き合われる姿勢と、柔軟な創意工夫が高校生の興味を惹きつけていることが分かりました。
 本日はありがとうございました。

「成功事例集」無料資料ダウンロード